ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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富士箱根伊豆国立公園 箱根

122件の記事があります。

2018年07月18日芦ノ湖西岸 散策(箱根)

富士箱根伊豆国立公園 三瓶雄士郎

関東地方が梅雨明けをして早2週間。都心部では気温35℃を超す猛暑日が続いていますが、箱根地域では気温30℃以下の日が多く、木陰に入るとより涼しく感じます。

今月10日(火)に箱根地域の自然情報を収集しているパークボランティアと一緒に芦ノ湖西岸歩道を巡視してきましたので、その様子をお伝え致します。

芦ノ湖西岸コースは、全長約11.5km、コースタイム約4時間。アップダウンが少なく、自動車が通らず、人工的な建物がないコースなので長距離のトレイルウォーキングを楽しみたい方、自然の中でゆっくり楽しみたい方にはオススメのコースです。

今回は地図とは逆のコース(スタート:箱根町港、ゴール:箱根ビジターセンター)で巡視をしました。

↑芦ノ湖西岸歩道のコースマップ

僕がこのコースで実感した見所は様々な芦ノ湖の景色です。

火山活動によって出来た芦ノ湖は地形が複雑で、遊歩道から降りられる砂浜から見る景色が全く違います。

【箱根町港】夏らしい青空と遊覧船(海賊船)がとても良く合います。

【白浜】箱根町港から歩いて1時間で来られるゆっくりとした時間が流れる砂浜。

【真田浜】箱根火山群(矢印左側から大涌谷、神山、駒ヶ岳、二子山、大観山)が一望でき、見える人工物が少なく、自然を満喫できるオススメスポット。コースの中間部でお昼を済ますにはちょうど良い場所です。

【深良水門前】外輪山最高峰の金時山(矢印左側/標高1,212m)と箱根地域の最高峰神山(矢印右側/標高1437.8m)が望むことが出来ます。

また、コース上は広葉樹林と針葉樹林を交互に通過するため、それぞれの環境を好む動植物に出会えます。

↑シロバナイナモリソウ。木陰にひっそりと咲く小さな植物です。

↑ヒグラシの抜け殻。もちろん成虫にも出会いましたが、路沿いの足下でたくさん羽化した跡が見られました。

↑西岸遊歩道の様子

コースタイムでは約4時間ですが、自然観察やバードウォッチングをするとかなりの時間がかかります。今回の巡視では、ゆっくり歩いたこともあって約7時間もかかりました。とても気持ちが良いコースですが、途中に待避する小屋や売店などはありません。しっかりと水分や行程を確認して行かれることをオススメします。

また、芦ノ湖には遊覧船があります。桃源台港もしくは箱根町港に駐車し、西岸を通ってどちらかの港から遊覧船に乗って戻ってくる事も出来ますので、丸1日のんびりと箱根の自然を堪能してみてはいかがでしょうか。

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2018年07月12日都心から近くの大自然(箱根)

富士箱根伊豆国立公園 箱根 池田興平

関東甲信地方は観測史上最速で梅雨明けしたようですが、

箱根ではまだ雨が降る日が続いております。

そんな中、今回は貴重な晴れの日に金時山に登ってきました。

画像は公時神社方面の山頂付近から撮った写真になります。

金時山の風景

ご覧下さい。この眺望を。

中央左にグリーンの芝の様に見えますが、こちらが仙石原ススキ草原です。

秋になるとススキが黄金色に染め上げ、多くの観光客が訪れるスポットでもあります。

また、雲の配置や空気の層によって青色が微妙に違うあたりなど、初夏を感じて美しいなぁと思います。

もうすぐ山頂ですが、足を止めて思わず深呼吸をしてから出発しました。

金時山は箱根外輪山の最高峰(1212m)で10万人超の登山者がいる人気の山です。

さて今回の目的は、その金時山の登山者カウンターのデータを回収することです。

最近は雨が続いていたので、約一ヶ月半ぶりのデータ回収となりました。

こちらが実際に使っている登山者カウンターです。

登山者カウンター

登山者カウンターはバッテリーと太陽電池によって稼働します、通常は太陽で利用しているのですが、曇りや雨天時などではバッテリー稼働に切り替わります。

金時山には6つの登山口(公時神社、矢倉沢峠、乙女峠、南足柄、夕日の滝、足柄駅)があり、その中で山頂付近の公時神社、乙女峠、南足柄の3つそれぞれにルートにカウンターを設置しています。

