ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2021年6月

17件の記事があります。

2021年06月30日今年も満開でした!「梅雨の下田公園」

富士箱根伊豆国立公園 下田 齋田滉大

みなさん、こんにちは。折りたたみ傘の骨組みに髪をひっぱられがちな齋田です。

ここしばらくはどんよりと灰色の雲に覆われた空模様が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、伊豆半島南部では、そんな憂鬱な天気を忘れさせるかのような色鮮やかなあじさいが咲き誇りました。

アクティブ・レンジャー日記をご覧のみなさんは、不要不急の外出を自粛している方がほとんどかと思いますので、写真から梅雨の季節の楽しい側面を感じて頂ければ嬉しいです。

こちらの写真は、伊豆半島では定番のあじさいスポット「下田公園」の6月上旬の様子です。

下田公園は、北条氏が水軍の拠点とした下田城の障子掘を間近にみることができる数少ない城址として日本史好きには堪らない閑静な公園ですが、梅雨の時期には雰囲気が一変します。今年も敷地全体が鮮やかなあじさいに包まれました。

  

【下田公園のあじさい】

下田公園内のフォトスポットやあじさいの開花時期等については、昨年の日記『自然の万華鏡?「梅雨の下田公園」』をご覧下さい。

富士箱根伊豆国立公園伊豆半島地域に安心してお越し頂ける日常が戻ることを、心より願っています。

※外出の際には、咳エチケットの徹底やソーシャルディスタンスの確保等の基本的な感染症対策に努めましょう。また、都道府県内の移動においても各自治体のガイドライン等によく目を通し、責任ある行動を心掛けましょう。

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2021年06月30日山の花の都と言えば

尾瀬国立公園 前川公彦

みなさん、こんにちは。

檜枝岐自然保護官事務所の前川です。

花の都と言えば、東京かパリを思い浮かべる人が多いと思います。

では、山の花の都と言えば・・・?全国各地の山の名があがるものと思います。

先日、燧ヶ岳と会津駒ヶ岳に登る機会がありました。植物に詳しくない私ですが、途中たくさんの花々に出会うことができましたので、その一部をご紹介させていただきます。

まずは、赤系統の花からですが、イワカガミ(イワウメ科)は見るものをやさしく誘うように優美なビロードのドレスのようなヒラヒラが広がり、チョウやハチといった昆虫たちは思わず吸い寄せられて花の中心に集まってしまうのだろうなと思いました。

燧ヶ岳の湿原にて イワカガミ

 燧ヶ岳の湿原にて  イワカガミ

これはお分かりですね、有名な食虫植物のモウセンゴケ(モウセンゴケ科)です。尾瀬のような、酸性で貧栄養の湿原のミズゴケ群落の中に生育します。葉は円形で表面に赤褐色の腺毛が生え、粘液を出して小型の昆虫類を捕まえ、栄養としています。尾瀬のように栄養の少ない場所で生き残っていくための工夫だと思いますが、群生しているモウセンゴケを見ていると、栄養源となる昆虫類が少ないような気がして、少し心配になります。これ以外に本州では尾瀬だけに生育している葉の長さが4~5㎝もあるナガバノモウセンゴケがありますが、注意していなかったので見落としていたのかもしれません。

モウセンゴケ

 モウセンゴケ

花ではありませんが、山に登ると日当たりの良い場所でよく見かける「動く赤い点」です。ネットで調べてみるとタカラダニという名称が多いのですが、他にも名前が出ていました。基本的に人には無害と出ていましたが、確かにこのダニに噛まれたという話は聞いたことがありません。ただ、潰して服などに付着すると汚れたり不快な気分になったりするので注意が必要とのことです。

タカラダニ

 タカラダニ

ショウジョウバカマ(ユリ科)は紫の同系色でまとめた高級感あふれるユリ科の植物です。雪解け後すぐの枯れ色の湿原に急に出現するので、大変目立つ存在です。なんか近未来のデザインを予感させるような、ユニークな形です。

