ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

RSS

2020年4月

20件の記事があります。

2020年04月30日【小笠原】#STAYHOME巡視

小笠原国立公園 玉井徹

こんにちは

外出自粛中の息抜きにおうちで小笠原国立公園を巡視してみませんか。

Googleマップのストリートビューでは小笠原の海から山まで見ることができます。

父島高山周辺 振り向くと天然記念物の南島がよく見えます。

とっても気持ち良さそう。

兄島海域公園地区 おうちでスノーケリングまでできます。

素晴らしい時代ですね。

事態が収束しましたら、ぜひ体感しに来て下さい。

玉井

ページ先頭へ↑

2020年04月30日制札調査って?

佐渡 菅野萌

皆さんこんにちは。

佐渡自然保護官事務所の菅野です。

佐渡では424日に今季初の野生下トキのヒナ誕生が確認されました。

▲静止画だとわかりにくいですが、黄色の丸で囲っているところにヒナがいます 

昨年4月に着任した時は、すでに営巣・抱卵しているペアがほとんどであったように記憶していますが、今回はトキがペアで行動するようになる12月下旬頃から、ずっと見守ってきたので、喜びもひとしおです!

さて、佐渡のアクティブ・レンジャーの業務で「野外」といえば、ほとんど野生下トキのモニタリングなのですが、今回はちょっと違う「野外」での業務についてご紹介します。

その1つが国指定鳥獣保護区の制札(せいさつ)調査です。

制札?さて何のことやら?と思った方は下の写真をご覧ください。

山の中や道路脇で見たことがある方もいるのではないでしょうか。

制札とは、鳥獣保護区を示す看板のことなのです!

「鳥獣保護区」とはその名の通り、鳥獣の保護を図る区域であるため、狩猟が禁止されています。

また、佐渡にある「国指定小佐渡東部鳥獣保護区」の中には「特別保護地区」というものがあり、その区域では木や竹の伐採など、一定の開発行為が規制されます。

鳥獣保護区の制札は一般道路の脇などに設置されていることが多く、車を使って設置状況を調査することができるのですが、国指定小佐渡東部鳥獣保護区内の特別保護地区の制札は山の中にあります。

この時ばかりは、車を使ってのモニタリングで楽をしている足に鞭打って、歩かなくてはなりません・・・!

(楽をしているのは足だけで、モニタリング自体は楽な業務ではありませんよ・・・!)

▲道路沿いの制札調査の場合      ▲山の中の制札調査の場合(ひたすら歩きます・・・)

制札に辿り着いたら、設置状態や支柱・板面のサビ具合などをチェックし、記録を取っていきます。周りの雑草が伸びていたら草刈りをし、傾いたり、倒れてしまっている制札を直すこともあります。

 

▲支柱のぐらつき具合はどうかな・・・?

意外とやることが多いので、持ち物もたくさんあります。

かなづち、ドライバー、スコップ、草刈り鎌、ナタ、カメラ等々・・・

特に山の中に入るときは、救急箱や、飲み物・行動食も忘れてはいけません。


それから、制札調査中にトキを見つけた場合に観察記録を取れるように、トキ識別表や無線などのモニタリングセットも必ず持って行きます!

▲識別表や無線などのモニタリングセット 

今回はモニタリング以外の野外業務についてご紹介しましたが、佐渡のアクティブ・レンジャーが野外に出るときには、いつでもトキのモニタリングができるよう準備をしているのです!

ページ先頭へ↑

2020年04月30日#STAY HOME 「奥多摩植物観賞会」

秩父多摩甲斐国立公園 小林真弥美

みなさん、こんにちは。

秩父多摩甲斐国立公園、奥多摩自然保護官事務所の小林です。

撮影は少し前にはなりますが、、

奥多摩では冬芽が芽吹き、開花があちこちで進んでいました。

地味!なのにかわいい!なのに目につく!奥多摩の植物をお見せします。

まずはこの花!

「ニリンソウ」

ニリンソウというからにはイチリンソウとサンリンソウもあります。

花が2輪つくからニリンソウ?3輪だからサンリン・・いいえ。そうとは限らないのです。

花が1輪と決まっているのはイチリンソウだけなのです。なんとまあ。

葉っぱもかわいいですよね。

この葉っぱは、毒を持つトリカブトの葉に良く似ているので、

山菜であるニリンソウと間違えてトリカブトを食べちゃう人もいるらしいとか・・・

※ちなみに「イチリンソウ」の葉は「ニリンソウ」の葉より細くて切れ込みが深いので

あまり似てはいませんが、秩父多摩甲斐国立公園の指定植物なので採らないように注意して下さい。

続いてはこの花!


