ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2015年2月

13件の記事があります。

2015年02月20日奥日光の積雪状況

日光国立公園 櫨木 めぐみ

昨日、奥日光へ足をのばしてきました。道中のいろは坂の状況はというと、除雪車のおかげで安心して走れます。ただし、陰になっているところや雪が溶けかかっているところなど混在しているので注意は必要です。

さて、はじめに温泉寺が隣接している湯ノ平湿原の歩道状況を見てきました。同じく日光湯元にある湯ノ湖周回線歩道は、12月半ばから全面通行止めにしているので湯ノ平湿原の歩道も通行できない状況は承知の上でしたが、どんな状況か確認したところ、雪原が広がっていました。雪がない頃の写真と比べてみると同じところとは思えないほどです。歩道の敷板はもとより手すりの姿形なく雪に埋没していました。

この歩道は平成13年度に工事が入りましたが、その後の年月を経て老朽化しています。定期的な点検や補修の跡でつぎはぎの状態ではありますが、毎年これだけの雪に埋もれて耐えてきたのかと関心すらしてしまいます。とはいえ、歪んでいたり全体的に傷んできていたりすることも確かです。そこで老朽化に伴い、今後改修工事を予定しております。ただし、快適な歩道になるには、まだまだ時間がかかりますのでご了承いただきますようお願いいたします。それまで、雪が解けて通行可能になった際には、足下など歩行の安全には十分配慮していただき、大雪等を堪え忍んできた痕が残る歩道なのだと感じてご理解頂けたらと思います。


ちなみに、今の湯ノ湖はというと全面結氷しております。この姿も神秘的です。前述したように、歩道は積雪のために全面通行止めになっており、例年、5月頭頃に通行止め解除となります。


また、戦場ヶ原周回線では、木道や歩道のルートが雪で埋もれております。さらに湿原沿いなど吹きさらしになっている箇所では、他の方が通行したルート跡もわからなくなっており、既存のルートを把握していない場合はコースアウトしてしまう可能性もあり、危険ですのであまりお勧めはしません。日光湯元ビジターセンターでは、定期的にパトロールを実施しているスノーシューコースの案内がありますので、そちらをお勧めします。

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2015年02月18日南アルプス国立公園とユネスコエコパーク

南アルプス国立公園 大石佳織

こんにちは。

みなさんは、ユネスコエコパークってご存知でしょうか?

ユネスコといえば、世界自然遺産(小笠原諸島)や世界文化遺産(富士山)を

思い浮かべる方が多いかもしれませんね。

ユネスコエコパークは、ユネスコによって認定されるものです。

貴重な自然があり、その自然をきちんと守りながら、自然と調和した暮らし(文化・

経済・社会的活動)を将来にわたって続けていくための取り組みが行われている地域が

ユネスコエコパークに認定されます。

ユネスコエコパークに登録されるということは、自然保全と豊かな人間生活が将来にわたって

共存し、世界のお手本となる地域であると認められたということを意味しています。

平成26年6月、南アルプス地域は『南アルプスユネスコエコパーク』に登録されました。

南アルプスの山並み











そして、先日、2月14日には、南アルプスユネスコエコパーク登録証授与記念式典が行われ

ユネスコエコパークの登録証が地域の市町村へ授与されました。式典では、授与式のほか

静岡大学の増澤武弘特任教授によるユネスコエコパークの概要と南アルプスの魅力を

解説する講演や、南アルプスの麓、大鹿村で江戸時代から継承されてきた大鹿歌舞伎の

公演が行われました。























ユネスコエコパークの核心地域(貴重な自然があり、それを守る地域)のほとんどは
南アルプス国立公園として保護管理されています。

エコパークに登録されたことで、南アルプスへの理解が深まって、南アルプスのファンが

増えると嬉しいですね。

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2015年02月18日2月23日は富士山の日!!

富士箱根伊豆国立公園 富士五湖 小西 美緒

皆さん、2月23日は何の日かご存知ですか?

静岡県では平成21年、山梨県では平成23年から「2(ふ)2(じ)3(さん)」
ということで2月23日を条例で「富士山の日」と制定しています。

両県の県民にとっても富士山は「あるのが当たり前」の存在になっていますが、
この日はすべての県民が改めて富士山について学び、考え、想いを寄せ、
美しい富士山を後世に引き継ぐことを期する日としています。












美しい富士山をいつまでも・・・・


富士山麓では、富士山の日にちなんで様々なイベントが催される予定です。
また、美術館・観光施設や宿泊施設などでは割引などの特典を用意しているところも沢山あります。
2015年「富士山の日」イベントガイド(山梨県)

2015年「富士山の日」関連イベントのお知らせ(静岡県)



また、山中湖の旭日丘湖岸周辺ではちょうどダイヤモンド富士が見られそうです。

ダイヤモンド富士情報(山中湖村HP)


是非、皆さん富士山麓に足を運んで、富士山の日を満喫してください!

