ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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富士箱根伊豆国立公園 下田

12件の記事があります。

2017年04月27日南伊豆で発見! 桃太郎で有名なあの2匹 !!

富士箱根伊豆国立公園 下田 吉川貴光

今回は南伊豆で見つけた動物について紹介いたします。 

 

(2017/04/25 ニホンザル) 

 

ニホンザルが毛繕いをしています。林道を歩いていると山の中から突然ガサガサという音とともに数匹が姿を現しました。一瞬ドキッとしましたが特にいたずらされることもなく通過できました。 

 

南伊豆町の波勝崎周辺には、約300匹のニホンザルがいるそうです。 

 

  

(2017/04/25 子ザル) 

これだけサルがいると農作物被害などがあるのではないかと思いますが、波勝崎にはサル園があり、管理されているので周囲への被害は鹿や猪に比べて少ないようです。

  

 

(2017/04/25 雄のキジ) 

 

次に見つけたのは、日本の国鳥でもあるキジです。 

写真を撮ろうと近づくと飛ばずに走って逃げてしまいました。飛ぶよりも走る方が得意な様でとても足が速いです。ことわざに雉の草隠れ(頭隠して尻隠さずと同じ意味)とありますが、まさにその通りで、草むらに隠れても長い尾が見えますし、色が目立つのですぐ見つけられました。

 

  

(2017/04/18 雌のキジ)

今の季節は卵を産む時期なので、雄の近くに雌もいました。雄に比べて雌は地味な色をしています。 

 

サルとキジ、あとイヌがいればまるで桃太郎のようでした。

桃太郎は、南伊豆のような里山で生まれた物語なのかもしれませんね。

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2017年03月31日海が割れるトンボロ現象!! 西伊豆 三四郎島

富士箱根伊豆国立公園 下田 吉川貴光

沖合約200mのところに4つの島でできた三四郎島があります。

普段は海に阻まれて渡ることができません。 

 

 

しかし、潮が引くと 

 

人が渡れるくらいの陸地が出てきます。 

このような干潮時、島と陸地がつながる現象をトンボロ現象と言います。

 

 

海と海の間を歩いて島に渡ると、島同士がつながり、広い磯になっていました。

磯の香りがして、石には海藻がついていてツルツルと滑りました。

岩の間には貝や小さな魚がいて、大人も子供も楽しんでいました。

 

遊ぶのに夢中になって帰り道がないなんてことにならないように気をつけてください。

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2017年03月13日伊豆で見つけた氷の自然現象

富士箱根伊豆国立公園 下田 吉川貴光

山に登るとまだ寒いですが、徐々に暖かくなってきており、伊豆に春が近づいてきていると感じます。

今回は伊豆の山で見つけた氷の自然現象をご紹介します。  

 

 

(2017/02/28 仁科峠周辺)

山を見て、綺麗な花が咲いていてもう春かと一瞬思いました。でも花が咲くにはまだ少し早くないかと、 

近くで見てみると 

 

 

  

(2017/02/28 仁科峠周辺)

 

花ではありませんでした。大気中の水分が凍ってくっついた霧氷(むひょう)です。 

木の枝がまるで鳥の羽のようになっていました。これはこれで綺麗でしたが少し騙された感じです。

山を見回して、全体が白ければ凍っているとわかりますが、所々なので花が咲いているように見えました。

 

 

 

(2017/03/08 万三郎岳) 

 

土からフサフサと髭のような白いものが生えています。 

 

 

 

(2017/03/08 万三郎岳) 

 

霜柱(しもばしら)です。まず地表の水分が凍って、毛細管現象で地中の水分が表面に出てきて凍ってを繰り返して柱状になったものです。56cmくらいの長さでした。 

 

 

 

 

(2017/03/08 万三郎岳) 

 

  

登山道を歩いていると土が盛り上がっていたので覗いてみると中は、透き通った氷が土を押し上げ、空洞になっていました。

これは、凍上(とうじょう)という現象で地中の水分が凍って、厚い氷の層を作り、盛り上がったものです。上に乗っても潰れないだけの強度がありました。  

 

 

(2017/02/21 天城峠周辺)   

最後にコケから垂れた鼻水。ではなく水滴が垂れて凍ったかわいらしい氷柱(つらら)です。

同じ氷でもその場所の気候や状況の違いで様々な状態に変化していてとてもおもしろいです。

寒いと外に出たくなくなりますが、一歩外に出るとこの時期ならではの発見があるかもしれません。

 

 

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2017年02月10日一足早い春の訪れ 河津桜

富士箱根伊豆国立公園 下田 吉川貴光

まだまだ寒い日が続きますが、伊豆半島の河津町では河津桜が満開に近くなっています。河津桜は、一般的によく目にするソメイヨシノに比べて、開花が約1ヶ月早く、ピンク色がやや濃いのが特徴です。 

 

 

(2017/2/10 河津町 河津桜) 

 

 

