ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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富士箱根伊豆国立公園

79件の記事があります。

2017年06月20日箱根パークボランティア養成中

富士箱根伊豆国立公園 後藤香奈

パークボランティアとは国立公園において、自然観察会等の解説活動や美化清掃、利用施設の簡単維持管理などの各種活動について、広く国民の参加を求め、一層の活動の充実を図るとともに、自然保護の普及啓発を図ることを目的として、これらの活動に自発的に協力して頂ける方の事で、各地区でさまざまな活動を行っています。

平成29617日(土)に箱根地区パークボランティア8期研修生30名が参加し全5回の内、2回目の養成研修を実施しました。

1回では富士箱根伊豆国立公園や模擬観察会を行いましたが、

2回の養成研修では箱根の「自然」や「歴史」についての勉強、そして野外活動において習得しておくべき「普通救命講習」について1日を通して学びました。

(救命講習の様子(奥は箱根ARの宍戸))

AED実習の様子)

8期研修生も質問を交えながら、みなさん真剣に受講してくださいました。いざという時、パニックにならず対応できるように、私も何度も復習しなければいけません。


(養成研修案内の様子)

残り3回分の養成研修の案内を行い、第2回養成研修は終了しました。無事全5回の養成研修を終え、箱根パークボランティア8期生として活躍されるのを楽しみにしております!

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2017年06月20日富士箱根伊豆国立公園「富士山がある風景100選」が選定されました!

富士箱根伊豆国立公園 小西 美緒

富士五湖周辺では梅雨らしくないお天気が続いています。
富士山の開山までいよいよ2週間を切り慌ただしくなってきています。

富士箱根伊豆国立公園は昨年2月に指定80周年を迎えました。

これを記念し、日本のシンボルでもある富士山の

「優れた風景と自然、それに根差した文化」

の魅力をより多くの人々に感じていただくため、

環境省・都県・市町村が中心となって

富士山の展望地を104箇所選定し

"富士山がある風景100選"として決定しました。

富士を間近に望む展望地や海越しに望む展望地など、
エリア毎に異なる魅力を持った場所が選ばれています。

国立公園内の富士山の見える5つの地域の

箱根、富士五湖、沼津、下田、伊豆諸島のアクティブレンジャーが
AR日記にてそれぞれの魅力を紹介していきますので、
お気に入りを見つけて、是非足を運んでみてください!

【箱根周辺】元箱根港

【富士五湖周辺】御庭・奥庭

    【富士山西麓・南麓】西臼塚駐車場


【伊豆半島・伊豆諸島】石部棚田



箱根周辺 :16箇所

富士五湖周辺 :46箇所

富士山西麓・南麓 :22箇所

伊豆半島・伊豆諸島 :20箇所


富士山がある風景100選についての詳細は下記をご覧ください。

【報道発表】富士箱根伊豆国立公園指定80周年記念事業"富士山がある風景100選"の決定について(関東地方環境事務所)

富士箱根伊豆国立公園"富士山がある風景100選"ページ(関東地方環境事務所)

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2017年06月15日仙石原湿原の青草刈り

富士箱根伊豆国立公園 宍戸弘城

暖かくなってきたなと思ったら、また肌寒い日が続いている箱根です。

そんな中でも仙石原湿原の植物はすくすくと育っています。

今回は箱根町が主催する仙石原湿原の青草刈りに参加してきました。この青草刈りは仙石原湿原内でススキやヨシなどの背の高い植物を何カ所か刈り、光が必要な植物の育成を促進する目的で行っています。2000年から行われているので、今年で18年目になります。

仙石原湿原は場所によって、地面の乾燥具合が異なります。

こちらの箇所では水位が高いのでヨシが多く育っています。ヨシはすでに人が隠れるほど大きくなっていました。

ヨシは11本の茎が太いので刈りやすいです。

順調に作業は進み...

刈取り終了!

これによって、ヨシの下に隠れていた植物にも光が当たります。

こちらの場所は乾燥しいて、背丈の低いススキが多く生えていました。

ススキの本数も多く、他の植物を誤って切らないようにして刈り取る作業は骨が折れます。

最後は総出で作業。

綺麗に刈れました!