一番人気のコースは公時神社ルートで、一ヶ月の登山者数の平均をして8,000人程が登り、特に多くの登山者が訪れるのはGWや紅葉シーズンの11月になります。

金時山の登山道では動植物との出会いに恵まれました。

シモツケ

淡い紅色の【シモツケ】

ニホントカゲ

尻尾が取れた【ニホントカゲ】

季節ごとに出会う動植物が違うので、登る度に新鮮なのも登山の醍醐味の一つですね。

富士山

雪解けをした富士山、金時山山頂にて。

7月に入って雨も続く中、富士山が見られるのは珍しい事なので、運が良かった!

ぜひ、箱根に来た際は金時山に登りにいらしてください!

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2018年07月05日【箱根地区】平成30年度第1回パークボランティア研修会 実施報告

富士箱根伊豆国立公園 三瓶雄士郎

こんにちは!富士箱根伊豆国立公園管理事務所の三瓶です。

6月30日は箱根地域で活動されるパークボランティアの皆様に向けて、今年度第1回目の研修会を開催致しました。その様子をご紹介します。

まず、パークボランティアとは国立公園において、自然観察会等の解説活動や美化清掃、利用施設の簡単維持管理などの各種活動について、広く国民の参加を求め、一層の活動の充実を図るとともに、自然保護の普及啓発を図ることを目的として、これらの活動に自発的に協力して頂ける方の事で、各地区でさまざまな活動を行っています。

箱根地域のパークボランティアは、上記の他にも学校や一般の団体から自然解説活動のガイド依頼があります。今回の研修会では「自然ガイド」をテーマに箱根ビジターセンター周辺で座学と実技を合わせた研修会を実施しました。

10:00 開会式

↑開会式の様子、石川所長の挨拶より始まりました。

10:10 講義「箱根ビジターセンターにおける自然解説活動と解説時の注意点」

今回の研修会では(一財)自然公園財団箱根支部(箱根ビジターセンター勤務)の加藤 氏 他3名の職員に講師を依頼し、箱根ビジターセンターではどのような活動をしているのか、どんなところに気をつけて解説しているのかなど、事例を交えながら講義をしていただきました。

↑加藤氏による講義の様子、スライドを使って解説では何が重要か、解説する前の下見の重要性などを説明してくださいました。

↑職員の石原氏 毎週日曜日開催の「四季観察会」事例発表。箱根の四季を感じながら周辺の動植物を中心に観察し、四季の様子を体感してもらうプログラムです。

↑職員の築紫氏 毎週土曜日開催の「子ども自然遊び塾」事例発表。0歳からのお子様とその保護者を対象に、自然観察ではなく自然のモノや道具を使って自然の中で遊ぶ楽しさを体感してもらうプログラムです。

それぞれの事例発表を聞いていると「下見」を大事にしていると話されていました。書面での企画も大事ですが、下見で実際の自然環境の様子、どこに危険な箇所(ハチの巣、ウルシ類、落枝、転倒)があるか把握することで、安全に楽しく箱根の自然を満喫してもらうことが出来ると強く言われていました。

11:40 「グループワーク〈ミニ自然観察会〉」の計画と実施

ここからは財団職員と当職が考案したグループワークです。

参加者を4班に分け、その中で一名ずつミニ自然観察会のリーダーとなって実際にその班のメンバーに向けて自然解説をしてもらう実技研修です。計画から下見、実施を実際にしてもらうことで、現在の自分に何が良かったのか悪かったのか知ることが出来るとともに、他のパークボランティアの自然解説が聞くことが出来るため、解説の幅を広げてもらおうと計画しました。

