ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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南アルプス国立公園

54件の記事があります。

2017年06月27日南アルプス開山式と長衛祭

南アルプス国立公園 本堂舞華

みなさん、こんにちは。南アルプス自然保護官事務所の本堂です。

6月24日に山梨県南アルプス市の広河原で「南アルプス開山祭」が、

長野県伊那市と山梨県南アルプス市の県境にある北沢峠では「長衛祭」が行われました。

南アルプス開山祭は南アルプスの先駆者の偉業への感謝の意と登山者の安全を記念し、毎年6月最終週に行われています。

約200人が参加した祭では、地元芦安中学校生徒による「北岳の歌」などの合唱や、夜叉神太鼓の力強い演奏が披露されました。最後には蔓払い(つるはらい)の儀式が行われ、明治時代の山の案内役の姿をした参加者によって払われた蔓の間をくぐり、参列者は安全を祈願しました。

わたしも安全登山を祈願し、払われた蔓の間をくぐり抜けてきました!

蔓払いの儀式によって払われた蔓の門

(蔓払いの儀式によって開かれ蔓の門のようす)

長衛祭は『南アルプス開拓の父』と呼ばれ、現在の'藪沢新道'や'栗沢山ルート'を開拓を行うほか、

長衛小屋や藪沢小屋を建設し、南アルプスの山々を愛した竹沢長衛の尽力を偲んでこの開山の時期に行われており、今年でなんと59回目になるそうです!

多くの方が参加した長衛祭

(多くの方が参加した長衛祭)

芦安小学校児童と長谷小学校児童による「ふるさと」の合唱や森の音楽会が行われ、祭後には農業・林業被害の深刻化をもたらしているイノシシやシカの肉を使った成敗汁が振る舞われました。

開山祭当日、広河原から見た北岳

(広河原から見た雲がかかった北岳 撮影日:2017.6.24)

夏山シーズンが到来したものの、山によってはまだ冬装備が必要な場所もあります。

登山される方は装備や今の自分の体力と相談しながら安全に登山を楽しんでください!

また、南アルプス北部・南部ともに7月中旬頃から始まる小屋や予約が必要な小屋もありますので、事前に情報収集を行った上で計画を立ててください。

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2017年06月16日登山者カウンター設置しました

南アルプス国立公園 南アルプス 本堂舞華

みなさん、こんにちは。南アルプス自然保護官事務所の本堂です。

6月といえば梅雨ですが、雨が降らないのであまり梅雨らしくないですね。

さて、南アルプス自然保護官事務所では、6月12日に、北岳登山道上の2か所に登山者カウンターを設置してきました。

この登山者カウンターは、登山道の利用状況を調査するために平成22年から毎年設置をしているものです。

広河原から北岳山頂に続く大樺沢ルート、白根御池ルートのそれぞれについて、どのような時間に、どのくらいの人がどの季節に利用しているのかを調べています。

取り付けの様子

(取り付けの様子)

わたしも保護官も登山者カウンター設置は初めてだったので、いろいろと試行錯誤を重ね、なんとか完成させることができました。

今後は定期的に通ってメンテナンスを続け、雨にも、風にも負けず、夏の暑さにも負けずにカウントしてくれることを期待したいと思います。
今年はどのくらいの人が登られるのか、結果が楽しみです。

このようにして設置したカウンターですが、カウンターの正面で立ち止まったり、複数人が同時に通過してしまったりするとうまくカウントできないことがあります。

カウンターを見かけた際には、1人ずつ、立ち止まらずに通過するようご配慮いただけるとありがたいです。
みなさまのご協力、よろしくお願いします。

来週23日から冬季閉鎖が終わり、バスや乗合タクシーで広河原や北沢峠に入れるようになります。

いよいよ南アルプス全体の山開きですね!

12日の北岳の様子です。広河原から見てもこれほどの雪の量です。

まだ雪が残る北岳

(まだ雪が残る北岳)

大樺沢に残るたくさんの雪

(大樺沢に残るたくさんの雪)

さらにズームアップしてみると、大樺沢にはびっしりと雪がついています。

開山まであと1週間ほどですが、果たしてこの雪はどのくらい溶けるのでしょうか...?

