関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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またまたこんにちは。鳥と花が好きな小野可蓮です。
みなさんは普段、カメラを持ち歩かれていますか?
最近は携帯電話のカメラ機能の性質も随分と上がりましたが、一眼レフのカメラで撮った写真と比べると、まだまだですよね。
それにしても、身近で起きている素敵な瞬間を捉えるのは、楽しいことです。
毎年恒例のAR(アクティブレンジャー)写真展!
今年も伊豆諸島は大島の「岡田港」で実施させていただけることになりました。
関東地方の各事務所から選出された、28枚の写真が見られます。
期間は2月2日~23日の間です。
今年のチラシは国立公園の春夏秋冬をイメージに作ってみました。
▲ 令和3年度 写真展 チラシ
岡田港であれば、船を待っている間にもさらっと見ることができるため、より多くの人に国立公園の素晴らしさが届くと良いな~と思っています。
伊豆諸島からはこの2枚を選出しました。
1枚目は大島の「海浜植物群落(1951年 天然記念物に登録)」で撮ったものです。
伊豆大島の成熟した森では、大きなスダジイが生える極相林となっています。
この写真のように海岸沿いのものは、幹が海風に晒されることで湾曲していたり、葉がほとんど付いていないものもよく見られたりします。
日々大島の自然の影響を受けながらも力強く生きている証です。
その立ち姿は神秘的で、また大変美しく、心を奪われたためカメラに収められずにはいられませんでした。
▲ 「自然は芸術 芸術は自然」
伊豆大島の自然の力(風・雨・光)によって生み出された美しい造形。
2枚目は新島の「石山展望台」で撮りました。
本当は晴れの日であれば色がもっと出たと思うのですが、白い流紋岩の溶岩に、オオシマツツジの濃いピンク、海浜植物の緑、海の青など、鮮やかな色が互いに主張し合う様子に心惹かれました。
新島では、このガラス質を多く含んだ黒雲母流紋岩(コーガ石と呼ばれている)からガラスを作っています。
新島ガラスはその成分による、爽やかな黄緑色が特徴的です。
世界中に見ても、この色が出るのは珍しいそう!
▲ 「世界に花を咲かせよう」
白いコーガ石(火山由来)に映える海、緑、そして花(オオシマツツジ)。
写真を選んだ当時は着任し立てで、まだあまり写真を撮り溜められていませんでしたが、そんな中でもわたしなりに見つけた「伊豆諸島らしさ」が出ている写真を選べたかなと思います。
いつかアカコッコの写真も出せるよう、引き続き伊豆諸島の写真撮影に励みます(笑)
他にも写真展では、雪の中を舞うトキ(佐渡)、ユニークな富士山写真(富士五湖、下田)、夜間のみ開花する父島固有種のチチジマクロキ(小笠原)などなどの写真が展示してあり、見応えがあります!
お近くに寄られた際には覗いていただけると嬉しいです。
▲ 会場の様子 各国立公園のパンフレットも揃っていますよ
▲ 伊豆諸島についてのパネルとカラスバトのパネルも展示中
中々外出もしづらい状況になってしまいましたが、どうか引き続きみなさまご自愛いただけますように、、、!
また落ち着きましたら、伊豆諸島にも写真撮影にいらしてくださいね。
関東地方環境事務所のHPにも、アクティブレンジャー写真展の詳細が載っています。
http://kanto.env.go.jp/to_2022/_2022_22.html
大島の海浜植物群落について
https://www.oshima-navi.com/senzu/coastal_promenade.html
コーガ石について
https://chiikishigen.tokyo/introduction/details/introduction_124.html
【ご注意ください】
伊豆諸島では、自治体ごとに来島のガイドラインを掲げ、島内での感染拡大防止への協力を求めています(2022年1月27日現在)。伊豆諸島へ旅行を計画されている方は、自治体や観光協会のホームページで来島のガイドラインをよく読み、最新の情報を必ず確認してください。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、日光、尾瀬、秩父多摩甲斐、小笠原、富士箱根伊豆、南アルプス国立公園があります。
またまたこんにちは。鳥と花が好きな小野可蓮です。
みなさんは普段、カメラを持ち歩かれていますか?