以前、同じ方形区内で半分を手刈り、半分を機械刈りで試したところ、選択的に刈取りを行える手刈りの方がやはりその後の植物の出現種数が多かったようです。

今後、刈り取った場所とそのままの場所でどのような植生の違いが出てくるのか楽しみです。

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2017年06月02日お山の衣替え

富士箱根伊豆国立公園 伊豆諸島 椋本 真里奈

ご挨拶が遅れましたが、2月に伊豆諸島自然保護官事務所のARに着任いたしました椋本(むくもと)です。

伊豆諸島各島の個性や魅力を発信していけたらと思います。

富士箱根伊豆国立公園伊豆諸島地域には8つの有人島がありますが、まずは当事務所のある大島の春花情報をお届けいたします。

伊豆大島と言えば、なんと言っても椿。

91km2の大島に300万本あると言われるヤブツバキが、早咲きから遅咲きまでが代わりばんこで、初冬から晩春にかけて色鮮やかに山を染め上げていました。

椿とバトンタッチするかのように、次に山を飾るのは、オオシマザクラ。

伊豆諸島と伊豆半島~房総半島の海沿いに自生する野生の山桜です。

ソメイヨシノと違って開花と同時に葉が出てくるのが特徴で、真っ白な大輪と新緑が春山を美しく彩ります。

(写真は大島公園のヤシと海とのコラボです。島の桜、美しくてたくましいですね。)

それでは、桜も散り切った6月初旬の今、一体山々は何に色づいているのでしょうか?

...

今回取り上げるのは、「オオバエゴノキ」です!

(この時期に山で一番目を引くのは、実は派手色のオオシマツツジなのですが、今回はあえてマイナーどころをご紹介します。)

オオバエゴノキは、本土のエゴノキの島嶼変異型。

花はオオシマザクラに似た乳白色ですが、お辞儀をするように下向きに垂れて咲いていて、なんだか清楚な印象です。木の根を見つめているようなので、島ではオヤニラミ(親睨み)とも呼ばれています。

今が花期ですが、咲いているときより落花後の方が目を引きます。まるで白い絨毯のよう。

さらに、オオバエゴノキは本土のエゴノキよりも強く甘く香ります。

視覚も嗅覚も楽しませてくれるオオバエゴノキは、この季節の散策を華やがせてくれますね。

そしてもう一種、固有種や島嶼型ではないですが、この時期に山で映えているのが「スダジイ」です。

穂状に咲く花は萌葱色で、椿や桜のように目立ちはしませんが、スダジイの葉色は他の木々よりワントーン明るいため、遠目から山を見るとどこにスダジイがあるのかは一目瞭然!

(写真は裏砂漠から樹林を望んだもので、画像中央の萌葱色がスダジイの群落です。)

本来は大島を広く覆っていたスダジイですが、人が住み着くとともに薪や炭の材料として伐採された時代があり、現在ではごく僅かが群落として残っています。大島でスダジイ群集が残る区域は、自然公園法によって第2種特別地域に指定されており、写真の樹林もその一部です。

そんな歴史を持つ伊豆大島では、山中を歩くとこんなミニ遺跡とも出会えます。

中央のくぼみが見えるでしょうか。こちらは直径6mほどの「炭焼き場跡」です。

当時は、伐採した木々をそのまま山中で炭にすることで、運ぶ重量を減らしたのかもしれませんね。

いつの季節でもその固有性を味わえる伊豆大島、気軽に足を運んでください。

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2017年04月20日箱根に春がやってきた!②

富士箱根伊豆国立公園 宍戸弘城

後藤アクティブ・レンジャーに引き続き、箱根の春の情報です。
現在箱根では周辺の地域より一足遅い春が訪れ、花々が咲き、彩りも豊かになってきました。

今回は仙石原の様子をお伝えします。


(国指定の天然記念物『仙石原湿原植物群落』)

仙石原では毎年3月頃に野焼きが行われています。昔は仙石原のススキ草原は屋根材や堆肥、牛馬の飼料として利用され、人為的に草刈りや火入れが行われていました。それらの活動によって草原環境が保たれ、貴重な生態系が残されてきました。いつの日か人間の活動による草原の利用がなくなり、火入れが行われなくなると、草原は森林化していきました。その後、貴重な草原環境を守ろうと、再び火入れが行われるようになりました。

今年も3月9日に火入れが行われ、辺り一面が真っ黒になりました。

3月24日撮影。正面、天然記念物指定地は草刈りのみ。)


一見すると死の世界になってしまったようですが、4月に入り暖かくなると、再び新たな命が芽吹いてきました。


4月20日撮影。)

地面がうっすら緑色になってきているがお分かりになりますでしょうか?




