ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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秩父多摩甲斐国立公園 奥多摩

36件の記事があります。

2018年07月13日東京の滝を見に行こう!

秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓

蒸し暑い日が続いていますね。

この夏は、涼を求めて水辺を訪れる方も多いのではないでしょうか。

そんな方にオススメな、東京で見られる滝をご紹介します。

(奥多摩町にある百尋の滝)

百尋の滝は川苔山の登山道沿いにあり、ここを目当てに多くの登山者が奥多摩に訪れます。

滝の側は、薄着だと真夏でも肌寒く感じます。

それは、谷が深く日当たりが悪いことで、沢の水温が元々低いことと、水しぶきなどにより気化熱が奪われることが関係しているようです。

最寄りの川乗橋バス停からのルートは、滝までほとんど沢沿いを歩くため、滝以外にも美しい渓谷の景観を楽しむことができます。

例年7月下旬から8月上旬頃は、岩場でタマガワホトトギスやイワタバコの花が見頃を迎えます。

(タマガワホトトギスの花)

薄暗い渓谷では鮮やかな黄色が際立ちます。

今年は開花が早いため、既に見頃の花もあるかもしれませんね。

百尋の滝までは、最寄りのバス停から1時間半程度の登山を要するため、一般的な登山装備が必要です。

また、滝周辺は深い谷のため道幅が狭く、下りでの通行は危険を伴います。

そのため、川苔山山頂を目指す方は上りでの通行をオススメします。

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2018年05月02日毛木場駐車場清掃作業

秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓

先月26日に、長野県川上村にある毛木場駐車場で、梓山林野保護組合の皆さんと清掃作業を行いました。

(清掃作業の様子)

集めたゴミは主に、落葉と落枝でしたが、ポイ捨てゴミも多く見られました。

ポイ捨ては、お菓子等のビニールやティッシュ、タバコの吸い殻が目立ちます。

どのゴミも捨てないで欲しいですが、個人的に1番嫌なのが、落ち葉に埋もれている吸い殻です。火の気が無いのを分かっていても、恐ろしいと感じてしまいます。

地元の皆さんのおかげでキレイになった毛木場について、少しご紹介します。

毛木場は、甲武信ヶ岳や十文字峠の登山口として、多くの登山者に利用されています。

また、周辺は千曲川(信濃川)の源流域となっており、片道3時間程度の登山で源流を見ることができます。

(毛木場付近にある狭霧橋から見た千曲川)

日本一の長さで有名な信濃川は、長野県で千曲川と呼ばれています。

最近は雨が少ないため、川の水も少なめでした。


(甲武信ヶ岳と十文字峠の登山口)

毛木場は標高1433mと高所にあるため、例年だと4月はまだ冬景色ですが、清掃当日は既にサクラの花とカラマツの新緑が見頃でした。

5月下旬~6月上旬にかけて、十文字峠のアズマシャクナゲや毛木場のレンゲツツジ、ベニバナイチヤクソウなどが見頃を迎えますので、ぜひ川上村の自然を満喫しにきて下さい。

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2018年04月13日春の青梅街道

秩父多摩甲斐国立公園 奥多摩 野崎 拓

奥多摩では、つい先日まで茶色かった山が、気付けば萌黄色になっていました。

雨が少なく暑い日が多いためか、草木や虫も活動が早いように思います。

そんな陽気の中、青梅街道(奥多摩~甲州)周辺で見られた春景色をご紹介します。

奥多摩湖にある大麦代駐車場。

桜は大分散っていましたが、新緑と合わさることで、とても鮮やかな風景になっていました!

同じく奥多摩湖にある、東京と山梨の都境付近にかかる留浦の浮橋です。

撮影日は白波が立つ程の強風で、桜の花びらが至るところで舞っていました。

綺麗な景色が見られて得をしたような、散ってしまって残念なような、何とも言えない気持ちになりました。

こちらは、山梨県丹波山村の道の駅から見た景色。

東京より標高が高いため、見頃の桜が多く見られました!

青梅街道の最高地点である柳沢峠(標高1472)からの景色。

雲がない日は、写真中央辺りに富士山が見えます。

ここまで標高が上がると、さすがにまだ冬景色ですね。

気温も低く、防寒着がないと風が冷たいです。

最後に甲州市塩山の桃畑。

昨年は今頃が満開だったのですが、既にほとんど散っていました。

この辺りは国立公園の外になりますが、よく車で通るのでお気に入りの地域です。

ご紹介した写真は49日に撮ったものなので、現在はさらに景色が変わっているかもしれません。

ただ、このような景色の移ろいを楽しむのも、標高差のある山岳公園の醍醐味だと思います。

ほとんどの方は、高速道路を使われると思いますが、お時間があれば青梅街道をドライブしてはいかがでしょうか。

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2017年07月31日奥多摩は昆虫の季節

秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓

先週の27日に奥多摩むかし道を歩いてきました。

そこで多くの昆虫を観察できたので、いくつかご紹介します。

(ミヤマクワガタ)

日中にも活動する珍しいクワガタです。

発見時は、黒くて大きい虫が飛びながら向かってきたため、かなり焦りました。

(ヨツスジハナカミキリ)

このカミキリムシはノリウツギやリョウブの花に多くいる印象でしたが、アジサイの花でも多数見られました。

(スミナガシ)

今奥多摩では夏のチョウが見頃です。

この日は天気が優れなかったにもかかわらず、チョウだけで20種以上確認することができました!

