ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2019年6月18日

4件の記事があります。

2019年06月18日【小笠原】自然をこよなく愛する世界中の皆さんはじめまして

小笠原国立公園 畑村亨

自然をこよなく愛する世界中の皆さんこんにちわ。この6月から小笠原自然保護官事務所に

新人アクティブレンジャーとして着任いたしました畑村 享(通称ジョニー)と申します。

年齢は54歳で前職は陸上自衛隊に勤務しておりました。

小笠原のことはまだ何もわからず勉強中ですがこの自然の素晴らしさや大切さもさることながら

この素晴らしい自然に対する人間の課題等も見つけたら情報発信していきたいと考えています。

まだまだ未熟者ではありますがよろしくお願いします。

それでは、早速でありますが

【小笠原の固有昆虫の魅力(バッタ類中心)】についての講演会を、開催します。

興味のある方はもちろん、ちょっと気になるという方も是非いらしてみて下さい。

お待ちしております。

日時:父島~7月1日(月曜日)小笠原世界遺産センター

   母島~7月8日(月曜日)小笠原村母島支所大広間

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2019年06月18日【那須】特定外来生物ウチダザリガニ調査に参加

日光国立公園 那須 菅野敬雅

 こんにちは!日光国立公園那須管理官事務所の菅野です。

 那須はつつじシーズンが終盤を迎え、エゾハルゼミが盛んに鳴く季節となりました。

 さて、みなさんは「特定外来生物」についてご存じですか?

 今回は那須塩原市で実施された特定外来生物ウチダザリガニの調査活動についてご紹介します。

◆「特定外来生物」とは?

 外来生物(海外起源の外来種)のうち、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものの中から指定されます。飼育・栽培や運搬等が原則禁止されています。

 近年侵入が確認され話題になった「ヒアリ」や、かつてはペットとして人気があった「アライグマ」も特定外来生物に指定されています。

参考:日本の外来種対策(http://www.env.go.jp/nature/intro/index.html

◆特定外来生物「ウチダザリガニ」

【原産地】アメリカ北西部原産

【特徴】体長15cm超の大型のザリガニ。はさみの付け根の白い斑点が特徴。繁殖能力が強い。

【影響】在来種ニホンザリガニとの競合、魚類・底生生物・水草を捕食して生態系をかく乱させる可能性等。

【侵入状況】北海道、福島県、栃木県、千葉県、長野県、滋賀県

参考:特定外来生物の解説:ウチダザリガニ

http://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/list/L-kou-02.html

◆調査活動に参加しました!

 先日、那須塩原市で実施されたウチダザリガニの調査活動に参加してきました。その場所では平成28年度に栃木県内で初めて侵入が確認されて以降、定期的に調査活動が実施されています。

▲捕獲した大量のウチダザリガニ

▲体長を計測               ▲稚ザリガニも捕獲

 調査は主に釣竿やタモ網を使用しながらの手捕りで行いました。私は手捕り初挑戦でしたが、タモ網に追い込む方法などで10個体ほど捕獲に成功!一方、釣りはうまくいかず...。全体では計152個体を捕獲しました。

 捕獲後は性別毎に仕分けして、体長を計測。その後は殺処分しました。参加者のお話によると、調査活動開始時と比べると大きな個体の数が減ってきているとのこと。一方、稚ザリガニも30個体ほど捕獲されており(メス1個体の抱卵数は120~200粒とのこと)、今後も活動を継続していく必要性を感じました。

◆特定外来生物を発見した時には!

 見つけた特定外来生物を生きたまま許可無く運搬することはできません。不用意に捕まえず、まずはその場所の管理者や行政機関に相談することをお勧めします。

 ただし、特定外来生物を捕まえてしまった場合でも、その場ですぐ放すのであれば問題ありません。

 那須管理官事務所では、特定外来生物であるオオハンゴンソウ(キク科の植物)の駆除活動も参加・主催しています。今後も活動内容について紹介していければと思います!

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2019年06月18日萌える!「第49回あじさい祭」

富士箱根伊豆国立公園 下田 齋田滉大

 みなさん、こんにちは。下田管理官事務所の齋田です。

 梅雨空が続く毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。

 恵みの雨に新緑が美しく萌え立つ今日この頃、下田ではアジサイが見頃を迎えています。

 色とりどりのアジサイに包まれ、銅像も思わずうっとりこのポーズです。

【下田公園のアジサイと銅像】

 さて、今回はそんな満開のアジサイが楽しめる「第49回あじさい祭」をご紹介します。

 会場の下田公園では約300万輪のアジサイが見頃を迎え、多くの来遊客で賑わっています。

 アジサイの品種は100種を超え、色鮮やかなグラデーションが圧巻です!

