ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2015年4月

13件の記事があります。

2015年04月30日不法投棄、させない・されない・許さない!

富士箱根伊豆国立公園 沼津 橋本 和加子

6月の環境月間に向けて、静岡県では4月20日に富士山麓不法投棄防止ネットワーク推進会議が開かれ、各関係機関が集まり、昨年度の状況報告や今年度の予定等を話あいました。

環境省も関東地方環境事務所と沼津自然保護官事務所から職員が協議会に参加しました。

 

静岡県のまとめによると、昨年度中の不法投棄発見数は増加しましたが、新たな不法投棄数は減少しており、これは不法投棄防止・撲滅活動の効果の現れではないかと思います。

・発見数の増加=パトロールや通報が強化されている。

・不法投棄数の減少=不法投棄する人が少なくなった。

 
確かに、普段国立公園内の施設を巡視している時や不法投棄防止パトロールに参加している時に見つける投棄物はかなり古い物が多いですし、投棄された物を撤去してきれいにした場所にはロープを張るなど対策をとっているため、再び投棄されることは少なくなったと感じます。

 

 
 

 
 

 
(平成26年12月5日の合同パトロール中に発見した不法投棄物:古い冷蔵庫など)

※後日、関係機関が回収してきれいになりました。

 
 

 

今年も6月の環境月間(6月5日は環境の日)中に合同パトロールがあるので、環境省からも参加して見回る予定です。

その時には、新しい投棄物はもちろん、古い投棄物の発見が更に少なくなることを願います。
 

静岡県では【不法投棄、させない・されない・許さない】を掲げて、様々な対策や啓発活動を実施しています。

 

 
 

 
 

 
 

 

(啓発活動のひとつ)

 

 

アクティブ・レンジャーは、主に国立公園内の施設を巡視しますが、その際にも不法投棄されたゴミを拾い、ゴミ袋がいっぱいになることがあります。

環境月間には防止活動・啓発活動が強化されますが、日頃の1人1人のマナーや行いで不法投棄は無くすことができるものです。

静岡県に限らずどこの場所でも同じですが、ゴミや不要な物は不法に投棄するのではなく、適正に処理をしていただきますようお願いいたします。

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2015年04月28日南アルプス北部開山祭

南アルプス国立公園 大石佳織

こんにちは。

事務所のある芦安では、新緑が美しく、足元に目を向ければ、スミレやハルリンドウが
出迎えてくれるよい季節になってきました。


先日、4月25日(土)「南アルプス北部開山祭」及び南アルプス林道バス「安全運転祈願祭」

に出席してきました。

南アルプス林道は、長野県伊那市長谷の戸台大橋から北沢峠をつないでいますが、この区間
はマイカー規制が行われているため、北沢峠へ向うにはこの林道バスを利用することになり

ます。冬の間、閉鎖されている林道は、毎年4月下旬に戸台大橋から歌宿(標高1680m)

までの区間で運行が開始され、6月15日北沢峠(標高2032m)まで開通します。

この日は、バス営業所でテープカットが行われた後、歌宿へ移動し、関係者などが参加して
今シーズンの運行や登山の安全を祈願しました。
祈願祭の様子










地元伊那市職員らで構成されるイーナちゃんカルテットによる弦楽四重奏の演奏もありました。
よいお天気のもと、鋸岳(2685m)を正面に望みながら聴く弦楽器の響きはとてもすがすがし
かったですよ。
鋸岳を背景に弦楽四重奏の演奏














この日、伊那市街地は21℃まで気温が上がっていたようですが、歌宿では風が吹くと非常に寒く
ダウンを着込む方もいるほどでした。歌宿へ展望を楽しみにお越しの際は、防寒対策も忘れずに!

早速運行になったバスを使い仙丈ヶ岳や甲斐駒ヶ岳(東駒ヶ岳)を目指す登山者もいました。
この時期はバスの運行は歌宿までのため、北沢峠までの6.3㎞を歩く必要があります。
今年は雪が少ないということですが、それでも歌宿より上はまだまだ雪が残っています。
4月25日の北沢峠の様子










南アルプスはまだ雪山なので、登山には十分な経験と装備が必要です。
安全登山をお願いいたします。

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2015年04月24日花と新緑

秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓

4月21日に御前山へ巡視に行ってきました。

御前山はカタクリが多いことで知られていますが、当日はあいにくの天気でカタクリの花はほとんど開いていませんでした。











昨年の4月に御前山で初めてカタクリの花を見たときにも雨が降っていたため、御前山で見るカタクリは花が閉じている方が馴染み深いです。

その他にも開花している植物が多く見られました。

左:エイザンスミレ               右:ミヤマエンレイソウ











左:イロハモミジ                右:ヒトリシズカ









また、山の新緑が見られ始めました。










標高の高いところはまだツツジなどの低木しか葉を付けていませんが、標高500~800m辺りではカエデ類などの新緑がとてもきれいでした。

ぜひ花と新緑を見に奥多摩にお越しください。




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2015年04月24日至仏山残雪調査

尾瀬国立公園 柳澤美果子

はじめまして。

4月から尾瀬国立公園、片品地区のアクティブ・レンジャーになりました柳沢です。

尾瀬には、これまで数回訪れた事があり、その美しさにすっかり魅了されてしまいました。

アクティブレンジャーとして、大好きな尾瀬に関わる事が出来、とても嬉しいです。

これから、AR日記を通して尾瀬の魅力や取り組みを伝えていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします!