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2015年02月16日那須平成の森の野生動物たち~展示始めました~

日光国立公園 吉川 美紀

2月に入ってから、那須では雪が降っては解け、降りつもっては解けを繰り返して毎日のように景色が変わっています。日によって道路状況も異なるので、那須にお越しの際は車の運転には十分ご注意ください。

さて、現在スノーシューシーズンまっただ中の那須からお知らせです。

那須平成の森には、野生動物(中・大型ほ乳類対象)のモニタリング調査用に、複数台のセンサーカメラが仕掛けてあります。このカメラの管理や画像データの確認は、那須アクティブレンジャーの仕事の1つです。

そんな那須平成の森に仕掛けてあるセンサーカメラで撮影された写真の展示を、このたび那須高原ビジターセンターで始めました!

その名も 『那須平成の森の野生動物たち~センサーカメラ写真展~』

センサーカメラデータの回収・確認・展示まで全てアクティブレンジャーが行っている、オールARプロデュース企画です。












(センサーカメラ写真展 展示風景)

那須平成の森にはどんな動物がいるのか?

夜の動物たちは何をしているのか?

センサーカメラではどんな写真が撮れるのか?

カメラ目線のノウサギや、プリプリおしりのタヌキ、雪の上にたたずむキツネなど、なかなか見ることのできない動物たちの一瞬が切り取られています。














(このキツネは雪の上で何を考えているのでしょうか?)

写真は毎月新しいものに貼り替わるので、ビジターセンターに来たらぜひチェックしてみてください。

ビジターセンターでセンサーカメラ写真展を見た後は、実際に那須平成の森で動物たちの足跡などを探してみるとまた楽しみ方が広がるかもしれません!



●那須高原ビジターセンターHP●

http://www.nasuheiseinomori.go.jp/vc/

●那須平成の森HP●

http://www.nasuheiseinomori.go.jp/

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2015年02月12日富士山ガイダンスが開催されました。

富士箱根伊豆国立公園 沼津 橋本 和加子

2月10日(火)、新宿御苑にて【富士山ガイダンス2015】(主催:富士山における適正利用推進協議会)が開催されました。

  

<プログラム>

・富士山における火山対策について

  ①火山としての富士山と噴火時の留意点(気象庁火山噴火予知連絡会会長 藤井俊嗣氏)

  ②富士山火山防災対策の検討状況(山梨県・静岡県)

・富士登山における安全対策等について

  ①富士山における救護・救助の実態(静岡県警)

  ②最近の登山者の状況(山梨県富士山レンジャー)

  ③「富士山における安全確保のためのガイドライン」について(静岡県・山梨県)

・平成27年の登山シーズンへの対応について

  ①平成27年夏の開山期間、マイカー規制(山梨県)

  ②「富士山保全協力金」の平成27年夏の実施(山梨県)

  ③国立公園におけるルールとマナー(環境省)

  

参加者は40名ほどで、主にツアーを企画する旅行会社の方でした。

最初のプログラムは『火山対策』です。

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

(気象庁火山噴火予知連絡会会長 藤井氏)

 

 

昨年9月27日に御嶽山の噴火があったこと、富士山でも様々な話が出ていることから、みなさんの表情は真剣そのもの。私も興味深く拝聴しました。

噴火に関しては、行政や地元でも様々な対策が検討されているところですが、万が一の時には「噴火場所と風向きを見極めて避難すること」ということでした。

 

次の『安全対策』では、それぞれ「事前準備(装備や知識・計画)」「体調管理」「心構え」をしっかりとして、「何かあっても冷静に対処できるようにして富士登山に望むことが大切」といったお話しをいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(山梨県富士山レンジャー)

 

 

これは、私も富士山の巡視をしていて常に感じていたことで、楽しく安全に富士登山をするために、何度でもお伝えしたいことのひとつです。

 

そして『平成27年の登山シーズンへの対応について』は、開山期間やマイカー規制・富士山保全協力金のここ、国立公園におけるルールとマナーのお話しでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(環境省 房村自然保護官) 

 

 

