ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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小笠原国立公園

70件の記事があります。

2019年02月12日【小笠原】近自然工法

小笠原国立公園 玉井徹

こんにちは

2月も半ばですが、小笠原は日差しが強く日焼け日和です。

先日、母島に行ってきました。

母島はさらに暖かいですね、半袖半ズボンで過ごせる陽気でした。

ボニンブルーの海と母島の属島、島独特の雰囲気が流れ、

時折、クジラがジャンプし海面に体を打ち付ける音が聞こえます。

実はこの景色、最近までは

外来樹木の高木に遮られていましたが

外来樹木を伐採し、きれいな眺めを確保することができました。

この場所は新夕日ヶ丘自然再生区という場所で、

きれいな夕日を見ることができます。

しかし、現場は斜度があり赤土で非常に歩きづらいです....

そこで今回はこの場所で道の補修、再整備をしに来ました。

近自然工法と呼ばれる技術を応用し、さっそく道作り!

講師の指導の下、ボランティアスタッフも含め6,7名で行いました。

【近自然工法とは】

講師の方の話では、スイスで生まれた河川工事技術がモデルとなっており、

「生態系の根幹となる生き物たちが住める環境を復元すること」

が目標ということでした。

歩きやすいだけでなく、その土地に馴染んでいく道作りです。

基礎となる枠を作り、地形に合わせて作っていきます。

暑いながらも、クジラのジャンプした音に癒やされながら作業を進め、

かなり形になってきました!

遊歩道を補修、再整備することで、

より島民の方々に利用していただけたらと思います。

玉井

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2019年01月21日【小笠原】はじめまして

小笠原国立公園 小笠原 倉上花子

初めまして。

この度、1月に小笠原自然保護官事務所に着任しました新米アクティブレンジャーの倉上花子と申します。アクティブレンジャーになる前は、ラクロスというスポーツのコーチをしながらオーガニック野菜の栽培を行っていました。

今回の着任で小笠原には初上陸だったのですが、フィールドでは日々新しい発見があり、これからまたどんな出会いがあるだろうとワクワクしています。

小笠原の事はまだまだ知らないことだらけですが、これから体感する小笠原の魅力や小笠原の抱える問題など、少しでも皆さんにご紹介できたらと思います。よろしくお願いいたします。

先日、119日に実施された小笠原村民対象の兄島視察会で小笠原父島の北に位置する無人島、兄島へ行ってきました。

剣山頂上からは兄島の乾性低木林が一望できました。

小笠原の魅力の一つである乾性低木林。

父島と兄島の乾燥した山頂傾斜面を中心に広がる高さ58mのこの低木林には、小笠原でしか見ることのできない固有種が多く残っています。国内希少野生動植物種にも指定されているマイマイやアカガシラカラスバトをはじめとした数多くの生物の住処となっており、世界遺産の価値のひとつとして認められました。

乾性低木林は父島の旭山などからでも見ることができますので、皆さんもこの涼しい季節にぜひ小笠原の森へ一歩足を踏み入れに来てみて下さい。

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2019年01月04日【小笠原】島の冬

小笠原国立公園 玉井徹

新年あけましておめでとうございます。

小笠原の玉井です。

年末年始、みなさんはいかがお過ごしになりましたでしょうか。

父島では、カウントダウン&日本一早い海開きが行われました。

【新年と同時に打ち上がった花火】

【海開きの他、アオウミガメの放流なども行われました】

島は島民・観光の方で大変賑わいました。

島での年越しもなかなか良いものです。

さて、小笠原もいよいよ冬本番を迎えますが、

小笠原の冬といえば、クジラやトマト・・・

そして、アホウドリが繁殖期を迎え聟島にかえってきます!

小笠原世界遺産センターでは、

新年よりアホウドリの模型を展示しています。

アホウドリは非常に大きな海鳥ですが、

なかなか目にする機会がありません。

是非、世界遺産センターで大きさを感じてみてください!

