ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2019年7月

26件の記事があります。

2019年07月31日尾瀬はニッコウキスゲが見頃になりました!

尾瀬国立公園 細川有希

みなさん、こんにちは

尾瀬国立公園檜枝岐自然保護官事務所の細川です。

突然ですがここでクイズです!

下の木道の写真にはある動物が写っています...

どこにいるかわかりますか?

答えは日記の最後で↓↓↓

(沼山峠と大江湿原の間の木道)

毎日、雨が続いていますが尾瀬にも夏の花が咲いてきました。

昨年と比べると大江湿原のニッコウキスゲがとても多く、三本松の近くが満開で一面が黄色くなっています。

私もこんなにニッコウキスゲが咲いているのを見たのは初めてなので感動しました。

(大江湿原のニッコウキスゲ 7/29)

今回は、燧ヶ岳に繋がる長英新道の整備のために行きました。

尾瀬沼から見晴方面に向かい5分くらいで長英新道の分岐に到着します。

尾瀬沼から燧ヶ岳に登る際の最短ルートなので長年使われており、雨の影響で土道が流れえぐれてしまったりどろどろになっている箇所があります。

そういった箇所は滑りやすく歩きにくいので、尾瀬のパークボランティアや尾瀬沼ビジターセンターのスタッフと一緒に人の手でできる範囲の整備を行います。

(どろどろの箇所には水が抜けるように路を作ります)

(泥を集めてえぐれた場所に埋め込みます)

(えぐれた箇所に石などをつめてこれ以上広がらないようにします)

途中で雨が降ってしまったので作業は中断してしまいましたが、これからも尾瀬を守るために活動は続いていきます。

自然が保たれ、皆さんが楽しめる環境であれば良いですね。

最後に冒頭のクイズを答えます!

答えは「オコジョ」でした!

木道を歩いていたら突然「ピピイィー!」と高い鳴き声が聞こえたので何かと思い見るとオコジョが木道の隙間から5m近くでこちらに顔を向けていました。

オコジョは好奇心旺盛な動物なので何もしなければ寄ってくることがあります。

立ち止まってカメラを構えていると20cm近くまで寄ってきました。

すばしっこくまともに撮れた写真もこれ1枚でしたが、初めて野生のオコジョを見てとても可愛らしくまた会いたいと思いました!

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2019年07月30日富士山の植物『須走ルート編』

富士箱根伊豆国立公園 沼津 山田優子

みなさま、こんにちは!!沼津管理官事務所の山田です。

やっと梅雨が明けました。いよいよ夏本番です。

今回は、富士山の植物を登山ルート別に紹介したいと思います。まずは須走ルート編です。

富士山はどんなイメージですか?

以前、富士山のルールについて書いた時に少し触れましたが、五合目から七合目くらいまでルートによってばらつきはありますが、皆さんが思っている以上に高山植物が生息しています。

富士山は標高が高く気温が低いので、平地では見頃の過ぎた植物もこれから見頃を迎えたりします。

今年は梅雨が長かったこともあり、山小屋さんの話では高山植物の開花が遅れているそうです。

梅雨が明け、これからたくさんの高山植物が次々と咲き始め登山道を華やかにしてくれることでしょう。

日本一の山「富士山」ですから、どのルートも登頂に多くの時間を要します。

その登山の疲れを一瞬でも癒やしてくれる高山植物を紹介したいと思いますので、これから登山を計画している方は、お目当ての高山植物を決めて探してみたり、ルートによって見られる植物が違うので、ルート決めの参考にするのもいいかもしれません。