さて昨日、至仏山保全対策会議委員の一環として、至仏山残雪調査に参加してきました。

本日(4月24日)から、鳩待峠への道路閉鎖が解除されるのをうけ、

残雪期の至仏山入山者に向けて、植生保護や安全面の注意喚起をするための調査です。



















鳩待峠から至仏山の登山道3地点に設置されている積雪深計で、積雪量を計測しました。

標高1591mの鳩待峠で積雪2m10cm、標高1850m付近で積雪2m90cmでした。

積雪量は例年並みのようです。
















植生保護区域や危険区域に入り込まないように、

至仏山山頂周辺に誘導ポールと看板を設置しました。
















至仏山山頂からの眺め

天候に恵まれ、雪に包まれた尾瀬ヶ原やその奥にそびえる燧ヶ岳がよく見えました。

今回の調査をふまえ、至仏山利用ルールを作っています。

詳しくはこちら↓

http://ozenavi.blog85.fc2.com/blog-entry-2655.html

入山される方は、ルールをしっかり守り、安全対策を万全に

至仏山登山を楽しんで下さい。

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2015年04月24日湯ノ湖・戦場ヶ原周回線の状況

日光国立公園 櫨木 めぐみ

 季節の変わり目だったり、連休も控えていたりということで、戦場ヶ原・湯ノ湖周回線の歩道状況を知りたい方もいることでしょう。今週の歩道状況をお知らせいたします。 

 湯ノ湖周回線歩道について先日こちらで公開したばかりで、ついこの間までは残雪量が多く、寒の戻りで雪も降っていたのに!? ...どうやら今年の雪解けは早いようで、状況は一変していました。日光湯元の景色はご覧の通り。道路上の雪解けも進み、晴れれば雪化粧の金精山や前白根山と湯ノ湖という素晴らしい景色が広がっています。


 湯ノ湖周回線歩道は、全線通行止めにしておりましたが、例年よりも少し早めに、そして解除区間も例年よりも長めに一部通行止めを解除しました。ただし、山側や兎島など通り抜けはできませんのでご注意ください。詳しくは、環境省日光湯元ビジターセンターHP(http://www.nikkoyumoto-vc.com/new/oshirase_d.html?0:716)をご覧下さい。

 戦場ヶ原周回線歩道はというと、一部の地面の歩道に残雪が残る程度で木道上には残雪はありません。土の部分など雪解けでぬかるんでいる箇所もありますので、動きやすく汚れてもいい靴でお越し下さい。

 ちなみに、今なら戦場ヶ原ではヤマアカガエルの鳴き声を聞くことができます。そして、その鳴き声近くの木道沿いや木道下をのぞくとこんなものが...。
そう、卵塊です。今は彼らの産卵期になります。
そして、ちょこちょこと樹木も芽吹き始めています。動植物たちが動き始める時期ですね、今後がさらに楽しみです。

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2015年04月21日地元の人が代々守る土地

富士箱根伊豆国立公園 富士五湖 小西 美緒

春が遅い富士五湖でも標高が低い所から段々とソメイヨシノが散り始め、
フジザクラやミツバツツジが見頃を迎えています。

日曜日に「火入れ」を見に行って来ました。
火入れというと、箱根仙石原のススキの野焼きが有名ですが、
富士五湖地域でもいくつかの場所で行われています。

代表的なものが、自衛隊北富士演習場内の火入れです。
演習場内の大半は国立公園外ですが、一部が国立公園に含まれています。

この地域は厳しい気候と火山灰に覆われた痩せた土地のため
農耕に適さず人々は昔から厳しい生活を送ってきました。
その中で、北麓の林野がもたらす山菜、キノコ、カヤなどの林産物は
地元住民の生活に欠かすことのできないものであり、これらの土地は
地元の共有財産である入会地として大切に利用されてきました。

演習場となった今でも、昭和40年頃から林産物の育成や増産を図るために

下草を焼く火入れが地元住民によって続けられています。














約3,500人の地元住民が参加しました。
















いざ点火です!



