【お知らせ】那須平成の森がこれからの10年の間で目指す方向性を取りまとめた「マスタープラン」が策定されました

１．概要

　日光国立公園「那須平成の森（以下、本施設）」は、那須御用邸の一部について平成 20 年 3 月に宮内庁から環境省が所管換を受け、自然環境を維持しつつ国民が自然にふれあえる場として活用するため、施設の整備や維持管理を行ってきました。

　開園に先立ち、平成 20 年度に保全利用の基本計画となる「那須の森（仮称）保全整備構想」を策定するとともに、保全整備構想に基づいて、那須平成の森フィールドセンター（以下、FC）や那須高原ビジターセンター（以下、VC）、園地歩道等を含めた面的整備、インタープリテーション計画に基づく体験プログラムを一から準備してきました。また、自然環境調査も毎年継続実施しています。平成 23 年 5 月 22 日に本施設が開園した後は、それらの基盤を活用し、運営を進めてきました。
　その間、平成 28 年には、政府がとりまとめた「明日の日本を支える観光ビジョン」の柱の一つとして国立公園が位置づけられ、「国立公園満喫プロジェクト」が開始、日光国立公園は、先行的、集中的に取組を行う 8 ヶ所の国立公園のうちの１つに選ばれ、魅力ある国立公園となるよう、ハード、ソフトの両面から必要となる対策や取組を進めてきました。
本マスタープランは、本施設が令和 3 年 5 月 22 日に開園 10 周年を迎えたことから、本施設がこれまで果たしてきた役割や地域との関わりを振り返り、本施設が国立公園満喫プロジェクトの一端を担うことを見据えて、これからの那須平成の森が目指す方向性について取りまとめたものです。