ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2019年10月

15件の記事があります。

2019年10月31日台風通過後の箱根(箱根地域)

富士箱根伊豆国立公園 三瓶雄士郎

こんにちは!富士箱根伊豆国立公園管理事務所の三瓶です。

10月12日(土)に箱根を直撃した台風19号。通過後より報道各局で連日報道されているとおり、箱根町ではとても大きな被害がありました。芦ノ湖は満水となり、周辺の駐車場は水没。主要道路は土砂崩れや沢や池からの流れ出た水が道路を流れていたため、1週間程度は交通規制がありました。1日の降水雨量が日本一(1000mm)を記録しただけはあります。国道138号線や登山電車の運行も土砂崩れのため、今現在も通行止め、不通になっています。

【台風通過後の元箱根の様子(箱根ビジターセンター(以下:箱根VC)提供)】

(左)芦ノ湖岸の遊歩道。普段は右側に写っている石柱の右側が芦ノ湖。

(中)箱根VC管理の駐車場。芦ノ湖からは5mくらい離れているが、水没していた。

(右)全壊した貸しボート屋の小屋。芦ノ湖沖に漂流していたのを湖岸まで牽引してきたそうです。

台風通過後、神奈川県や箱根町、箱根VCの職員が箱根内の登山道の被害状況を調査しました。微弱ながら当職も協力させていただきました。

【登山道調査に集まった方々】

毎月第4水曜日、箱根町が主催する「箱根登山道補修隊」。今回は確認できていない登山道の調査を行うため、ボランティア含め、16名が参加しました。

【調査ルート(引用:箱根町ハイキングマップ)】

 今回は確認できていない登山道4ルートを手分けして踏査しました。当職は③を踏査しました。

 ①宮城野別荘地~明神ヶ岳~火打石岳~矢倉沢峠~金時山登山口

 ②宮城野~明星ヶ岳~塔ノ峰~塔ノ沢

 ③湯坂路入口~鷹巣山~千条ノ滝~浅間山~宮ノ下

 ④箱根関所前~屏風山~甘酒茶屋

【(左)台風通過前の千条ノ滝/(右)通過後の様子】

 登山道自体は倒木以外、通行止めになるほどの被害はなかったのですが、自然観察会で通過している千条ノ滝の滝壺と排水路が土砂で埋まり、滝前の広場は水浸し。小涌谷駅から続く遊歩道も斜面から出る沢の水が溢れて、水浸し。水が引くまでしばらく通行止めになるそうです。 

そして昨日、事前に土砂崩れが発生し通行止めになっていた宮ノ下の堂ヶ島遊歩道の補修活動に行ってきました。

【登山道補修の様子】

従来の登山道はしばらく崩落が予測でき、復旧できないため迂回路を新たに作りました。

斜面には階段、ぬかるみには石畳、手慣れたベテランボランティアの技術は相変わらず惚れ惚れします。

【打ち上げられたゴミの回収】

 この場所は早川と蛇骨川の合流地。両河川からの大量の水が押し寄せたため、川岸から数十m離れた登山道まで増水したようです。そのため、両川からの漂着ゴミが登山道場に散乱していました。漂着ゴミのほとんどは、発泡スチロールやペットボトル。日頃からゴミ拾いをしていますが、この量が流れ着くとは正直どこに捨てられていたのか怒りを覚えます。

【(左)回収後の様子/(右)回収したゴミの量】

70Lのゴミ袋10袋。袋が足りず、まだ藪の中に今回拾ったゴミくらいの量が隠れています。いつ拾いに行くか・・・。

他のコースの踏査も終わり、全ての登山道の調査が終わりました。今回確認したコース上では千条ノ滝周辺以外は通常通り散策可能ですが、未だ斜面から水が湧き出て、登山道がぬかるんでいる箇所があるため、注意して下さい。

