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関東環境局

報道発表資料

2026年07月29日
  • 報道発表

野生下のトキにおける2026年繁殖結果について(速報値)

 野生下のトキにおける2026年繁殖結果について、モニタリングデータによる速報値をお知らせいたします。なお、最終的な繁殖結果の数値は、今後の調査結果も合わせて統計分析手法による解析を行い、推定値として公表する予定です。
 今期は、例年と同程度となる91ペアの営巣が確認できました。そのうち21ペアから44羽のヒナが誕生し、18ペアのヒナ35羽が巣立ちしました。巣立ち率としては、この数年における平均的な数値となっています。

1 野生下のトキにおける2026年の繁殖結果(速報値)

 7/27(月)、新穂地域にて観察していたヒナ1羽が巣立ったことを確認しました。現時点でこれらの他に繁殖中のペアは確認されていないため、今期の野生下トキにおける繁殖活動は終了したと判断しました。
繁殖モニタリングデータに基づく、野生下のトキにおける2026年の繁殖結果は以下のとおりです。
 
  • 佐渡島内の両津、金井、新穂、畑野、真野、佐和田、相川、羽茂地区において、91ペアが営巣。
  • 91ペアのうち21ペアから44羽のヒナが誕生し、18ペアのヒナ35羽が巣立った(巣立ち率は約20%)。
  • 野生下で誕生したトキ同士(純野生ペア)による営巣は46ペア(営巣ペアのうち約51%)。そのうち13ペアから29羽のヒナが誕生し、11ペアのヒナ22羽が巣立った(巣立ち率は約24%)。
 ※巣立ち率は、「巣立ちが確認できたペア数÷営巣ペア数×100」により計算しています。
 
 今年のふ化が確認されたヒナの数はやや少ない結果となりましたが、育雛中のヒナの死亡率が比較的低かったことから、例年と同程度の巣立ち率となりました。今後、繁殖結果について詳しい分析を行う予定です。
さらに、今後得られる生存率やねぐら出調査の結果も合わせて統計分析手法による推定を行い、今期の最終的な繁殖結果を推定値として公表します(2027年2月頃を予定)。

 なお、今期の繁殖では、2018年に中国から提供された関関(グワングワン)系統の繁殖成功が野生下で初めて確認され、関関のひ孫に当たるヒナ2羽が巣立ちました。

2 報道に関するお願い

 特段の配慮を必要とする繁殖期はこれで終了したと考えていますが、8月以降もトキの生息に配慮した地域ルールにご注意いただき、適正な取材活動を行っていただきますようお願いいたします。
 
 トキとの共生ルール(平成20年9月)
 http://kanto.env.go.jp/wildlife/tokitonokyousei.jpg 
 トキのみかた(平成28年3月)
 https://kanto.env.go.jp/content/000306974.pdf

(参考)過去の繁殖結果との比較

 
営巣 ふ化 巣立ち 繁殖活動
終了日
ペア数 ペア数 ヒナ数 ペア数 ヒナ数
2012 18 3 8 3 8 6/21
2013 24 5 14 2 4 7/5    
2014 35 14 36 11 31 6/24
2015 38 12 21 8 16 6/19
2016 53 25 53 19 40 7/8
2017 65 36 92 31 77 7/19
2018 77 32 67 27 60 7/6
2019 99(120) 37 84 33(40) 76( 95) 7/16
2020 86(127) 33 83 26(38) 67( 85) 7/3
2021 103(147) 26 59 20(34) 44( 76) 6/28
2022 91(162) 33 73 22(49) 51(106) 7/28
2023 115(165) 23 48 16(27) 34( 55) 6/23
2024 93(185) 37 81 28(59) 65(129) 7/9
2025 101(181) 33 66 19(37) 40(76) 7/25
2026 91( - ) 21 44 18( - ) 35( - ) 7/27
 
※括弧内の数字は、統計分析手法による最終的な繁殖結果の推定値です。なお、ふ化ペア数及びふ化ヒナ数は、繁殖期モニタリングデータのみからでは統計分析手法による推定ができないため、観測データのみの公表としています。

お問い合わせ先

関東環境局
野生生物課長  刈部 博文
(℡:048-600-0817)
佐渡自然保護官事務所
首席自然保護官 北橋 隆史
(℡:0259-22-3372)