関東地域のアイコン

関東地方環境事務所

報道発表資料

2024年05月15日
  • 報道発表

第 30 回トキ放鳥 ~「友友」「洋洋」贈呈 25 周年記念~ の日程及び観覧者の募集について

 佐渡トキ保護センター野生復帰ステーションの順化ケージにて3月12日(火)から野生復帰に向けた順化訓練を行ってきた17羽のトキについて、6月4日(火)に佐渡市小野見地区において10羽程度を放鳥することとなりました。また、6月10日(月)から順化ケージの放鳥口を開放し7羽程度を放鳥することとなりましたので、お知らせいたします。
 なお、今年は1999年に中華人民共和国から「友友」及び「洋洋」が贈呈されてから25年目となるため、これを記念し、小野見地区での放鳥ではトキ野生復帰事業の関係者による放鳥も行います。
 また、小野見地区での放鳥の観覧者を募集いたします。

1 放鳥予定個体

 別紙1及び2のとおり
  
 放鳥予定個体のうち、10羽程度を佐渡市小野見地区で放鳥し、7羽程度を順化ケージから放鳥する予定です。放鳥する個体数は増減する可能性があります。

2 佐渡市小野見地区における放鳥(ハードリリース方式)

 今年(2024年)は1999年にトキの「友友」及び「洋洋」が中国から贈呈されてから25年目となります。この25年目を記念して、日本のトキ野生復帰事業に多大なる貢献をしていただいた「友友」及び「洋洋」の功績を讃えるとともに、今後のさらなるトキ野生復帰事業の発展を祈願することを目的に、小野見地区の方々及びトキ野生復帰事業の関係者による放鳥を行います。

(1)放鳥日と放鳥場所
   日時 令和6年6月4日(火)(予備日6月5日(水)又は6月6日(木)  9時45分 開始予定
      ※天候等によって延期・中止する場合があります。
   場所 佐渡市小野見地区  
 
(2)方法
    順化訓練後のトキを放鳥場所に移動し、放鳥箱から放鳥する「ハードリリース方式」で行います。
 
(3)放鳥者
    小野見地区の方々及びトキ野生復帰事業の関係者(環境省、新潟県、佐渡市それぞれの代表者等を予定)
 
(4)観覧について
    小野見地区の方々に観覧していただきます。
    また、小野見地区の方々以外から10名程度の観覧者を募集します(別紙3)
 
(5)取材について
    下記の扱いとさせていただきます。
    ①事前登録
     取材を希望する社は、5月27日(月)までに社名、取材に来られる人数、担当者及び担当者の連絡先(電話番号及びメールアドレス)を
    佐渡自然保護官事務所までメールでご連絡ください。後日、放鳥場所の詳細な場所等をメールにてお知らせいたします。
     放鳥場所には十分な駐車スペースがないため、車で来られる場合は、各社1台までとさせていただきます。
 
     佐渡自然保護官事務所 メール:RO-SADO2@env.go.jp
 
    ②放鳥時の取材
     現場で職員が指定する場所で取材を行うことができます。取材にあたっては、以下の内容を遵守してください。
     ・職員が指定する場所以外には立ち入らないでください。
     ・大きな声・物音を出さないで下さい。
     ・照明、傘は使用しないで下さい。放鳥するトキに影響があると考えられるものを使用している場合は、
      職員から使用しないようにお願いすることがあります。
     ・水田や畔には入らないでください。
     ・ヘビ、ハチ等にご注意ください。
     ・お手洗いはありません。
     ・現場では職員の指示に従ってください。

3 順化ケージからの放鳥(ソフトリリース方式)

(1)放鳥日と場所
   日時 令和6年6月10日(月)~
      原則として毎日午前6時頃に放鳥口を開放し、午後3時頃に放鳥口を閉鎖します。
      ※天候等によって放鳥口の開放を延期・中止することがあります。
   場所 佐渡トキ保護センター野生復帰ステーション順化ケージ(佐渡市新穂正明寺)
 
(2)方法
    順化ケージから直接トキが野外に出て行く「ソフトリリース方式」により放鳥します。
 
(3)取材について
    下記の扱いとさせて頂きます。
    ①順化ケージ周辺への立入り
     トキへの影響を避けるため、順化ケージ周辺に立ち入らないでください。
 
    ②放鳥口開放作業の取材
     放鳥初日の6月10日(月)のみ順化ケージの放鳥口を開ける作業について現地での撮影を行うことができます(トキは見えません)。
     取材にあたっては以下の内容を遵守してください。
     ・撮影場所が狭いため、放鳥口開放作業の撮影は各社1名としてください。
     ・取材ライン(放鳥口から約40m)を越えないでください。
     ・大きな声・物音を出さないでください。
     ・照明、傘は使用しないで下さい。放鳥するトキに影響があると考えられるものを使用している場合は、
      職員から使用しないようにお願いすることがあります。
     ・放鳥口の開放作業終了後、速やかに撮影場所から退去してください。
     ・職員の指示に従ってください。  
    
    ③放鳥初日の会議室の開放
     放鳥初日の6月10日(月)は午前6時頃から放鳥口閉鎖までの間、野生復帰ステーション会議室を報道関係者に開放します。
     会議室にはモニター1台を設置し、放鳥口の状況を確認できるようにします。

4 放鳥後の情報提供

 放鳥終了後に放鳥実施結果を発表します。映像及び写真も併せて提供します。順化ケージからの放鳥に2日以上かかる場合は、途中経過を佐渡自然保護官事務所公式Xでお知らせします。
 
  佐渡自然保護官事務所公式X https://twitter.com/kankyoshosado01

お問い合わせ先

関東地方環境事務所
野生生物課長  千葉 康人
(℡:048-600-0817)
佐渡自然保護官事務所
首席自然保護官 篠﨑さえか
(℡:0259-22-3372)