アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
巡視の途中でみつけたもの
2017年12月01日皆さん、こんにちは。
紅葉が里まで降りてきたと思ったら、山には雪が降り真っ白な金北山が現れました。
出勤前に田んぼを覗くと霜のついたあぜは朝だけの特別仕様です。
先日、雪が積もる前にと巡視に行ってきました。
今回は鳥獣保護区・特別保護地区の制札の調査です。
鳥獣保護区とはその名のとおり、鳥獣を保護するために狩猟を規制している地区のことです。特別保護地区内では狩猟規制に加えて、建物の建設や、木の伐採なども規制されています。佐渡では「トキ」の保護のために昭和57年(1982年)に、日本産の野生のトキが最後に暮らしていた小佐渡東部が指定されています。
鳥獣保護区について詳しく知りたい方は
こちら→http://www.env.go.jp/nature/choju/area/area1.html
制札とは保護区を示す看板のことで、境界付近に数カ所設置されています。
▲このような赤い看板に見覚えはないでしょうか?
鳥獣保護区には国指定と都道府県指定の2種類があり、上述の写真のように環境省と書いてあるもの、都道府県名が書いてあるものがあります。
巡視では、制札の設置状況を確認しつつ、多少の傾き等の補正などの維持補修も行います。
▼巡視の最中に季節外れの花を発見。
なんと桜の花が咲いていました。
佐渡では他にも2カ所でこの時期に桜の花を見かけました。
こんな時期に咲くなんて季節外れと思いますが、実は去年も同じような時期に桜の花を佐渡で見たことを思い出しました。それが続いていくと桜をみて冬の初めを感じるというのがこの場所特有の風物詩になっているかもしれません。
私事ですが、佐渡に着任してちょうど一年が経ちました。これまではすべての季節が初めてで新鮮でしたが、これからは2回目の季節、2回目の冬を迎えます。佐渡ならではの自然の風景を発見していきたいと改めて思いました。