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2017年05月31日芦安 大石山の神で安全祈願

南アルプス国立公園 本堂舞華

みなさん、こんにちは。南アルプス自然保護官事務所の本堂です。

もうすぐ6月になりますが、すでに夏を感じさせるような日が続いていますね。

日本各地で真夏日になるという予報が出ていますが、芦安は少し標高が高いせいか、

それほど暑さを感じることはありません。

5月27日に芦安の大石山の神にて、安全祈願祭が行われました。

大石山の神

(大石山の神)

この大石山の神は、山に入る人の安全を守護する神として、また、芦安の山の平安を守り続けてほしいという願いで祀られています。あわせて、山仕事をする方々の苦しみを救う「大石の車地蔵」、五穀豊穣、無病息災、雨乞いを守る神として「白根大龍権現」も祀られています。

大石山の神に参拝する尾﨑自然保護官

(大石山の神に参拝する尾崎自然保護官)

この大石山の神ですが、南アルプス市営芦安駐車場そば、山の神ゲートの脇道を進んだところにあります。

この脇道、実は林道ができるまでは夜叉神へ通じるメインルートとして利用されていた旧道なのです。 

大石山の神は旧道と車道の分岐にほど近く、分かりやすい場所にあるのですが、 

旧道を歩く人が少ないため立ち寄る人がかなり少なくなってしまったそうです。

通常、夜叉神峠登山口まではマイカーやバスなど公共交通機関を利用して行かれる方が多いと思いますが、 

旧道を使えば、登山口まで歩いて行くことができます!

旧道は、林道と所々交差しながら進んでいきます。昨年の秋に広河原への乗り合いバスの中から      

登山標識を見つけ、地図にも載っていないこの道はどんな道だろうと思っていました。

今回、この大石山の神安全祈願祭に参加したことをきっかけに、この道を利用して山へ登った人々が
道行きに神仏に祈りを捧げてきた歴史があることを知り、ぜひ自分の足で歩いてみたい、
植物や樹木を観察し、いろいろと思いを巡らせてみたいと思いました。

大石山の神から夜叉神峠登山口までは1時間ほどで登ることができるそうです。

たくさんの緑を感じながら登山道、時には車道を歩きながらのハイキングはいかがでしょうか。
芦安に来られた方やこの旧道を歩いてみようという方は、ぜひ山の神にもお立ち寄りください。

地図によっては記載がないものもありますので、通過の際は慎重に!

南アルプスへのアクセス情報についてお知らせします。

長野県伊那市から北沢峠へのアクセスについては、6月14日までは戸台口から歌宿区間で南アルプス林道バスが運行中です。6月15日からは戸台口から北沢峠までの運行となります。

【南アルプス林道バス】時刻表

http://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html

また、山梨県側からのアクセス、甲府駅・南アルプス市から芦安・広河原方面、奈良田から広河原へのバスも、6月23日から運行が始まります。

【甲府駅ー芦安駐車場ー夜叉神峠登山口ー広河原】【奈良田ー広河原】【広河原ー北沢峠】時刻表

http://www.yamanashikotsu.co.jp/

道路状況によっては運休の場合もございますので、ご利用の前には各交通機関のHP等にてご確認を
お願いします。

今年は例年よりも雪が多く、未だに白峰三山の上部に雪が残っています。

夜叉神峠から見た未だに雪が残る白峰三山

(夜叉神峠から見た雪が残る白峰三山)

登山が大好きな私は開山がとても待ち遠しいです。

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2017年05月18日焼印コースター、大人気でした!

南アルプス国立公園 南アルプス 本堂舞華

みなさん、こんにちは。

約600mと少し標高の高い芦安では、気温もちょうどよく、過ごしやすい毎日です。

事務所の周りでは、朝早くから様々な鳥の鳴き声が聞こえてきます。

ヤマブキの花も終わりに近づき、もうすっかり初夏の趣ですね。

さて、5月14日(日)に「第7回南アルプス芦安・新緑やまぶき祭」が開催されました。

私自身、はじめてのやまぶき祭り、はじめての焼印作りということで、どきどきしながらの参加でした。

前日の雨、当日のどんよりとした天気にもかかわらず、たくさんの方にお越しいただきました。

たくさんの人で賑わう会場

(たくさんの人で賑わう会場)

