ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2014年10月 2日

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2014年10月02日秋の清掃活動

富士箱根伊豆国立公園 富士五湖 小西 美緒

富士北麓はすっかり秋の気配です。
事務所のある生物多様性センターの周辺の木々も
赤く色づき始めています。

忙しかった富士登山シーズンも無事終了し、
業務も少しずつ落ち着きを取り戻しつつあります。
富士山に登れなくなるこれからの季節は、
夏の間なかなか行く事のできなかった、
その他の山々を中心に巡視をしていくことになります。

そんな中、本栖湖畔の「本栖湖西岸クリーン大作戦」
に参加してきました。

本栖湖は富士河口湖町と身延町にまたがった湖です。
その西側半分が位置している身延町では、
1年に一度西岸の清掃活動を行っていて、
今年で25回目を数えます。昨年度は別の業務のため
参加できなかったので、今年初めて参加することができました。


当日は沢山の方が参加されていました(2014年10月1日撮影)



開会式後は早速二手に分かれて湖畔沿いを清掃しました。
私達が担当した箇所は湖畔に草が生い茂っているせいか、
利用者も湖畔に下りてこないようで、驚くほどゴミは少なく、
『このままではゴミ袋が空のまま終わってしまうのでは?』
と心配になるほどでした(良いことなのですが)。

しかしながら、道路脇に車が駐車できるスペースがある所は
残念ながら空き缶やお菓子のゴミが僅かではありますが、
捨てられていました。


清掃活動を行う山岸保護官(2014年10月1日撮影)



それでも予想以上に少ないゴミで、皆さんの意識が
高くなっていることを感じ嬉しくなり集合場所に戻ってみると、
もう1つの班の方では大量のゴミを回収していました。。。。。


なんとサーフボード?!まで・・・(2014年10月1日撮影)



1時間少々の活動でしたが、大勢の力があれば短時間でも
これだけの成果がでる事を改めて実感しました。
そして、ゴミが捨てられやすい場所に特徴があることも
再認識しました。

今後の巡視の際はそのような箇所を重点的に
見ていくようにしていきたいと思いました。


富士山麓では本当に多くの方々が美しい富士山を守ろうと
地道に清掃活動をされています。でも、捨てる人がいなくなれば、
その方々はもっと別な方法で富士山をより良くしていく活動に
力を注ぐ事ができるはずです。

「捨てる人」をなくすこと、そのための啓発活動に
力をいれていきたいと改めて思いを強くした1日でした。

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