「イワウチワ」

花が扇風機みたいだから「ウチワ」なのか?でも昔は扇風機なんてなかったはず・・

と思っていたら、「葉」がうちわみたいだから、という理由だそうです。およよ。

今年は例年より咲いている数がだいぶ少なくない?という声が多数寄せられています。

場所によっては、マナーを知らない人が大勢見に来たことで、

踏まれたり地面が削れて少なくなったのではないか、と思われるところもあります。

高山植物に興味を持ってもらえるのは国立公園として限りない喜びですが、

気軽に行ける場所だからこそ 歩道をはみ出ての写真撮影は植物を殺すことになる、と

声の出せない植物に代わって私からお知らせします。

さて、まだまだあります、次の植物は??

おっと?チョウがいました。

「スジグロシロチョウ」です。

近寄っても全然逃げないんです。

寝てるらしいです。チョウも昼寝です。ぐーーっと。

花なのに花感が薄いシリーズでいきます。

「イロハモミジ」

モミジって花咲くんや・・という第一印象からの米粒くらいの花!小さい!

写真中央の房の真ん中の花びらが開いているのですが、見えますでしょうか??

この咲いてるのか咲いていないのか分からないところがモミジらしくて素敵ですね。

「フサザクラ」

この赤い房を触ると、花粉がぶわぁぁあっとでてきます。

色んな花粉の飛ばし方があっておもしろいですね。

そして「はなびらが無いと花という感じがしない」というのは花への偏見なのかもしれません。

そろそろ花は見飽きた・・・

そんな方に一息、

「アオゲラ」

下から見ると白い幹と同化して、でかいこぶがあるように見えましたが、このいかにもふわふわそうな羽毛・・・奥多摩で良くみかけるキツツキ目のアオゲラでした。

さて、気を取り直してひっそりシリーズ

「イカリソウ」

これは花の形がイカリに似ているから、という名前の由来です。

私は蜘蛛にしか見えません。

なんだか由来の話ばかりしていますね・・

花の色が違ったので、違う種類かと思ったのですが、このほかにも同種で白色のものがあるそうです。

「コチャルメルソウ」

そろそろみなさんも分かってきたでしょうか?

この名の由来は?

はい、楽器のチャルメラに似ているから。

・・鳥より名前の由来が安直な気がします。

さいごに

コロナウイルス感染拡大防止の政府方針を受け、秩父多摩甲斐国立公園内の関係市町村では、施設・駐車場等を閉鎖しており、この連休中は公園内の利用を自粛して頂くようお願いしています。

皆さんが一刻も早く秩父多摩甲斐国立公園に来られるよう、今はおうちで自然を楽しめる環境を作っていきたいと思います。

山への愛は失わずにどうか安静にお過ごし下さい。

*「#STAY HOME」について*

信越地方環境事務所から動き出した「#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。

現在、新型コロナウイルスの感染拡大防止のための外出自粛により、国立公園を訪れていただくことができない状況です。このプロジェクトは、来訪を楽しみにされていた方に向けて、また、収束後に国立公園の美しい自然や文化を満喫したいと思っている多くの方に向けて、国立公園の魅力をインターネット上で多く情報発信し、外出自粛の促しを進めていこう、というものです。