河津桜は、約60年前に河津町の河津川で苗が発見されました。その後、発見された桜は今までなかった種類とわかり、原木が河津町にあることから河津桜と命名されました。  

 

(2017/2/10 河津桜の原木) 

 

 

河津川沿い約3kmの桜並木は、見事でずっと見ていても飽きませんでした。見に来た人たちは、河原に降りて見たり、桜と写真を撮ったり、とても楽しそうで日本人は改めて桜が好きだなと感じました。

 

 

 

(2017/2/10 蜜を吸いにきたメジロ) 

 

一足早い春の訪れにたくさんの鳥も大喜びでした。 

桜を見ながら歩いていると鼻がムズムズ。

今年も春の訪れを 「はな」 が教えてくれました。

 

 

(2017/2/10 河津川)

 

皆さんもぜひ綺麗な河津桜を見に来てください。 

花粉症の方はそろそろ辛い時期が始まりそうなので対策をお忘れなく。

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2017年02月02日八丁池の雪景色 

富士箱根伊豆国立公園 下田 吉川貴光

天城山脈の標高約1170mにある八丁池に行ってきました。 

  

雪の気配など全くない登山道を登っていると標高1000m前後から小さくて白い雪がふわふわと降ってきました。道を進むごとに積雪しているところが増えていき、気がつくと温暖な気候で雪とは無縁と思われがちな伊豆半島で雪景色を見ていました。  

 

 

(八丁池 登山道 2017/1/31) 

 

雪に触れる機会の少ないのでテンションが上がりました。すれ違った登山者も同じだったように思います。 

 

ザクザクと雪を踏みながら歩いていましたが、凍結したところは、想像以上に滑って少し怖かったです。皆さんも凍結した歩道を歩く際は、十分に気をつけてください。 

 

 

  

(八丁池 2017/1/31)              (八丁池 2016/9/9)  

 

八丁池は、全面凍っていました。

今回凍結した八丁池と9月の八丁池です。秋には青々していた植物も今は葉を落としています。

  

 

(八丁池 2017/1/31)  

 

昔、天然のスケートリンクとして使っていたという話は本当だったんだなと思いました。 

もちろん今スケートはできません。 

 

最後に、まだまだ寒いので防寒対策、凍結対策などしっかりして万全の準備での登山をお願いいたします。 

休憩中、水筒の温かいお茶を飲むと体が中から温まり、ただのお茶がとてもおいしく感じました。手軽なペットボトルもいいですが、ゴミも出ないですし、寒い日はマイボトルもオススメです。

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2017年01月12日今が見頃!! 300万本の伊豆下田スイセン

富士箱根伊豆国立公園 下田 吉川貴光

今回は、下田市爪木崎で見頃を迎えているスイセンをご紹介いたします。

12月頃から咲き始めた爪木崎の約300万本ものスイセンは、ちょうど見頃を迎えて辺り一面を埋め尽くしていました。見に来たほとんどの方々がこの綺麗なスイセンを撮ろうとカメラや携帯電話を構えていたのが印象的でした。

 

(爪木崎 スイセン 2017/01/12)

風が吹くたび甘い香りがして、周りから「良い香り~」という声がたくさん聞こえました。 

風で一斉に揺れるスイセンは、まるで波のようで見ていて飽きませんでした。

 

 

(爪木崎 スイセン 2017/01/12)

あいにく連日の強風で一部倒れてしまっているスイセンもありました。 

 

(爪木崎海岸 スイセン 2017/01/12)  

そんな中、強い海風にさらされ続けてもしっかり立っているスイセンに自然の力強さを感じます。

 

 

(爪木崎 スイセン 2017/01/12)

スイセンは、様々な種類がありますが、ここに咲くほとんどのスイセンはニホンスイセンです。ニホンスイセンは、ニホンと名前についていますが、原産は地中海沿岸地方で日本には中国から渡ってきて野生化したそうです。綺麗な花と香り、ニラの様な葉が特徴的な植物です。花が咲いていない、葉だけの時期は、本当にニラそっくりで間違えてしまいそうですが... 

スイセンは、有毒植物です。食べられません。 

 

ニラと間違えて食べて死亡してしまった例もあるようですので絶対に食べないでください。スイセンの場合、綺麗な花には棘ではなく、毒があるので気をつけましょう。

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2016年12月08日鮮やかに色づく 伊豆半島の自然

富士箱根伊豆国立公園 下田 吉川貴光

今回は冬の伊豆半島の植物について紹介いたします。

こちらのとんがり頭の花は、アロエです。12月~1月になるとアロエの花が見頃になります。

(2016/12/1 アロエの花まつり)

伊豆半島南部にある下田では、アロエの花まつりが開催され、地域に親しまれている植物の1つです。この辺りではアロエを植えて育てている家も多く見られます。昔からアロエがあれば「医者いらず」と言われ、さまざまな健康効果があるそうです。

次は、紅葉です。

 

 

  

 

 

(2016/12/2 長九郎山 2016/12/6 天城峠周辺

 2016/12/6 河津七滝 2016/12/6 天城峠周辺)

