2019年7月 9日
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2019年07月09日尾瀬☆第49回会津駒ヶ岳やまびらき(7/6)
尾瀬国立公園 細川有希
皆さんこんにちは。檜枝岐自然保護官事務所の細川です。
先週の7月6日(金)に会津駒ヶ岳の山開きに行ってきました!
毎年、檜枝岐村が主催となり朝6時に山開きの儀を行いそれから記念バッジを配って登山者は山頂を目指します。
(大勢の登山者が登って行きます)
(山開き記念バッジ ハクサンコザクラ)
会津駒ヶ岳は途中駒の小屋を通って山頂まで4時間弱で着きます。
約3時間半は傾斜がきつい林内を通るので十分な水分補給が必要です。
一箇所、わき水を汲める水場がありますが会津駒ヶ岳の水分補給場所はここだけなので事前に準備して持って行くと良いでしょう。
(会津駒ヶ岳山頂から中門岳の間)
山頂付近はまだ残雪しており、滑りやすい箇所があります。
急な所はないのでアイゼンはなくても歩くことができました。
(ハクサンコザクラ)
せっかく撮った花が後ろ向きでした...
会津駒ヶ岳を代表する花であるハクサンコザクラは多くは咲いていませんでしたのでこれからが見頃になります。
2019年07月09日第61回 長衛祭が行われました
南アルプス国立公園 南アルプス 本堂舞華
みなさん、こんにちは。
南アルプス自然保護官事務所の本堂です。
6月29日(土)に長野県伊那市と山梨県南アルプス市の県境にある北沢峠の近くにある長衛小屋で「長衛祭」が行われました。
長衛祭では南アルプスの開拓者「竹澤長衛」翁の遺徳を偲びます。竹澤長衛翁は案内人を行うとともに山岳救助や高山植物の保護に大きく携わり、南アルプスの山々を誰もが安全に登山を楽しめる山にしたい、と登山道や山小屋の開拓に力を注ぎました。南アルプスを代表する仙丈ヶ岳登山道¨藪沢新道¨(大滝頭から馬ノ背)や¨栗沢山新道¨(長衛小屋から栗沢山)など自らの手で切り開きました。
「死んだら仙丈の方へ向けて埋めてほしい」と遺言を残したそうですが、この日は仙丈ヶ岳の山頂は見えず。竹澤長衛翁が天国で悲しい思いをしていたのでしょうか。お祭りでは、芦安小学校児童と長谷小学校児童による「ふるさと」の合唱や南アルプスカルテットによる演奏の中、竹澤長衛翁レリーフへ献花をしました。中盤から雨が降り、時折寒さを感じるほどでしたが、多くの方が参加されていました。
△献花のようす
交流会では竹澤長衛翁の愛した山々を荒らす、イノシシやニホンジカの肉の入った成敗汁や鶏とニホンジカの肉が入った炊き込みご飯が振る舞われました。
成敗汁をいただくのは3回目になりますが、変わらずとてもおいしかったです!イノシシやニホンジカが入っていますが、ジビエ特有の臭みは全くありません。野菜がたっぷり入っていて、雨風で冷えた身体にとっても染みました!
長衛祭を通して、山や自然を大切に、愛する気持ちを忘れずに安全で楽しい登山を心がけようと思いました。ここ数日は悪天候が続いております。登山道がぬかるんでいたり、石の表面が滑ることもあります。登られる際は足元に気をつけて登るようにしてください。
2019年07月09日至仏山開山祭
尾瀬国立公園 尾池こず江
7月1日(月)に至仏山(しぶつさん)の開山祭がありました。
尾瀬を代表する名峰の至仏山(標高2,228m)は日本百名山の一つで、尾瀬国立公園の群馬県側に位置しています。高山植物の宝庫としても知られており、山頂からは尾瀬ヶ原の風景を一望できます。
今年も開山祭は、至仏山の麓の鳩待峠で行われました。片品村長をはじめ尾瀬の玄関口である戸倉区の役員の皆様などたくさんの関係者が集まり、安全を祈願しました。
▲開山祭のようす
▲登山口の様子
▲至仏山登山口(鳩待峠)からすぐの木かげにギンリョウソウ
至仏山は、貴重な自然を守るために、様々な保護活動が実施されており利用にあたりルールが設けられています。至仏山残雪状況についてはこちら→https://www.oze-fnd.or.jp/archives/93164/
不安な方は、アイゼンやストックを携行し、雪渓を避けて湿原を踏み荒らすことのないようにお願いします。また植生保護と登山者の安全確保のため、至仏山頂から山ノ鼻側へのルート(東面登山道)は下り禁止となっておりますのでご注意ください。
さて、最近の尾瀬ヶ原の様子はというと、次々とお花が咲いています。
一部写真を載せてみたいと思います。
▲レンゲツツジ
▲ミツガワシワ
▲ムラサキヤシオツツジ
▲ニッコウキスゲが咲き始めました
これから尾瀬ではニッコウキスゲが見頃を迎えます。今年は花芽も多く期待できそうな感じですので、とても楽しみです。
こんにちは!富士箱根伊豆国立公園管理事務所の三瓶です。
今年は梅雨らしい様子が続き、事務所周辺は雲(霧)の中に包まれ、時折霧雨が降っています。
梅雨だからと思っていましたが、そろそろ太陽が恋しくなってきました。
さて、6月29日(土)に箱根地域パークボランティア(以下:PV)を対象とした研修会を実施しました。
テーマは安全対策についてです。先日、当地域所属のPVが怪我をする事案が発生し、これを機に今一度安全対策について見直すと共に、普通救命講習の再受講を行いました。
【開会の様子】
検討課題として、今後事故が発生してしまったときの対応マニュアルの作成や、事故を起こさないためにはどうするか事故防止に関する情報を共有しました。例年開催されている人気行事で、今年も当職が安全管理のため、参加してきました。
【普通救命講習の様子1(心臓マッサージの練習)】
箱根町消防本部仙石原分遣所の職員による普通救命講習会。PVの研修会として取得したのが約2年前。資格有効期限は3年間とされていますが、2年前に受講されていない方もいるため、実施しました。
【普通救命講習の様子2(心肺蘇生法の練習)】
講師の方から直近で心肺蘇生方法が一部変更(傷病者発見から心臓マッサージまでの手順が短時間になった)となったと聞き、とても驚きました。年々、その方法が変更されるため、3年以内に出来れば再受講してほしいとレクチャーがありました。コチラとしてもまだ受講していないPVもいるため、定期的に開催をしようかと思っています。
PVは、箱根ビジターセンターで夏休み期間(7月28日~8月17日)の間で早朝観察会、自然観察会、クラフト教室を開催します。費用は無料です。(詳細:http://hakonevc.sunnyday.jp/index.html)宜しかったら是非ご参加ください。
〈今回の一押し写真〉今回から通勤、勤務中に撮影した風景、動植物を1枚ずつ挙げていこうかと思います。
【イノシシ】実は成獣の後ろの藪には5~6匹の幼獣(うり坊)がいます。一家勢揃いでお食事中でした。