報道発表資料
2022年07月22日
- 報道発表
日光国立公園・奥日光地域のゼロカーボンパークの登録について
環境省では、国立公園の脱炭素化に向けて、令和3年3月から、「ゼロカーボンパーク」の取組を進めています。
この度、日光国立公園内にある栃木県日光市に位置する奥日光地域がゼロカーボンパークに登録されましたのでお知らせします。
奥日光地域では、ゼロカーボンパークとして、自然環境に配慮した脱炭素の取組、地域全体の脱炭素化を進める取組、サステナブルな観光地づくり、国立公園利用者への普及啓発などに取り組んでいくこととしています。
関東地方環境事務所では、これらのゼロカーボンパークの取組を支援してまいります。
この度、日光国立公園内にある栃木県日光市に位置する奥日光地域がゼロカーボンパークに登録されましたのでお知らせします。
奥日光地域では、ゼロカーボンパークとして、自然環境に配慮した脱炭素の取組、地域全体の脱炭素化を進める取組、サステナブルな観光地づくり、国立公園利用者への普及啓発などに取り組んでいくこととしています。
関東地方環境事務所では、これらのゼロカーボンパークの取組を支援してまいります。
1.概要
日光国立公園は、昭和9(1934)年に指定された古い歴史のある国立公園です。北関東最高峰である白根山をはじめ、古くから信仰の山として名高い男体山、今なお火山活動が活発な那須岳などの山岳があり、湖沼や壮大な瀑布、紅葉の美しい渓谷が彩りを添えています。一方で、世界遺産にも登録された神社仏閣をはじめとする歴史的建造物とそれを取り巻く自然景観との見事な融合が見られます。
奥日光地域は、中禅寺湖の北に位置する戦場ヶ原、小田代原などの低地を囲むように男体山、女峰山、太郎山、白根山などの山々が連なり、中禅寺湖、湯ノ湖などの湖沼群、華厳ノ滝、湯滝などの瀑布、渓谷など原生的な景観が箱庭のように凝縮された地域で、四季を通じて多くの利用者が訪れています。
日光市は令和3年12月にゼロカーボンシティを宣言し、脱炭素化やプラスチックゴミの削減に積極的に取り組んでいるところです。今般、ゼロカーボンパークとして登録されることとなった取組の概要は以下のとおりです。
奥日光地域は、中禅寺湖の北に位置する戦場ヶ原、小田代原などの低地を囲むように男体山、女峰山、太郎山、白根山などの山々が連なり、中禅寺湖、湯ノ湖などの湖沼群、華厳ノ滝、湯滝などの瀑布、渓谷など原生的な景観が箱庭のように凝縮された地域で、四季を通じて多くの利用者が訪れています。
日光市は令和3年12月にゼロカーボンシティを宣言し、脱炭素化やプラスチックゴミの削減に積極的に取り組んでいるところです。今般、ゼロカーボンパークとして登録されることとなった取組の概要は以下のとおりです。
2.ゼロカーボンパークの取組の概要
(1)サステナブルツーリズムの推進
・日光の自然環境保全をテーマとした環境教育内容の充実、国内外への発信・サステナブルツーリズムの実施による国立公園の保護と利用の好循環の形成を推進
・環境教育やサステナブルツーリズムの実践により、環境保全(国立公園の豊かな自然環境の維持、生物多様性の保全)への理解醸成を推進
(2)脱炭素に向けた再エネの導入の推進
・国立公園内における温泉排熱の有効活用に向けた調査・検討、温泉供給設備の高効率化を促進・地熱などの未利用エネルギーの活用と自立型エネルギー網形成などの可能性を検討
・再生可能エネルギー適正利用に向けた蓄電池活用などエネルギーの有効活用、環境にやさしい交通・自動車利用の推進を検討
・温室効果ガス排出量実質ゼロにするカーボンニュートラルを見据えて立ち上げた、奥日光地区地元関係者で組織する「奥日光地域づくり住民協議会」との連携
(3)サステナブルな交通の実現
・小田代原や千手ヶ浜周辺においては、自然環境を保全するため、一般車両の通行を規制し、代替手段としてEVバス等の「低公害バス」を運行することで、脱炭素の取組を幅広く推進・EV利用促進やMaasの活用などを通じて、日光国立公園全体として、脱炭素のための具体的な取組を推進
・環境にやさしい2次交通の推進に向け、電動アシスト自転車や電動キックボードを活用した観光施策の更なる推進を検討
(4)国立公園利用拠点などにおける普及啓発
・観光地PR用ノベルティの再生プラスチック使用やパンフレット配布用袋の紙袋化を検討・マイバックキャンペーンやエコショップ認定を行い、環境配慮への理解を深める取り組みを実施
・「世界遺産周辺のグリーンスローモビリティ」や「小田代原周辺の低公害バス」利用者など、国内外から観光として訪れる多くのお客様に対し、ゼロカーボンパーク(サステナブルな観光地)としてPRし、脱炭素の取組を幅広く普及啓発
参考
○ゼロカーボンパークとは
ゼロカーボンパークとは、国立公園における電気自動車などの活用、国立公園に立地する利用施設における再生可能エネルギーの活用、地産地消などの取組を進めることで、国立公園の脱炭素化を目指すとともに、脱プラスチックも含めてサステナブルな観光地づくりを実現していくエリアです。国立公園をカーボンニュートラルのショーケースとし、訪れる国内外の人たち脱炭素型の持続可能なライフスタイルを体験していただく場作りを目指しています。これまでに中部山岳国立公園の乗鞍高原エリア(長野県松本市)、伊勢志摩国立公園の三重県志摩市、日光国立公園の塩原温泉・板室温泉地区(栃木県那須塩原市)、妙高戸隠連山国立公園の新潟県妙高市、支笏洞爺国立公園の支笏湖(北海道千歳市)、尾瀬国立公園の尾瀬かたしなエリア(群馬県片品村)、阿寒摩周国立公園(釧路市、弟子屈町、美幌町、足寄町)、釧路湿原国立公園(釧路市)がゼロカーボンパークとして登録されています。
環境省HP:https://www.env.go.jp/nature/post_134.html
○支援の枠組み
環境省では、ゼロカーボンパークの実現に向けて、ゼロカーボンシティ支援に活用しているエネルギー対策特別会計予算及び自然公園等整備費等の既存予算をパッケージとして支援する他、関東地方環境事務所が日光市と連携をとりながら伴走支援を行うこととしています。お問い合わせ先
環境省関東地方環境事務所
国立公園課
課長:植竹 朋子
日光国立公園管理事務所
所長:千田 純子
担当:二神 紀彦
電話番号(日光国立公園管理事務所):0288-54-1076
国立公園課
課長:植竹 朋子
日光国立公園管理事務所
所長:千田 純子
担当:二神 紀彦
電話番号(日光国立公園管理事務所):0288-54-1076