~須走ルート~

須走ルートは標高1,970mから登りはじめ、本八合目で吉田ルートと合流します。

五合目から六合目付近まで樹林帯の中を緩やかに登り、八合目から岩場になります。

富士宮ルートに比べて距離も基準登山時間も長いですが、少しずつ標高を上げていけるので、高所順応しやすいと思います。

五合目のスタートから樹林帯の中を登りますので、緑が多く他のルートとは一味違う楽しみ方が出来るルートです。

【ベニバナイチヤクソウ】

山地帯から亜高山帯の明るいところに群生し、茎は赤みを帯び蛇行して曲がっています。花は淡いピンク色で下向きに咲きます。開花時期は6月~8月上旬頃。

須走ルート五合目から六合目付近で見ることが出来ます。一面に広がって咲いている場所があるので、見つけやすいと思います。小さくて可愛らしい花で登山道の脇にあるので近くで観察してみて下さい。

【ツマトリソウ】

亜高山帯の草地に生える多年草で、葉は茎の上部に5枚以上輪生状につき細い楕円形で先端が尖っています。花は白く上向きに咲きます。開花時期は6月~7月。

須走ルート五合目から六合目の間で見ることが出来ます。白い花を1つ咲かせるだけなので見つけにくいかもしれませんが、とても美しい花なのでぜひ見つけてみて下さい。花びらは7枚ですが、時々8枚の花があるようなので花びらを数えてみるのも楽しいですよ。


【クルマユリ】

ダケカンバ林や草原に生える多年草で、花は赤橙色で花びらの内側に濃い赤褐色の斑点があり斜め下向きに咲きます。開花時期は7月~8月。葉が放射状についている姿を車輪にたとえて「クルマユリ」と名付けられたそうです。

須走ルート六合目から本六合目の間で見ることが出来ます。7月15日の巡視の際はまだ蕾で、724日には開花していました。つぼみは目立ちませんが咲き始めると鮮やかな赤橙色で存在感がありますので見つけやすいと思います。


【シロバナノヘビイチゴ】

山地帯から亜高山帯の林縁に生息します。つる性の茎を地面に伸ばして生えるので一面に白い花を咲かせます。葉は三枚ではっきりとした葉脈が見えます。実は食べることが出来ます。開花時期は5月~8月で長い間楽しむことが出来ます。

須走ルート五合目から本六合目付近でよく見られます。登山道で一番多く見られる花です。一面がシロバナノヘビイチゴの花畑になっている所がいくつもあるので、小さな白い花を見て疲れを癒やして下さい。

【イワヒゲ】

標高2,800~3,000m付近の風当たりが強い溶岩の割れ目を這うように密生する小型の低木です。高山の特殊な環境に生える植物群で、鱗片状の葉で下に向かって伸びます。花は鐘形のすずらんのような白い花で下向きに咲きます。開花時期は7月頃。

須走ルート七合目から本七合目の間で見ることが出来ますので、岩の間を探してみて下さい。岩を這って伸びる姿には生命力を感じます。

【ハクサンシャクナゲ】

高さ1~3mの常緑低木で、枝先に白色から紅色を帯びた花を咲かせ、花びらの内側に淡緑の斑点があります。

須走ルート五合目から七合目の間で見ることが出来ます。須走口六合目山小屋付近に多く生息していて、開花時期は7月~8月。今年は花芽が少ないようですが、715日の巡視中に花芽のついた木も見られました。


▼富士登山オフィシャルサイト

http://www.fujisan-climb.jp/

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2019年07月30日火山の生み出した景色 三宅島(伊豆諸島地域)

富士箱根伊豆国立公園 伊豆諸島 竹下実生

こんにちは。伊豆諸島ARの竹下です。

ようやく梅雨が明けて、夏らしい青空がのぞくようになってきましたね!

