平成28年度尾瀬国立公園入山者数について
平成28年度尾瀬国立公園入山者数について
平成29年2月3日(金)
関東地方環境事務所
国立公園課長 松本 英昭
(群馬県域) 片品自然保護官 牧野 友香
Tel:0278-58-9145
(福島県域)檜枝岐自然保護官 市塚 友香
Tel:0241-75-7301
関東地方環境事務所では、尾瀬国立公園の入山者数の動向を把握するため、主要な入山口に登山者カウンターを設置し、入山者数を算出しております。
この度、平成28年度の入山者数の結果をとりまとめましたのでお知らせいたします。
1.入山者数
平成28年度尾瀬国立公園への入山者数は約291,860人(対前年比89.5%)、そのうち、尾瀬地域(*)への入山者数は約274,910人(対前年比89.6%)でともに前年を下回った。
今年度の入山者数に影響を与えうる要因として、過去数十年間例のないほどの少雪の影響等により、夏季に見頃を迎える湿原植物の開花時期がずれたことや、8月9月の週末の台風の接近にともなう悪天候の影響により、入山者が減少したことが考えられる。((*)尾瀬ヶ原・尾瀬沼)
2.入山口毎の入山者数割合
最も入山者数が多かった入山口は、尾瀬ヶ原に入る鳩待口(尾瀬ヶ原方面)の約59%で、次いで沼山口の約19%となった。鳩待口の全体に占める入山者数割合は昨年度より微減しており、一方、沼山口は、今年は少雪のため御池沼山間車道が例年よりも早く、4月29日から開通したことなど(※)により、入山者数割合が増加した。
その他、猿倉口、馬坂口は入山者数割合が増加した。
(※)平成27年5月21日~7月17日は道路崩壊のため一時通行止め及び通行規制を実施
3.月別入山者数割合
少雪の影響により、ミズバショウの見頃が早まるなどしたため、前年に比べると5月の入山者数が増加し6月から7月にかけて入山者数は減少したものの、シーズンを通した入山者数割合は、例年どおり6月7月で半数を占めた。
ただし、例年各入山口のカウンターは尾瀬山開き前後の5月中旬から設置しているため、5月全体の入山者数の動向は不明。
4.曜日別の入山者数割合(尾瀬地域のみ)
土日に入山する割合は約46.6%で、昨年度に比べ増加した。
5.資料
平成28年度尾瀬国立公園入山者数「表とグラフ」(PDF 373KB)
登山者カウンター設置場所(PDF 636KB)