関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、日光、尾瀬、秩父多摩甲斐、小笠原、富士箱根伊豆、南アルプス国立公園があります。
11月19日、旧天城峠と八丁池を結ぶ上り御幸(のぼりぎょうこう)線歩道を巡視した際の八丁池は、そよ風程度の風のおかげで水面がぴんと張り、まさに「瞳」のように空を映し出していました。
(八丁池:2014年11月19日撮影)
写真にも写っているように、池の周りの木々の葉が落ちて紅葉は終わっていましたが、風に揺れる木の葉の音が少なくなり、静けさが辺りを包んでいました。
これから冬を迎えると、雪に覆われたり水面に氷が張ったりして、また違った印象となる八丁池。
年間を通して訪れることができる場所ですが、人が訪れるとやはり景観やゴミの問題が発生します。
19日の巡視の際に拾ったゴミは、紅葉シーズン前よりも多く、少々残念な気持ちになりました。
どんな場所を訪れても同じですが、ゴミはきちんと持ち帰り、次に訪れる人が気持ち良く過ごせるよう心がけていただけると嬉しいです。
秋も終盤となりあまり花の姿が見られなかった今回の巡視ですが、下山中にキッコウハグマと出会いました。
足元に咲く小さな植物のためにも、マナーを守って自然の中で過ごしましょう。
<おまけ>
天城山中の紅葉は終わり間近ですが、沼津事務所の目の前にある香貫山(かぬきやま)は、紅葉シーズン真っ盛りです。
(11月26日撮影)
10月29日のアクティブレンジャー日記の写真と比べると一目瞭然です。