7月上旬、三宅島へ行ってきました。

三宅島は、東京から南へ180kmの距離に位置する、伊豆諸島の中では大島・八丈島に次いで大きな島です。

島の中央には活火山である雄山がそびえ、約20~60年周期で噴火を繰り返しています。度重なる噴火活動によって生み出された力強い火山景観を、島の至る所で目にすることが出来ます。

三宅島、三七山展望台からの景色。ひょうたん山と赤場暁を一望できる。(2019年7月10日撮影)

「かつては海だった景色」

今から約80年前、左手に見える崖より右側は、海でした。

1940年(昭和15年)、海の中で噴火が起こり、右手に見える火山、「ひょうたん山」が現れたのです。

1940年、1962年と続いた噴火の溶岩流と噴出物は、海を埋め尽くし、左手の崖と「ひょうたん山」の間には、平らな溶岩台地、「赤場暁(あかばっきょう)」ができました。

赤場暁を流れた溶岩の先端部分。赤い断崖になっている。(2019年7月10日)

「赤い断崖」

「赤場暁」バス停から徒歩10分ほどで、海岸へ出ると、赤場暁を流れた溶岩の先端を見ることができます。

波に削られて、迫力のある断崖になっています!!

黒いスコリアで形作られているひょうたん山(2019年7月10日撮影)

「ひょうたん山」

「赤場暁」バス停から海岸へ至るコース上では、「ひょうたん山」の火口も間近に見ることが出来ます。

遠くから見ると大きな火口に見えますが、近づいてみると、意外と高低差が小さいので、すぐに火口の縁まで登っていけます。

ひょうたん山の上からは、植生の遷移によって緑に覆われつつある赤場暁の広がりを眺めることができます。

「ひょうたん山」と「赤場暁」の景色(「かつて海だった景色」)は、都道沿いの「三七山展望台」から眺めることが出来ます。

当時の風景を想像しながら地形を眺めてみると、火山の圧倒的なパワーを感じます...。


大路池北側桟橋からの景色。池の周囲はスダジイの原生林に覆われている。(2019年7月10日撮影)

「野鳥の楽園 大路池」

三宅島は、バードアイランドとしても有名です。

国の天然記念物「アカコッコ」やイイジマムシクイ、カラスバトなど、限られた地域でしか見られない野鳥を観察できます。

特に、「大路池」の周囲を巡る道は「日本一のさえずりの小径」とも呼ばれていて、バードウォッチャーに人気のスポットです。スダジイの原生林に囲まれた静かな場所で、小径を歩くと、あちこちから溢れるように小鳥の声が聞こえます。

この「大路池」、伊豆諸島では最大級の淡水湖で、

紀元前2000年以前に水蒸気爆発によってできた火口湖ということです。

大路池の畔に立つスダジイの巨木(2019年7月10日撮影)

「迷子椎」

池の畔には、「迷子椎」と呼ばれるスダジイの巨木が立っています。

数百年前から、噴火を司る神様の宿るご神木とされてきました。

密林の中でも、この巨木を目印にすれば迷子にならないという言い伝えから、「迷子椎」と呼ばれるようになったそうです。

今回は陸を中心に紹介しましたが、三宅島は海のレジャーでも人気のある場所です。

周囲の海域には黒潮が流れていて、魚影が濃く、種類も豊富ということで、ダイビングや釣りのスポットにもなっているようです。

火山景観などの見所も、まだまだ沢山あります!

皆さんもぜひ一度、三宅島に遊びに行ってみてください!

三宅島ジオマップ(★の部分が今回紹介した場所です)

「三宅島ジオマップ」発行:三宅村役場観光産業課 協力:三宅島観光協会

(★が今回紹介した場所です)

【三宅島へのアクセス】

○船の場合

・東京竹芝港22:30発→大型客船(約6時間半)→三宅島5:00着

・三宅島13:35発→大型客船(約6時間10分)→東京竹芝港19:45着

東海汽船ホームページ https://www.tokaikisen.co.jp/

○飛行機の場合

・調布飛行場⇔小型機(約50分)⇔三宅島空港 (1日3便就航)

 新中央航空ホームページ https://www.central-air.co.jp/

【三宅島 島内の観光情報】

・三宅島観光協会 https://www.miyakejima.gr.jp/access/

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2019年07月30日荒川岳の防鹿柵を設置しました!

