国立公園内でのドローン使用について

重要文化財を含む神社仏閣や公園施設をはじめ、土地や施設等の管理者又は所有者が、敷地上空でのドローンの飛行を禁止している場合があるので、事前に土地所有者等に確認してください。

国立公園内には様々な野生生物が生息・生育しており、ドローンを飛行させる場所や時期・季節等によってはそれらに過剰なストレスを与えてしまうほか、繁殖などの生態に悪影響を及ぼす恐れがあります。野生生物の生息域での飛行は避け、近くに確認される場合は飛行させないようお願いします。

園地・歩道・休憩所等の利用施設の周辺など利用者が集中する場所や、宿泊施設・露天風呂の周辺などプライバシーに支障がある場所では飛行させないようお願いします。その他、不必要な低空飛行、高調音を発する飛行、急降下など、利用者や施設等に迷惑を及ぼすような飛行はさせないようお願いします。また操縦者等がドローンを飛行させるために、利用者が集中する場所で長時間その場所を占有するなど、他の利用者に迷惑になるような行為はしないようお願いします。

各国立公園を所管する環境省の出先事務所の連絡先については、管内の国立公園に掲載しております。ドローンの飛行や離着陸については、自然公園法による許可申請や届出は不要です。ただし、国立公園内では工作物の新築や木竹の伐採等の様々な行為が規制されており、ドローンの使用に伴いそれら行為が発生する場合には、事前に申請が必要となります。また、ドローンの使用により他の国立公園利用者に著しく迷惑をかけた場合や、ドローンの落下・衝突により野生生物を損傷させた場合、落下したドローンを回収せずに放置した場合等には、自然公園法等に反する行為に該当し、罰則の適用や必要な措置（原状回復等）を命じる場合があります。

〇航空法に基づく無人航空機の飛行に関するルールについては、以下国土交通省HPをご確認ください。
・無人航空機（ドローン・ラジコン機等）の飛行ルール（国土交通省HP｜外部リンク）

〇河川・湖・滝（ダムやその貯水池を含みます。）において、ドローンを飛行させようとする際は、許可申請が必要な場合の他、河川管理者や周辺自治体が河川利用のルールを定めている場合がありますので、事前に飛行可能な区域か確認をお願いします。詳細は、河川管理者までお問い合わせください。

〇国有林においてドローンを飛行させようとする場合、入林届が必要です。事前に、管轄の森林管理署までお問い合わせください。

〇環境省が所管する国有地では、国立公園集団施設地区等管理規則、管理上必要な個別の措置を要する場合がありますので、環境省の出先事務所まで事前にお問い合わせください。

・日光国立公園内におけるドローンの使用について（環境省_国立公園HP｜外部リンク）
・尾瀬国立公園内におけるドローンの使用について【PDF154KB】（環境省_国立公園HP＞尾瀬国立公園＞利用上の注意！｜外部リンク）
・富士登山のルールとマナー（富士登山オフィシャルサイト｜外部リンク）