実技の設定は某外部団体から「自然解説をしてほしい」とガイド依頼があり、解説リーダーとなって解説してもらうこととしました。

対象は「小学校団体」「中高生団体」「子どもが交ざる一般向け」「中高年団体」の4つに分け、それぞれの参加者にくじ引きで選び、当たった対象に向けて自然解説を計画実施していただきました。

↑くじ引きの様子

くじ引き後は昼食を挟んで、解説場所へ下見に行きました。

12:45 下見と計画

場所はビジターセンター前の広場や散策路です。

対象によって、解説内容や注意する点が異なります。アドバイザー(財団職員+事務所スタッフ各一名)が同行しているので、何に注意した方が良いか、こんな解説はどうだろうか相談しながら解説内容を組み立てていました。

↑下見の様子。それぞれで得意分野があるため、たくさんの発見があって、和気藹々とした雰囲気でした。

↑財団職員からもネタのアドバイス。

13:45 ミニ自然観察会 開始

1人の持ち時間は10~15分。ジオを解説する方、植物を解説する方、自然の中で遊ぶ方など様々な手法があって、皆さん緊張されていましたが、とても楽しそうに解説をされていました。

↑「子どもが交ざる一般向け」に解説をするパークボランティア。葉っぱで鳥の鳴き真似をする遊びを披露した。

↑「中高年団体向け」に解説をするパークボランティア。観察しやすい植物を中心に解説されていました。

↑「小学校団体向け」に解説をするパークボランティア。

 小学生になりきった皆さんに散策路沿いに落ちている自然のモノを拾いながら観察しました。

普段から観察会で解説されるベテランガイドも、不得意な対象に当たり苦戦されていました。また、解説している方以外はその対象になりきって解説を受けるので、「対象者になりきる」と言うのがなかなか難しいところでもありました。(特に小学校・中高生団体・・・。)

15:00 ミニ自然観察会を終えての反省会

皆さんに解説をしていただいた後、ビジターセンターに戻り、班ごとに反省会を行いました。それぞれの反省点では「動植物が分からなくてもどかしかった。」「知らないうちに専門用語ばかりで解説してしまっていた。」「参加者を置いてさっさと先に歩いてしまった。」などやってみて気づいた事が多くありました。また、班での反省会後は、班ごとに何を解説したのか2名ずつ発表し、皆さんに共有していただきました。

↑反省会の様子

今回は15分と短い解説でしたが、実際依頼を受けると1時間くらい解説します。この短い自然解説をたくさん用意するとあっという間に1時間の解説が出来るようになります。

今回を基にまだ参加したことなかった外部団体対応や自然観察会対応に少しでもパークボランティアがリーダーとなって参加していただけたら嬉しく思います。

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2018年06月26日6月17日(日)「深緑の箱根湖畔 九頭龍の森で遊ぶ」行事報告

富士箱根伊豆国立公園 三瓶雄士郎

こんにちは!富士箱根伊豆国立公園管理事務所の三瓶です。

箱根地域では一般の方により箱根の自然を知ってもらうべく【箱根地区 自然に親しむ運動委員会】(環境省・神奈川県・箱根町・(公財)神奈川県公園協会・(一財)自然公園財団箱根支部)が主催する「箱根地域自然に親しむ運動」というイベントを年9回開催しております。

6月17日(日)は私ども環境省が担当する自然観察会「深緑の箱根湖畔 九頭竜の森で遊ぶ」を開催致しました。

この行事は九頭龍の森でネイチャーゲームや生きもの観察会を実施するお子さんから大人まで楽しめるイベントです。当日は梅雨の晴れ間に当たり、季候も良く、箱根らしい初夏の雰囲気が漂う中での開催となりました。

9:30 開会式

このときはまだ霧雨が降っていたため、箱根ビジターセンター内で開会式を行いました。

↑開会式の様子

9:50 アイスブレイク「動物交差点(私は誰でしょう)」

このゲームは背中に動物のイラストを付け、その動物を他の人に挨拶をしながら「私の動物は空を飛びますか?」や「地面を歩くほ乳類ですか?」など聞き、何の動物か当てるゲームです。これをやったおかげで、参加者同士はもちろん、パークボランティアやスタッフともうち解ける事が出来ました。