南アルプス自然保護官事務所では、昨年に引き続き、ニホンジカ対策やライチョウ保護増殖事業についての展示・解説、焼印コースターの配布を行いました。

焼き印コースターには、4種類の絵柄を準備していましたが、とりわけライチョウが人気でした。

4種類の模様が押されたコースター

(焼印コースター。

 左上からヤマトイワナ、ライチョウ、キタダケソウ、南アルプス国立公園のシンボルマーク)

今年は、材料となる木を選んでいただきやすいように、9種(シラカバ、ハンノキ、リョウブ、フサザクラ、ヤマザクラ、カキノキ、コナラ、ウリハダカエデ、ニセアカシア)を樹種ごとに分けて並べました。同時に標本を展示し、説明を添えることで、それぞれの見た目の違いや生態にも興味を持っていただけるよう工夫しました。

実際に展示したシラカバの木

(実際に展示したシラカバの樹木)

中でも男女問わず一番人気だった樹木が、シラカバです。多くの方が手に取り樹皮や断面を見て「きれい」とおっしゃってくださり、お祭りが終了する前になくなってしまうほどの人気でした。シラカバは別名シラカンバともいい、冷涼な山地に生育します。その名のとおり、白く、紙のように薄く剥がれる樹皮が特徴的です。

私は樹木について詳しくありませんが、今回のコースター作りを通じて、何種類もの樹木を見、触り、調べるなかで、それぞれが全く違った性質をもっていることを学びました。たとえば、樹木ごとに、生える場所、枝のつき方、樹皮や年輪の模様、材の色や質感、においが異なっていること、様々な利用方法があることなどを知り、今まで単なる「木」だったものが、少し違って見えるようになりました。今度山に登るときには、図鑑で調べた樹木がどのような花や葉、実をつけているのかに注目してみたいと思います。

また、今年はシール、バッジ、折り紙などの環境省グッズを配布し、子どもから大人までたくさんの方に喜んでいただくことができました。今回のイベントをきっかけに、一人でも多くの方に、自然環境について興味を持っていただければと思います。

私自身もめいっぱいお祭りを楽しむことができ、とてもよい1日になりました。
足を運んでくださったみなさま、ありがとうございました!

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2017年05月09日南アルプス市「芦安新緑・やまぶき祭」が開催されます!

南アルプス国立公園 本堂舞華

みなさん、こんにちは。

ゴールデンウィークはどのようにお過ごしになられましたでしょうか。

晴れている日が続き、まさにお出かけ日和でしたね。
私は櫛形山や金峰山、鳳凰三山に行ってきました。

芦安では木々が一気に若葉を広げ、さまざまな色の葉で山を彩っています。


新緑がさわやかに色付く芦安地域
(新緑がさわやかに色付く芦安 撮影日:2017年5月9日)

さて、いよいよ今週の日曜日は「芦安新緑・やまぶき祭」が開催されます。

★ 「第7回 芦安新緑・やまぶき祭」
   主催:南アルプス市芦安新緑やまぶき祭実行委員会
   日時:2017年5月14日(日) 午前9時30分から午後1時30分
   会場:南アルプス市立芦安小学校校庭(※雨天:芦安小学校体育館)
   ◎お問い合わせ 芦安窓口サービスセンター(TEL 055-282-5577)

   入場料は無料です。

南アルプス自然保護官事務所も出店し、レンジャー(自然保護官)とアクティブレンジャーが 南アルプスの自然について解説します。

また、地元産木材を使った手作りのコースターを無料配布します。コースターには、「南アルプス国立公園シンボルマーク」、「キタダケソウ」、「ライチョウ」、「ヤマトイワナ」のいずれかの焼き印を押してお渡しします。いろいろな種類、形の木があるので、好きなマークとの組み合わせをお楽しみいただけます。

バッジやシールなど、環境省のグッズも配布しています!


この他にも、お祭りでは太巻きや味噌おでん、芦安名物しょうゆの実や手打ちそば、スイーツといった食べ物の販売、クライミング体験、芦安の史跡を巡るやまぶきツアーなどの楽しいコーナーもあります。ぜひ足を運んでいただければと思います。

芦安ではきれいなやまぶきが咲いています。
黄色い花をつけるヤマブキ

黄色の花をつけたやまぶき

(芦安に咲くヤマブキ 撮影日:2017年5月9日)

みなさまのお越しをお待ちしています!

