報道発表資料
2013年03月29日
- その他
小笠原諸島世界自然遺産地域「兄島」におけるグリーンアノールの確認について(科学委員会発言)
平成25年3月下旬にかけて、小笠原諸島父島列島兄島南部において、発見された特定外来生物のグリーンアノールに関し、「小笠原諸島世界自然遺産地域科学委員会」(以下:科学委員会)から非常事態宣言と緊急提言がなされました。
科学委員会の非常事態宣言と緊急提言を踏まえつつ、小笠原諸島世界自然遺産を管理する関係行政機関は兄島におけるグリーンアノールの根絶に向け対応します。
1.科学委員会からの非常事態宣言と緊急提言
別紙 [PDF 82KB] のとおり
2.当面の対応
①調査
発見されたヤシ浜及びヤシ浜周辺以外の地域について調査する。
②わなの設置
発見地点を中心にトラップを設置し、今後もトラップを増設し、捕獲体制を構築する。
対応については、科学委員会の助言、協力のもとで行うこととする。
【小笠原諸島世界自然遺産科学委員会】
世界遺産に登録された小笠原諸島の自然環境の適切な保全管理に必要な科学的助言を得るための、学識経験者(委員)と管理機関等により構成されている。
(委員構成)
委員長:大河内 勇 森林総合研究所理事
委員:動植物、地形地質等の専門家 11名