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関東地方環境事務所

報道発表資料

2023年09月15日
  • 報道発表

第29回トキ放鳥の日程等について

 佐渡トキ保護センター野生復帰ステーションの順化ケージで6月29日(木)から野生復帰のための順化訓練を行ってきた15羽のトキについて、9月29日(金)(予備日9月30日(土)又は10月1日(日))に佐渡市赤玉地区において8羽程度を放鳥することとなりました。また、10月5日(木)から順化ケージの放鳥口を開放し7羽程度を放鳥することとなりましたので、お知らせします。
 今回の放鳥は、通算で29回目となります。

1 放鳥予定個体

飼育番号 個体
番号
性別 生まれ年 生まれた場所 系統
関関 華陽・
溢水
884 野生 C76 2022 1  野外 不明
643 BC 508 2017 6  長岡市トキ分散飼育センター  
840 BO 509 2021 2  いしかわ動物園  
853 AD 510 2022 1  多摩動物公園    
858 CF 511 2022 1  長岡市トキ分散飼育センター  
861 CF 512 2022 1  長岡市トキ分散飼育センター  
702 K 513 2018 5  多摩動物公園    
849 AW 514 2021 2  いしかわ動物園  
851 CJ 515 2021 2  いしかわ動物園
860 BE 516 2022 1  野生復帰ステーション  
872 BZ 517 2022 1  出雲市トキ分散飼育センター  
873 CL 518 2022 1  出雲市トキ分散飼育センター
856 CF 519 2022 1  長岡市トキ分散飼育センター  
857 CF 520 2022 1  長岡市トキ分散飼育センター  
865 BA 521 2022 1  佐渡トキ保護センター  

※第22回トキ野生復帰検討会に報告した放鳥計画に基づき、野生下のトキの遺伝的多様性の確保等を考慮して、放鳥候補個体を選定しています。

 放鳥予定個体のうち、8羽程度を佐渡市赤玉地区で放鳥し、7羽程度を順化ケージから放鳥する予定です。放鳥する個体を安全に捕獲するため、個体数が増減する可能性があります。

2 佐渡市赤玉地区における放鳥

(1)放鳥日と放鳥場所
日時 9月29日(金)(予備日9月30日(土)又は10月1日(日))10:00開始予定
   ※天候等によって延期・中止する場合があります。
場所 佐渡市赤玉地区の棚田 

(2)方法
・ 順化訓練後のトキを放鳥場所に移動し、放鳥箱から放鳥する「ハードリリース方式」で行います。
・ 放鳥箱は棚田に設置します。放鳥者は赤玉地区の住民です。
・ 放鳥実施場所周辺の道路は狭く、整備された駐車場もないことから、多数の人が安全かつ円滑に移動することが不可能なため、観覧者は赤玉地区の住民に限定しています。
・ 放鳥者及び観覧者は放鳥場所までは佐渡市の車両(送迎バス)で移動します。
 
(3)取材について
 下記の扱いとさせて頂きます。ご理解とご協力をお願いします。
 
①放鳥場所への移動等
 放鳥場所周辺には駐車できるスペースがありません。そのため、放鳥場所から離れた位置にある駐車場に集合いただき、放鳥場所までは送迎バスを運行します。取材を希望する社は、9月22日(金)までに社名、取材に来られる人数、担当者及び担当者の連絡先(電話番号及びメールアドレス)を佐渡自然保護官事務所まで電話またはメールでご連絡ください。送迎バスの詳細をお知らせします。
 
 佐渡自然保護官事務所 電話 :0259-22-3372
            メール:RO-SADO2@env.go.jp
 
②放鳥時の取材
 現場で職員が指定する場所で取材を行うことができます。取材にあたっては、以下の内容を遵守してください。
・ 職員が指定する場所以外には立ち入らないでください。
・ 大きな声・物音を出さないで下さい。
・ 照明、ライト、傘は使用しないで下さい。
  放鳥するトキに影響があると考えられるものを使用している場合は、職員から使用しないようにお願いすることがあります。
・ 水田や畔には入らないでください。
・ ヘビ、ハチ等にご注意ください。
・ お手洗いはありません。
・ 現場では職員の指示に従ってください。

3 順化ケージからの放鳥

(1)放鳥日と場所
  日時 10月5日(木)~
      原則として毎日午前6時頃に放鳥口を開放し、午後3時頃に放鳥口を閉鎖します。
     ※天候等によって放鳥口の開放を延期・中止することがあります。
  場所 佐渡トキ保護センター野生復帰ステーション順化ケージ(佐渡市新穂正明寺)
 
(2)方法
 順化ケージから直接トキが野外に出て行くソフトリリース方式により放鳥します。
 
(3)取材について
 下記の扱いとさせて頂きます。ご理解とご協力をお願いします。
 
①順化ケージ周辺への立入
 トキへの影響を避けるため、順化ケージ周辺に立ち入らないでください。
 
②放鳥口開放作業の取材
 放鳥初日の10月5日のみ順化ケージの放鳥口を開ける作業について現地での撮影を行うことができます(トキは見えません)。取材にあたっては以下の内容を遵守してください。
・ 撮影場所が狭いため、放鳥口開放作業の撮影は各社1名としてください。
・ 取材ライン(放鳥口から約40m)を越えないでください。
・ 大きな声・物音を出さないでください。
・ 照明、ライト、傘は使用しないで下さい。
  放鳥するトキに影響があると考えられるものを使用している場合は、職員から使用しないようにお願いすることがあります。
・ 放鳥口の開放作業終了後、速やかに撮影場所から退去してください。
・ 職員の指示に従ってください。
 
③放鳥初日の会議室の開放
 放鳥初日の10月5日は午前5時20分頃から放鳥口閉鎖までの間、野生復帰ステーション会議室を報道関係者に開放します。会議室にはモニター1台を設置し、放鳥口の状況を確認できるようにします。

4 放鳥後の情報提供

 放鳥終了後に放鳥実施結果を発表します。放鳥に2日以上かかる場合は途中経過を発表します。関連する映像・写真が得られた場合は併せて提供します。

お問い合わせ先

関東地方環境事務所
野生生物課長  千葉 康人
(℡:048-600-0817)
佐渡自然保護官事務所
首席自然保護官 篠﨑さえか
(℡:0259-22-3372)