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2017年04月21日着任のごあいさつ

南アルプス国立公園 本堂舞華

初めまして。

4月から南アルプス国立公園に着任しました本堂舞華です。

登山は大学2年生の頃から始め、現在4年目になりました。

主に北アルプスや八ヶ岳、中央アルプスなどへ。

南アルプスには、昨年秋に初めて登りました。

大好きな山に関わりながら仕事ができることにとても喜びを感じています。

自然についてはまだまだ勉強中ですが、動植物の保全に貢献したいと思っています。

先日、夜叉神峠へ行ってきました。

芦安から夜叉神峠登山口の道路には雪は全くありません。

夜叉神峠付近の登山道にはアイスバーンがほんの少し。

夜叉神峠から見る素晴らしい白峰三山を期待していましたが・・・・・・。

雪が残りガスがかかる白峰三山

真っ白でした・・・・・・。残念。雪がまだありました。高山ではまだ冬ですね。

今回私が行った夜叉神峠ですが、ルートも分かりやすく、5月ごろには樹々が新緑に包まれます。

木々の名前が記載されている標識

写真のような標識が付いているので、歩きながら樹々を楽しむこともできます。

登山口から1時間ほどのハイキングコースで、天気が良いととても美しい白峰三山も見ることができます!

芦安地区では御勅使川(みだいがわ)に鯉のぼりが泳いでいます。春を感じますね。

御勅使川を泳ぐこいのぼり

休日やゴールデンウィークに足を運んでみてはいかがですか?

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2017年02月10日お知らせ:2月17日南アルプスのニホンジカ対策に関する活動報告会があります

南アルプス国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。
昨日からの雪で、自然保護官事務所がある芦安は銀世界に変わりました!
(今朝の芦安 2月10日撮影)

木の枝に雪がついて花のようです

雪には苦労や危険がつきものですが・・・うーん、やっぱりきれいですね!

なお、この雪の影響で夜叉神峠登山口へ続く林道南アルプス線が通行止めになっています。除雪が終わるまでは通行止めが続くようですので、入山予定の方は山梨県県営林道通行規制情報を確認してからお出かけくださいね。
参考:山梨県ホームページ山梨県県営林道通行規制情報


さて、来週217日(金)に、長野県伊那市でニホンジカ対策に関する活動報告会があります。

 「南アルプス食害対策協議会活動報告会」
  日時:217日(金) 1330から1615
  会場:伊那市役所5階501502会議室 (伊那市下新田3050番地)
  ※ 申込み不要、参加費無料
  お問合せ:南アルプス食害対策協議会事務局 (伊那市 農林部 耕地林務課) 
  
TEL 0265-78-4111 内線2416
(報告会のチラシ。クリックすると大きな画像で見られます)

南アルプス食害対策協議会活動報告会リーフレット

南アルプス食害対策協議会は、南アルプスの長野県側でニホンジカ問題に対し、調査や防鹿柵の設置、捕獲など様々な活動を実施しています。
活動報告会は毎年この時期に開催され、いつも興味深い話をたくさん聞くことができて参考になるので、私はいつも楽しみにしています。

もちろん南アルプス自然保護官事務所の仁田自然保護官も活動報告を行いますよ!
内容は、仙丈ヶ岳での植生モニタリング調査結果について。
仙丈ヶ岳では防鹿柵を設置した2008年から3年に1回、防鹿柵の内側と外側で植生調査を実施しています。その結果と、そこから見えてきたことについてご紹介しますので、ご興味のある方は、是非お越しください!

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2017年01月31日南アルプスの「ニホンジカ」と「ライチョウ」について、こんな展示をしています

南アルプス国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。
ここ数日の暖かい陽気で自然保護官事務所がある芦安周辺の山々に積もった雪はかなり減っています。
寒いのは苦手なのですが、あまり雪が少なくなってしまうとニホンジカが南アルプスの高山に登る時期が早まるのでちょっと心配しています。


さて、今日は南アルプス自然保護官事務所で作成した、ニホンジカ問題やライチョウ保護に関する展示についてご紹介します。

● 野呂川広河原インフォメーションセンターでの展示

南アルプス 北岳の登山口である広河原には「野呂川広河原インフォメーションセンター」があります。
※野呂川広河原インフォメーションセンターは現在、冬期閉鎖中です!