 最も大きな群生地では、斜面一面に色とりどりのアジサイが広がり、まるで万華鏡の中に迷い込んだような気分になります。

【一番の群生地】

 市街地を一望できるビュースポットもまた、たくさんのアジサイに包まれます。今にも何か素敵な物語が始まりそうな景色ですね。

【海のみえる街】

 会場ではアジサイの鉢植えや海産物など地場産品を数多く販売しているほか、おしゃれなテラスカフェも営業中です。

 また、下田芸者の舞や下田太鼓の実演など楽しいイベントも盛りだくさんです。

 あじさい祭の開催期間は630日(日)ですが、アジサイは7月上旬頃まで見頃が続くそうです。是非一度足を運んでみて下さい。

 じめじめと湿っぽく憂鬱な気分になりがちな季節ですが、そんな気分もきっと晴れ渡ります!

 そしてなにより、満開のアジサイはインスタ映え間違いなしです!Instagramで開催中の「日本の国立公園フォトコンテスト2019」も要チェックですよ!

「第49回あじさい祭」

開催期間:2019630日(日)まで

開催場所:下田公園(伊豆急下田駅より下田海中水族館行きバス5分)

http://www.shimoda-city.info/event/ajisai.html#access

「日本の国立公園フォトコンテスト2019

Instagramからご応募下さい。受賞者には素敵な賞品をプレゼントしています!

https://nationalparks.tokyocameraclub.com/contest2019/

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2019年06月18日登山者カウンター設置しました!

南アルプス国立公園 南アルプス 本堂舞華

みなさん、こんにちは。

南アルプス自然保護官事務所の本堂です。

6月13日に北岳登山道上の2か所に登山者カウンターを設置してきました。

△登山者カウンターの設置を行う小池自然保護官

登山者カウンターの設置は平成22年から毎年設置しており、広河原から北岳山頂に続く、大樺沢ルート、白根御池小屋ルートのそれぞれでどんな時間にどれくらいの人が利用しているのかを調べています。

昨年度は度重なる台風の影響で大樺沢ルートの登山道に架かる橋が崩壊し、通行止めになったこともあり、大樺沢ルートの通過人数は入山・下山ともに少なかったです。大樺沢ルートは地形の関係上、雨の影響を受けやすく、大雨の直後は落石・土砂崩れの可能性が高くなります。開山後も登山道には雪が残り、雪渓を登ることになるため、アイゼンとピッケルが必須となります。融雪による落石もあるため、ヘルメットの携帯もおすすめします。

設置した登山者カウンターですが、正面で立ち止まったり、複数人が同時に通行したり、何度も行ったり来たりを繰り返してしまうとうまくカウントができない場合があります。カウンター前を通過される方は立ち止まらずに1人ずつ通過していただきますよう、ご協力お願いします。センサーで通過人数をカウントする機械であって、通過者の顔写真を撮ることはありませんので、ご心配なく!今年も雨にも負けず、風にも負けず、暑さにも寒さにも負けず、通過される皆さんをカウントしてもらいたいと思います。

広河原で見つけたお花を紹介します。

   

左は細かい花糸が放射状に開くカラマツソウ。右は菜の花に似た白い花を咲かせるヒロハコンロンソウ。どちらもちょこんと咲いている姿がとてもかわいらしいですよね。他にもアオマムシグサやニリンソウも咲いていました♪

△広河原から見た北岳のようす(6/13撮影)

★お知らせ

今週末、6月22日(土)に広河原インフォメーションセンターにて「2019 南アルプス開山祭」が行われます。

日 時:令和元年6月22日(土)午前10時から

場 所:広河原インフォメーションセンター

※雨天決行(南アルプス林道が通行止めの場合は南アルプス芦安山岳館にて行われます。)

地元・芦安中学校生徒による合唱や夜叉神太鼓の演奏、百年前の衣装を身にまとった山案内人による「蔓払い」の儀式が行われます。ぜひ、開山祭でお待ちしております!

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