ショウジョウバカマ

 ショウジョウバカマ

尾瀬では森林内の日当たりの良いところに生息するオオタチツボスミレが最もよく見かけるスミレ類ということですが、名前のよく似たこのオオタチツボスミレ(スミレ科)は湿原に生息します。実際この写真も湿地の上の木道から撮ったものです。九州から北海道にかけて普通に分布するツボスミレに比べて、両者とも株全体が立っているためタチツボの名前が付けられたようです。ただ、スミレの分類は大変難しいと聞いていますので、今後スミレはあまり出現してほしくないなあと心の中では思っています。

オオバタチツボスミレ

 オオバタチツボスミレ

「竜胆」は何と読むでしょうか?「リンドウ」と読めた人はよほど植物か漢字に詳しい人だと思います。立山竜胆(タテヤマリンドウ:リンドウ科)も湿原を歩いているとよく見かける花です。なぜ、こんなに端正な花なのに「竜胆」なのかというと、姿形ではなく、根の苦みが強く、竜の胆ほどに苦いという例えから付けられた名前だそうです。竜の胆を嘗めた人はいないと思いますが、クマの胆を嘗めたことはありますか?私はかつて一度だけ、健康に良いからとツキノワグマの胆を嘗めさせてもらったことがあります。もう40年も前のことなのに、その強烈な苦味は今でも鮮明に覚えています。

タテヤマリンドウ

 タテヤマリンドウ

これはハウチワカエデ(カエデ科)のタネです。タネには羽のようなもの(翼果:よくか)が付いており、落下の際にタネ自体が回転して揚力が発生するため、遠くまで飛んでいくことができます。できるだけ遠くまで子孫を分散させて、より良い場所で生き残ろうという作戦ですね。

ハウチワカエデのタネ

 ハウチワカエデのタネ

タムシバ(モクレン科)も登山道を歩いていると巨大な白い花びらで目立つ存在です。花の大きさは拳ほどもあり、葉を噛むと甘みがあるためカムシバ(噛柴)と呼ばれたのが転訛してタムシバと呼ばれるようになったという説があります。遠くから見ると木にチリ紙がたくさん咲いているようにも見えることから、冗談でチリ紙の木と呼んだりする人もいます。花を近くで見ると大きくて迫力があります。

チリ紙が咲いているようなタムシバの木 迫力のあるタムシバの花

チリ紙が咲いているようなタムシバの木 迫力のあるタムシバの花

この可憐な白い花の群落を見たことがある人はいますか?オサバグサ(ケシ科)は日本の固有種で本州の中部地方以北に分布する1属1種のユニークな植物です。檜枝岐村の帝釈山や台倉高山では登山口付近から生息がみられ、毎年6月には尾瀬檜枝岐温泉観光協会主催の「オサバ草まつり」が開催されます。参加者には記念ピンバッチがプレゼントされ、多い日には数百人が訪れるほどの人気があります。以前より減少傾向にあるという話も聞きますが、この時期登山道を歩けばいくつも見つけることができます。特徴的なのは一緒に生息していることの多いシダ類と葉の形がそっくりなことです。

可憐なオサバグサの花  林床に生えるオサバグサ

可憐なオサバグサの花 林床に生えるオサバグサ

黄色円内がオサバグサの葉  オサバグサ記念ピンバッチ

黄色円内がオサバグサの葉        オサバグサ記念ピンバッチ

 今の時期、尾瀬やその周辺では山の花の都と言いたくなるような花々の開花が楽しめます。

次回は夏を迎えた尾瀬の様子をお伝えしたいと思います。

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2021年06月29日芦ノ湖水門を訪ねて2021(箱根地域)

富士箱根伊豆国立公園 山口光子

皆さん、こんにちは。

富士箱根伊豆国立公園管理事務所の山口です。

5月に予定していたパークボランティア主催の行事「芦ノ湖水門と歴史を訪ねて」は、まん延防止措置対策のため中止されましたが、今回も次年度に向けての研修が実施され、アクティブレンジャーが同行しています。