2019年も皆さまのご来島、ご来館お待ちしています。

玉井

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2018年12月25日【小笠原】冬休みも世界遺産センターに行こう!

小笠原国立公園 玉井徹

みなさん、こんにちは!

クリスマスだというのに小笠原は半袖で過ごせるほどの陽気です。

島のサンタはきっと波に乗ってやってくるのでしょう。

そんな年の瀬、今年は小笠原世界遺産センターで冬休み企画を開催しています!

企画その1【高校生イチオシ写真選手権!】

小笠原の高校では毎年兄島で野外授業が行われています。その際に、生徒達が撮影したイチオシの一枚を展示しています。それぞれの作品に「いいね!」やコメントができるようになっているので、遺産センターにお越しの際は「いいね!」してみてください。1月31日まで開催しています!

企画その2【マイマイコーナー】

小笠原の世界遺産の価値であるマイマイ(陸産貝類)をもっとたくさんの人に知ってもらいたい!という飼育スタッフの熱い思いを受け、夏休みに引き続きマイマイコーナーを設けました。小笠原のマイマイ研究者が書いた絵本が読め、アクティブ・レンジャーが作成した手作りスタンプが押せます!

このスタンプを押した用紙を受付に見せてくれたら・・・・なんと、マイマイカードがもらえます!

この冬、あなたもマイマイのとりこになってみませんか?

この企画は冬休み限定なので1月10日までの開催になります。

今年もたくさんの方のご来館、ありがとうございました!

みなさんから頂いたご意見・ご感想を元に、今後もより良い企画や展示を提供していきたいと思います。

2019年もたくさんの方のご来館をお待ちしています。

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2018年10月05日【小笠原世界遺産センター】 ハンミョウイベント開催

小笠原国立公園 玉井徹

こんにちは

小笠原諸島・父島の玉井です。

まずはこちらの昆虫をご覧ください。

ご存じでしょうか、オガサワラハンミョウです。

絶滅危惧種ⅠA類

国内希少野生動植物種指定

現在、兄島でのみ確認。体長は10~15mm程度で、肉食性。    

世界で兄島にしか生息していません!

とても希少で限られた場所にしか生息していないため、

なかなか住民や観光客の皆さんはみることがでません。

そこで!

10.6(土)10:00~16:00

オガサワラハンミョウの希少価値や、魅力、取り組みをもっとたくさんの人に知ってもらうため

小笠原世界遺産センターでハンミョウイベントを開催しました!

当日、住民・観光客合わせて70人弱もの人たちが参加してくれました。

実際の飼育スタッフによる、バックヤードツアー。

当センターでは、オガサワラハンミョウの保護増殖を行い、

飼育した個体を兄島の野生下へ再導入しています。

「ほほう」、「なんと!」、子どもから大人までオガサワラハンミョウの生態について楽しく学べます。

ハンミョウ教室では、お面作り・カルタ・ゲームなどを通してハンミョウを解説。

たくさんの子どもたちが参加してくれました!

イベント時以外でも、オガサワラハンミョウの実物はみることができます! ※成虫は8~11月

小笠原に来た際は、ぜひ一度、世界遺産センターに足を運んでみてください。

お待ちしております。

玉井

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2018年09月14日【小笠原】 島の森を 作ルンジャー!!

小笠原国立公園 玉井徹

こんにちは

小笠原の玉井です。

8月は台風のバーゲンセールの様でしたが、ようやく落ち着いたところです。

9月9日 (日)8:30~12:00

母島で第2回こどもパークレンジャーを開催!

島に暮らす元気な15名が集まりました。

第2回は「森作り」

場所は前回と同じく、新夕日ヶ丘自然再生区。

希少な固有昆虫の保全や、森林の再生を進めています。

前回はここで、「虫さがし」をテーマに昆虫調査をしました。

今回は、その昆虫類の住処となる森を作ろうという企画です。

在来の樹木を植栽し、昆虫と植物のかかわりを知ってもらいます。

題して...

