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関東地方環境事務所

報道発表資料

2024年03月18日
  • 報道発表

尾瀬国立公園利用アクションプランの策定について

関東地方環境事務所
 
尾瀬国立公園の魅力向上と質の高い利用を実現するための『尾瀬国立公園利用アクションプラン』(以下、利用アクションプランという)を策定しました。『新・尾瀬ビジョン』の実現に利用面から寄与するために、適正利用が自然保護へとつながる好循環の仕組みづくりに取り組みます。

1. 策定主体及び検討プロセス

(1) 策定主体
   ・ 尾瀬国立公園利用アクションプラン検討小委員会
 
(2) 検討プロセス
   ・ 2021(令和3)年度から2023(令和5)年度における3ヵ年の検討及び試行期間を経て、令和6年2月29 日に策定しました。
   ・ 2021(令和3)年度は、各種調査の実施、勉強会の開催及び利用アクションプランの素案作成を行い、2022~2023(令和4~5)年度は各種調査の継続実施、取組プログラムの試行、評価指標の検討及びこれらの実施結果を踏まえて利用アクションプラン全体の精査を行いました。

2. 利用アクションプランの構成

(1) 利用アクションプランのコンセプト(全体を通した基本的な考え方)
   「尾瀬を知り、楽しむことを通して、守ることへの協力をうながす」
 
(2) 利用アクションプランの戦略
   ・ 尾瀬の利用形態である楽しむ活動と守る活動の相乗効果を図るべく、利用者を3つ(ビギナー、リピーター、ファン)に分け、各利用者層の充実を図るための戦略「尾瀬ファンベース」を下記のとおり定めました。
 
   <尾瀬の利用者層の整理>
   ・ビギナー  :尾瀬利用回数1回
   ・リピーター :尾瀬利用回数2回以上
   ・ファン   :尾瀬利用回数2回以上&守る活動への参加
 
   <各利用者層の充実を図るための戦略>
   ・ビギナー戦略 :尾瀬を認知し、実際に訪問してくれる人を増やす
   ・リピーター戦略:尾瀬ビギナーを再訪につなげる
   ・ファン戦略  :尾瀬を想う人を増やし、尾瀬の守り手に巻き込む


尾瀬国立公園利用アクションプランの概要

 
(3) 尾瀬ファンベース戦略の目標及び成果指標
   ・ 尾瀬ファンベース戦略の目標の達成状況と取組(プログラム)の成果を把握するために成果指標と数値目標を設定しました。
 
尾瀬ファンベース戦略の目標及び成果指標の構造

3. 今後の利用アクションプランの進捗管理体制について

・尾瀬国立公園利用アクションプラン検討小委員会は今後解散し、2024(令和6)年度からは成果指標の達成度把握を行いつつ、尾瀬の利用促進を考える新たな会議体として「尾瀬国立公園利用アクションプラン推進委員会(仮)」を新規設置する予定です。
・利用アクションプランに掲げる目標達成に向けて、引き続き構成員が主体となって必要な事業・調査等を実施し、利用アクションプランの進捗管理を行います。

お問い合わせ先

関東地方環境事務所 国立公園課
直通:048-600-0816
課長:植竹 朋子
自然保護官:黒田 浩太郎
 
片品自然保護官事務所
直通:0278-58-9145
自然保護官:服部 優樹
 
檜枝岐自然保護官事務所
直通:0241-75-7301
国立公園管理官:山﨑 大輔

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