利根川水系における外来生物コウライオヤニラミの繁殖確認
群馬県の利根川水系鮎川では、外来生物であるコウライオヤニラミが自然環境保全基礎調査の一環として行われた環境DNA調査で2023年と2024年に確認され、また2024年には1個体が採捕されました。
利根川水系における外来生物コウライオヤニラミの確認について
これらの報告を受け、関東地方環境事務所では2025年度に現地調査を実施致しました。その結果、多くの個体が確認されましたので報告します。
2025年7~8月の調査では、2024年にコウライオヤニラミの個体が確認された場所の周辺で計101個体が採捕されました。採捕された個体には仔稚魚から成魚までが存在しており、親魚が仔魚群を保護している状況も確認されました。これらのことから、鮎川においてコウライオヤニラミが繁殖していることが明らかになりました。
コウライオヤニラミは肉食性の国外外来魚です。そのため、本種を含めたオヤニラミ属すべての種(在来種のオヤニラミを除く)を特定外来生物に指定する方針が示されています。本種は既に宮崎県の大淀川水系に侵入し、急速に分布拡大しており、在来魚への影響が強く懸念されています。今回確認された鮎川の個体群も、流域への分布拡大、在来魚への影響が懸念されます。
本件は、群馬県の鮎川におけるコウライオヤニラミの繁殖を確認した報告となります。これらの結果については、群馬県等の関係機関とも情報共有を行っており、引き続き注視していきたいと思います。
環境省関東地方環境事務所野生生物課
担当 藤田朝彦
電話 048-600-0817
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