また、登山道情報は、箱根町と箱根VCが協力して登山道情報をまとめて下さり、それぞれのホームページに現在の状況を掲載していますまた、箱根町のホームページには箱根町内の道路交通情報も掲載されていますので、箱根にお越しになる際は必ずご確認いただいてからお越し下さい。

◆箱根ビジターセンター(http://hakonevc.sunnyday.jp/index.html

◆箱根町(https://www.town.hakone.kanagawa.jp/index.cfm/10,4102,48,181,html

〈本日の一押し写真〉

【雲に浮く箱根山】

今朝、北西側の外輪山から見た様子。箱根の場合は標高1000m以上の場所に行くと雲海が見やすいです。

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2019年10月31日上から見るトキ

佐渡 菅野萌

皆さんこんにちは。

佐渡自然保護官事務所の菅野です。

佐渡では朝晩がかなり冷え込む季節となり、事務所周辺の木々も色づき始めてきました。
大佐渡の山々も尾根の方から紅葉が深まり始め、朝日に照らされると一層赤みを増すのでとても綺麗です。

▲朝日に照らされる大佐渡の山々

さて、こんな良い眺めの場所で私は朝から何をしているのかというと・・・

もちろん野生下トキのモニタリングです!

ご存じのとおりトキは鳥ですから、ひとたび飛んでしまえば、林の1つや2つも何のその。

観察しているトキが建物や林の向こう側へと飛んで行ってしまえば、その行方をすぐに追うことはできません。

ねぐら出するトキを観察していても、飛んでいった方向しか把握することができず、実際どこのエサ場に降りたのかは探してみないと分かりません。そんな時、高台からのモニタリングが有効になるのです。

▲高台からのモニタリングの様子

写真のように平野部を一望できる高台から見下ろすと、トキの動きが一目瞭然!


どこでエサを食べているのかも正確にわかるので、トキを探して車で動き回っている他のモニタリングメンバーに場所を教えることができます。

▲飛んでいるトキ(左側に1羽、右側に3羽)

写真だとハッキリしませんが、実際は動いているので目立ちます

しかし、あちこちでトキが飛んでいる様子が見えてしまうがゆえに、どの群れを追うべきか迷ってしまうこともしばしば・・・

なんとか「このトキたちを最後まで追うぞ!」と心に決めてエサ場におりるところまで見届けても、その場所が一体どこであるのか特定するのに一苦労。

やはりモニタリング技術は経験がものを言うのだなと思いながら、早く一人前になれるよう今日も奮闘中です。

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2019年10月30日ノスタルジックな秋の日に

富士箱根伊豆国立公園 下田 齋田滉大

みなさま、こんにちは。タンスから出したセーターの匂いに懐かしさを感じる齋田です。

特定の匂いを嗅いだときに遠い昔のような心もちがするのは、なんだか不思議な感覚ですね。

この季節は、どこからともなく漂う金木犀の香りに、いつかの記憶がよみがえる方も多いのではないでしょうか。

さて、今回はそんな懐かしさを感じる伊豆半島西海岸の夕日をご紹介します。

残念ながらこの日記からは秋の匂いを共有することはできませんが、写真を通じて、美しい景色から感じる懐かしさや伊豆半島の魅力をお伝えできれば嬉しく思います。

一つ目にご紹介するのは、西伊豆町の大田子海岸から見える夕日です。

【西伊豆町 大田子海岸より望む夕日】

燃えるような夕日が、うるんだ赤い硝子球のように海の果てに沈んでいく様子は、言葉ではとても言い表すことの出来ない程に情緒的です。

また、夕日の橙色とは対照的な、地平線に浮かぶ島々からなるどこまでも黒い陰影がとても美しく感じられます。

写真では大きな一つの島のように見えますが、「男島」や「女島」、「メガネッチョ(通称)」等の複数の島々から構成されています。

二つ目にご紹介するのは、西伊豆町の黄金崎から見える夕日です。

【西伊豆町 黄金崎より望む夕日】

西に傾いた日の光を受けてその名の通り黄金色に移りゆく岩肌は、静岡県の天然記念物に指定されています。

また、この写真からは富士山を確認することができませんが、代表的な展望地として環境省の「富士山がある風景100選」にも選定されています。

洪波洋々と広がる海はもちろんのこと、夕日や富士山の他に、馬の頭にそっくりの岩壁「馬ロック」もそびえ立つ、見どころ盛りだくさんの人気スポットです。

伊豆半島西海岸の夕日はいかがでしたか?