早期収束に向け、みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

ページ先頭へ↑

2020年04月27日明神ヶ岳の山頂でみえたもの

富士箱根伊豆国立公園 箱根 高木俊哉

アクティブレンジャー(AR)日記をご覧の皆さま、はじめまして。

今年度より富士箱根伊豆国立公園にアクティブレンジャーとして着任致しました、高木と申します。

前職では、動物の飼育管理に携わっていましたが、より自然環境に近い場所で人と自然環境の

共生のことを考えたいと思い、この自然豊かな箱根で仕事をさせて頂くことになりました。


さて、まだまだ箱根の魅力を知っていく途中の段階ですが、付近の山に巡視にも行き始めています。

今回はその中でも明神ヶ岳(みょうじんがたけ)を歩いた時の様子をご紹介したいと思います。

<明神ヶ岳とフジザクラ>

▲明神ヶ岳とフジザクラ

明神ヶ岳は、箱根の観光名所でもある大涌谷などを含む箱根山、

それをさらに取り囲む箱根外輪山の一部です。

箱根外輪山では、麓に公時(きんとき)神社があり金太郎ゆかりの地でもある金時山が有名ですが、

そこから南東へと続く明神ヶ岳は、山頂が開けていて天気が良ければ大涌谷や富士山も良く見える気持ちのいいところです。

4月上旬の明神ヶ岳から南に下るルート上では日当たりの良いところでタチツボスミレが咲いていたり、

<タチツボスミレ>

▲タチツボスミレ

岩の上など目立つところにテンのものと思われる糞が点在していたり、

生き物が活動的になってきていることを実感しました。

山頂は開けていて気持ちが良く、東側には相模湾が望めました。個人的には最高のロケーションです。

また、土砂の流出がある一帯では植生復元の為の作業地(立ち入り禁止です)があるのですが、そこではゴミが多数見受けられました。

半分地面に埋まっているような状態でしたが、手に取ってみると空き缶はぼろぼろでデザイン的にも恐らく昭和のもの(もう令和ですので、2世代も前ですね...)です。

<山頂の植生復元作業地>

▲山頂の植生復元作業地

▲山頂から相模湾への眺望

山を歩いていると時たま出会う残念な光景ですが、土砂からゴミが出てくる景色には驚きますし、山積した人間の行動11つが与える影響について思い知りました。

この日は回収の為のゴミ袋等を準備していなかった為、ゴミの撤去は出来ませんでしたが

感染症が少し落ち着いた頃にでも回収作業が行えればと思います。

何十年後にこの山を登るであろう人達の為にも、ゴミのない綺麗な景色を作っていきたいですね。

初めての投稿で少し暗いお話になってしまいましたが、今後も箱根の魅力や現状を伝えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

ページ先頭へ↑

2020年04月27日#STAYHOME 尾瀬国立公園を楽しもう!

尾瀬国立公園 檜枝岐 細川有希

こんにちは、檜枝岐自然保護官事務所の細川です。

新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため緊急事態宣言が全国に発令されたことで、尾瀬国立公園の環境省施設や山小屋等においても、5月中旬頃までは営業を休止している状況です。

利用者の皆様におかれましても、入山自粛のお願いをさせていただいておりますが、今後の影響次第では延長される可能性もあります。

ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

       「尾瀬入山口に掲示されているチラシ」

環境省尾瀬国立公園のホームページ

https://www.env.go.jp/park/oze/index.html

尾瀬保護財団公式サイト

https://www.oze-fnd.or.jp/archives/99378/

尾瀬では「#STAYHOME」の取組に賛同し、「#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」を実施しています。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のための外出自粛により、国立公園を訪れていただくことができない状況の中で、来訪を楽しみにされていた方に向けて、また、収束後に国立公園の美しい自然や文化を満喫したいと思っている多くの方に向けて、国立公園の魅力をインターネット上で広く情報発信することを進めていきます。

今後も尾瀬のプチ情報などを、日記を通して皆様にお伝えしていきますので、楽しみにしてください!

ページ先頭へ↑

2020年04月27日#STAYHOME 夜叉神峠で出会った生き物

南アルプス国立公園 南アルプス 本堂舞華

みなさん、こんにちは。

南アルプス自然保護官事務所の本堂です。

先日、ニホンジカによる被害と利用状況確認のため、夜叉神峠へ巡視に行ってきました。利用者は7人ほどで平日にしては多かったです。先日の日記で葉桜になっているとお伝えしましたが、夜叉神峠付近ではまだ桜が咲いていました。事務所周辺に比べて、標高が高いので植物の開花が遅いようです。

登山口に着くと野鳥の鳴き声があちこちから聞こえました。「ツィッ、ツィッ」と鳴く声もあれば、「ツリー、ツリー」と鳴く声など。野鳥から大歓迎されて、ほっこり。¨よし、入山しよう!¨と思った矢先、とても近い場所に野鳥が飛んできました。

コガラです。コガラと言えば、黒い帽子に蝶ネクタイが特徴ですね。もう少しで繁殖期を迎えるため、活発に動いていたのでしょうか。連写していたところ、こんなに可愛らしい写真が撮れました!