「島の森を 作ルンジャー」!!

さっそく、外来樹木の駆除を行っているエリアで植栽を行います。

まずは穴掘り!赤土で根も多く、一苦労。

その後苗を植え、防草シートで外来植物や雑草を防ぎます。

傷つけないように優しく植えよう!

どの班もかなり上手な仕上がりに                  〈オガサワラシジミ〉

                                   2018.4.30 撮影

今回植えた木は、コブガシ。

コブガシは様々な昆虫はもちろん、現在母島にしか生息していない

オガサワラシジミが繁殖するために利用する、ごく限られた植物のひとつです。

(オガサワラシジミは、国内希少野生動植物種、国の天然記念物に指定されています)

この日、全員で9本のコブガシの苗を植栽できました!

その後は、外来樹木・アカギの材を利用してモニュメントを作成。

指でスタンプし、それぞれの名前をサインしました。

しっかり育って、昆虫が集まってほしいなぁ

植栽したコブガシはアクティブ・レンジャーがその後も見守ります。

次回は、12月の開催を予定しています。

第3回も一緒に楽しく島の自然を守りましょう

みんなの参加を待っています!

https://www.env.go.jp/kids/gokan/jpr/

                                    小笠原自然保護官事務所 玉井

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2018年08月03日夏休みは世界遺産センターに行こう!

小笠原国立公園 小笠原 田谷以生

みなさんこんにちは、小笠原自然保護官事務所の田谷です。

本州は連日の猛暑と聞いていますが、いかがお過ごしでしょうか?

小笠原は意外にも朝晩は涼しく爽やかな夏をエンジョイしています。

8月に入り、サマーフェスティバル関連のイベントで盛り上がりを見せています。

そんな中、小笠原世界遺産センターでは今年も夏休み企画として2つのイベントを開催しています。

特別企画その1【クイズラリー】


小笠原にの自然や生き物に関するクイズが7展示ルーム内に設置されています。

クイズの答えやヒントが展示の中に隠れています。

よーーーく展示を見ながら回答して下さい。

全問正解者にはステキなプレゼントを用意しています。間違えても参加賞がもらえます。

ぜひチャレンジしてみてください!!

解答用紙の裏には小笠原世界遺産センターオリジナルスタンプがおせます。

(なんとこのスタンプ、アクティブレンジャーの手作りです!)

特別企画その2【観察お絵かき】

小笠原世界遺産センターの目玉であるカタマイマイ属とオガサワラハンミョウの生体展示。

本物のマイマイやハンミョウを間近で見ながらスケッチできるようになっています。

絵を描いてくれた方にはささやかなプレゼントもあるので、来館記念に描いてみませんか?


夏休み特別企画は9/2(日)まで開催しています。

涼みに、遊びに、学びに、ぜひ小笠原世界遺産センターにお越しください!

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2018年07月26日こどもパークレンジャー in母島『島の虫を描クンジャー!』開催

小笠原国立公園 和田慎一郎

ニュースでは連日の記録的猛暑が取り上げられていますね。

亜熱帯の小笠原ですが、爽やかな海風のおかげでこの時期は

むしろ内地より過ごしやすいかもしれません。とはいえ、

強力な日差しの下での作業は熱中症に要注意。

島の人たちは毎日のように海で泳いで対策しています!

そんな夏の盛りの715日、

母島で「こどもパークレンジャー」を開催しました。

テーマは「虫さがし」!

貴重な固有生物の宝庫である小笠原ですが、外来種の影響で数が減っていたり、

厳重に保護されていたりと、様々な理由で気軽に虫取りができない環境です。

そうはいっても島の将来を担う子どもたちには、

できるだけ島の自然と触れ合う機会をつくってあげたいところ。

そこで今回は子どもたちをパークレンジャーに任命し、虫調査に参加してもらいました!