懐古の情に浸りがちな秋の季節に、是非一度、伊豆半島の真っ赤な夕日を眺めにお越し下さい。

日記の写真では伝わらない、夕日のあたたかさや潮風のやわらかさ、波の音、浜辺の湿った匂いが、あなたを「遠い日の思い出」に連れ戻してくれることと思います。

また、夕日の見える場所はまだまだたくさんありますので、ご家族やご友人と一緒に自分たちだけの夕日スポットを見つけて、新しい「遠い日の思い出」をつくってみるのも楽しいかもしれませんね。

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2019年10月30日荒川岳の防鹿柵撤去作業

本堂舞華

みなさん、こんにちは。

南アルプス自然保護官事務所の本堂です。

104日から6日にかけて静岡県ボランティアネットワーク、特種東海フォレストのみなさんと荒川岳防鹿柵撤去作業へ行ってきました。荒川岳は南アルプスの南部、静岡県に位置する山です。東岳(悪沢岳)、中岳、前岳の3つの山を総称し、「荒川三山」と呼ばれています。中でも東岳(悪沢岳)は標高3,141m、日本で6番目に高い山です。

荒川岳には西カール底に2箇所、前岳南東斜面に1カ所防鹿柵を設置しています。西カール底、前岳南東斜面と聞くと「どこだろう?」と思う方が多いかと思いますが、前岳・中岳分岐と荒川小屋の間にあります。この2カ所は荒川岳の重要な景観を構成している場所であることから、お花畑を守るために平成23年度より設置しています。夏季の立ち上げ作業の記事はコチラから!

西カール底の作業のようすです。写真をクリックし、拡大して見てみると小さく人が写っているのが分かります。ご覧のとおり、とても広大な現場です。

¨こんなところにシカがくるの?¨と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、実際に防鹿柵のすぐ脇にニホンジカの足跡が確認されました。ニホンジカ以外にもクマの糞があったりと、動物が生息している、できる場所であるということを感じさせられました。

今回の撤去作業は、1.ポール先端に固定されているネットを外す、2.ポールを外す、3.ポール及びネットが雪崩等で流されないように紐で縛るという3つの作業です。3人から4人1組に分かれて作業をします。

立ち上げ作業時に設置した登山道を横切るように設置されている防鹿柵のドアも無事、撤去されました。設置時は傾かないようにきつく固定するなどの微調整をしながらでしたが、撤去時はあっという間に撤去されました。

シーズン中、柵内の高山植物は綺麗に花を咲かせることができたようで、登山者のみなさんの「開けたら閉める」の徹底をのおかげです。ご協力、ありがとうございました!作業時は晴天が続き、富士山や赤石岳を眺めながら作業を進めることができました。

今回の作業に参加された方の中にはこの防鹿柵作業が始まった当初から参加されているベテランさんもいらっしゃいますが、今年度は初参加の方も多くいらっしゃいました。実は、このようにボランティアを募って活動を行っている山域は少なく、他山域に比べて活動が進んでいるといわれています。参加者の中には東京都や神奈川県、福島県や石川県から参加されている方もいらっしゃいます。荒川岳の作業だけでなく、三伏峠、塩見岳、茶臼岳、聖岳で行われています。アクティブ・レンジャー日記を通して、活動に参加するきっかけになれば幸いです。

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2019年10月23日台風19号の爪痕

南アルプス国立公園 南アルプス 本堂舞華

みなさん、こんにちは。

南アルプス自然保護官事務所の本堂です。

各地で大きな被害をもたらしている台風19号が去ってから1週間ほどが過ぎました。事務所がある芦安を流れる御勅使(みだい)川では台風通過中は水量がかなり増え、流れもとても早くなっていたようです。台風通過後もご覧の通り。


