報道発表資料
2019年06月26日
- 報道発表
第21回放鳥に向けたトキの訓練個体の死亡について
令和元年6月26日(水)
関東地方環境事務所
所 長 牧谷 邦昭
野生生物課長 横田 寿男
(℡:048-600-0817)
佐渡自然保護官事務所
首席自然保護官 澤栗 浩明
(℡:0259-22-3372)
佐渡トキ保護センター野生復帰ステーションの順化ケージにおいて、6月25日に野生復帰のための訓練を開始したトキの1羽が、同日に死亡したため、お知らせします。
1.死亡した個体
No.381(2017年生まれ、メス):多摩動物公園生まれ
2.経過
当該個体は、9月下旬の第21回放鳥に向けて佐渡トキ保護センター野生復帰ステーションの順化ケージ内で、6月25日に順化訓練を開始した個体である。
同日午後5時41分、飼育員が同ステーション管理棟のカメラモニターで、ケージ内の状況を確認したところ、1羽(No.381)が地面に横たわっているのを確認した。午後5時44分、直ちに個体の回収を行ったものの、既に死亡しているのが確認された。
解剖の結果、致命的な外傷は確認されず、現時点では死亡原因を特定できていない。
3 第21回放鳥に向けた訓練について
訓練個体1羽の死亡により順化ケージ内の放鳥予定個体は、オス11羽、メス6羽の計17羽となった。17羽で9月下旬に実施予定の第21回放鳥に向けた訓練を継続する。