このように人間が手を入れ続けていることによって、

日本国内で減りつつある草原環境を維持し、

そこに住む貴重な動植物の生息の場を守ることにもなっています。














これからも守り続けていきたい環境です。

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2015年04月20日日光湯元(湯ノ平湿原、湯ノ湖)の歩道状況

日光国立公園 櫨木 めぐみ

 先週、日光湯元の巡視に行ってきました。

 湯ノ平湿原(湯元温泉の泉源近くの湿原)の歩道の雪はほとんどない状況ですが、木道の老朽化に伴い簡易な路面補修等が行われており、足下にご注意のうえご利用ください。また、サルの糞が足下にも手すりにもありますので、手に触れぬようお気を付けください。

 冬期間全面通行止めとなっている湯ノ湖周回線の状況確認を行いました。この日は、春の寒の戻りか、雪やみぞれが降るやや荒れ模様。全線開通は残雪の状況次第ですが例年5月に入ってからとなります(昨年は5月13日)。全面通行止めは続いていますので、今しばらくお待ちください。

 歩道の状況は、国道沿い東側の木道の陽当たりが良いところは比較的雪解けが早いのですが、除雪等によって雪が集まったところにはまだたくさん雪があり、封鎖されているところがあります。雪が少ない所でも踏み抜きしそうな箇所がありました。また、兎島は除雪や地形のためか例年残雪が多く、雪解けに時間がかかります。

 湯滝の落ち口より西側の山際の歩道も日陰となるため残雪が多く、かつ山際の傾斜でもあり、雪上を歩くのは危険です。状況によっては"湯ノ湖へドボン"という事態も...。

 通行止め解除の判断は、利用される方々の安全確保の視点から行われるものであることをご理解いただき、ご協力をお願いいたします。

 なお、安全に利用ができる区間は、適宜通行止めを解除してゆきます。

 残雪が残る奥日光です。奥日光にも春は届きつつありますが、いろは坂の下とはまた違いますので、残雪に対応できる装備や防寒の用意もして、雪解けの奥日光へお越し下さい。

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2015年04月14日国立公園・野生生物フォトコレクション 

小笠原国立公園 高橋 成明

年度も明けて15日。みなさまいかがお過ごしでしょうか。

父島では4月の中旬というのに最高気温は連日27度。

事務所は全員半袖、海で泳いでいる方もちらほら。夏です。

さて、今年もアクティブレンジャー写真展を開催いたします。

●期間:平成27年 4月18日(土)~5月7日(木)

●場所:母島 沖港船客待合所

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2015年04月14日今年最初の箱根ミニ観察会に参加しました!

富士箱根伊豆国立公園 後藤香奈

初めまして!4月から、箱根自然環境事務所のアクティブレンジャーとして

勤務しております後藤 香奈(ごとう かな)です。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

箱根はまだ少しだけ寒さが残っているみたいですね。ただその中でも春を感じさせるような動きが自然の中には出てきています。

  

さて、この度、4月10日に開催された毎月第2・4金曜日に箱根ビジターセンター周辺にて

実施されている今年度最初のミニ観察会に参加してきました。

観察テーマは「ヒナスミレ」と「カントウミヤマカタバミ」です。

パークボランティアの皆様の詳しい解説を聞きながら、約2時間コースをゆっくりと回っていきました。



ヒナスミレを発見!小さくて可愛いですね!

















カントウミヤマカタバミも発見しましたが、天候が良くなかったため、花と葉を閉じてしまっていました。

他にも箱根で見られる植物や動物を観察し解説をして頂きました。



毎月第2・4金曜日に、当日10時、箱根ビジターセンターに集まって頂くと参加できますので、皆様もぜひ一度参加してみてください!
















ヤマザクラもまだ蕾の状態が多かったです。咲き誇るのが楽しみですね!


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2015年04月14日野生下で誕生したトキ同士の抱卵確認

佐渡 近藤陽子

 皆様、こんにちは。

 現在、佐渡ではトキの本格的な繁殖期を迎えています。この時期のモニタリング業務では、ペアの営巣場所を特定し、営巣・抱卵行動の確認などを行いますが、この「営巣場所の特定」が非常に困難で、時間のかかる作業です。日々のモニタリングの積み重ねにより個体の出入りするおおよその場所は見当がつきますが、繁殖行動に影響を与えないよう遠目からの観察になるため、その中で正確に巣の位置を把握し、営巣状況をよく観察できるポイントを見つけ出すのは至難の業です。


 巣の多くは林の中に造られるため、トキが林に入ってしまうと全く姿が見えないことが多く、下の写真のように体の一部分が見える場所を見つけるだけでも大変な時間がかかります。

















<枝にとまるトキ。写真中央奥の枝に尾羽と脚が見えます。>


















<写真中央右:下を向いて木にとまるトキ>


 このような困難を乗り越え、モニタリングチームは4月10日、野生下で誕生したトキ同士の2組のペアの抱卵を確認しました。
















<抱卵する野生下で誕生したNo.A03>


 しかし、残念ながら4月12日(日)にこのうちの1組のペアが抱卵を中止し、現在、野生下で誕生したトキ同士のペアによる抱卵は1組となっております。

 今回のこのペアが、ヒナを孵化させれば、野生下生まれの個体同士による孵化の実現は、1976年以来、実に39年ぶりのこととなります。どうか無事に孵化を迎えることができますように。引き続き、ペアの動きに注意して観察を続けていきたいと思います。

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