普段はとてもきれいな水が流れ、岩などが見えるくらいの水量ですが、ここ数日は綺麗な御勅使川を見ることができていません。水量が増しているだけでなく、木が流されてしまっています。

被害は山の麓だけではありません。台風通過後の晴れた日に北岳に設置してある登山者カウンターの点検に行ってきました。

一見、なんの変化もないように見える登山道。広河原から北岳方面に登る際に必ず通過する登山道です。写真を拡大してみると小石がたくさん。そして、隙間を埋めるように流れてきている砂。白根御池小屋と大樺沢の分岐の間にはいくつか沢があり、登山道にあふれてあることはよくありますが、こんなに小石や砂が流れてくるほどの水量ではありません。台風通過中、この登山道が水の流れ道になってしまっていたようです。

北岳での主な被害は白根御池小屋経由の登山道が一部崩落(現在は通行可能)、大樺沢ルートの仮設橋が崩壊し、通行止めになっています。

ロープが引っ張ってあるだけなので、くぐれば通過できますが、大樺沢ルートは急流で渡渉をして通過できるような川ではありません。また、右岸も崩落により通行できないルートになっていますので、興味本位だとしてもくぐって大樺沢ルートへは行かないようにしてください。北岳山頂は白根御池小屋経由ルートを使って登山してください。

広河原インフォメーションセンターの前を流れる野呂川。北沢峠のほうから水が流れています。左は台風前に撮影したようす。右は通過後。見比べてみてください。

  

川のようすが変わってしまっています。川の真ん中に生えていた植物もすべて流され、土砂だけが残っています。河川の入り口が砂浜に変わってしまいました。台風通過中は川の一面を茶色の水で覆い、御勅使川と同様、石が見えないくらいの水量だったようです。山小屋のスタッフの方々は本当に恐ろしい思いをされたと思います。

今回の台風の影響で通行できなくなっている林道や登山道はとても多いです。とても有難いことにSNSで近状を発信している山小屋もあります。ただ、状況が変わっていることもあるかもしれないので、登山を計画されている方は事前に山小屋に確認をするようにしてください。

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2019年10月21日伊豆山稜線歩道『達磨山・古稀山』

富士箱根伊豆国立公園 沼津 山田優子

みなさま、こんにちは。沼津管理官事務所の山田です。

10月の初め頃の気温は30℃を越えていた沼津も、ここ最近は気温が下がり寒く感じる日があります。山の紅葉が進みそうです。

先日の台風19号では、被害の範囲が広く沼津管轄内でも多くの場所で影響が出ております。被害を受けた皆さまには心からお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復旧を願っております。

台風の影響で、伊豆半島の道路は通行止めや通行規制がかかっている場所がありますので、登山や観光を計画されている方は事前に交通情報の確認をお願いいたします。

▼静岡県道路通行規制情報システム

http://douro.pref.shizuoka.jp/kisei/program/

▼静岡県道路公社

http://siz-road.or.jp/sz/regulate/

今回は、前回紹介した「金冠山」に引き続き、台風直前に巡視に行った伊豆山稜線歩道の「達磨山」と「古稀山」を紹介したいと思います。標高は達磨山が982m、古稀山が920mと大きな山ではありませんが、達磨山の開けた山頂では360℃のパノラマが広がっています。古稀山は"富士山がある風景100選"として選ばれた場所の1つです。

【 達磨山中腹から望む富士山( 10月10日撮影) 】

この時期の富士山は青く、海と空と一体化しているように見えます。10/17に静岡側で初冠雪したので、この先雪化粧の富士山が見られると思います。(※富士山の初冠雪は山梨県甲府地方気象台から富士山の一部が白くなった状態が初めて見られたときなので、正式発表はこれからになります。)