(サカハチチョウ)

むかし道は、旧青梅街道の奥多摩町氷川地区から小河内地区の区間を利用して整備された道で、特に新緑や紅葉のシーズンが人気です。

周囲には森林や渓谷、畑、伐採地など多様な環境があるため、様々な昆虫を観察することができます。

奥多摩むかし道を歩く際は、ぜひ昆虫を探してみてはいかがでしょうか。

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2017年06月02日2017m 雲取山

秩父多摩甲斐国立公園 奥多摩 野崎 拓

雲取山は、12県にまたがり東京都最高峰(2017m)として知られています。

そして2017年は西暦と標高が同じになる記念の年!

そのため、雲取山は連日多くの登山者で賑わっています。

(5/24撮影:雲取山頂に建てられた2017年記念碑)

この日はあいにくの天気で眺望はありませんでしたが、

山頂ではタカネザクラの花が見頃でした!

(5/24撮影)

また、山頂周辺は都内では珍しい苔むした原生林を見ることができます。


(5/24撮影)

亜高山性の針葉樹林に苔の林床。

これぞ奥秩父を代表する風景です!

(5/25撮影)

これからの時期は雨が多くなるため、コケがみずみずしくなります。

雲取山で雨が降ったときは、ぜひコケの観察をしてみてはいかがでしょうか。

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2017年01月27日冬の中津川「勘兵衛の滝」

秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓

少し前になりますが、1月18日に奥秩父の中津川にある「勘兵衛の滝」を見てきました。

(大若沢休憩所)

1月上旬に降り積もった雪も大分減っており、この日は車で大若沢休憩所まで行くことができました。

※スタッドレスタイヤなど冬用装備は必要です。





大若沢休憩所から勘兵衛の滝の区間は、彩の国ふれあいの森(学習の森)にあり、イヌブナやシオジなどの原生林と渓流の美しさが特徴です。


沢沿いのため至る所で氷柱が見られます。


(勘兵衛の滝)

大きな滝ではないものの、両側に迫る岩壁が滝の存在感を際立たせていました。

中津川はもともと紅葉が有名な渓谷のため冬場はあまり注目されませんが、四季を通して楽しめるオススメの渓谷です。

※現在、勘兵衛の滝より上流の歩道は通行止めになっています。また、道路状況によっては歩道や駐車場までの道が通行できなくなる可能性があるため、お越しになる際は事前の情報収集をお願いいたします。

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2017年01月24日奥多摩で「国立公園・野生生物フォトコレクション」開催中!

秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓

みなさん、こんにちは。

現在、奥多摩ビジターセンター2階で「国立公園・野生生物フォトコレクション」が開催中です!



関東地区で活躍するアクティブレンジャー達が撮影した、動植物・風景・活動の様子などの写真を展示しています。
開催案内の詳細はコチラをご覧ください。

(奥多摩ビジターセンター)

奥多摩でのフォトコレクションは212()まで開催されます。

お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

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2016年11月18日紅葉の御岳昇仙峡

秩父多摩甲斐国立公園 奥多摩 野崎 拓

みなさんこんにちは。

11月に入り奥秩父でも積雪が確認されましたが、標高の低い場所ではまだ紅葉シーズンが続いています!
そんな中、山梨県甲府市の御岳昇仙峡に行ってきました。

(11/16撮影:左の岩が覚円峰、右の岩が天狗岩)

昇仙峡は同じ国立公園内の国師ヶ岳や金峰山を源流とする荒川の浸食によりつくられました。渓谷では上の写真のように奇妙な形に削れた岩が多く見られ、歩きながら岩を眺めるのも楽しみの一つです。


(11/16撮影:仙娥滝)

昇仙峡は国の特別名勝にも指定されており、全国でも人気の高い景勝地です。

今回紅葉の時期に訪れたのはたまたまでしたが、人気なのが納得の渓谷美でした。

(11/16撮影:昇仙峡を流れる荒川)

写真を撮影した16日は平日でしたが市営の駐車場は満車でした。土日等の休日は更に混雑が予想されますので、自家用車でお越しになる場合は注意が必要です。

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2016年10月28日大弛峠の紅葉

秩父多摩甲斐国立公園 奥多摩 野崎 拓

山梨と長野の県境にある大弛峠(おおだるみとうげ)は、標高2360mとマイカーで通行できる峠としては標高日本一です。そのため市街地から大弛峠までの道のりでは、標高差による景色の移ろいを楽しむことができす。

10/19撮影:左下に見えるのが大弛峠駐車場)

山梨市の市街地から大弛峠はおよそ2000mの標高差があります。

(10/19撮影:左側の舗装路が山梨県、右側の未舗装路が長野県)

峠周辺ではカラマツの紅葉が見頃でしたが、その他の樹木は既に落葉していました。

峠から数百メートル下った場所でカエデやカバノキの紅葉が見頃でした。

(10/19撮影:標高約1900m)

(10/19撮影:標高約1500m)

紅葉を目当てに現地に行くと、まだ色付いていなかったり、既に落葉してしまっていたりすることがよくあります。

ですが、これだけ標高差があれば見頃な場所に出会える可能性もかなり上がります。

紅葉が終わってしまう前に、ぜひお越になってみてはいかがでしょうか?



※大弛峠にお越しになる際は防寒対策はもちろんのこと、11月以降は路面の凍結に十分注意をしてください。林道は12月から6月まで冬期閉鎖されます。

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2016年09月30日秋のはじまり

秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓

昨日、奥多摩湖畔の山のふるさと村に行ったときのこと、ビジターセンター周辺のサクラの葉が色付き落葉していました。




紅葉にはまだ早いと思っていましたが、落葉の早い樹種は9月から色付き始めているんですね。

そして、秋の実りがあちこちに


クリの実はサルが落としているそうですが、中には食べられずキレイに残っているものも多くありました。


紅葉や木の実を見ると季節の変化をはっきりと実感できますね。

奥多摩はこれから11月に向けてどんどん秋が深まっていきますので、今から楽しみです。

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