報道発表資料
- 報道発表
野生下のトキの今期最初の巣立ち等について
新潟県佐渡市において、4月26日にヒナを確認していた野生下のトキ2ペアについて、今期最初の巣立ちを確認しましたので、お知らせします。野生下での巣立ちは10年連続となります。この2ペアは野生下で誕生したトキ同士のペアであり、野生下で誕生したトキ同士のペアからの巣立ちは6年連続となります。
1 巣立ちを確認したペア
(1)個体番号
①足環なし(オス) 及び 足環なし(メス)
※いずれも足環のない野生下生まれのトキであるため、年齢等は不明です。
②No.A28(6歳オス) 及び 足環なし(メス)
※No.A28:平成27年(2015年)野生下生まれ
メスは足環のない野生下生まれのトキであるため、年齢等は不明です。
※放鳥トキは、足環の個体番号で個体識別できます。野生下で誕生したトキは、一時捕獲して足環を装着し
た個体のみ個体識別できます。
野生下で誕生したトキの個体番号はアルファベット+2桁の数字です。
(2)確認日
令和3年5月28日(金)
(3)場 所
①新潟県佐渡市(真野地区)
②新潟県佐渡市(相川地区)
(4)経 過
①のペアは、3月25日に営巣及び抱卵を確認していました。
ヒナの数は、4月26日時点で2羽、5月2日時点で3羽、5月11日時点で4羽確認しており、5月11日
に4羽のヒナに足環(No.C33,C34,C35,C36)を装着しました。
本日、モニタリングチーム(調査請負事業者職員)が巣の様子をモニタリングしたところ、3羽のヒナ
(No.C33,C34,C35)の姿が確認されました。午前5時25分頃に1羽のヒナ(No.C34)が巣と近くの枝を出入り
する様子が確認され、また、午前5時55分頃に1羽のヒナ(No.C33)が巣と近くの枝を出入りする様子を
確認されたことから、2羽が巣立ちをしたと判断しました。
②のペアは、3月25日に営巣及び抱卵を確認していました。
ヒナの数は、4月26日時点で1羽、5月11日時点で2羽確認しており、5月11日に2羽のヒナに足環
(No.C31,C32)を装着しました。
本日、モニタリングチーム(環境省職員)が巣の様子をモニタリングしたところ、2羽のヒナ
(No.C31,C32)の姿が確認されました。
午前6時15分頃に1羽のヒナ(No.C31)が巣と近くの枝を出入りする様子が確認されたことから、1羽が
巣立ちをしたと判断しました。
2 野生下のトキの繁殖状況
野生下のトキの繁殖状況は、本日午後2時30分頃に環境省佐渡自然保護官事務所公式Facebook及び環境省佐渡自然保護官事務所公式Twitterに資料を掲載します。
関連Webページ
- ■ 問い合わせ先
- 関東地方環境事務所
所 長 瀨川 俊郎
野生生物課長 佐藤 大樹
(℡:048-600-0817)
佐渡自然保護官事務所
首席自然保護官 澤栗 浩明
(℡:0259-22-3372)