関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
1件の記事があります。
AR日記をご覧の皆様、こんにちは。
富士箱根伊豆国立公園箱根地域の高木です。
今回は、前回の記事でも少し触れた金時山の、ある不思議な岩についてご紹介したいと思います。
金時山は箱根外輪山の最高峰でもありますが、麓には公時神社がありこちらは登山をせずに参拝することが出来ます。
『まーさかり担いだ金太郎』
でおなじみの金太郎のモデルであり、
平安時代後期の武士、源頼光(みなもとのよりみつ)に仕えた四天王の1人でもある、
坂田公時(さかたのきんとき)が、祭神として祀られています。
その神社を通り過ぎ登山道を進むと、途中で少し道から逸れたところに大岩があります。
金時蹴落石(きんときけおとしいし)です。
突然目の前に直径2mほどの大きな岩が現れるので最初は少し驚きましたが、迫力のある岩を身近で感じることが出来ます。
冒頭でも触れた金太郎にまつわる伝説のある大岩で、金太郎が山頂から蹴落としたと言われています。
さらに登山道を進んでいくと、
真っ二つに割れた巨大な岩が現れました。
先ほどの金時蹴落石が小さく見えてしまうほどの大きさで直径10m以上はあるでしょうか。
赤丸で囲んだ部分が先ほどの写真とほとんど同じサイズの標識で、高さは1.2mほどです。
この巨大な岩が、タイトルにもあった公時の宿石(きんときのやどりいし)です。
金太郎が育ての親の山姥と一緒に住んだと言われていますが、
昭和6年に轟音を響かせ突如割れてしまったようで、今は反対側の景色も見えてしまいます。
植物が生い茂り、樹木が岩に根付いている様子と、金太郎伝説が相まってとっても神秘的に見えますね。
自然の偉大さと不思議な伝説について触れられる、そんな場所のご紹介でした。
<ご注意>
感染症対策の為の自粛要請に伴い、現在金時山頂の山小屋および公衆トイレは閉鎖されています。
これまでの生活が制限され、自粛疲れも出てくる頃ではありますが、一刻も早い感染症蔓延の収束と皆様が自然に触れ楽しめることを願っております。
ページ先頭へ↑
アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、日光、尾瀬、秩父多摩甲斐、小笠原、富士箱根伊豆、南アルプス国立公園があります。
AR日記をご覧の皆様、こんにちは。
富士箱根伊豆国立公園箱根地域の高木です。
今回は、前回の記事でも少し触れた金時山の、ある不思議な岩についてご紹介したいと思います。
金時山は箱根外輪山の最高峰でもありますが、麓には公時神社がありこちらは登山をせずに参拝することが出来ます。
『まーさかり担いだ金太郎』
でおなじみの金太郎のモデルであり、
平安時代後期の武士、源頼光(みなもとのよりみつ)に仕えた四天王の1人でもある、
坂田公時(さかたのきんとき)が、祭神として祀られています。
その神社を通り過ぎ登山道を進むと、途中で少し道から逸れたところに大岩があります。
金時蹴落石(きんときけおとしいし)です。
突然目の前に直径2mほどの大きな岩が現れるので最初は少し驚きましたが、迫力のある岩を身近で感じることが出来ます。
冒頭でも触れた金太郎にまつわる伝説のある大岩で、金太郎が山頂から蹴落としたと言われています。
さらに登山道を進んでいくと、
真っ二つに割れた巨大な岩が現れました。
先ほどの金時蹴落石が小さく見えてしまうほどの大きさで直径10m以上はあるでしょうか。
赤丸で囲んだ部分が先ほどの写真とほとんど同じサイズの標識で、高さは1.2mほどです。
この巨大な岩が、タイトルにもあった公時の宿石(きんときのやどりいし)です。
金太郎が育ての親の山姥と一緒に住んだと言われていますが、
昭和6年に轟音を響かせ突如割れてしまったようで、今は反対側の景色も見えてしまいます。
植物が生い茂り、樹木が岩に根付いている様子と、金太郎伝説が相まってとっても神秘的に見えますね。
自然の偉大さと不思議な伝説について触れられる、そんな場所のご紹介でした。
<ご注意>
感染症対策の為の自粛要請に伴い、現在金時山頂の山小屋および公衆トイレは閉鎖されています。
これまでの生活が制限され、自粛疲れも出てくる頃ではありますが、一刻も早い感染症蔓延の収束と皆様が自然に触れ楽しめることを願っております。