南アルプス国立公園 南アルプス 本堂舞華

みなさん、こんにちは。

南アルプス自然保護官事務所の本堂です。

7月19日から21日にかけて、荒川岳に設置している防鹿柵の立ち上げ作業を行いました。荒川岳には、前岳と中岳の分岐を下った登山道下の西カール底と前岳南東斜面の2カ所に防鹿柵を設置しています。この2カ所は荒川岳の重要な景観を構成している場所であることから、お花畑を守るために平成23年度より設置しています。

1日目の移動、2日目の作業日はひっきりなしに雨が降り、時折、かなり強い風。3,000メートル級で受ける雨風は想像以上に身体へのダメージが強かったです。7月にも関わらず、立ち止まるとかなりの寒さを感じました。作業ができるかどうかも危ぶまれましたが、無事に作業することができました!また、設置している2箇所は傾斜が強くて作業が大変でしたが、ボランティアのみなさんの手際がとてもよく、あっという間に終えることができました。参加してくださったボランティアのみなさんに感謝です。

前岳南東斜面のお花畑に設置している防鹿柵は登山道を横断しているので、出入口に扉が設置されています。南アルプス山域で登山道を横断するように防鹿柵を設置している場所はこの荒川岳のみです。扉が開けっ放しになっているとニホンジカが入ってきてしまう恐れがあり、ニホンジカが入ってしまっては、防鹿柵を設置している意味がなくなってしまいます。

  

通過される際は写真のように「開けたら閉める」を徹底してください。なお、扉にはドアノブがついておりますので、確実に閉めるようにしてください。荒川岳の素晴らしいお花畑を守るためにも、みなさんのご協力をお願いします。


防鹿柵の中にはシナノキンバイやハクサンイチゲ、ハクサンチドリ、ミヤマクロユリなどが咲いていました。千枚小屋から荒川小屋の間ではツマトリソウ、イワツメクサ、シコタンソウ、ミヤマオダマキなどたくさんの高山植物が咲いていました!気温が低い日が続いていたことからまだつぼみの株もありましたので、しばらくはお花を楽しむことができそうです。

ようやく、関東甲信地域の梅雨明けが発表されましたね!これからたくさんの種類の花が咲き始めることでしょう。ガスが上がってきて周りの景色が見えないときは少し目線を下げて高山植物を観察しながら登山してみてはいかがでしょうか。

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2019年07月26日新宿御苑でアクティブ・レンジャー写真展、開催中!

南アルプス国立公園 南アルプス 本堂舞華

みなさん、こんにちは。

南アルプス自然保護官事務所の本堂です。

みなさんは新宿御苑を訪れたことはありますか?新宿御苑には園庭や大温室があり、歩道には季節の花が咲いています。この時期は樹木が涼しい木陰を作り、セミの鳴き声が聞こえます。終日、外国人観光客で大変賑わっています。

夏らしさを感じられるこの新宿御苑にあるインフォメーションセンター1階 アートギャラリーにて現在、アクティブ・レンジャー写真展が開催されています!

★ アクティブ・レンジャー写真展 - 国立公園・野生生物の姿 -

 開催場所  新宿御苑 インフォメーションセンター1階 アートギャラリー

 開催期間  2019年7月23日(火)から7月28日(日)13時まで

 開館時間  9:00から17:00

 入 館 料   無料

アクティブ・レンジャー写真展では、関東地方環境事務所管内で活動するアクティブ・レンジャーが国立公園や国指定鳥獣保護区で日々の業務で現地に足を運ぶなかで見つけた、イチオシの瞬間を展示しています。

写真をご覧になって、行ってみたいと思う場所があれば、写真額の下にあるアクセス情報を参考にしていただくほか、各国立公園のパンフレットを配布しておりますので、ぜひ、お手にとってみてください。アンケートにご協力いただいた方には国立公園オリジナルグッズを配布しています。

新宿御苑には千駄ヶ谷門、大木戸門、新宿門の3つがあります。インフォメーションセンターは新宿門の入場ゲートの横にあります。

インフォメーションセンターは入場が無料なので、お散歩気分で来ることができます。最寄りの新宿御苑前駅からは徒歩5分、新宿駅からでも15分ほどで着きます。また、インフォメーションセンターの中にはアートギャラリーのほかにオリジナルランチやスイーツが楽しめる「カフェ はなのき」があります。福島県産木材を使用したテーブルなどが配置されており、木の温もりを感じることができるカフェです。アクティブ・レンジャー写真展を見た後にカフェタイムをするものいいですね♪また、建物内は大きな段差がないため、車いすの方でも気軽に楽しむことができます。

■新宿御苑についての詳しい情報はこちら!