地面に顔を近づけてみると、小さな芽があちらこちらに生えてきているのがよく分かります。

これからさらに暖かくなるにつれて、植物もぐんぐんと背を伸ばし、辺り一面が緑の世界へ、そしてその後、黄金色の世界へと変わっていきます。
これからもそんな仙石原の変化をお伝えしていきますので、お楽しみにしていてください!

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2017年04月20日箱根に春がやってきた!

富士箱根伊豆国立公園 後藤香奈

桜の開花で賑わう今日この頃、日中には暖かい日差しが差しており、箱根にも春が来たと教えてくれています。

今回は箱根の春を、少しだけお裾分けします。

今週422日(土)に開催される「箱根地域自然に親しむ運動 スミレを探して春の仙石原を歩く」自然観察会の下見に行ってきました。

箱根パークボランティアの皆さんと一緒に歩き始めると、道の端や木の下には、たくさんの小さなスミレを発見!横を見ても、上を見ても、紫色、白色、黄色、ピンク色と春の植物に目を奪われます。

(ニオイタチツボスミレ)

(エイザンスミレ)

(マメザクラ)

(ミツマタ)

ヒメスミレや、タチツボスミレ、ニョイスミレ、ナガバノスミレサイシンと、

スミレがメインの自然観察会、今年は開催日にたくさん咲いているでしょうか?

雨天中止にならないことを心から祈っております!

皆さんの地域はどうでしょうか?

是非、外に出て歩いてみてください!

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2017年04月11日平成29年度のAR写真展♪ 「箱根」で開催中!

富士箱根伊豆国立公園 後藤香奈

今年度も関東地方の国立公園 / 国指定鳥獣保護区で活動するARによる写真展

「国立公園・野生生物フォトコレクション -アクティブ・レンジャー写真展-が始まりました!

最初の会場は「箱根」

平成29年4月8日(土)~ 4月27日(土)まで、箱根ビジターセンターにて開催しております。

ARの人数も増え、さらに各所の特徴が見えるようになったAR写真展。活動中に見た雄大な自然や、動植物を皆さんにお届けいたします。

こちらは箱根のAR、後藤・宍戸が撮影した写真です。

【水の音:箱根自然環境事務所 後藤AR撮影】

【火入れを見守る:箱根自然環境事務所 宍戸AR撮影】

他地域の写真や実物も見に来てください!

ゆっくり座って書けるアンケートコーナーも設けておりますので、見に来た方はぜひ、印象に残った写真をお選びください。AR一同、今後の励みとなります!

本展示は今年度1年間を通して、関東地方を回ります。お近くでの開催を楽しみにお待ちくださいね。

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2017年03月27日箱根自然講座『わらじ作り』開催!

富士箱根伊豆国立公園 後藤香奈

平成29年度323日(木)に箱根自然解説活動連絡協議会が主催する箱根自然講座、自然体験プログラムの技術を学ぶための「わらじ作り」が箱根ビジターセンターで開催され、箱根パークボランティアの皆さんが参加されました。

箱根の旧街道を昔の人はわらじを使って歩いていたということで、旅に必須の「わらじ」と「箱根」の歴史とは、関係が深いものです。

午前中、指が思うように動かない中1時間30分以上かけて1足を作ります。

お昼休憩を挟み、午後からもう一足作成開始!でしたが、皆さん手慣れてきたのかとても早く、午前中の半分の時間でもう一足が完成しました。

こちらが後藤作成のわらじです!

手慣れた午後の作成分(左)より、慎重に作成した午前分(右)の方がキレイな形をしております...

両足揃ったら、実際に履いて外を歩きます。

土を踏みしめる感覚が心地よく、指が出るので石の上では踏ん張りがききます。自分で作ったわらじなら感動もひと際大きいですね!