写真を見ると分かりますが、伊豆山稜線歩道は伊豆スカイラインに沿っています。今回紹介する「達磨山」と「古稀山」も歩道を縦走しなくても、伊豆スカイライン上にそれぞれ登山道への駐車スペースがあるので、そちらを利用して山頂の景色を楽しむことが出来ます。登山道は風当たりが強く日陰もないので距離は短いですが、最低限の装備は整えて登山することをおすすめします。

また縦走コースも伊豆スカイラインの脇を歩く場所がありますので、走行している車やバイク等にお気を付け下さい。

【 リンドウ (達磨山10月10日撮影) 】


【 センブリ (達磨山10月10日撮影) 】

登山道では、リンドウやセンブリ、ノコンギク、アキノキリンソウなどが咲き始めていました。稜線上はクマザサにおおわれていて植物が少ないので、色とりどりの花は目につきやすく発見しやすいと思います。

先日、伊豆諸島管理官事務所 竹下さんのアクティブ・レンジャー日記で、「秋の三原山」の紹介がありました。伊豆諸島管理官事務所は大島にあり、沼津管理官事務所と同じ富士箱根伊豆国立公園内の事務所ですがなかなか会うことがありません。でも日記で紹介している見頃の植物が海の向こうの大島と一緒でとても近く感じました。

【 古稀山山頂から望む富士山 (10月10日撮影)


【 古稀山山頂から望む富士山 (1月撮影) 】          

今回のコースも色々なパターンで組むことが出来ます。戸田峠から古稀山や、稜線の天城峠側から達磨山を目指すことも出来ます。体温調整できる動きやすい服装(上着)と靴、コースに合った十分な水分等を準備してご自身に合ったコースを計画して、これから紅葉の進む伊豆半島の山々や雪化粧の富士山をぜひ見に来て下さい。

<コース例:片道>

戸田峠駐車場→小達磨山→達磨山→古稀山 (所要時間:約1時間30)

土肥峠駐車場→伽藍山→古稀山→達磨山 (所要時間:約1時間10分)

達磨山 (所要時間:約30分)

古稀山 (所要時間:約20分)

▼富士箱根伊豆国立公園"富士山がある風景100選"

http://kanto.env.go.jp/to_2017/post_94.html

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2019年10月18日【那須】登山道・紅葉情報(茶臼岳・那須高原)

日光国立公園 菅野敬雅

 こんにちは、日光国立公園 那須管理官事務所の菅野です。

 台風19号で被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

■登山道情報

 茶臼岳・那須高原においても、台風19号による影響が発生しております。

 10/18時点で登山道の通行止めはありませんが、土砂流出や洗掘が著しく、滑落や浮石に注意が必要です。無理をせず自己責任の範疇で、安全な登山を心がけてください。

▲峰の茶屋跡避難小屋~牛ヶ首(写真:那須山岳救助隊提供、10/13撮影)

 お越しの際は、以下のページ等で訪れる場所の最新の情報をご確認いただきますようお願いいたします。

●那須高原ビジターセンター

・HP<お知らせ> http://www.nasuheiseinomori.go.jp/vc/category/infomation/

・Facebook https://www.facebook.com/nasuvisi/

●那須平成の森

・HP<お知らせ> http://www.nasuheiseinomori.go.jp/category/infomation

・Facebook https://www.facebook.com/nasuheiseinomori/

●那須町観光協会

・オフィシャルサイト http://www.nasukogen.org/

・Facebook https://www.facebook.com/nasukanko/

・スタッフブログ http://www.nasukogen.org/blog/

■紅葉情報

 10/10頃にピークを迎えていた姥ヶ平ではほぼ終了しており、紅葉前線は那須岳から那須高原に向かって下降中です。現在は晴れていれば、那須街道を上がってくるときに赤く染まった那須岳の山腹が楽しめます!

 那須高原の紅葉はまだまだこれから!