このコースは、箱根の「歴史」と「ジオ(大地のパワー)」に触れられるコースです。

【 箱根ビジターセンターで配布しているコースマップです 】

【湖尻水門】

このコースでは「湖尻水門」「深良水門」2つの水門を通ります。

上部写真の「湖尻水門」は、大雨等で芦ノ湖の水が増えすぎた際に解放される水門です。今の姿は平成2年に立て替えられた新しいものです。それ以前は手動の水門だったそうです。パークボランティアさんの中には、以前の古い湖尻水門を実際に手動で締めて、芦ノ湖の水量を管理した経験者がいます。経験者が語る、リアルな水門管理のお話は、聞き応えがあることでしょう。

【移築され残されている古い湖尻水門】

「深良水門」周辺からは、登りのコースです。芦ノ湖周辺の標高700m前後から、1000m前後まで1時間程度かけて登っていきます。一部古い石畳が残されていますが、滑りやすいため注意して歩く必要があります。

【深良水門 (2020年3月撮影)】

途中に現れる、箱根スカイライン(車道)を歩いて渡ると、ここから景観が変わります。富士山から吹く風が、冷たく強く吹くことで、育つ植物が限られてくる地帯「風衝地」です。箱根外輪山らしい景色が広がります。

【 箱根の風衝地はササの草原です 】

 そして振り返ると、そこには絶景が。

【 芦ノ湖と箱根内輪山 】

 箱根の名所を一度に見渡せる景観が広がります。箱根には火山活動と人の暮らしが両立してきた歴史が有り、「ジオサイト」と呼ばれる、大地が動いている軌跡が各所にあります。この風景を眺めながらパークボランティアさんのガイドを聞くことで、「ジオサイト」の点と点をつないだ線が見え、箱根ジオパークの全体像が感じられました。スタート地点の箱根ビジターセンターも見えて、歩いた距離の実感も湧きますよ。

 また、それ以外にも、駿河湾や富士山が見える展望があり、実際にその目で見て欲しい!と感じる景観抜群のハイキングコースでした。写真撮影のベストスポットは、パークボランティアさんが知っています!是非、教えてもらいましょう。

季節の植物としては、「ツチアケビ」を目にすることが出来ました。5月下旬の姿はアスパラガスのようです。夏の姿はまた激変しますので、夏期以降でこのコースを歩くときには楽しみに探してみて下さい。

【ツチアケビ 春の姿はアスパラガス?】

来年は、お客様をご案内できますように。コロナ禍の終息を、切に願います。

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2021年06月23日野生動物との共生

富士箱根伊豆国立公園 箱根 高木俊哉

AR日記をご覧の皆さま、こんにちは。

箱根の高木です。

最近、巡視をしている最中に珍しい光景に出会うことがありました。

こちらの写真に何が写っているかわかりますでしょうか。

ヒガシニホントカゲの幼体同士が接近しています。

左の個体の方が体長が小さいようです。

その小さい個体が大きい個体をじっと見つめています。

この後どうなるのか気になり観察を続けることにしました。

その後じりじりと小さい個体の方が近寄り、、、

そしてちょっかいを出し、消えていきました。

近すぎて連なっているようにも見えますね。

ちょっかいを出された個体と言えば、、、動じない個体なのでしょうか、

接触されてもほとんど動きはありませんでした。

そんな彼(オスでしょうか?)が気になり、私ももう少しだけ近寄って撮影してみることにしました。

、、、逃げません。

警戒心が強ければとっくに逃げている距離ですが、どのような経験をしてきた個体なのでしょうか。

近づいてしまった手にも逃げることはありませんでした。

野生動物との距離が近くなった、束の間の楽しく緊張の瞬間でした。

しかし、全ての動物に対してこの瞬間が訪れるとは限りません。

最近、箱根地域でツキノワグマの目撃情報がありました。

実は、調査により箱根には少ないながら恒常的にクマが生息している可能性が高いと過去に論文で発表されています。

当たり前ですが、クマとの間では先ほど私が行ったトカゲとの接触のように不必要な接近は起こすべきではありません。

今のところ、被害が出ている情報はありませんが、様々な野生動物と上手な付き合い方をしていきたいと改めて感じるきっかけになった出来事でした。

仙石原地域でのツキノワグマの出没情報について(箱根町)

http://www.town.hakone.kanagawa.jp/index.cfm/6,24602,16,115,html

クマ類に遭遇した際にとるべき行動[PDF:834KB]

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2021年06月22日【小笠原】遺産登録10周年!!

