2020年6月 2日
3件の記事があります。
2020年06月02日【小笠原】OPEN!!
小笠原国立公園 坂田彩
みなさんこんにちは。小笠原の坂田です。
5月に緊急事態宣言が解除され、6月1日から小笠原の世界遺産センターが開館することとなりました!!
通常の開館とは異なり、6月の開館は平日の9:00~17:00。
新型コロナウィルス対策として以下のことをお願いしています。
・発熱・咳・咽頭痛などの症状がある方は入館をお控えください。
・マスクの着用、玄関での手指消毒をお願いします。
・施設内は消毒済みスリッパをご使用下さい。
・施設スタッフの感染対策として、一般利用者のトイレ利用はできません。
・混雑時は入館をお断りすることがあります。
7月からは感染対策を継続しつつ通常開館を予定しています。
開館日は、おがさわら丸入港中で、開館時間は9:00~17:00。
緊急事態宣言は解除されたものの、小笠原村では引き続き来島の自粛をお願いしています。
島外からお越しいただくのはもう少し先となるかもしれませんが、島民の方にはひと足早く、
感染症対策をしっかりと行ったうえで世界遺産センターを楽しんでいただければと思います!!
※状況によっては開館についての変更等もあるかと思います。
詳細は、環境省小笠原自然保護官事務所(04998-2-7174)までお問合せください。
※来島にあたっての最新情報等は小笠原村のHPをご確認ください。
2020年06月02日#STAYHOME 「みんなの1枚@尾瀬」
尾瀬国立公園 片品 尾池こず江
こんにちは。片品自然保護官事務所の尾池です。
6月に入り、関東の梅雨入りがいつになるのか気になる今日この頃です。外出自粛が続き、これから長雨が続く梅雨の季節がやってくるのでまたSTAYHOMEになるのかなと思うと少し憂鬱になりがちですね。しかし、この時期に楽しめることを考えながら気分をリフレッシュできると良いかなと思います。
今回は、片品自然保護官事務所の職員が尾瀬の巡視や業務で撮った写真を載せようと思います。
4月より新たなメンバーとなり4人体制の事務所となりました。
▼自然保護官の石井保護官の1枚
■2020.05.12 センサーカメラ点検
5月18日のAR日記でも紹介した、センサーカメラの点検に行く道中、カモシカに出会いました。
カモシカを見たのは初めてですが、ニホンジカと比べ丸々としている印象でした。毛の色合いも相まって、一瞬イノシシかと思ったほどです。
このように、巡視などで外に出る度に、シカやクマ、小鳥から猛禽類まで多種多様な鳥たち、イモリ、カエル、イワナなどの魚・・・と、たくさんの動物に出会うことができ(あまり歓迎できない動物もいますが・・・)、
自然豊かでにぎやかな場所に来たのだと、改めて実感します。(石井)
▼利用企画官の安類企画官の1枚
■2020.05.27 ハルザキヤマガラシ駆除作業
この時期に毎年行っている駆除作業に参加しました。ハルザキヤマガラシは北米やヨーロッパから持ち込まれた外来植物で、10年ほど前から鳩待峠まで侵入が確認されました。作業の効果も見え始めかつての大繁殖は無くなってきましたが、まだまだ油断ができないですね。(安類)
▼生態系保全等専門員の小林専門員の1枚
■2020.05.29 下ノ大堀シカ柵設置
尾瀬国立公園では環境省の事業として植生保護柵を設置しています。設置作業は業者に委託していますが、先日お手伝いとして作業に参加してきました。支柱やネットなどの資材はかなり重く、肩にアザができていました・・・。シカの食害から湿原植生を保護するためには大変な労力と時間が必要であることを痛感しました。(小林)
▼私の1枚
■2020.05.28 研究見本園のミズバショウ
下ノ大堀のシカ柵設置に行く途中に撮影しました。山ノ鼻エリアにある研究見本園ではミズバショウが可愛らしく咲いていました。「研究見本園」と作られた植物園のような名前ですが、自然に自生していて人工的なものではありません。(尾池)
全国の「緊急事態宣言」が解除されましたが、引き続き、県境をまたぐ移動の自粛要請等が出されています。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当面の間、尾瀬への入山を控えるようお願いしております。
群馬県側のみ入山は可能となっておりますが、上記のことから山小屋や多くの施設が休止しているため、救助体制が整っておりません。また携帯電話はほとんどの場所でつながりません。これから6月は雨が多く、木道がとても滑りやすくなります。木道はヌルヌルしている箇所があり、登山靴でも滑ることがあります。毎年転倒してケガをしてしまう方がいますので、十分に気をつけなければなりません。
【お知らせ】尾瀬への入山自粛について(2020.5.29現在)
皆様、こんにちは。
佐渡自然保護官事務所の近藤です。
先日、回収したトキの卵殻(※)の写真を撮影していると、不思議な生きものがいるのに気が付きました。
<撮影していた卵殻。卵殻には土などが付着してきます。>
大きなハサミをもったミクロな生きもの。
アップで見てみると...
<青い目盛り1つが1mmです>
大きなハサミの他に脚は8本。サソリ?何だ、これ?
調べてみると、カニムシの仲間ということが分かりました。
カニムシは、地表や土の中にいて、ダニなどの小さな動物を補食するそうです。
ミクロの世界の捕食者、カニムシ。
生きものの世界の奥深さを垣間見たようでした。
アクシデントで採取してしまったカニムシは、心苦しいですが、トキの卵殻と一緒に佐渡自然保護官事務所の冷凍庫に保存されています。
※野生下のトキの卵殻回収について
野生下のトキが繁殖をやめてしまった場合等に巣の下へ行き、卵殻回収を行います。産卵数や有精卵率などを調べ、得たデータはトキ野生復帰事業に活用します。