 おすすめの駒止の滝は、10/15時点で色づき3割程度とのこと。待ち遠しいですね。

▲駒止の滝の紅葉(2016/10/24撮影)

●駒止の滝紅葉情報は→http://www.nasuheiseinomori.go.jp/category/nature

 最後に、那須の山で見た印象的な朝の景色をご覧ください。

▲朝焼けとカリヤスモドキ。峰の茶屋跡避難小屋付近にて10/10撮影。

▲日の出前の沼ッ原湿原。10/17撮影。

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2019年10月18日冬の使者、到来

佐渡 近藤陽子

 皆様、こんにちは。

 佐渡自然保護官事務所の近藤です。

 連日、台風19号の被害状況が報道され、被害のあまりの大きさに言葉を失う思いです。

 亡くなられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、ご遺族と被災された方々へ心からお見舞い申しあげます。1日も早い復旧・復興を心より願っております。

 佐渡では、温泉施設が床上浸水の被害に遭い、一部地域では停電も起こりました。また、各地で崩落があり、復旧作業が進められています。

 台風は、多くの被害をもたらしましたが、珍客も運んできました。


<佐渡へ飛来したハクチョウの群れ>

 100羽を超えるハクチョウの群れです。

 佐渡で見かけるハクチョウの多くは、渡りの途中に一休みするだけで、越冬する個体はほとんどいません。多くても20~30羽程度。佐渡に来て5年経ちましたが、一度にこれほどまとまった数のハクチョウを佐渡で見たのは初めてでした。

 現在、佐渡に飛来しているハクチョウは、コハクチョウとオオハクチョウの両方がいるようです。

 くちばしの黄色い部分が、くちばしの先にかけて鋭角に入るのがオオハクチョウ、丸く入るのがコハクチョウです。


<オオハクチョウ:くちばしの黄色い部分が、くちばしの先にかけて鋭角に入る>


<コハクチョウ:くちばしの黄色い部分が、くちばしの先にかけて丸く入る>

体の大きさもオオハクチョウのほうがコハクチョウよりも一回り大きいです。

 

 遙かシベリアから渡ってきたハクチョウたち。佐渡でしっかり栄養を蓄えて、越冬地へ無事に渡って行ってくれることを願います。




おまけ

次の2枚の写真には、ハクチョウではない鳥が混ざっています。

<答え>

1枚目 ダイサギ

2枚目 トキ (右隅のねずみ色の鳥は、コハクチョウの幼鳥です)

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2019年10月18日秋の三原山 大島(伊豆諸島地域)

富士箱根伊豆国立公園 竹下実生

こんにちは。伊豆諸島管理官事務所の竹下です。

先日の台風19号では、広範囲で甚大な被害があり、驚いています。台風による被害に遭われた方々に、心からお見舞いを申し上げます。伊豆諸島では、前回の台風15号による被害から復興中の地域が多くありますが、さらなる大きな被害は出ていないようです。

台風の襲来する直前、三原山へ巡視に行きました。景色は、すっかり秋になっていました。


▲三原山の周囲は一面ススキの原になっている

黒い砂漠と白いススキの世界で、ぱっと目を引くのはシマガマズミの赤い実です。鮮やかな赤色の木の実を見ると、秋が来たな、と実感します。足下では、白いセンブリの花が咲き始めました。小さな白い花がぎゅっとまとまって咲いている様子がかわいらしいです。淡い紫色が綺麗なノコンギクも開花中です。

▲シマガマズミの果実

▲センブリの花

▲ノコンギクの花

裏砂漠や三原山の斜面には、イタドリやアシタバが寄り集まって形成された、小さな緑の島が点々と広がっています。しかし、台風15号の暴風により葉や茎が擦り切れて枯れてしまい、茶色にはげてしまっていました。

台風15号から約3週間後、様子を見に行くと、イタドリやアシタバが新しい芽を出していました。こうした様子を見ると、厳しい環境の中で真っ先に芽を出す種類の植物の力強さを感じます。

その新しい芽も、先日の台風19号の暴風によって再び擦り切れてしまいましたが、数週間後には、また負けずに芽を出すのではないかと思います。

▲暴風により擦り切れてしまったイタドリなどの植物(台風15号通過後・9月18日)