新宿御苑HP http://fng.or.jp/shinjuku/

アートギャラリーについて http://www.env.go.jp/garden/shinjukugyoen/3_event/event_05.html

アクティブ・レンジャー写真展新宿御苑会場終了まであと3日!会場の近くにお住まいの方、近くまで遊びに行かれる方。ぜひ、足を運んでみてください!


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2019年07月25日梅雨の大菩薩嶺

秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓

先週18日に、梅雨空のなか山梨県の大菩薩嶺に行ってきました。


(かつて青梅街道の最高地点だった大菩薩峠)

峠から山頂までの稜線は、東側が多摩川の源流域で東京都の水源林になっています。

山梨県内ですが、東京都が所有している山林です。


この日は西側の甲府盆地からどんどん雲が上がってきており、稜線はちょうど雲の通り道になっていました。天気が変わり続けるため、雲の流れが面白いです。

大菩薩嶺は日本百名山になっており、稜線の見晴らしが良いことから、登山者に人気があります。

晴れた日には、富士山や南アルプス、甲府盆地などを望むことができます。


(2016年5/13撮影)

夏の花はまだ咲き始めでした。

これから8月に向けて開花が楽しみです。

(シモツケの花)

下山時は雨に降られてしまいましたが、霧に包まれた森が幻想的でした。

登山される際は、急な雷雨など天候の変化に十分注意して下さい。

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2019年07月25日ユウスゲの開花とイベント告知

富士箱根伊豆国立公園 下田 齊田滉大

 みなさん、こんにちは。夏までのダイエットが間に合わなかった齋田です。

 長かった梅雨も終わりが近づき、スイカやかき氷やそうめんが美味しい季節がやってきましたね!

 伊豆半島の夏もいよいよ本番となり、照りつける日差しがいっそう眩しく感じられます。

 さて、今回は、そんな真夏の日差しが大嫌いな変わった植物が見られるスポットをご紹介します。

 奥石廊の池の原一帯に群生するユウスゲが見られるのは、石廊崎周辺の海岸線を一望できる小高い丘に位置するユウスゲ公園です。

 ユウスゲは、夏の夕方頃に開花し翌朝にはつぼんでしまうワスレグサ属の一日花で、富士箱根伊豆国立公園の指定植物の一つです。

【ユウスゲ(2019.07.23撮影)】

 西日に煌めく太平洋の碧を背に、草木の緑に包まれた可愛らしい黄色い花弁が磯風に揺れ動く様子は、言葉ではとても言い表すことの出来ない程に情緒的です。

【ユウスゲ群落(2019.07.23撮影)】

 ユウスゲの見頃は、7月下旬から8月中旬の15時から18時です。

 可憐で美しく、どこか幻想的な雰囲気を醸し出すユウスゲを一目見れば、きっとあなたもこの植物の虜になるかと思います。

 最後に、イベントの告知をさせて頂きます。

■「令和元年度 山の日環境教育プログラム」の応募受付を開始します

 みなさんお待ちかねの「山の日環境教育プログラム」の参加応募受付が来月の85日(土)からいよいよ始まります!