 

■長九郎山では、黄色い葉が多く見られました。写真を撮影した前日、強風だったのでモミジの木は、

 葉をたくさん落としていて、少し寂しい感じでした。

■河津七滝周辺は、紅葉していてとても綺麗でした。今が見頃かもしれません。

■天城峠周辺は、黄色い葉もあれば、時期が過ぎた褐色の葉もありました。黄色い葉のモミジも

 とても綺麗でした。

3カ所とも伊豆半島の中央付近に位置している地域ですが、紅葉の状況はバラバラでした。

同じ地域でも標高、日当たり、川の近くなど条件の違いで気温差あり、色づき具合が異なるのではないかと思います。

  

(2016/12/2 長九郎山 シャクナゲ) 

一方で来年に向けて準備を始めていたのは、シャクナゲです。つぼみをつけています。

来年の5月頃には、たくさんの綺麗な花を見せてくれそうです。

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2016年11月01日伊豆の踊子と歩く 河津七滝

富士箱根伊豆国立公園 下田 吉川貴光

今回は、河津七滝と旧天城トンネルをご紹介いたします。 

河津七滝は、大滝、出合滝、かに滝、初景滝、へび滝、えび滝、釜滝の七つの滝があります。 

ここでは、「滝(たき)」→「たる、だる」と読みます。水が垂れる「垂水(たるみ)」という言葉からこの読み方になったそうです。  

 

初景滝 「踊子と私」 

 

川端康成の小説「伊豆の踊子」の「踊り子と私」の銅像がある初景滝や水しぶきをあげてダイナミックに流れる釜滝などそれぞれ違った表情を持っていて、とても美しい風景を見せてくれます。  

 

 

釜滝 

 

天気の良い日には、虹が見られるかもしれません。

これからの季節はきれいな紅葉と滝を楽しむことができます。 

 

 

旧天城トンネル(天城山隧道) 

 

河津七滝から車で20分ほどのところにあるのが、旧天城トンネル(天城山隧道)です。100年以上前、明治時代に造られたトンネルで、今でも車の通行ができる現役です。石造りのトンネルとしては、日本で最も古く、国の重要文化財に指定されています。

このトンネルは、幽霊が出るという噂があります。実際に歩いてみると思った以上に長く、上からは水がぽたぽた落ちてきました。明かりはありますが薄暗く、自分の足音が響き渡ります。とりあえず今回、幽霊はでなかったです。みなさん安心して利用してください。

 

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2016年09月29日歴史の刻まれた島 

富士箱根伊豆国立公園 下田 吉川貴光

伊豆半島の下田市にある恵比須島を紹介いたします。 

 

(2016/09/27 恵比須島入り口) 

 

この日は、気温28℃で天気がよく、暑かったのでシュノーケリングや磯遊びをしている方がいました。

海水はとても透明度が高く、小魚が泳いでいるのが橋の上からでも見えました。

ゆっくり歩いても、10分前後で1周できてしまう小さな島です。 

 

島の周囲には波に浸食されて、平らになった磯があります。

 

 

(2016/09/27 恵比須島 南側の磯) 

 

 

島には1周できる遊歩道が設置されておりますが、潮の満ち引きの具合で一部水没し、回れない場合もあります。今回は満潮近くの時間に行ってしまったため、1周することはできませんでした。 

 

恵比須島は、神様に祈りを捧げる際に使用したと思われる土器が出土したり、かがり火の跡が見つかったことから古墳時代から奈良・平安時代にかけて海の神々を祀っていた島と考えられています。 

江戸時代になると火山灰によってできた柔らかく加工しやすい岩は、切り出して石材として使われていたようです。

 

 

 

(2016/09/27 恵比須島 南側) 

 

この跡も、昔採石してできたのかもしれないです。 

小さな島でしたが、伊豆の歴史がたくさん詰まった島でした。

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2016年09月26日自然がつくる芸術

富士箱根伊豆国立公園 下田 吉川貴光

今回は、伊豆半島の南に位置する下田の田牛サンドスキー場と竜宮窟をご紹介します。 

 

 

 

(2016/9/21 田牛サンドスキー場) 

 

 

これが田牛サンドスキー場です。巨大な砂の山は、想像以上に高く、上に登って下を見下ろすとちょっと怖いくらいです。この砂の山は海風が吹き上げた砂でできており、傾斜の角度は、いつでも30度。 

 

安息角というもので、砂が崩れないギリギリの角度です。ここの場合は30度が安定で保たれているそうです。近くに斜面30度とだけ書かれた看板が立っていました。 

 

 

 

(2016/09/21 竜宮窟) 

 

サンドスキー場の隣にあるのが、竜宮窟です。

海によって削られて、洞窟ができ、天井が落ちて、このような状態になったそうです。 

そしてこの竜宮窟は、上から覗くと 

 

 

 

(2016/09/21 竜宮窟) 

 

ハート型になっています。 

自然は、なかなかオシャレなものつくりますね。

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