▲山の斜面と砂漠にはイタドリやアシタバなどの植物が寄り集まって緑色の島を点々と形成しているが、台風通過後、はげてしまった(台風15号通過後・9月18日)

▲イタドリの新しい芽と、南東方向から見た三原山内輪山の姿。(台風15号通過から約3週間後・10月9日)

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2019年10月15日紅葉進む仙丈ヶ岳へ行ってきました

南アルプス国立公園 南アルプス 本堂舞華

みなさん、こんにちは。

南アルプス自然保護官事務所の本堂です。

10月初旬に仙丈ヶ岳へ巡視に行ってきました。標高3,033mの仙丈ヶ岳はなだらかで優雅な姿から「南アルプスの女王」と呼ばれています。南アルプスの山々の中でも比較的、危険な箇所が少なく、3,000m級の山デビューにおすすめの山です。

今年は紅葉の進みが遅いと言われていますが、高標高域では徐々に進んでいました。今回の巡視で見ることができた景色の一部をみなさんに紹介したいと思います。

■日の出と甲斐駒ヶ岳

今回の巡視は1泊2日。前日の夜に突如大雨が降り、翌日の天気がどうなってしまうのか、不安に思いましたが、起きてみるとこの景色。雲海が広がり、徐々に甲斐駒ヶ岳が赤く染まっていきました。遠くからでも目立つ甲斐駒ヶ岳の白さは、山全体が花崗岩に覆われているからです。仙丈ヶ岳が「南アルプスの女王」と呼ばれていることに対して、荒々しい山容からコアなファンからは「南アルプスの貴公子」と呼ばれているようです。

■日本のTOP3!

「日本で1番高い山はどこ?」と聞かれて、多くの方は「富士山」と答えることができるでしょう。では、「日本で2番目と3番目は?」と聞かれたら...悩んでしまう人が多いと多いと思います。日本で2番目に高い山は北岳、3番目は間ノ岳になります。(同位で北アルプスの奥穂高岳もあります)左にある色が薄い山が富士山、1番高く見えるのが北岳、右が間ノ岳になります。この仙丈ヶ岳からは1番、2番、3番を一緒に見ることができます!このような構図でTOP3を見ることができる場所は仙丈ヶ岳だけです!

■藪沢カールと紅葉のようす

南アルプス山域には2万年前頃に作られた氷河・周氷地形が残っています。カールは別名「圏谷(けんこく)」といい、氷河によって山頂付近が削られてできたもので、スプーンで削ったように丸みを帯びたゆるやかな谷地形が特徴的です。仙丈ヶ岳では小仙丈カール、大仙丈カール、藪沢カールの3つを見ることができます。ところどころ紅葉が進み、とても綺麗でした。カールの下にあるのは仙丈小屋です。今回の巡視では、仙丈小屋付近でライチョウファミリーに出会うことができました。ヒナも大きく育ち、冬支度を始めているようで、お腹の部分が少し白くなっていました。

■馬の背の紅葉と八ヶ岳

馬の背ヒュッテから仙丈小屋までの登山道を登り、ふと後ろを振り返ってみるとこの景色!うっすら見える八ヶ岳連峰と紅葉真っ盛りの馬の背の組み合わせがいいな、と感じました。この日の朝方は予報よりも天気が落ち着き、八ヶ岳を始め、南アルプスの山々はもちろん、北アルプスもよく見えました。

東日本に大規模な爪痕を残していった台風19号。南アルプス山域にもかなりのダメージを受けてしまった模様です。林道や登山道が崩れてしまい、通行のメドが立っていない場所もあります。しばらくは地盤が緩み、落石や崩落の危険性が高くなるかと思いますので、登山の計画を立てている方は本当に気をつけてください。台風の影響により営業期間を短縮し、営業が終了している山小屋もありますので、入山される前に状況を確認するようにしてください。

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