↑アイスブレイクの様子

10:00 九頭龍の森に向け出発

九頭龍の森へは芦ノ湖東岸遊歩道という車の通行を規制している区間を通ります。

途中では箱根の固有植物の「ハコネイトスゲ」や「ハコネシチケシダ」などの観察や葉っぱで卵を守る揺り籠を作る「オトシブミの仲間」を観察しました。

↑「ハコネイトスゲ」を紹介するパークボランティア

↑オトシブミの仲間の観察(丸写真は卵が入った揺り籠)

12:20 九頭龍の森到着 お昼休憩

12:45 2班で行動

1班は九頭龍の森園内の散策と九頭龍神社へ参拝に行きました。

↑九頭龍神社周辺での様子

「九頭龍神社」はその昔、万字ヶ池(まんじがいけ:今の芦ノ湖)に九つの頭を持つ龍が棲んでおり、毎年7月に池から出て近くの村を襲い、住民を殺めたり、田畑を荒らしていたそうです。人々はその悪龍の心を静めるため、若い娘を人身御供(ひとみごくう)として差し出していました。これを聞いた万巻上人(まんがんじょうにん)と言う僧侶が三日三晩、池の畔に作った祭壇で祈祷を行ったことで、悪龍が観念し許しを乞うため出現したところを逆さ杉に鉄の鎖で縛り上げ、懲らしめたそうです。すると不思議なことに九頭龍が九頭の龍神に変身したことで、その奇跡にあやかろうと、その場所に九頭龍神社を造り奉ったことが由来とされています。

↑九頭龍神社。今は恋愛の神様として人気が高く、多くの人が訪れます。

2班は広場に残り、お手製の生きものビンゴで九頭龍の森に棲む生きもの観察をしました。

↑生きもの観察の様子     

          

↑お手製の生きものビンゴブック

13:45 ネイチャーゲーム「カモフラージュゲーム」

このゲームは生きものの「擬態」について学ぶゲームです。生きものは自然の風景に溶け込む模様になっています。それを学ぶため、人工物(ペンやぬいぐるみなど)と自然物(木の実や鳥の羽など)を一定の範囲で森の中に隠し、それらを探すというモノです。意外と見つからず、参加者並びにスタッフも全13個を見つける事が出来ませんでした。

↑カモフラージュゲームの様子

↑この写真だけでもここにあります。

14:10 国立公園3択クイズ

環境省レンジャー考案の国立公園や箱根地域についての3択クイズを実施しました。

箱根地域で一番高い山はどこだとか芦ノ湖に元々生息している魚類はどれだなど全部で5問実施しましたが、ほとんどの参加者が全問正解・・・。意外と皆さん箱根に詳しいと実感しました。

↑3択クイズの様子

14:30 閉会式・解散

今回は参加人数が少なかったですが、みなさんに箱根の自然について楽しんでいただけたようで、満足して帰られました。来年もまた、子ども親子を対象に開催できればと思っています。

九頭龍の森はプリンズホテルズ箱根芦ノ湖が委託管理している施設です。

入園料は大人500円、子ども250円。

入口までは自家用車への乗り入れが出来ず、近隣の湖尻ターミナル箱根園から芦ノ湖東岸遊歩道を通って徒歩もしくは自転車でのアクセスとなります。

入り口までは木陰が多い道なりで箱根らしい涼しい風とヤマアジサイなどの初夏の花々が楽しめるコースです。この夏、涼を楽しみに九頭龍の森併せて芦ノ湖東岸コースへ行かれてみてはいかがでしょうか。

このほかにも今年度はあと5回のイベントを予定しております。ご予定が合いましたら是非ご参加ください。

イベント案内はコチラ!

http://hakonevc.sunnyday.jp/shitashimuundou.html#

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2018年06月07日進撃の鹿!?(箱根地域)

富士箱根伊豆国立公園 箱根 池田興平

初めまして、20184月から箱根地域に着任致しました、池田です。

箱根地域の自然の魅力や、素晴らしい文化などを発信出来るよう努めていきたいと思いますのでよろしくお願いします!

