2016年2月23日
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2016年02月23日【日光】平成27年度国立公園・野生生物フォトコレクション開催
日光国立公園 中野純
日光に着任して3回目を迎えた冬は、春の陽気を感じさせるような暖かさが印象的です。
日中がこうも暖かいと...っと油断は禁物。
太陽が沈むと、待ってましたとばかりに冬本番の寒さが襲ってきます(ただ寒がりなだけ?)。
なにはともあれ、体調管理にはお気を付け下さい。
さて、2月19日(金)~3月13日(日)の間、日光湯元ビジターセンターレクチャールームで「国立公園・野生生物フォトコレクション」を開催しています。関東地方環境事務所管内のアクティブレンジャーが撮影した、国立公園内の自然風景、貴重な動植物、神秘的な自然現象などを写真で紹介します。
きっとあなたの疲れを和らげる癒やしの写真が見つかるでしょう!?
ぜひお越し下さい。
こちらを見てネ↓
<日光湯元ビジターセンター情報>
開館時間:9時30分~16時30分
2月、3月は水曜日のみ閉館
詳細はこちら↓
http://www.nikkoyumoto-vc.com/
<問い合わせ先>
「国立公園・野生生物フォトコレクション」に関する
お問い合わせはこちらまで↓
環境省 日光自然環境事務所
☎0288-54-1076
こんにちは。
みなさん、お気づきでしょうか?
「アクティブ・レンジャー日記―関東地区―」のバナー(関東地区の各国立公園のページ
から日記へリンクするときのボタン)に使われている写真が2月3日に変わりました。
赤石岳とお花畑の景色になり、南アルプス国立公園のアクティブ・レンジャーとしては
とても嬉しいです。ぜひ南アルプスへ想いを馳せながらクリックしてください(笑)
さて、年が明けてからずいぶん経ちましたが、今年は申年ですね。
ということで、今日は事務所周辺に現れるニホンザルについて、ちょっとご紹介します。
事務所のある芦安にはニホンザルの群れが暮らしていて、事務所の裏には毎日のように姿を
現します。
食べ物の少ない冬の時期、サルたちは落ち葉を掘り返してその下にあるものを食べたり、
木の皮を食べたりしています。
(落ち葉を掘り返して食べ物を探すサル。何を食べているのかは観察できませんでした。)
(サルによって樹皮を剥かれた木の枝。樹皮の下の白い部分が遠くからでも目立ちます。)
写真では分かりにくいのですが、よく見ると外側の硬い皮が枝からぷらぷら垂れ下がっ
ています。どうやら硬い皮は残して、内側の柔らかい部分だけを食べているようです。
食べ物の少ない季節をたくましく生きているんですね。
春はすぐそこ、サルたちにとって待ちに待った季節はもうすぐです。
一方で、人の生活とぶつかってしまう場面もあります。先日はどこかのお宅から
大根を引き抜いてきて、片手で抱えてかじりながら歩く姿を見かけました。
(大根片手に歩くサル)
南アルプス市周辺では農作物への被害もあり、人とサルの摩擦が起こっています。
標高3,000mを超える稜線でも、夏季にニホンザルを見かけることがあります。
私も昨年、荒川三山の東岳(悪沢岳)標高3,100m付近で約17頭の群れを見かけました。
また、北岳でも多くのサルが観察されており、その様子を撮影した写真が北岳の登山口の広河原
にある「野呂川広河原インフォメーションセンター」(夏季のみ開館)に展示されています。
山に登ったけどサルは見なかったという方は、インフォメーションセンターで写真を見てみてください。