プリティなおしり!!動物好き、野鳥好きにはたまらないワンショットではないでしょうか!!!野鳥は普段慌ただしく飛び回っているので、こんな無防備な姿を撮影できて嬉しい気持ちになりました。

嬉しさに浸っていると、、、山際から小さな黒い塊がこっちに向かってきました。

ホンドリスです!思いもよらぬ登場でした。実はわたし、野生のリスをちゃんと見たことがないのでここでもまた嬉しい気持ちになりました。¨小さくて可愛い¨というイメージですが、この個体は少し大きめで¨リスってこんなに大きいんだ!¨と驚かされました。

この日は天気がとてもよく、少し汗ばむほどでした。山頂につくと、この素晴らしい景色。

右から北岳(3,193m)、間ノ岳(3,190m)、農鳥岳(3,026m)です。最近の山梨は晴れが多いですが、南アルプスの山々は白く覆われていることが多々あります。覆われているときに雪が降っているのか、白峰三山は真っ白です。夜叉神峠にはライブカメラが設置されており、いつでも白峰三山のようすを見ることができます。登山者が写っていたり、朝焼けしていたり、夜には星空が見えることも!お家の中でも南アルプスを楽しんでください♪

★ 夜叉神峠ライブカメラ https://www.minamialps-net.jp/

◇ ◇ ◇ タイトルの「#STAYHOME」について ◇ ◇ ◇

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため外出自粛がされることにより、一般の方に国立公園を訪れて自然・文化体験を楽しんでいただくことができなくなっています。そのため、南アルプス国立公園への来訪を楽しみにされていた方に向けて、また、収束後にはぜひ日本の美しい自然や文化を満喫したいと思っている多くの方に向けて、国立公園の魅力をインターネット上で広く情報発信することを目的とし、「#STAYHOME」のハッシュタグをつけています。詳しくはこちらから!

ページ先頭へ↑

2020年04月24日【小笠原】未来に残していきたい植物

小笠原国立公園 小笠原 坂田彩

みなさん、こんにちは。

この4月から小笠原自然保護官事務所でアクティブ・レンジャーとして働いている坂田です。

働きはじめて3週間、まだまだわからないことも多いですが

大好きな自然の中で働きながら知っていく小笠原の素晴らしさや、

知らない一面をたくさんの方にお伝えしていければと思っています。

今回は最近巡視を行った『ウチダシクロキ』についてお話したいと思います。

ウチダシクロキは小笠原諸島の父島にのみに生息しているハイノキ科ハイノキ属の常緑低木です。

父島にしかないというだけでも貴重な植物ですが、

育っている場所の乾燥化が進み枯れてしまったり・・・

ノヤギ(人によって持ち込まれたヤギが野生化!!)に食べられてしまったり・・・・

ウチダシクロキを取り巻く環境の変化が原因で数が減り、

トキやライチョウと同じ国内希少野生動植物種の一つに指定されています。

小笠原ではウチダシクロキも含め、国内希少野生動植物種の植物のうち

12種を対象に保全対策を行っていて、巡視もその一環として行っています。

いざ、ウチダシクロキの生息地を訪れようとすると・・・

特別な許可を取って入林し、山の中をかき分けて道なき道を進み、山の稜線へ!!

太陽の日差しが降り注ぎ、海からの風が吹き付けるそんな場所に生育しています。

あえて過酷そうな場所に生育するウチダシクロキはすごいですね~

巡視では、実はできているかな、植物は元気かな、折れたり、枯れたりしていないかな、

1個体ずつ丁寧に調べて、記録に残していきます。

実際に見てみると、 "くるん"と丸まった、厚めの葉っぱが印象的で、

緑のつるんとした実がきれいだな~と感じました。

そんなウチダシクロキも現在は20株ほどが残されているのみ。

もっと増やしていきたい!!

しかし、種子から芽が出るのはなんと・・・・およそ2年後!!

また、芽も出にくいのがこのウチダシクロキ!!

今年は例年に比べ、実が少なめでした・・・・

ですが、少なくても実をつけ、新芽を伸ばして育っていく姿をみていると応援したくなります!!