来年度の情報については、これから決定していくことなので、富士登山を計画されている方は、富士登山オフィシャルサイトを随時ご確認いただきますようお願い致します。

また、富士山は富士箱根伊豆国立公園内にあり、様々な規制等によって自然環境が守られています。

富士登山の際にも、「動植物の採取禁止」「溶岩や石の持ち出し禁止」など、自然公園法で禁じられていることやルールがあります。

こちらも合わせてご確認をお願い致します。

<富士登山オフィシャルサイト>

http://fujisan-climb.jp/

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2015年02月12日2月の佐渡

佐渡 近藤陽子

皆様、こんにちは。

まだまだ寒さが厳しい2月の佐渡です。
















モニタリング業務では、日の出とともにねぐらを出るトキを追跡し、個体識別をします。

この時期のトキは繁殖に向け2羽のペアとなって行動します。
野生下のトキの繁殖状況を把握する上で、個体識別と識別場所は大変重要になります。


普段、白く比較的大きなトキを発見するのは難しいことではありません。
しかし、すべてが雪に覆われてしまうと、話は別です。



(この写真には3羽のトキが写っています)














雪原におりたトキたちを発見するのは容易ではなく、
朝のモニタリング業務中にトキを探し出すことができない日もあります。
私たちのまだまだ知らない餌場やねぐらがあるのでしょう。



放鳥後も野生下を生き抜き、雪の中へ飛び立って行くトキの姿はたくましく、
日々観察していますが、今でも感動を覚えます。


厳しい寒さが続きますが、春は近づいています。

トキのねぐらから出る時間が早くなり、日が長くなったことを実感します。


残りわずかとなった佐渡の冬を楽しみながら、トキとともに春が来るのを待ちたいと思います。


(朝日を浴びるツグミ)














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2015年02月06日氷の世界

日光国立公園 櫨木 めぐみ

 日光国立公園の季節限定の絶景の一つ、念願の雲竜渓谷の巡視に行ってきました。その見所の雲竜瀑は普段は水量が少なく、それゆえに冬には氷瀑となることで有名な滝です。

 この日は早朝出発し、グッと気温が冷え、それでいて快晴という恵まれた氷瀑日和でした。特殊な場所への巡視ということで、事前準備はよりしっかりと、特に必須アイテムはヘルメットとアイゼン、ピッケル(ストック)でした。不慣れなアイゼンを装着し、複数箇所の渡渉もありましたが、アイゼンのグリップと自分のバランスを信用して、だんだんとコツがつかめてきました。

 そうして足を進めていくと、渓谷の両側に点在していたツララや氷柱が面となり、氷壁として目の前に飛び込んできました。「友不知」と言われる氷壁です。氷の世界の入口かのように堂々と佇んでいます。陽に当たるとキラキラときれいなのですが、陽がよく当たるということは、より溶けやすく崩落する危険な箇所でもあるそうです。

 次の燕岩では、スケールの大きいつららや氷柱、氷壁が続く景色が広がっていました。しかも、なんと氷の滝のような氷柱の裏に回れます!とはいえ、裏に回るということは、つららなどの真下を通ることにもなるので安全第一の上です。壁と床が氷で、また氷の色が幻想的で言葉になりませんでした。







 私たちは、ハーネスやザイルなどの装備があったので安全を確保しながら狭い巻道をトラバースし、奥を目指しました。すると、目の前に真っ直ぐ氷結した壮大な雲竜瀑が現れました。氷瀑でありながら、一部溶けていて水の音も聞こえていました。写真に納めきれない大きさで圧巻でした。
右下に利用者。圧倒的な大きさがわかります。

 当巡視では雲竜氷瀑巡視の経験者との同行ということもあり、つららや氷柱そばのルートは使用しないよう迂回し、安全を確保しながら巡視していました。その間も、気温が上昇して氷が溶け、小さなものから大きなものまで氷塊が落ちる音が渓谷に響いていました。

 他の利用者の方もヘルメットやアイゼン等を装着している方が多く見られましたが、ヘルメットをもっているのに装着しない方、しかも氷塊が落下しているそばのルートを選んで歩いているにも関わらず被る気配がない方も見受けられ、大変危険でした。また、私たちの帰路で行き違う方も見られ、より氷が溶けやすい時間帯の利用者も見られました。気温が高くなると氷が溶け落ちるため、活動する場合は氷が締まっている寒い午前中の方がいいでしょう。その年の気候の傾向により前後するでしょうが、「2月10日を過ぎたら雲竜に入るな」という言われもあるようです。もしかしたら、地球温暖化が問題視されている近年ではその目処すら前倒ししているのが実態かもしれません。
 

 今年度のチャンスは残すところわずかですが、次年度以降など今後トライされる方は、くれぐれも活動時期や時間帯、装備やルートなどに注意して安全第一で、この絶景をお楽しみください。

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2015年02月06日ふわふわの雪が降りました

富士箱根伊豆国立公園 箱根 道又 静香

ゆきですよ!