小笠原国立公園 小笠原 鈴木尚之

こんにちは、小笠原の鈴木です。

気がつけば夏至が過ぎ、6月の終わりが近づいてきました。

さて、今月26日に「小笠原世界自然遺産地域登録10周年記念式典」が開催されます。

小笠原諸島は2011年6月に世界自然遺産に登録され、今年で10年が経ちます。

そこで、さらに多くの人に小笠原諸島の魅力を伝えるため、10周年を記念した式典を開催します。

式典はオンライン開催で事前申込制ですので、どんどんお申し込みください。

(締め切りは6/23 18:00です!)

△式典チラシ

(申し込みはこちらから:https://forms.gle/tFowTQqoGHee1ApM6

式典ではさかなクンなど、4名の専門の異なる研究者による講演・トークセッションが行われ、最後には登録10周年を記念し制作された映像も放映されます。

こちらは観光では訪れる事の出来ない島の映像など盛り沢山ですので、ぜひ最後までご覧ください!

△『世界自然遺産 小笠原諸島 登録10周年』記念ロゴマーク(小笠原村)

また、6月26日は小笠原諸島が日本に返還された日で毎年、返還祭が行われています。

こちらは残念ながら昨年、今年と感染症対策のため開催されません。

昨年赴任した私はまだ参加した事がありませんが、かなり盛大なイベントと耳にしているので、開催する日を心待ちにしています。

小笠原 鈴木

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2021年06月22日茶臼岳、防鹿柵設置されました!

南アルプス国立公園 南アルプス 本堂舞華

みなさん、こんにちは。

南アルプス自然保護官事務所の本堂です。

5月下旬、南アルプス南部の巡視を兼ね、静岡県が管理する茶臼岳の防鹿柵の設置作業に同行してきました。

茶臼岳の防鹿柵は茶臼小屋周辺に設置されています。ニホンジカの食圧により、高山植物に影響が出始めたことから平成20年から静岡県が防鹿柵を設置しています。



作業に何度も参加されている方ばかりだったので、あっという間に2箇所の柵が設置されました!柵の中には糞が落ちているほか、食痕が残っている植物が見られましたが、立派に開花しているものもありました。柵によって少しでも多くの植物が守られるといいな、と思います。

ヒメイチゲやショウジョウバカマなど高山植物の中でも一足早く咲くお花を見ることができました。

これからの時期はさまざまな種類のお花が咲くので、楽しみです!

防鹿柵作業後は茶臼岳、上河内岳の巡視を行いました。天気も良く南アルプス南部や新南部の山々がよく見えて、気持ちが良かったです。

△ 上河内岳から茶臼岳、光岳方面


△上河内岳から聖岳、赤石岳、荒川岳防面

上河内岳からは360度パノラマの眺望がとても良く、下山するのがもったいない気持ちになりました。南アルプスの3000メートル級の山々は残雪と新緑がとても綺麗でした。

今年の南アルプス南部は全ての山小屋が休業しています。計画をされている方は避難小屋やトイレ、水場の有無などしっかりと調べた上で入山してください。

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2021年06月18日第24回トキ放鳥 ~ハードリリース方式~

佐渡 菅野萌

皆さんこんにちは。

佐渡自然保護官事務所の菅野です。

佐渡では6月上旬に第24回トキ放鳥を行い、計17羽のトキが放鳥されました!

