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関東地方環境事務所

報道発表資料

2024年12月04日
  • 報道発表

2024年 尾瀬国立公園の入山者数について

環境省では、尾瀬国立公園の入山者数を把握するため、主要な入山口に赤外線カウンターを設置して、入山者数の調査を行っています。
2024年5~10月の入山者数の合計は、約15万6千人でした。

1.目的

環境省では、尾瀬国立公園の入山者数の経年変化を把握し、国立公園の適正な利用に資するため、主要な入山口に赤外線カウンターを設置し、入山者数の調査を行っています。

2.方法

 2024年は、尾瀬国立公園の主要な入山口(沼山口、御池口、大清水口、鳩待口(尾瀬ヶ原方面、至仏山方面、アヤメ平方面)、滝沢口、猿倉口、馬坂口の9か所)に、赤外線カウンターを設置して調査を行いました。
 なお、赤外線カウンターの数値は霧などによる誤作動と考えられるデータを削除した上で集計しています※1。また、赤外線カウンターの不調により、一部の入山口の一部期間でデータの欠損が生じています※2。赤外線カウンターの設置期間や設置場所は、年によって異なる点にご留意ください。

※1 一般的に、赤外線カウンターは、利用者が集中するところでは実際よりも少なくカウントされ、濃い霧などが発生した場合は誤作動で実際より多くカウントされることがわかっています。
※2 鳩待口(尾瀬ヶ原方面)2024年6月16日~6月30日の間、御池口2024年9月2日~9月19日の間、猿倉口2024年10月3日~10月21日の間に関しては、カウンター不調によりデータが欠損していたため、過去2年の同月同週同曜日の平均値で算出しています。

3.結果

2024年における尾瀬国立公園の入山者数の合計は、155,630人でした(2023年比95%)。
最も入山者数が多かった月は、6月の36,263人で、次いで7月の30,905人でした。
また、最も入山者数が多かった入山口は、鳩待口(尾瀬ヶ原方面)の84,719人で、次いで沼山口の19,725人でした。
 
表 尾瀬国立公園の入山口ごとの月別入山者数(2024年5~10月)

※鳩待口(尾瀬ヶ原方面)2024年6月16日~6月30日の間、御池口2024年9月2日~9月19日の間、猿倉口2024年10月3日~10月21日の間に関しては、カウンター不調によりデータが欠損していたため、過去2年の同月同週同曜日の平均値で算出しています。
 
 
図 尾瀬国立公園の入山者数の推移(参考)

注:2019年までは、赤外線カウンターの数値を周辺施設の利用者数等を用いて一部補正した上で集計(旧集計方式)。
  2020年以降は、赤外線カウンターの数値を補正せずに集計(新集計方式)。
  2007年に尾瀬地域が日光国立公園から分離独立(尾瀬国立公園として指定)し、新たに会津駒ヶ岳エリア、田代帝釈エリアが国立公園区域に追加されました。これらのエリアも含めて、全ての主要な登山口での計測が開始された2008年以降の調査結果を掲載しています。
 

お問い合わせ先

環境省 関東地方環境事務所
次長:中島 治美
担当:後藤 俊矢 (Tel:048-600-0816)

<問合せ先>
片品自然保護官事務所(群馬県域)
担当:八尋 聡 (Tel:0278-58-9145)

檜枝岐自然保護官事務所(福島県域)
担当:河邉 健 (Tel:0241-75-7301)

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