(建物外観。バス乗り場の前にあります)



この建物の2階では、平成27年度から山梨県森林総合研究所と共催で、南アルプスのニホンジカ問題について紹介しています。

(展示の様子)

山梨県森林総合研究所は、北岳の植生被害をランク分けして地図で紹介しています。

一方、南アルプス自然保護官事務所で作成した展示は、南アルプスの景観が変化した様子を紹介したり、対策について説明しています。

また、平成28年度からは階段の壁面にライチョウ保護の話を少し紹介しています。

(ライチョウの展示。スペースの関係で量は少なめ)

この夏、広河原を訪れる機会のある方はぜひご覧くださいね。

● 写真展などでの展示
ニホンジカやライチョウについてより多くの人に知ってもらうため、機会を見つけては様々な場所で展示をしています。

自然保護官事務所のある芦安で開催される「新緑やまぶき祭」や「国立公園・野生生物フォトコレクション」の南アルプス会場などでも展示をしてきました。

(平成28年度の国立公園・野生生物フォトコレクション(南アルプス会場)での展示の様子)

これはライチョウの保護について紹介する展示です。

この時はライチョウという鳥について学ぶクイズも一緒に置かせてもらい、お子さんにとても好評でした!

● より多くの人に展示を見てもらうために
いろいろな場所で展示をする場合、会場によって使用できるスペースの大きさや形状が異なるため、これまではバラバラの素材を会場で貼りつけて展示してきました。

この方法は、それぞれの場所にあった展示ができるのですが、いかんせん作業に時間がかかります。

そこで、「いつでも」「どこでも」「誰でも」展示ができるように、ポータブル(?)展示を作成しました!
(ポータブル?展示)




...単に模造紙に貼りつけただけです。

が、これを貼る壁面がありさえすれば、いつでもどこでも誰でも簡単に展示ができるようになりました!

(ちょっと混み合っているのと、若干斜めになっている部分はご愛嬌ということでお許しください...。)

ちなみにおおよそのサイズは、高さ160cm×幅110cm。
漢字にはふりがな付き。


この展示は、仁田自然保護官が講師を務めた南アルプス学講座(1月21日(土)開催)の早川町の会場にも出張し、掲示されました。
現在は南アルプス自然保護官事務所内の壁に貼りつけてありますが、貸し出し可能ですよ。

冬の間、現場に行く機会がほとんどない南アルプスのアクティブ・レンジャーは、事務所内でこのような展示物の作成もしています!

+++ 野呂川広河原インフォメーションセンターについて +++++++++++

 開館期間:6月中旬から11月上旬

 ※現在、冬期通行止めのため広河原へはアクセスできません。
 ※展示にご興味のある方は、6月下旬頃のバス運行開始までお待ちください。
  南アルプス国立公園ホームページアクセス・施設のページもご覧ください。
++++++++++++++++++++++++++++ 南アルプス自然保護官事務所 +++



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2016年12月22日南アルプス市で「国立公園・野生生物フォトコレクション」始まります

南アルプス国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。

12月24日から南アルプス市櫛形生涯学習センターで、関東地区のアクティブ・レンジャーによる写真展「国立公園・野生生物フォトコレクション」が始まります!
チラシ


  ※写真展について詳細は、コチラをご覧ください。

今日、展示してきました。準備万端です!
(展示の様子)
会場の様子

動物、

鳥、

昆虫、

マイマイ、

植物、

レンジャー(!)、

壮大な景色。
とてもバラエティに富んだ内容になっています。
展示作業をしながら、各地を旅しているような気分になりました。
皆さんも近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。

また、この写真展では、現地に足を運ばないとなかなか入手できない関東地区の国立公園などのパンフレットの配布もしています。

気に入った写真が撮影された地域のパンフレットを手に入れて詳しくチェックするのもいいですね。 今後の旅行計画の参考にすることもできますよ。

また、櫛形生涯学習センターには図書館が併設されているので、写真を見て気になったことを本で調べてみることもできるかもしれません。
なお、図書館の開館時間・休館日は生涯学習センターとは異なりますのでご注意ください。

詳しくは南アルプス市立図書館ホームページでご確認ください。

(会場の櫛形生涯学習センター)



冬休みのお子さんやご家族で、またお一人でふらっと立ち寄ってくださるのも歓迎です。
会場は2階ですが、エレベーターもありますので、皆さまどうぞお気軽にお越しください。

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2016年12月01日南アルプスの「ニホンジカ対策ワーキンググループ」とは?