箱根地域では仙石原にある湿原植生を保護するために、様々な対策をしています

その、一つがシカから植生を守る取り組みです。

もともと箱根にはシカの生息がほとんど生息していなかったのですが、1980年頃から目撃されるようになりました。

今後さらにシカが増えてしまうと、シカによる食害が増えるなど、植生や生態系の影響が懸念されています。

そこでシカの現状を把握するために定点カメラを設置しています。

こちらがシカ調査に使用している定点カメラです。

赤外線センサーにより熱を感知した際に自動で撮影します。

このように、シカが現れそうな環境を選び、その付近の木の幹に括り付けるように設置をしています。

先日、定点カメラデータの回収業務を行いました。

そこで写っていたのは、、、

ヒョコっと顔を出してカメラ目線のシカが!

話には聞いていましたが、実際に、定点カメラに写っているのをみると箱根にもシカが生息しているのだなと実感をしますね。

仙石原湿原ではシカの進入を防ぎ湿原植生を守るために、植生を植生保護柵で周囲を囲っています。

そんな植生保護柵の近くに置いてある、定点カメラでは時に、こんな場面を写していることもあります。

一頭のシカが湿原植生側の柵に向かって走り出していきました!

柵にアタック!?

かなり勢いよく走ってガシャーンと体当たりです!

鹿がフェンスに当たる

シカ柵によって跳ね返されところもパシャリ。

実際にシカ柵によってシカの侵入を防いでいるということが

定点カメラによって確認が取れた瞬間でした。

仙石原の植生を食害から守るためにも、

これからもシカとより良い共存の形を探っていきたいものですね。

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2018年06月05日6/2自然観察会「初夏の箱根の滝を巡る」行事報告

富士箱根伊豆国立公園 三瓶雄士郎

みなさん、こんにちは

富士箱根伊豆国立公園管理事務所の三瓶です。

先日、箱根ボランティア解説員連絡会主催の行事

「初夏の箱根の滝を巡る」にスタッフとして参加してきました。

その様子をご紹介いたします。

コースは、箱根登山鉄道「小涌谷」駅を出発し、千条(ちすじ)の滝、鷹巣山(標高834m)、飛龍の滝、柱状節理を巡り、畑宿寄木会館まで行く標高差約430m、5.5時間かかる健脚向けのコースです。

 

↑今回のメインである千条の滝(左)と飛龍の滝(右)