 

【左:結実 右:新葉】             

          

この実が2年後に新たな芽を出し、育ってくれるのを願っています。

*国内希少野生動植物種とは

『種の保存法に基づき、国内に生息する絶滅のおそれのある野生生物のうち、人為の影響により、

存続に支障を来す事情が生じていると判断される種』のことをいいます。

<来島自粛のお知らせ>

現在小笠原では、新型コロナウィルス感染症の対策として島への来島の自粛をお願いしています。

詳細につきましては以下を参照ください。

小笠原村役場

https://www.vill.ogasawara.tokyo.jp/panel-top_urgentnotice/jisyukuyousei.html/19474/

関東地方環境事務所

http://kanto.env.go.jp/emergency/2020/04/post-12.html

ページ先頭へ↑

2020年04月23日まだまだ白い!広河原へ行ってきました

南アルプス国立公園 南アルプス 本堂舞華

みなさん、こんにちは。

南アルプス自然保護官事務所の本堂です。

春らしい気候になり暖かさを感じるようになりましたね。芦安では葉桜になり、黄色のヤマブキが咲いています。

花びらが大きく、遠くから見ても咲いていることが分かります。よく見ると白っぽい色をした花びらもありました。植物を通じて四季を感じられるっていいですね。

さて、先日広河原の巡視に行ってきました。暖冬で雪が少ないと言われ、ここ数日暖かい日が続いていたのでさほど雪はないだろうと思っていたら・・・広河原に着く前の林道で雪!除雪車が作業した跡が残っていました。暖冬といえど、標高約1,500m付近ではこの時期でも雪がありますね。

広河原に着き、一番楽しみにしていたのが北岳の展望!ご覧ください、まだまだ白いです!

撮影日:2020.4.16

天候があまり良くない予報でしたが、予報に反し雲一つ無い青空が広がっていました。青い空と白い北岳、最高に映えますね!左側にある雪の斜面は大樺沢ルートの左俣です。北岳登山をされたことがある方は歩いたことがあるかもしれません。雪がびっしりです。この斜面でスキーをされる方がいると聞きますが、私は斜度がキツすぎて恐怖で足がすくみ滑れないと確信しています・・・。

ではここで昨年の5月中旬と比較してみましょう。

撮影日:2019.5.27

大樺沢に雪が残っているものの、全体的に白さは少なく下部は鮮やかな新緑が見えます。開山までにどのくらい雪が溶けるのか、楽しみですね。

北岳の登山口に繋がる吊り橋を渡り、広河原山荘のテント場へ向かうと一面の雪。4月とは思えない景色が広がっていました。

撮影日:2020.4.16

この先に見えるのは栗沢山(2,714m)とアサヨ峰(2,799m)です。北岳同様まだまだ雪山ですね。山は登るのも楽しいですが、眺めるのもいいですね♪

コロナウイルスによりマイカー規制や山小屋の営業に大きな影響が出ています。現在各機関が公開している情報を下記にまとめましたのでご覧ください。他情報も適宜まとめていきます。

●山梨県側

南アルプス市営山小屋の運営について

https://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/docs/7907.html

●長野県側

南アルプス林道運行状況

http://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html

●静岡県側

茶臼小屋、聖平小屋の営業について

http://ikawa-minamialps.com/aspsrv/asp_news/news.asp?DATE=20200417&ID=2330

さわらじまロッジ営業開始延期について

https://www.t-forest.com/news/detail/29

例年通りの運営ではない小屋がとても多くなっています。コロナウイルスがいつ終息するか分かりませんが、外出自粛している間、南アルプスが掲載されている雑誌など見ながら登山計画を練るのも良い過ごし方ですね。さっそく実践しようと思います♪

ページ先頭へ↑

2020年04月22日【那須】早春の植物 in 那須平成の森

日光国立公園 那須 菅野敬雅

こんにちは、日光国立公園 那須管理官事務所の菅野です。

4月でも吹雪く日がある那須高原ですが、寒さに負けず早春の花々が咲き始めています!

