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関東地方環境事務所

報道発表資料

2021年02月18日
  • 報道発表

令和2年度尾瀬国立公園の入山者数について

環境省では、尾瀬国立公園の入山者数を把握するため、主要な入山口に登山者カウンターを設置して、入山者数の調査を行っています。

令和2年5月~10月の入山者数の合計は、約10万7千人でした。

1.目的

環境省では、尾瀬国立公園の入山者数の経年変化を把握し、国立公園の適正な利用に資するため、平成元年度から主要な入山口に赤外線カウンターを設置し、入山者数の調査を行っています。

2.方法

令和2年度は、尾瀬国立公園の8か所の入山口(沼山口、御池口、大清水口、鳩待口(尾瀬ヶ原方面、至仏山方面、アヤメ平方面)、滝沢口、猿倉口)に、赤外線カウンターを設置して調査を行いました。

なお、令和元年度までは、赤外線カウンターの数値を周辺施設の利用者数等を用いて一部補正した上で集計を行っていましたが、令和2年度は、赤外線カウンターの数値を補正せずに集計しています(ただし、霧などによる誤作動と考えられるデータは削除しています)。また、赤外線カウンターの設置期間や設置数は、年度によって異なっているため、過年度の入山者数と単純な比較ができない点についてご留意ください。

※ 一般的に、赤外線カウンターは、利用者が集中するところでは実際よりも少なくカウントされ、濃い霧などが発生した場合は誤作動で実際より多くカウントされることがわかっています。

3.結果

令和2年度の尾瀬国立公園の8か所の入山口(沼山口、御池口、大清水口、鳩待口(尾瀬ヶ原方面、至仏山方面、アヤメ平方面)、滝沢口、猿倉口)の入山者数の合計は、106,922人でした。

最も入山者数が多かった月は、8月の36,401人で、次いで9月の25,373人でした。

また、最も入山者数が多かった入山口は、鳩待口(尾瀬ヶ原方面)の56,782人で、次いで沼山口の14,303人でした。

表 尾瀬国立公園の入山口ごとの月別入山者数(令和2年5月~10月)

表 尾瀬国立公園の入山口ごとの月別入山者数(令和2年5月~10月)

注:
・「沼山口」及び「御池口」は、御池駐車場から沼山峠までのシャトルバスの営業開始日(7/1)から計測
・「鳩待口(至仏山方面)」は、至仏山の開山日(7/1)から計測
・「滝沢口」及び「猿倉口」は、アクセス道路の開通日(7/1及び8/7)から計測
・「馬坂口」は、令和元年東日本台風の影響でアクセス道路が通年通行止めとなったため、計測を行っていない

図 尾瀬国立公園の入山者数の推移(参考)

図 尾瀬国立公園の入山者数の推移(参考)

添付資料

■ 問い合わせ先
環境省 関東地方環境事務所
 国立公園課長 井上 綾子
<問合せ先>
 片品自然保護官事務所(群馬県域)
  担当:石井 桃花(Tel:0278-58-9145)
 檜枝岐自然保護官事務所(福島県域)
  担当:桑原 大(Tel:0241-75-7301)