わらじ作りは非常に楽しく時間を忘れるようでした。皆さんの前でも手際よくわらじ作りをお伝えできるよう、こっそりと練習することにしますね。

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2017年02月20日箱根で登山道補修ボランティア

富士箱根伊豆国立公園 宍戸弘城

皆さんは山登りが好きですか?

普段は何気なく歩いている登山道。歩きやすい登山道があったり、逆に荒れている箇所があったり。道の具合を気にしながら歩くと、色々と気が付くことがあります。

現在箱根では、町の登山道の補修活動の舞台でボランティアの方々が活躍されています。

箱根は都心からのアクセスが良く、登山道の利用者が多いので、オーバーユースによる道の荒廃が起こったりします。登山者の踏圧によって道が掘られると、そこに雨水が流れ浸食が起こり、徐々に溝が深くなってしまいます。そんな状態を防ぐために、定期的な登山道補修は欠かせません。

登山道の補修は月2回行われており、箱根自然環境保全活動研究会が第3土曜日に、箱根町が第4水曜日にボランティア活動を主催しています。

先日は黒岳という所の、急坂で土が露出している、転倒の危険性が高い場所の補修を行いました。

その日は新規の参加者が3名おり、その内の2名は女性でした。

補修箇所の現場までは人力で資材を運ぶ必要があるのですが、女性の方も大変パワフルに資材を運んでいました。もちろん自分ができる、危険のない範囲で作業は行っていただきます。

冬は地面が凍っているため、山へ補修活動に行かずに、補修に使う杭づくりを行ったりすることも多いのですが、この日は天気も良く地面の氷が溶けていたため、現地で作業を行いました。

杭打ちは多少慣れが必要です。慣れるまではへっぴり腰になったり、木槌をうまく杭に当てられません。熟練の方ですとうまく力を抜きながらも打てるのですが、初心者は力を入れ過ぎて振ってしまうので、翌日には腕が筋肉痛になってしまいます。

作業に慣れてくると夢中になってしまい、あっという間に時間が過ぎて行きます。

また、作業中に登山者の方から「ご苦労様です」、「ありがとうございます」と言われたりするのが大変励みになります。

補修を終了して成果を振り返ってみると、かなり整備が進んだことに驚きます。

みんなで一心不乱に作業を行った結果ですね。

作業前

作業後

作業前は、急坂のため下るときに勢いがついて、止まることができないような道でしたが、階段を作ることによって、落ち着いて歩けるようになりました。また適所に水切りを作ることによって、水の勢いを止め、雨による洗掘も防ぐこともできます。

登山道補修活動は心地よい疲労感と大きな達成感があります。箱根自然環境保全活動研究会の代表の辻本さんは「登山やトレランのように、登山道補修も自然の楽しみ方の1つとして定着してくれれば」とおっしゃっていました。

この回の補修活動は地元のタウンニュースにも紹介されました。

http://www.townnews.co.jp/0609/2017/01/27/367847.html

爽やかな汗がかけ、登山者や環境にも優しく、活動後のご飯やお風呂が楽しみになる登山道補修活動。
ぜひ皆様も体験してみませんか?

+++++++++++++++++++++ 箱根の登山道補修ボランティア +++++++++++++++++++++

興味を持った方は箱根ビジターセンターまでご連絡下さい。

初心者の方も、経験者が優しく指導いたします。

箱根ビジターセンター

TEL0460-84-9981

Emailhakone-vc@kanagawa.email.ne.jp

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2017年01月26日冬の金時山

富士箱根伊豆国立公園 宍戸弘城

金時山は一年を通して登れる山ですが、冬の登山には軽アイゼン等の雪山登山の装備が欠かせません。現在の登山道は、雪が踏み固められて氷状になり、大変滑りやすくなっております。特に下りが大変危険ですので、注意してお歩きください。







さて、そんな冬の金時山ですが、空気が澄んだ今の季節は、山頂から綺麗な富士山を見られる確率がかなり高くなります。



また南方面へ向くと、眼下に広大な景色を眺めるができます。



左から大涌谷、仙石原のススキ草原、芦ノ湖、駿河湾まで見渡せます。

しばらく寒い日が続いており、雪が溶ける気配はありません。

下界に雪が無い状態でも、冬に山に登る際は必ず雪山装備を持参してお楽しみ下さい!


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