今回の放鳥も、昨年秋に実施された第23回トキ放鳥と同様にハードリリース方式(※1)とソフトリリース方式(※2)を併用して行いました。

この日記では6月5日に生椿(はえつばき)地区の棚田で行われたハードリリース方式での放鳥の様子をお伝えしようと思います。


佐渡トキ保護センター野生復帰ステーションの順化ケージで約3か月間の訓練を受けたトキたちを捕獲し、放鳥箱に入れて放鳥場所まで移動します。

▲トキを放鳥箱に入れる様子

トキ捕獲作業は獣医師と飼育員が中心になって行いますが、アクティブ・レンジャーも手伝いをします。その後ひと足先に放鳥場所に移動して会場の準備をします。

上の写真は、私の持ち場の様子です。

報道発表用の写真・映像撮影をする必要があるので、ビデオカメラや望遠カメラを用意してあります。

放鳥されたトキが直後に落下するなどの事故があった場合に備え、トキ用の捕獲網もすぐ手に取れる場所に置いておきます。

会場の準備が整った頃、トキの入った放鳥箱をのせた車が放鳥場所に到着します。

そのあと関係者やマスコミの方々が放鳥場所へ到着し、いよいよ放鳥が始まります。

今回はトキのためのビオトープ整備に関わっている団体の代表者等に放鳥者になっていただきました。

放鳥者が放鳥箱にかけられた赤と白のテープをハサミで切ると・・・

放鳥箱の扉が開き、トキが飛び立っていきます。

前回の放鳥時はあいにくの雨でしたが、今回は青空が広がる中、無事に全10羽が飛び立っていきました。

▲放鳥されたトキ

※1 ハードリリース方式

順化訓練後のトキを放鳥場所に移動し、直ちに放鳥する方式で、既存の群れサイズの拡大とトキの分布拡大を促すことを目的としています。

※2 ソフトリリース方式

放鳥場所で飼育し、トキが環境に順化したのちに放鳥する方式で、分散を抑制し、放鳥場所周辺での群れ形成を目的としています。

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2021年06月15日【小笠原】海ごみゼロウィーク終了!ご協力ありがとうございました。

小笠原国立公園 小笠原 鈴木尚之

こんにちは、小笠原の鈴木です。

今週は月曜日からずっと雨予報。どうやら梅雨前線が小笠原付近まで南下してきているようです。

先日、海ごみゼロウィークが終了しました。回収は10日間で198.83kg。1tサイズのフレコンバッグ2つが満杯になりました。

海ごみゼロウィーク初日から雨が降りコンディションが悪い中ご協力いただいた皆さま、ご協力ありがとうございました。

ちなみに今年は昨年と比べて、漂着していたごみ自体が少なかったようです。

▽多くはプラスチック片や漁具、ペットボトルでしたが、こんな物も見つかりました。

○タバコの缶

○注射器(針有り)

○ショウガの瓶詰め

変わった物や危険物など、様々なごみが流れ着いていました。

(誰かが怪我する前に回収できて良かったです。)

今回は海ごみ(特にプラスチック)についてお話しします。

プラスチックごみは海に流れ出た後、波や風など様々な要因によって非常に長い時間をかけて分解されますが、その間にも様々な影響を動植物や人へ及ぼすことが懸念されています。

たとえば皆さんはマイクロプラスチックをご存知でしょうか。

マイクロプラスチックは5mm以下のプラスチックごみのことで、石油関連の化学物質が吸着・残留しやすく、食物連鎖を通じて上位の生き物により多く蓄積すると言われています。

海で暮らす生き物にとどまらず、海の資源を利用する生き物から始まる連鎖に関わる全てがその影響を受ける可能性があり、私たち人間も例外ではないのです。

では、私たちに出来ることはあるのか?今年の海ごみゼロウィークは既に終わってしまいましたが、普段から出来ることがあります。

たとえば3R(Reduce,Reuse,Recycle)。前2つは久しぶりに聞いた方もいるのではないでしょうか?

ごみを減らすには拾うだけではなく、そもそも出さない事(Reduce)が特に重要です。

飲み物は水筒で持ち歩く、レジ袋の代わりにエコバッグを使うなど普段の生活の中に改善できる事はたくさんあります。

とりあえず私は"使い捨てマスクを使用しない"で頑張っていこうと思います。

皆さんもぜひ、目標を定めて排出するごみを減らしてみてください。

▽3Rについて詳しくはこちら

『3Rまなびあいブック』

http://www.env.go.jp/recycle/yoki/b_2_book/index.html

小笠原 鈴木

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2021年06月15日「劇場」ヶ原へのご招待!!!

