報道発表資料
- 報道発表
8月30日清水港におけるヒアリの確認について(平成 29 年8月 28 日の続報)
<静岡県同時発表>
平成29年8月30日(水) 環境省自然環境局 野生生物課 関東地方環境事務所 野生生物課 |
平成29年8月27日に、静岡県静岡市清水港新興津ターミナルにおいて、特定外来生物であるヒアリ(Solenopsis invicta)が確認され、8月28日にお知らせをしたところですが、静岡県が同港で調査を実施し、さらに500個体以上(有翅メス、有翅オス、サナギ、幼虫、タマゴを含む)のヒアリが確認されましたので、お知らせします。 |
1. 前回発表(8/28)までの経緯
8/21 清水港新興津コンテナターミナル内で環境省及び国交省が実施したヒアリの調査により設置したトラッ
プ及びその周辺のアスファルト上で、ヒアリと疑われるアリを捕獲。
8/24 静岡県が、専門家とともに同コンテナターミナル内で調査を実施。上記の環境省が回収したトラップ設
置地点の周辺において、ヒアリと疑わしいアリが、舗装の継ぎ目の隙間を出入りするのを確認。約30
個体を殺虫処分し、採取。
8/27 専門家が8/21に捕獲したアリをヒアリと同定。
詳細については、平成29年8月28日付け報道発表資料「清水港におけるヒアリの確認について」
(http://www..env.go.jp/press/104491.html)参照。
2.前回発表(8/28)以降の経緯
8/28 静岡県が、専門家とともに、当該アリ発見地点の舗装の継ぎ目において再度駆除を実施。確認された
個体は全て殺虫処分し、採取。
8/29 8/24と8/28に採取されたアリについて、専門家がヒアリと同定。 (なお、8/24に採取した30個
体のうち、5個体はアカカミアリと同定。)
3.8/24日と8/28日に静岡県が確認したヒアリについて
確認された総数:500個体以上
内訳:働きアリ 約500個体
有翅メス 2個体
有翅オス 10個体
サナギと幼虫 約50個体
タマゴ 少数
4.今後の対応
ヒアリが確認されたコンテナターミナル内では、すでに静岡県が殺虫餌(ベイト剤)を設置し、当分の間、これを継続するとともに、生きたヒアリがいないか目視によるモニタリングを実施します。
また、環境省は本発見地点周辺において、静岡県等と協力しながら、ヒアリ確認地点の周辺2km程度の調査を実施する予定です。
○今回発見されたヒアリ
上:有翅オス 下:有翅メス
左から卵、若齢幼虫、終齢幼虫、サナギ
○ヒアリを確認した場所
(参考)現在までのヒアリ確認事例
本件を含めて全15事例、11都府県