2019年2月25日
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2019年02月25日空からのおくりもの(箱根地域)
富士箱根伊豆国立公園 三瓶雄士郎
こんにちは!富士箱根伊豆国立公園管理事務所の三瓶です。
いよいよ、花粉シーズン到来ですね!皆さんは花粉症は大丈夫でしょうか?
私は軽度の花粉症のため、かろうじて大丈夫ですが、つらい時期になってきました。
さて、今年の冬は、寒くはなりますが、タイミング良く雨雲が来ないからか、箱根地域での積雪は先日お伝えした「【速報】箱根の積雪情報」の一回だけで、なにか物足りない気がしています。
ですが、積雪がないだけで、1週間に1回は積雪しない程度に降雪はしています。
箱根湖尻周辺の降雪の様子(2019年2月14日 退庁時に撮影)
この時に、ふわっとした雪が舞っていたら、近くの植え込みや枯れ草の上をよく観察してみてください。
このような枝先に雪が積もっているところを要チェック!
多様な雪の結晶1(2019年2月14日撮影)
多様な雪の結晶2(2019年2月14日撮影)
多様な雪の結晶3(2019年2月14日撮影)
虫眼鏡やルーペで見ると、さらによく観察できます。最近だとスマートフォンのカメラにマクロレンズを付属できる商品も販売されているので、手軽に撮影することが出来ます。
お出かけの際、降雪地に居合わせることがありましたら、ぜひ探してみてください。
みなさん、こんにちは。
今年の那須の冬は、例年よりも大分雪が少なく、今年度の冬季巡視はスノーシューの出番が少ないです。
那須地域では雪が少ないけれど、さらに北部の甲子(かし)地域ではどうだろう?ということで、日光国立公園の福島県側に積雪状況調査も含め、先日、巡視に行ってきました。
今回の巡視場所は、日光国立公園の北東部に位置する福島県西郷(にしごう)村の「西の郷(にしのさと)遊歩道」。ここは、国立公園区域内外をまたぐ遊歩道で、阿武隈川の渓流沿いを歩きながら滝や山を眺められるハイキングコースです。
今年は甲子地域でも雪が少ないようで、準備したスノーシューの出番はなく、スニーカーでも歩けるような状態でした。雪はほとんどありませんでしたが、冬の澄んだ空気のおかげで展望が良かったので、カメラスポットを紹介したいと思います。
○那須見の台
那須連山(左側が那須(栃木県)方面、右側が甲子(福島県)方面)を望む展望台。
栃木県にある那須岳の主峰・茶臼岳や、福島県にある雪深い鋭鋒・旭岳などの山々が連なる風景が圧巻です。
○阿武隈川(あぶくまがわ)源流
福島県西郷村にある旭岳に源を発し、福島県を縦貫して宮城県に至り太平洋へ流れ出る一級河川・阿武隈川。
その源流部は、原生林の中を青く透きとおった水が流れていく静かな場所でした。
○雪割橋(ゆきわりばし)
真っ白な雪の中に浮かぶ真っ赤なアーチ状の橋。
という写真を狙っていたのですが、残念ながら今年は雪がほとんどなく、イメージ通りには撮れませんでした。しかし、雪山を背負い渓谷を跨ぐ姿は力強さを感じます。新緑、紅葉の名所でもあり、年間を通じて楽しむことができる景色がある場所です。
日光国立公園は、日光地域、鬼怒川・栗山地域、那須甲子・塩原地域からなる広い地域を持つ国立公園です。地域によって文化も自然も気候も様々。国立公園内を周遊する際は、ぜひその土地毎の特徴を感じて、その違いを楽しんでみてください!