最近は携帯電話のカメラ機能の性質も随分と上がりましたが、一眼レフのカメラで撮った写真と比べると、まだまだですよね。
それにしても、身近で起きている素敵な瞬間を捉えるのは、楽しいことです。
毎年恒例のAR(アクティブレンジャー)写真展!
今年も伊豆諸島は大島の「岡田港」で実施させていただけることになりました。
関東地方の各事務所から選出された、28枚の写真が見られます。
期間は2月2日~23日の間です。
今年のチラシは国立公園の春夏秋冬をイメージに作ってみました。
▲ 令和3年度 写真展 チラシ
岡田港であれば、船を待っている間にもさらっと見ることができるため、より多くの人に国立公園の素晴らしさが届くと良いな~と思っています。
伊豆諸島からはこの2枚を選出しました。
1枚目は大島の「海浜植物群落(1951年 天然記念物に登録)」で撮ったものです。
伊豆大島の成熟した森では、大きなスダジイが生える極相林となっています。
この写真のように海岸沿いのものは、幹が海風に晒されることで湾曲していたり、葉がほとんど付いていないものもよく見られたりします。
日々大島の自然の影響を受けながらも力強く生きている証です。
その立ち姿は神秘的で、また大変美しく、心を奪われたためカメラに収められずにはいられませんでした。
▲ 「自然は芸術 芸術は自然」
伊豆大島の自然の力(風・雨・光)によって生み出された美しい造形。
2枚目は新島の「石山展望台」で撮りました。
本当は晴れの日であれば色がもっと出たと思うのですが、白い流紋岩の溶岩に、オオシマツツジの濃いピンク、海浜植物の緑、海の青など、鮮やかな色が互いに主張し合う様子に心惹かれました。
新島では、このガラス質を多く含んだ黒雲母流紋岩(コーガ石と呼ばれている)からガラスを作っています。
新島ガラスはその成分による、爽やかな黄緑色が特徴的です。
世界中に見ても、この色が出るのは珍しいそう!
▲ 「世界に花を咲かせよう」
白いコーガ石(火山由来)に映える海、緑、そして花(オオシマツツジ)。
写真を選んだ当時は着任し立てで、まだあまり写真を撮り溜められていませんでしたが、そんな中でもわたしなりに見つけた「伊豆諸島らしさ」が出ている写真を選べたかなと思います。
いつかアカコッコの写真も出せるよう、引き続き伊豆諸島の写真撮影に励みます(笑)
他にも写真展では、雪の中を舞うトキ(佐渡)、ユニークな富士山写真(富士五湖、下田)、夜間のみ開花する父島固有種のチチジマクロキ(小笠原)などなどの写真が展示してあり、見応えがあります!
お近くに寄られた際には覗いていただけると嬉しいです。
▲ 会場の様子 各国立公園のパンフレットも揃っていますよ
▲ 伊豆諸島についてのパネルとカラスバトのパネルも展示中
中々外出もしづらい状況になってしまいましたが、どうか引き続きみなさまご自愛いただけますように、、、!
また落ち着きましたら、伊豆諸島にも写真撮影にいらしてくださいね。
関東地方環境事務所のHPにも、アクティブレンジャー写真展の詳細が載っています。
http://kanto.env.go.jp/to_2022/_2022_22.html
大島の海浜植物群落について
https://www.oshima-navi.com/senzu/coastal_promenade.html
コーガ石について
https://chiikishigen.tokyo/introduction/details/introduction_124.html
【ご注意ください】
伊豆諸島では、自治体ごとに来島のガイドラインを掲げ、島内での感染拡大防止への協力を求めています(2022年1月27日現在)。伊豆諸島へ旅行を計画されている方は、自治体や観光協会のホームページで来島のガイドラインをよく読み、最新の情報を必ず確認してください。