 募集人数は先着順で40名です。大人気の観察会ですので、今年もすぐに定員が埋まってしまうことが予想されます。是非お早めにご応募下さい。

 今回は、苔と緑に覆われた天城の秘境『皮子平』をベテランネイチャーガイドが動植物の解説を交えながらご案内します。

 沼津管理官事務所の山田ARの日記に見どころの一部を紹介しています。こちらも要チェックです。

当日のスケジュールや集合場所等の詳細は下記のURLをご参照下さい。

「令和元年度 山の日環境教育プログラム」

開催日:令和元年915日(日) ※荒天時延期 916日(月・祝)

開催場所:静岡県 伊豆半島 天城山

参加費:無料

URLhttp://kanto.env.go.jp/pre_2019/post_159.html

   http://kanto.env.go.jp/files/yamanohiamagi_1.pdf

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2019年07月25日トキの顔

佐渡 近藤陽子

皆様、こんにちは。

佐渡自然保護官事務所の近藤です。

<佐渡市金井地区>

 新潟県佐渡市では、7/16(火)に今期最後の野生下のトキのヒナが巣立ち、繁殖期が終わりました。現在、佐渡の各地で今年誕生したトキの幼鳥たちが確認されています。

 今回は、「トキの顔」についてお話します。

 トキの顔、よく見ると案外いろいろなことが分かるんです。

たとえば、こちらの2枚。

 


 トキのモニタリングを行っている職員は、この写真から、どちらが野生下で生きているトキで、どちらが放鳥されたばかりのトキ(つい最近まで飼育されてたトキ)かが分かります。

何を基準に判断しているのか。判断の決め手は「眼の色」です。

 

<野生下トキ>              <放鳥されたばかりのトキ>

 野生下で生きているトキの眼("虹彩"と呼ばれる黒目の周りの色)は濃いオレンジ色をしています。一方、放鳥されたばかりのトキの眼にはほとんど色がありません。

 放鳥されたばかりのトキは、生存確認のため、特に注意してモニタリングされています。個体識別用の足環(あしわ)が草に隠れて見えなくても、顔を見れば注意して観察しなければいけない個体だと分かります。

 眼の色は、トキが食べるエサによって変化していると考えられています。エサの種類が限られる飼育下トキに比べ、野生下トキは季節・環境に応じて様々な種類のエサを食べています。その結果、眼の色が濃く発色するようです。

 最後に、こちらの1枚をご覧ください。

 顔がオレンジ色で眼が黒く、後頭部の冠羽(かんう)が短いこのトキ。これは巣立って間もない幼鳥です。

 6~7月は、トキの巣立ちラッシュ。幼鳥たちが佐渡の各地で観察され始めます。

 水田でトキを見かけたら、遠くから静かに双眼鏡を使ってじっくり観察してみてください。幼鳥と出会えるかもしれません。

 観察を続けていると、様々なことが見えてきます。身近な生きものを継続して観察すると、思いがけない発見があるかもしれません。あなたのまわりの自然にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

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2019年07月23日梅雨の晴れ間(箱根地域)

富士箱根伊豆国立公園 三瓶雄士郎

こんにちは!富士箱根伊豆国立公園管理事務所の三瓶です。

箱根地域は雲がわきやすい地域のため、梅雨の晴れ間がほとんど無く、今年の梅雨はとても長く感じます。

本日、やっと日差しが差し込む梅雨の晴れ間となり、箱根ビジターセンター周辺の遊歩道を散策してきました。

 

【花の広場(左)と散策路(右)様子】

久々の青空、差し込む日差し、時折吹き抜ける風がとても心地よく、やっと夏が来たと感じました。

前記★箱根の積雪情報と同じ構図で撮影しましたが、やはり四季を感じるのはこの場所が一番ですね。

散策中は、森に棲む生きものたちも待ってましたと言わんばかりに、植物は花を咲かせ、動物はとても活発に活動していました。

【ノリウツギ】青い空、深緑、白い花、箱根に夏を告げる代表種です。

【大盛況】昆虫たちも待ってましたと言わんばかりに花(オカトラノオ)の周りを飛び回っていました。

【キジ】本当は真横の草むらに雌のキジが隠れています。撮影できなかったのは残念でした。

梅雨が明ければ、青空に映える深緑の森や湖畔、季節の草花や動物たちと出会う確立が上がります。

是非、夏休みはその動植物や季節の移り変わりを楽しみに箱根へお越し下さい。

また、箱根ビジターセンターでは夏休み期間(7月28日~8月17日)の間で箱根地区おパークボランティアが早朝観察会、自然観察会、クラフト教室を開催します。費用は無料です。(詳細:http://hakonevc.sunnyday.jp/index.html)宜しかったら是非ご参加ください。