昨日、予報通りにはらりはらりと降り続け、
事務所と箱根ビジターセンターの間の駐車場が真っ白に。

お昼休みに外に飛び出すと、

箱根ビジターセンター周辺の園地にぽつりぽつりと雪だるまができていました。

奥に見えるのが箱根ビジターセンターの屋根です
















【奥に見えるのが箱根ビジターセンターの屋根です↑】


わたしも雪だるまを作ろうと思って触ってみると、
とてもふわふわの雪で、肉眼でも結晶が見えました!雪の結晶見えますか?

【雪の結晶見えますか?スマホでも撮影できました↑】


もっと積もるかなと期待していましたが、
帰る頃には止んでしまい、道路には雪がありませんでした。

そして、本日。

朝日を浴びて輝く雪の美しさに目を奪われました。
駐車場は箱根ビジターセンターの職員の方によって除雪され、
雪景色を楽しみにいらっしゃる方々を迎える準備をしていました。
箱根ビジターセンター前の駐車場の様子














【箱根ビジターセンター前の駐車場の様子↑】

箱根ビジターセンターの周辺はまだまだ雪がたくさん残っています。
冬用タイヤやチェーン等での凍結対策、また防寒対策を必ずしてから、
青空に映える箱根の雪景色を見に来て下さいね。

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2015年02月05日尾瀬沼の雪状況

尾瀬国立公園 長峯 彩

ご無沙汰しています。檜枝岐自然保護官事務所の長峯です。

11月の閉山からあっという間に3ヶ月が経ってしまいました。


先月1月には、H26年度の尾瀬国立公園の入山者数発表もあり、尾瀬沼と会津駒ヶ岳への入山口については入山者の増加傾向が見られました。
これを機に、来年度以降も入山口利用の分散化が進んで行くといいですね。


さて、尾瀬では冬期の施設管理作業が始まっています。

昨日は山小屋と尾瀬沼施設の除雪隊のヘリに同乗して、尾瀬沼の施設確認に行ってきました。



左中程に写っているのが尾瀬沼ビジターセンターや公衆トイレ、山小屋などの集団施設地区、その上が尾瀬沼です。尾瀬沼はまだ厚い厚い雪の下です。













ビジターセンターの建物は雪で隠れており、かろうじて入口が分かる程度。
比較の為に私(165cm)が写ってみました。だいたい4~5mは積もっているでしょうか。
10年来除雪に来ている除雪隊の方々も、こんなに積もっているのを見るのは初めてだそうです。
これらの建物に積もった雪は、除雪隊によって雪下ろしを行います。













左から、尾瀬沼ビジターセンター、長蔵小屋売店、第二公衆トイレです。
こうして見ると建物がすっぽり覆われて、かまくら状になっているのがよく分かります。
この大量の雪があと3ヶ月もすればほとんど溶けてしまうなんて、なんとも不思議です。

次に尾瀬沼を訪れるのは、3ヶ月後の5月上旬ごろ。
この景色が3ヶ月でどう変化するのか、是非皆さんも見に来て下さい。

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2015年02月04日長野県富士見町で写真展はじまりました!

南アルプス国立公園 大石佳織

こんにちは。

今日は立春。暦の上では、春ですね。

とは言え、事務所周辺はまだまだ冬です。


さて、『 国立公園・野生生物フォトコレクション 』が長野県富士見町にある

富士見町コミュニティプラザで始まりました。


<開催期間> 2015年2月4日(水)~ 2月25日(水)

<場  所> 富士見町コミュニティプラザ(長野県富士見町富士見3597-1)
















昨年4月から関東地区の国立公園や鳥獣保護区の事務所を巡回してきましたが

この写真展も残すところ、南アルプス国立公園の事務所が開催する富士見町の

会場を含めて2箇所のみとなっています。

気になっているけどまだ見に行っていないという方や、富士見町のお近くに

住んでいる方、近くまで遊びに行く予定がある方は、是非、寄ってくださいね。























展示しているのは、関東地区の16人のアクティブ・レンジャーが、それぞれの視点と

感性で切り取った自然や動植物の写真、計48点です。

日々の業務で現地へ足を運んでいるARだからこそ切り取れる瞬間や、こんな目線で

動植物と向き合うのも新鮮だなと感じさせてくれる写真もあります。


写真展を見て、国立公園や鳥獣保護区、アクティブ・レンジャーを少しでも身近に

感じてもらえると嬉しいです。

また、写真を見て気になる場所が見つかれば、訪れてみてもらえると、とても嬉しいです。

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