ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2015年9月

12件の記事があります。

2015年09月04日箱根自然講座『クモの魅力』!

富士箱根伊豆国立公園 箱根 後藤香奈

平成27年度9月2日(水)に箱根自然解説活動連絡協議会が主催する箱根自然講座
「クモ 興味深い生態と魅力 ~普段の活動にクモをプラスしてみませんか~」が
箱根ビジターセンターで開催され、箱根パークボランティアの皆さんが参加されました。

午前中は室内にて、クモの大迫力な映像を見ながら捕食シーンや生態等を学び
午後は箱根ビジターセンター周辺のフィールドで実際にクモを探して歩きました。
身近な場所にもジョロウグモ科やハエトリグモ科、タナグモ科など
多くのクモが発見できました!


デーニッツハエトリグモは目が良いクモということで、
目が大きくとても可愛いクモです!

また、ハシリグモ科のクモはアメンボの様に水の上にも浮かぶそうです。
今まで田んぼ等で、何気なくアメンボかと思って見ていた生き物は
もしかしたらクモかもしれませんね。



今回はクモの魅力に触れた自然講座でした!
今後は今まで以上にいろんな所を注意深く観察しようと思います。

皆さんも家の軒下や植物の中を見てみて探してみてくださいね。



きっと美しいクモの芸術に触れられますよ!

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2015年09月03日尾瀬サミット2015

尾瀬国立公園 柳澤美果子

8月31日から9月1日、尾瀬サミット2015が尾瀬沼で開催され、

3県知事をはじめ、尾瀬に関わる多くの関係者が参加しました。
















【サミット会場の様子】


テーマは「尾瀬の輝ける未来を考える」

主に、ニホンジカ対策についての取り組みや、適正利用の推進、
外国人旅行者の対応などについて報告や意見交換がされました。


ニホンジカ対策については、平成26年度の環境省・群馬県・福島県の
合計捕獲頭数が463頭で、前年よりも増加した事が報告され、
今後も継続して捕獲・対策を実施していく事が確認されました。


適正利用推進については利用分散化が大きな課題の1つです。

現状では、入山者の半数以上が鳩待峠口を利用しており、利用の偏りが課題となっています。
そのため、尾瀬の多用な魅力をゆっくりと楽しんでもらおうと、
今年6月から大清水から一ノ瀬間の低公害車の運行が始まりました。
大清水から尾瀬へのアクセス時間が短縮されることで、尾瀬にゆっくり滞在し、
これまで足を伸ばせなかった場所における様々な尾瀬の魅力を、より多くの人に
楽しんでいただけることが期待されます。


















【一ノ瀬で登山者を待つ低公害車】


また、近年増加傾向にある外国人旅行者の受け入れ方法や、
ルール・マナーの周知についても連携して取り組んでいくことが確認されました。



4県、5市町村にまたがる尾瀬国立公園。

そこには、尾瀬に関わる様々な機関・団体、また尾瀬を愛する人達がいます。

お互いが協力し、連携をとりながら、一丸となって、尾瀬の美しい自然を守り、

その魅力を伝えていくことの大切さを改めて感じました。





















【秋へと移り変わる尾瀬を彩るオゼミズギク】

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