ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2016年2月 8日

2件の記事があります。

2016年02月08日ニホンジカ、来ています

南アルプス国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。
陽射しが日ごとにあたたかさを増してきましたね。
(事務所は建物の北側で北向きの窓しかないため、相変わらず室内は底冷えし、
 タイツやレッグウォーマ、もこもこ防寒靴は相変わらず手放せませんが...)

少し前になりますが、1月18日の大雪では芦安も雪に覆われました。
(スノーシューで出勤したくなる雪原)

この雪の影響で、鳳凰三山への登山口である夜叉神峠へ向かう県営林道南アルプス線は
積雪や凍結のため、今も通行止めが続いています。(2月8日現在)
(※3月25日まで平日は工事のため通行止めです。
  詳しくは山梨県のホームページ 県営林道通行規制情報をご覧ください。)

それでも、芦安地区周辺の日当たりのよい斜面は雪が融けているので、そのような斜面には
暗くなるとニホンジカが草を食べにやってきます。
帰宅の際、そんな場所の前を通ると、シカは「ピャッ!」と大音量で警戒の鳴き声を上げて
林の中へ逃げ込みます。私はその大声にしょっちゅう驚かされています。
(こちらの様子をうかがうニホンジカ)


南アルプスで夏に高山植物を食べているニホンジカは、冬になると標高の低い場所へ
移動すると言われています。どこまで山を下りるかは、個々のシカによって違うそうで、
標高1,500mという比較的高い場所で過ごすシカや、人里近くまで下りてくるシカなど、
その行動は様々だということが研究者等の調査でわかってきました。
私を驚かせたシカも、もしかすると夏の間、お花畑に出没しているのかもしれません。

お花畑の季節までは、まだまだ時間がありますが、南アルプスの高山帯に現れるニホン
ジカについて、2月11日にシンポジウムが開催されます。
 
☆シンポジウム 「南アルプス高山帯のニホンジカをどう管理するか」
     主催:山梨県森林総合研究所
     日時:2016年2月11日(木・祝) 13:30から
     会場:山梨県立大学飯田キャンパス
     ※入場無料!申込み不要!
     詳細はコチラ

当事務所のレンジャーも南アルプス国立公園ニホンジカ対策方針について説明しますので、
ニホンジカ問題に関心をお持ちの方は是非お越しください。

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2016年02月08日バリアフリーアドバイザー研修開催しました。

富士箱根伊豆国立公園 後藤香奈

立春も過ぎましたが、まだまだ寒い日が続きます。
皆様いかがお過ごしでしょうか?

雪の舞う27日(日)に箱根ビジターセンター職員や箱根パークボランティア、
湖尻地区施設職員の方を対象に、「バリアフリーアドバイザー研修」を開催しました。

今回のバリアフリーアドバイザー研修とは
都心に近い国立公園の一つとして、施設における障がい者や高齢者、
外国人の方などを対象とした接遇を学ぶ研修です。

第一部として開催された今回は、1日をかけて、
一般社団法人ネイバーズサポート推進協会の講師の方たちによる
接遇や介助についての講義や、立ち上がりや移動の介助の実習を実施しました。

【写真:講座の様子】


受講者は座学では、メモを取り真剣に。


【写真:視覚障害の方への介助実習】


【写真:視覚障害の方への介助実習】



実習では、ペアで熱心に何度も繰り返し練習をしました。

第二部が2月下旬に開催されますので、その時の様子もまたお届けしますね。
一人でも多くの方に、国立公園で楽しんで頂くために、
私も習ったことを、何度も復習しておきます!

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