9:30 開会

行事担当のパークボランティアさんが司会進行を行い、スケジュール、観察会の内容、班のリーダー・サブリーダーの紹介をしていきます。

↑開会の様子

9:50 観察会スタート

参加者は受付時に伝えられた班にまとまり、移動します。

滝までの移動中はこの時期に見られる花や野鳥の紹介、いくつか眺望が良い場所も通過するので、そこから見える山々の紹介をしていきます。

また、コース一帯はコアジサイやサルナシなどの初夏を代表する花が満開でとても良い香りがに包まれながら進んでいきます。

↑正面に見えるのが明星ヶ岳、夏に「大文字焼」が行われる山です。

↑千条の滝の前で解説するパークボランティア。地元の方で、昔から今までの様子をお話ししてくださいました。

↑コアジサイ。コース上でよく観察できます。カーネーションに似た少し甘い香りがします。

↑深緑の登山道を進んでいきます。明るい場所なので下記の花が観察できました。

↑左よりヒメウツギ、サルナシ、シモツケソウ

↑飛龍の滝。箱根の中では最大級で落差は上段15m、下段25mと二段に分かれているのが特徴です。水量が多く、とても見ごたえがあります。

↑柱状節理(箱根ジオ)。見上げるほど高く、その姿は圧巻です。

15:00 時間通りにゴールである畑宿寄木会館に到着し、解散しました。

みなさん、季節の草木と滝を見られることができ、とても満足されていました。

開催したパークボランティアさんも無事成功してほっとされていました。

このコースはどなたでも行くことが可能で、場所によってはマイカーで近くまで行くことができます。

ただ、石畳や急登、滑りやすい場所が多いため、服装や靴の準備やアクセス方法の確認など

計画を立てられてから訪れるようにしてください。

パークボランティアさんと箱根を歩くと、植物や地学、歴史など様々なことを学ぶことができます。

次回は7月8日(日)「イワタバコを探して 堂ヶ島を歩く」を予定しております。

早川沿いを歩くコースで、早川渓谷の様子やイワタバコの群生を訪れます。

よろしかったらぜひお申し込みください。

↓詳細はコチラ↓

http://hakonevc.sunnyday.jp/shitashimuundou.html#

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2018年05月28日自然観察会の下見巡視

富士箱根伊豆国立公園 三瓶雄士郎

6月17日(日)に私どもが主催する自然観察会「深緑の箱根湖畔 九頭竜の森で遊ぶ」の下見をして参りました。

箱根ビジターセンターから芦ノ湖湖畔沿いを散策しながら「九頭龍神社」まで向かい、そこでネイチャーゲームや生きもの観察会を実施するお子さんから大人まで楽しめる予定のイベントです。

散策路沿いはまだひんやりとする風が吹き抜け、とても気持ちが良いコースです。ですが、初夏の花々が咲き始めるとともに、様々な生きものに出会うことができました。

↑深緑の芦ノ湖

↑九頭龍神社内の散策路

↑九頭龍神社

↑出会った生きもの(植物含む)

 (左上段から「キビタキ」「コサメビタキ」「コゲラ」)

 (左下段から「アサギマダラとヒメウツギ」「アオダイショウ」「ツクバネソウ」)

当日もこのような生きものたちと出会えたら嬉しいです。

もしよろしければ是非ご参加ください。

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[深緑の箱根湖畔 九頭龍の森で遊ぶ]

開催日時:6/17(日)9:30~14:30

集合:箱根ビジターセンター

解散:九頭龍の森

移動距離:約3km

費用:大人600円(入園料:500円、保険費100円)

   子供350円(入園料:250円、保険費100円)

定員/対象:50名/4歳以上

お申し込み先:箱根ビジターセンター

       〒250-0522 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根164

       0460-84-9981

申込〆切:6月6日(水)

申込方法:メール(hakone-vc@kanagawa.email.ne.jp

     往復はがき

詳細:「自然に親しむ運動」で検索!

   http://hakonevc.sunnyday.jp/shitashimuundou.html

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2018年05月09日箱根ビジターセンター ミニ観察会に参加報告!

富士箱根伊豆国立公園 箱根 三瓶雄士郎

初めまして!

2018年4月より富士箱根伊豆国立公園の箱根地区に着任致しました三瓶(さんぺい)と申します。どうぞよろしくお願い致します。

さて、ご報告が遅れましたが、

箱根ビジターセンター周辺で箱根ボランティア解説員連絡会の方が行っている「ミニ観察会」に参加してきました!

今回のテーマは「箱根のサクラ」です。

日本の山林に自生する薄ピンク色の花と赤い新芽が特徴の「ヤマザクラ」

伊豆大島原産で現在は園庭や街路樹などに植えられている白い花が特徴の「オオシマザクラ」

丹沢や富士箱根地区特有の小ぶりの花が特徴の「マメザクラ(フジザクラ)」

箱根地域には様々なサクラが観ることができます。また、今年は気温が高かった影響か春に咲く植物が例年より約2週間早く咲いたため、サクラの他にも様々な花観察することができました。

↑「マメザクラ」を紹介するパークボランティアさん

↑満開の「ヤマザクラ」

↑ピンク色が特徴的な「ミツバツツジ」

↑足の踏み場がないくらいびっしり咲いている「タチツボスミレ」

↑ほのかに甘い香りがする「ニオイタチツボスミレ」

このほかにもたくさんの春植物が観察でき、あっという間の2時間でした。

参加者も大満足でした!