那須平成の森の標高700m付近で見られた早春の植物(+菌類)をご紹介します。

なお、那須平成の森は感染症対策のため当面の間休館しております。

ご了承くださいますようお願い申し上げます。

本当稿で少しでも那須平成の森の様子をお楽しみいただければ幸いです。

▲ミヤマウグイスカグラ(深山鶯神楽)4月17日撮影

 早春のまだ明るい森の中で一際目立っていました。

 ピンク色の可憐な花です。名前がかっこいいですね。

▲キクザキイチゲ(菊咲一華)4月17日撮影

 木々の若葉が茂る頃には枯れてしまうスプリング・エフェメラルの一種。

 薄い花びらをつける儚げな印象の花です。こちらも素敵な名前ですね。

▲カタクリ(片栗)4月17日撮影

 早春の花の代表種の一つ。

 沢沿いで足の踏み場が無いほど咲いていました。

 こちらもスプリング・エフェメラルです。

▲ホコリタケの一種(きのこの仲間です)4月17日撮影

 倒木の脇からにょきにょき顔を出していました。

 頭部に空いている穴は胞子が噴き出した痕。

 見つけた時にはつついて胞子を噴き出させてみるとおもしろいですよ。

▼那須平成の森HPはこちら!(4月にリニューアルしたばかり!ぜひ覗いてみてください!)

 https://nasuheisei-f.jp/

▼那須平成の森Facebook

 https://www.facebook.com/nasuheiseinomori/

▼那須平成の森Twitter

 https://twitter.com/heiseinomori

ページ先頭へ↑

2020年04月21日伊豆山稜線歩道に咲く『マメザクラ』

富士箱根伊豆国立公園 沼津 山田優子

みなさま、こんにちは。 沼津管理官事務所の山田です。

すっかり春ですね。少し前まで事務所の屋根のほうから聞こえていた鳥の雛の声も聞こえなくなり、無事に巣立ったようです。いい季節になりお出掛けしたいですが、もうしばらく我慢の日々が続きそうですね。沼津管理官事務所も先週からテレワークが始まり、交代で出勤、巡視は観光地以外の場所で行っています。初めてのことで慣れない事も多いですが、今は出来ることをやっていこうと努めています。

外出自粛で、今年はお花見ができなかった方が多いと思いますので、沼津管内でも見頃を迎えている「マメザクラ」を紹介したいと思います。暗い気持ちになりがちですが、枝一面に咲く桜を見て少しでも気持ちが晴れたら嬉しいです。そして来年のお出掛けの参考にしていただければと思います。

【 富士山とマメザクラ(金冠山山頂)】

伊豆半島の桜の開花は、以前日記で少し紹介しましたが、年明けすぐ始まります。

まず、日本で一番早く咲くといわれてる「土肥桜」から始まり、「河津桜」、「城ケ崎桜」などなど、次々に開花していきます。そして、ソメイヨシノが葉桜になった頃に、「マメザクラ」が開花します。

【 マメザクラの花とつぼみ 】

マメザクラは、名前の通り、他の桜に比べると樹高が低く、花弁も小さい桜です。花全体でも1㎝から2㎝くらいの大きさです。伊豆半島、富士山周辺や、箱根付近に多く自生していて、別名、「フジザクラ」や「ハコネザクラ」と呼ばれています。他の桜より非常に寒さに強いと言われています。雪深い、富士山麓や箱根に自生している理由が分かります。小ぶりの木に白い花を下向きに咲かせる姿は、雪が積もった木や、霧氷のようで、とても可憐で美しいです。「マメザクラ」の花言葉は、優れた美人だそうです。思わず目を奪われる姿に納得の花言葉です。


【 雪が積もった木のように見えるマメザクラ 】

      

そして、沼津管理官事務所と同じ富士箱根伊豆国立公園管内にある、伊豆諸島管理官事務所の竹下アクティブレンジャーが先日公開したで、『オオシマザクラ満開』の便りが届きました。まさに伊豆山稜線歩道でもマメザクラの木の隣で、オオシマザクラが満開を迎えていました。

以前も伊豆半島にある伊豆山稜線歩道と、海を隔てた伊豆大島で、同じ時期に同じ花が開花してすごく近くに感じましたが、今回も同じ管内の別の場所で、管内の仲間が同じ花を見ていると思うと、なんだかとても元気になり、私もがんばろう!という気持ちになりました。

【 伊豆山稜線歩道でも満開のオオシマザクラ 】

先が見えず不安な気持ちになることがありますが、一日も早く新型コロナウイルスが終息することを祈っています。そして、出来る範囲の中で、沼津管内の様子をお知らせしていきたいと思います。

ページ先頭へ↑

ページ先頭へ