日光国立公園 大森健男

皆様こんにちは!日光のアクティブレンジャーの大森です。

ようやく奥日光も春から初夏へと駆け足で、日に日に緑が濃くなってきました。

この移り変わりをお知らせしようとしましたが

・・・時すでに初夏から成夏にぐんと近づいてしまい写真を撮って準備していた

「シャクナゲ」や「ツツジ」の花はなくなってしまいました!

ということで、もうすでに初夏まっしぐらの奥日光の「王道」である戦場ヶ原の様子をお知らせします。

この6月の初夏の奥日光戦場ヶ原はまさに「劇場ヶ原」です! この代表は

1番 ズミ 2番 ワタスゲ 3番 レンゲツツジ といったところですが

この3者の共演が戦場ヶ原の見どころです。

 『ズミの花と男体山』

この共演にノビタキやホオアカ、そしてカッコウなどの高原の鳥たちの歌ごえも登場します。

そしてBGMはエゾハルゼミの大合唱団です。(写真や音声がありませんのであしからず)

 『皆さん、劇場を満喫です!!』

  『思わず息を大きく吸い込みたくなる空間です!」

 『レンゲツツジが加わった劇場が原(昨年の状況)』

戦場ヶ原の散策は、赤沼駐車場からか湯滝駐車場からが一般的です。

すべて歩き通すと3時間近くかかります。平坦だと思っていても、ぬかるみや足場の悪いところも

ありますので、それなりの体力としっかりとした足ごしらえが必要です。

全部歩き通さなくても、赤沼駐車場より20分程度で湿原が見渡せる「ワタスゲデッキ」まで出られますので、ここまででも戦場ヶ原の魅力が十分楽しめます。

『ワタスゲデッキ(通称)』

これからも様々な花々が咲き出し、季節の移り変わりが楽しみな奥日光です。

戦場ヶ原以外にも、シラカバの貴婦人で有名な「小田代原」、静かな森の湖「湯ノ湖」など

奥日光には、様々な「劇場」が用意されています。

これからも皆様に、奥日光の旬のいろいろな楽しみをお知らせしたいと思います。

奥日光の花の開花は以下が参考になります。

日光湯元温泉ビジターセンターの自然情報

http://www.nikkoyumoto-vc.com/

(株)日光自然博物館の自然情報のブログ

https://www.nikko-nsm.co.jp/web/blog/

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2021年06月14日南アルプス国立公園写真展@アピタ静岡店

南アルプス国立公園 南アルプス 本堂舞華

みなさん、こんにちは。

南アルプス自然保護官事務所の本堂です。

6月3日より、アピタ静岡店にて南アルプス国立公園写真展が開催されています。今回は静岡市役所・環境創造課と共催です!

南アルプス自然保護官事務所からは南アルプス国立公園について、静岡市役所・環境創造課からは南アルプスユネスコエコパークについての解説パネルの展示やパンフレットの配布を行っています。

南アルプス国立公園の南部は静岡市にかかっている部分がとても多く、今回は静岡市内で撮影された写真を多く展示しています。

中でも、私のおすすめは荒川岳のお花畑の写真です。

タイトル:「お花畑」

この写真は2020年度のアクティブ・レンジャー写真展でも展示された写真です。荒川岳にはV字谷やカール地形、ライチョウの生息血などの魅力はたくさんありますが、このお花畑は南アルプス山域の中でも1番大きいと言われています。シナノキンバイやハクサンイチゲなどが一面に咲きます。

このほかにも荒川岳をメインに16枚の写真が展示されています。荒川岳含む南部の山々はアクセスに時間がかかることや林道が崩落している場所が多く、なかなか足を運ぶことが難しいですが、アピタ静岡店にお越しいただき、南アルプス南部を感じていただければと思います。みなさんのお越しをお待ちしています♪

6月4日(金)~16日(水)までJR静岡駅北口展示スペース「しずチカ」で静岡市役所・環境創造課による南アルプスユネスコエコパーク展示を開催しています。ライチョウの模型や南アルプス南部のジオラマ模型の展示、静岡県内のエコパーク登録地域内に生息する昆虫の標本などを展示しています。そちらもぜひお立ち寄りください!!

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