ミニ観察会は毎月第2・4金曜日に、当日10時、箱根ビジターセンターに集まって頂くと参加できますので、皆様もぜひ一度参加してみてください!

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2018年02月19日【富士山がある風景100選】金時山(箱根周辺エリア)

富士箱根伊豆国立公園 宍戸弘城



神奈川県南足柄市・箱根町・静岡県小山町の境にある金時山(1,212m)には、年間10万人以上もの人たちが訪れ、2軒の茶屋がある山頂はいつも沢山の人で賑わっています。

そんな金時山から眺める富士山は、裾野がなだらかに広がり、ゆったりとした印象を受けます。

山中湖などから見るごつごつとした力強い富士山とは雰囲気が異なります。

山中湖から見た富士山


金時山から見た秋の富士山

1年を通して営業を続けている茶屋の方によると、山頂から富士山が見える日は年間の約31程度だそうです。

中々はっきりとした姿を見せてくれない富士山ですが、昔の人が富士山の雲によって天気を予想していたように、時には特徴的な雲が出現したりもします。

事前に富士山と雲の関係を勉強をしていくのも面白いかもしれませんね(運が良ければこんな景色も!<富士山麓編②>)。

金時山から見た富士山と吊るし雲(発生すると雨になる確率が高いと言われている)

また、運良くくっきりと晴れた日には、遠くに南アルプスの山々が確認できます。

日本で1番高い富士山(3,776m)に加えて、2番目に高い北岳(3,193m)まで見られたらとてもラッキーですね。


南アルプス


北岳

金時山には何回も登る常連客の方も多く、すでに数百回、数千回登っている方もいらっしゃいます。

1~2回登ったことがあるあなた、金時山の魅力に気づくのはこれからですよ!



++++++++++"富士山がある風景100選"とは +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

富士箱根伊豆国立公園指定80周年記念事業の一環として、国立公園内と周辺地域の代表的な富士山の展望地を"富士山がある風景100選"として選定しました。
その他の選定地などの情報につきましては環境省関東地方環境事務所のページをご覧下さい。
http://kanto.env.go.jp/pre_2017/80_1.html

http://kanto.env.go.jp/to_2017/post_94.html






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2018年01月25日明神ヶ岳の植生復元

富士箱根伊豆国立公園 宍戸弘城

前回の日記で明神ヶ岳からの富士山の景色をお伝えしました。

今回は明神ヶ岳の植生復元について書きたいと思います。

明神ヶ岳周辺の稜線付近は、昔から自然の崩壊地が存在していました。

しかし、ハイキングコースとして人気の高い明神ヶ岳において、展望も良く、休憩地として使われる山頂部付近は、踏圧等による土壌浸食が発生し、裸地の拡大、またそれによる植生の劣化や景観の悪化が懸念されていました。

そこで2009年に、南側の一部斜面でボランティアの方々の力を借りて、「ササ束による土留工」、「周辺の種子を含む土を詰めた土のう」を設置し植生回復を図りました。

200910

2009年秋~冬撮影

201710

施工した箇所のササ束は消失しましたが、一部の植物が根付きました。現在では、施工初期に被度が高かった12年生草本(コブナグサなど)が減少し、多年生草本、木本類(フジアザミ、ササ類など)の被度が高くなってきています。

また2011年には南側の別の斜面で、「ササ束+土のう」、「緑化ネット+播種」など複数の手法で植生の回復を試みました。


200910

20114

201710

この斜面では、緑化ネットによる植生回復はうまくいきませんでしたが、周辺の種子を含んだ土のうから成長したススキやリュウノウギクなどの植物が残りました。

また2014年には、尾根平坦部の登山道の整備、緑化ネット張りなどを行いました。人の立ち入りの制限により、ササ類などが順調に回復してきました。

20107

20177



20107

20166

数年ぶりに訪れた登山者の中には、山頂の変化に驚かれる方もいます。

年々変わっていく山頂の様子もあわせて、明神ヶ岳登山をお楽しみください!

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