南アルプス国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。


今日は会議についてお伝えしたいと思います。

11月29日、南アルプス市で「ニホンジカ対策ワーキンググループ」が開催されました。

(会議の様子)


●「ニホンジカ対策ワーキンググループ」とは?

南アルプスに関わる山梨県、長野県、静岡県、周辺10市町村、地主、林野庁及び環境省が構成メンバーです。

平成21年6月に発足した「南アルプス高山植物等保全対策連絡会」が時を経て、平成28年11月29日に南アルプス自然環境保全活用連携協議会傘下の「ニホンジカ対策ワーキンググループ」へ移行しました。


●何のために発足した?
南アルプスでは1990年代末頃からニホンジカによる影響が高山帯でも見られるようになったため、高山帯・亜高山帯の植生(お花畑)を保全するため、国や自治体でそれぞれ対策を始めました。
そして、平成216月 関係行政機関間で情報を共有することにより効率的・効果的な取り組みにつなげる場として「南アルプス高山植物等保全対策連絡会」が発足しました。

●ニホンジカ対策方針を策定!
さらに、「南アルプス高山植物等保全対策連絡会」では多くの検討を重ねて平成23331日「南アルプス国立公園ニホンジカ対策方針」を策定しました。そして5年後、状況の変化を把握するとともに名称を簡素化し、平成28331日「南アルプスニホンジカ対策方針」として改訂・更新されました。
南アルプスニホンジカ対策方針では、南アルプスの高山・亜高山帯に影響を及ぼすニホンジカへの対策を、関係行政機関が連携・協力して実施するために、保全対象や目標、役割、実施すべき対策等を示しています。

※詳しくは南アルプス国立公園の各種資料のページにある、南アルプスニホンジカ対策方針をご覧ください。


ここまでカタく書きましたが、これまでの経緯を平たく言うと以下のような感じです。
その1: 南アルプスでの異変に気付く >
1990
年代末頃から、南アルプスの関係者が山の異変に気付き始めました。
  南アルプスで高山植物のお花畑が減っていたり、
  樹木の皮が剥されていたり、
  植物が失われて土壌が流れ出てしまっていたり...
そして、「ニホンジカによる影響が拡大している」ということに気づき、県や市町村、国が対策を始めました。

(左から順に、ニホンジカによる食痕、樹皮剥ぎ痕、植物が失われ土壌が流れてしまった場所)





< その2: 現場の状況をちゃんと調べて整理しよう(平成20年度) >

平成20年、環境省はニホンジカによる影響などの現状を把握するとともに、今後の対策について専門家と検討しました。

その結果、ニホンジカからの影響は深刻で、関係者が協力して対策を進めていく必要があることがわかりました。

< その3: 情報共有の場が誕生(平成21年6月) >

南アルプスの自然が壊れてしまうのを食い止めるために皆で集まって、それぞれが、

 ・どんな対策をしているのか

 ・その対策の効果はどうなのか

 ・どんな課題があるのか

等の情報交換と意見交換をし、より良い対策につなげていく場を作りましょう!
ということで「南アルプス高山植物等保全対策連絡会(現、ニホンジカ対策ワーキンググループ)」が誕生しました。


11月29日の会議では、南アルプス自然環境保全活用連携協議会傘下のワーキンググループに移行した経緯が協議会事務局から報告され、了承されました。

また、オブザーバーとして招いた専門家から、南アルプスの高山帯を利用するニホンジカの移動経路調査結果と、そこから見えてくるニホンジカの行動特性等についてお話しいただきました。

さらに、ニホンジカの行動特性を踏まえた捕獲効果の検証が改めて必要であること等の助言も頂きました。

(北岳山荘付近でくつろぐニホンジカ)
北岳山荘付近でくつろぐニホンジカ

山に登ればシカの気配を頻繁に感じ、姿を見かけることもあります。
防鹿柵の外側では高山植物が食べられ、昔の写真に見られたお花畑は衰退し、植物が失われて土壌が流れ出てしまったような場所さえあります。
このワーキンググループで共有される情報が有効に活用されるよう、今後も関係者と協力し取り組み続けます。

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