2021年6月15日
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2021年06月15日「劇場」ヶ原へのご招待!!!
日光国立公園 大森健男
皆様こんにちは!日光のアクティブレンジャーの大森です。
ようやく奥日光も春から初夏へと駆け足で、日に日に緑が濃くなってきました。
この移り変わりをお知らせしようとしましたが
・・・時すでに初夏から成夏にぐんと近づいてしまい写真を撮って準備していた
「シャクナゲ」や「ツツジ」の花はなくなってしまいました!
ということで、もうすでに初夏まっしぐらの奥日光の「王道」である戦場ヶ原の様子をお知らせします。
この6月の初夏の奥日光戦場ヶ原はまさに「劇場ヶ原」です! この代表は
1番 ズミ 2番 ワタスゲ 3番 レンゲツツジ といったところですが
この3者の共演が戦場ヶ原の見どころです。
『ズミの花と男体山』
この共演にノビタキやホオアカ、そしてカッコウなどの高原の鳥たちの歌ごえも登場します。
そしてBGMはエゾハルゼミの大合唱団です。(写真や音声がありませんのであしからず)
『皆さん、劇場を満喫です!!』
『思わず息を大きく吸い込みたくなる空間です!」
『レンゲツツジが加わった劇場が原(昨年の状況)』
戦場ヶ原の散策は、赤沼駐車場からか湯滝駐車場からが一般的です。
すべて歩き通すと3時間近くかかります。平坦だと思っていても、ぬかるみや足場の悪いところも
ありますので、それなりの体力としっかりとした足ごしらえが必要です。
全部歩き通さなくても、赤沼駐車場より20分程度で湿原が見渡せる「ワタスゲデッキ」まで出られますので、ここまででも戦場ヶ原の魅力が十分楽しめます。
『ワタスゲデッキ(通称)』
これからも様々な花々が咲き出し、季節の移り変わりが楽しみな奥日光です。
戦場ヶ原以外にも、シラカバの貴婦人で有名な「小田代原」、静かな森の湖「湯ノ湖」など
奥日光には、様々な「劇場」が用意されています。
これからも皆様に、奥日光の旬のいろいろな楽しみをお知らせしたいと思います。
奥日光の花の開花は以下が参考になります。
日光湯元温泉ビジターセンターの自然情報
http://www.nikkoyumoto-vc.com/
(株)日光自然博物館の自然情報のブログ
こんにちは、小笠原の鈴木です。
今週は月曜日からずっと雨予報。どうやら梅雨前線が小笠原付近まで南下してきているようです。
先日、海ごみゼロウィークが終了しました。回収は10日間で198.83kg。1tサイズのフレコンバッグ2つが満杯になりました。
海ごみゼロウィーク初日から雨が降りコンディションが悪い中ご協力いただいた皆さま、ご協力ありがとうございました。
ちなみに今年は昨年と比べて、漂着していたごみ自体が少なかったようです。
▽多くはプラスチック片や漁具、ペットボトルでしたが、こんな物も見つかりました。
○タバコの缶
○注射器(針有り)
○ショウガの瓶詰め
変わった物や危険物など、様々なごみが流れ着いていました。
(誰かが怪我する前に回収できて良かったです。)
今回は海ごみ(特にプラスチック)についてお話しします。
プラスチックごみは海に流れ出た後、波や風など様々な要因によって非常に長い時間をかけて分解されますが、その間にも様々な影響を動植物や人へ及ぼすことが懸念されています。
たとえば皆さんはマイクロプラスチックをご存知でしょうか。
マイクロプラスチックは5mm以下のプラスチックごみのことで、石油関連の化学物質が吸着・残留しやすく、食物連鎖を通じて上位の生き物により多く蓄積すると言われています。
海で暮らす生き物にとどまらず、海の資源を利用する生き物から始まる連鎖に関わる全てがその影響を受ける可能性があり、私たち人間も例外ではないのです。
では、私たちに出来ることはあるのか?今年の海ごみゼロウィークは既に終わってしまいましたが、普段から出来ることがあります。
たとえば3R(Reduce,Reuse,Recycle)。前2つは久しぶりに聞いた方もいるのではないでしょうか?
ごみを減らすには拾うだけではなく、そもそも出さない事(Reduce)が特に重要です。
飲み物は水筒で持ち歩く、レジ袋の代わりにエコバッグを使うなど普段の生活の中に改善できる事はたくさんあります。
とりあえず私は"使い捨てマスクを使用しない"で頑張っていこうと思います。
皆さんもぜひ、目標を定めて排出するごみを減らしてみてください。
▽3Rについて詳しくはこちら
『3Rまなびあいブック』
http://www.env.go.jp/recycle/yoki/b_2_book/index.html
小笠原 鈴木