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関東地方環境事務所

報道発表資料

2023年07月20日
  • 報道発表

2023年夏期の富士山登山者数の中間発表(暫定値)について (お知らせ)

2023年7月20日(木)発表
 
 環境省では、富士山の登山者数を把握するため、2005年から各登山道の8合目付近に赤外線カウンターを設置して登山者数調査を実施しています。
富士山8合目における2023年の開山日(※)から7月17日までの登山者数の合計(暫定値)は、約4万2千人でした。
(※)7月 1日:吉田ルート
7月10日:須走ルート、御殿場ルート、富士宮ルート
 

調査結果

※資料の一部数値に誤りがありました。見え消しで訂正してお知らせいたします。

 開山日から7月17日までの登山者数の合計(暫定値)は、約4万2千人でした。
 コロナ禍以前の2019年比では140.3144.3%となりました。
 2015年以降の登山者数の推移は以下のとおりです。
 なお、集計に当たっては、カウンターが濃い霧に対して誤作動を起こす場合があることが確認されているため、カウント数の補正を行っています。(別添資料参照)
 

         表1:2023年富士山登山者数(環境省設置赤外線カウンターデータ)日別データ

 

 

            表2:直近10年間の富士山の登山者数の推移【開山日~7月17日】

  

   
           図1:直近10年間の富士山の登山者数の推移【開山日~7月17日】


環境省からのお願い

 今シーズンは過去10年で1、2を争う登山者数となっています。一方、コロナ禍以前と比べ山小屋は収容人数を3割~5割減らしており、山小屋が予約しづらい状況となっております。混雑を回避するため、下記をご検討ください。
 なお、弾丸登山や軽装・経験の少ない中での日帰り登山は非常に危険です。時間的・体力的に余裕をもった登山計画を立て、装備や体調を整えてから富士登山に臨みましょう。
 
平日にずらす
  → 例年土日祝日に登山者が集中します。平日であれば山小屋を予約できる可能性があります。
山小屋を変える
  → 一般的に標高の高い山小屋から予約が埋まることが多いので、山小屋を変えると予約できる可能性があります。
ルートを変更する
  → 別のルートに変更することで、山小屋の予約ができる可能性があります。ただし、ルートによって所要時間、難易度等変わりますので、ご自身に合ったルートを選んでください。
ツアーを利用する
  → ツアーに参加することで、山小屋に泊まることができる可能性があります。
富士山を見て楽しむ
  → 富士山周辺には、富士山の眺望を楽しめる山が数多くあります。あえて富士山に登らず周辺の山を楽しんでみてはいかがでしょうか?
 環境省では「富士山がある風景100選」を選定しています。
 富士山がある風景100選 https://kanto.env.go.jp/to_2017/post_94.html

【参考】2023年 富士登山されるすべての方へ
 https://www.fujisan-climb.jp/For_every_climbers.html

その他

・調査の背景、調査方法の概要等については、別添資料をご参照ください。
・今シーズンの最終的な数値の発表は9月下旬を予定しています(閉山日[9月10日]までのデータ)。

​【問い合わせ先】

環境省 関東地方環境事務所
富士箱根伊豆国立公園管理事務所 Tel:0460-84-8727
 所長 : 青柳 信太

富士五湖管理官事務所 Tel:0555-72-0353
 上席国立公園管理官  : 齋藤 明光

沼津管理官事務所 Tel:055-931-3261
 国立公園管理官 : 大嶽 若緒

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