 

〈今回の一押し写真〉

【ゲンジボタル】

箱根地域は6月下旬から7月上旬に発生します。夜道はイノシシなどに出会う確率が高くなります。ご注意ください。

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2019年07月19日富士山のルール知っていますか?

富士箱根伊豆国立公園 山田優子

みなさま、こんにちは!! 沼津管理官事務所の山田です。

雨の日が続いていますね。梅雨明けはいつになるのでしょうか?

富士山の巡視も雲の中が多く、時おり見える青空がごほうびになっています。

今回は富士山のルールについて書きたいと思います。

富士山が国立公園だと言うことをご存じですか?世界文化遺産になったのは2013年(平成25年)ですが、富士箱根伊豆国立公園に指定されたのは1936年(昭和11年)です。80年以上前になります。

国立公園とは「次の世代にも今と同じ感動を味わい楽しむ事が出来るように、優れた自然を守り後世に伝えていくために国が指定して、保護・管理していく」ということです。

登山者が多く訪れる五合目より上はおおむね特別保護地区で、たくさんの規制の中自然が守られています。特に富士山頂は特別保護地区と言って最も厳しい規制になっています。

【 動植物の採取禁止 】

富士山は溶岩に覆われて植物が少ないイメージの方が多いと思いますが高山植物が生息しています。そんな富士山の植物や実、昆虫を採ることは出来ません。疲れた体を支える為に、落ちている木を杖代わりに使うこともやめて下さい。

※動植物を採取しなくても、写真撮影等で登山道を外れて歩くと危険ですし、生態系に悪影響を及ぼす事があるので、登山道以外は入らないようにして下さい。

△フジハタザオ

△コケモモ

【 落書き禁止 】

石、岩、建造物等への落書きは禁止です。看板にシールを貼るなどの行為も禁止です。

【 溶岩の持ち出し禁止 】

富士山にある全ての石を持ち帰ることは禁止です。むやみに石を移動させたり、ケルンのように積むことやロックアートも禁じられています。

富士宮ルートの途中の岸壁に、自然に開いた無数の穴があります。その中にたくさんの石が詰められています。取り出しますが、次に巡視に行くとまた詰まっています。こういった行為も禁止ですので、ご協力お願いいたします。

△岸壁の穴に詰められた石

【 動物の放し飼い禁止 】

特別保護地区内で動物を放すことは禁止されています。富士山の登山道は溶岩とスコリア(ごつごつした細かい石)が多くペットの足にダメージを与える可能性がありますのでご遠慮下さい。

△溶岩とスコリア

【 テントの設営、たき火の禁止 】

富士山にはテントサイトがありませんので、ご宿泊は山小屋にお願いします。(※要予約)たき火は禁止です。バーナー等は、山小屋付近や人が集まる場所、ゴミの近くを避け、周囲に注意して使って下さい。

登頂記念に、山頂に持ってきた物を置いたり立てたりすることも出来ません。法律で禁止されていないことでも、ゴミは捨てない、軽装登山・夜間登山はしないなどマナー守って登山を楽しんで下さい。あるものは持って帰らず、ないものは置いていかないです。

美しい富士山を守るためのご協力お願いいたします!!

下記のリンクに富士山に関する最新詳細が載っていますので、これから富士登山を計画されている方も、観光で来られる方も参考にして下さい。

▼ 富士登山オフィシャルサイト

http://www.fujisan-climb.jp/

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