場所は母島の新夕日ヶ丘自然再生区。

ここでは外来種のグリーンアノールの侵入を防ぐ柵をつくり、

グリーンアノールの低密度状態を維持しています。

そのため母島の中でもたくさんの虫が生息している場所です。そんな新夕日ヶ丘にて、

実際の昆虫調査でも採用されているビーティング法やスイーピング法で虫を捕まえて観察しました!

虫、いっぱい落ちてきたかな?

朽木の中に幼虫を発見!

よく観察してスケッチ。気づいたことはどんどん書いてみよう!

調査では15名のこどもパークレンジャーがたくさんの虫を発見。

クワガタの幼虫にも脚が6本あった!

ゾウムシはすぐに死んだふりして落ちちゃう!

クモには目が8つもある!

似ている種類がいるけど、脚の模様がちがう!

虫メガネでよ~く観察してみると色々な発見があったようです。

観察してスケッチして、気づいたことは野帳にメモ。

イベントの終わりには、それぞれイチオシの虫を発表してもらいました!

「環境省こどもパークレンジャー in母島」は全3回の開催予定。

次回は虫たちの住処やエサとなる「島の森づくり」をテーマに、

自然再生区内で固有植物の植樹を体験してもらいます。

次回も、集まれ!こどもパークレンジャー!

イベントの様子は8月中に下記HPに掲載予定です。是非ご覧ください。

https://www.env.go.jp/kids/gokan/jpr/

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2018年07月02日小笠原 アクティブ・レンジャー写真展開催!!

小笠原国立公園 荻野裕太

こんにちは、小笠原自然保護官事務所の荻野です。

6月26日に小笠原諸島が日本復帰50周年を迎え、

一昨日30日には小笠原村主催の返還記念式典祝賀パレードが開催され、

小笠原は祝賀ムードに包まれています。


さて、今年度もアクティブ・レンジャー写真展を開催します!

私たち、関東管内で活動するアクティブ・レンジャー(自然保護官補佐)

総勢19名が各地域の選りすぐり写真を小笠原世界遺産センターで展示します!

各国立公園の豊かな自然や動植物をご観覧ください。

また、写真展以外にも夏休みにはクイズラリー&観察スケッチなど特別企画が盛りだくさんです!

ぜひ、来島された際は小笠原世界遺産センターへお越しください。

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2018年06月07日50周年

小笠原国立公園 田谷以生

みなさん、こんにちは。小笠原自然保護官事務所の田谷です。

本州は梅雨入りしたようですね。

小笠原では村の花、ムニンヒメツバキが咲き始め、ボニンブルーの海の透明度も増してとっても良い季節です。

上)ムニンヒメツバキ 下)父島境浦海岸

6月と言えば梅雨、ジューンブライド、祝日がない月、などなど。

皆さんにとって6月はどんな印象でしょうか?

小笠原では6月と言えば返還祭!

626日に小笠原諸島は返還50周年を迎えます。

太平洋戦争中は全島民が強制疎開させられ、激しい戦渦に巻き込まれました。

終戦後はアメリカの統治下におかれ、23年後の1968626日に日本に復帰しました。

毎年626日は父島で返還祭が開催されますが、今年は50周年という大きな節目を迎えるということで、記念式典や祝賀パレード、母島での記念セレモニーも行われます。

屋台の出店、太鼓やフラ、南洋踊り、カヌーレースの練習など島では各々がイベントに向け準備に忙しそうで、活気に湧いています。

昨年のアウトリガ―カヌーレース出場の様子

返還祭に先がけテレビや新聞の取材の方が多く来島しています。

普段はなじみが薄いかもしれませんが、6月下旬から7月にかけて「小笠原」を目にする機会が増えるかと思います。皆さん注目してみてください。

2018年は1年を通じて例年よりもパワーアップしたイベントが盛りだくさんです。

世界遺産センターでも、観光や島民の皆さんに楽しんでいただけるようなイベントを企画中です。

ぜひ小笠原へ、世界遺産センターに遊びにいらして下さい。

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