ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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富士箱根伊豆国立公園

353件の記事があります。

2019年12月24日アクティブ・レンジャー写真展開催中です in Q-STA(富士山駅)<富士五湖エリア>

富士箱根伊豆国立公園 小西 美緒

こんにちは。
日が短くなりましたね。事務所を出るころにはすっかり真っ暗で、帰路はシカの飛び出しに注意しながらの運転です。


富士五湖管内での「アクティブ・レンジャー写真展」は、前回の富士吉田市民会館から、富士急行線「富士山駅」に隣接している駅ビル「Q-STA」に場所を移して今年度第4回目の開催です。

写真展会場としては初めてのQ-STA

隣では、ほっこりした気持ちになる「絵手紙交流展」と「ぼくたちわたしの富士山」も開催中です。

地元のこどもたちが書いた富士山、一人一人個性があり思わず見入ってしまいます

車社会の富士五湖エリアでは電車を利用するのは主に旅行者や学生ですが、ビルにはクリニックや日用雑貨店、本屋さんなどが入っていて地元の人も訪れるので、色々な人に見ていただけたらな~と思っています。

<開催期間>2019年12月20日 ~ 2020年1月8日 10:00 ~ 20:00
<場  所>富士山駅ビルショッピングセンター Q-STA 2F(山梨県富士吉田市上吉田2丁目5−1)
 アクセス方法はこちら 
 写真展の詳細についてはこちら

 
Q-STA最上階6Fには富士山展望デッキがあります。真正面にドドーンと富士山、そして視線を右に動かしていくと、南アルプスの山々を望むこともできます。

広々として気持ちのいい展望デッキ

展示内容については前回(11月20日付アクティブ・レンジャー日記)にてご紹介していますので、今回は富士山駅周辺をご紹介したいと思います。

富士山駅のすぐ横には日本三大奇祭である「吉田の火祭り」の日には数多くの松明が並ぶ国道139号がのびています。

金鳥居越しの富士山

この辺りは江戸時代に栄えた富士山信仰「富士講」の基点となっていたエリアでした。登山の前後に信者が宿泊する「御師の家」が江戸時代の最盛期にはなんと86軒もあったそうです。

富士山に向かって進んでいくと、いまでもその名残を随所に見ることができますし、歩いて15分ほどで、世界文化遺産の構成資産として登録された「御師旧外川家住宅」等があり、当時の様子を垣間見ることができます。

世界文化遺産「御師旧外川家住宅」

そして、そのまま進み、突き当たった国道138号を東に行くと、富士山頂への「吉田口登山道」の基点でもある「北口本宮冨士浅間神社」があります。

300mある参道の両脇には杉の巨木と苔むした石塔が立ち並び、歩いているだけで厳粛な気持ちになります。その奥にある大鳥居は木製の鳥居としては日本最大級だそうです。

日本最大級の大鳥居

北口本宮冨士浅間神社 拝殿

このように、上吉田地区は富士山の信仰を感じるスポットが多くあり、改めて富士山が世界文化遺産であることを感じさせてくれます。いらした際には、自然だけでなく文化・歴史にも触れてみてください。

***周辺情報***
<御師旧外川家住宅>
  住所:山梨県富士吉田市上吉田3丁目14-8
  詳細:ふじさんミュージアムHP

<吉田の火祭り>

  詳細:吉田の火祭り公式HP
<北口本宮冨士浅間神社>
  住所:山梨県富士吉田市上吉田5558
  詳細:北口本宮冨士浅間神社公式HP
<ふじさんミュージアム>
  住所:山梨県富士吉田市上吉田東七丁目27-1
  詳細:ふじさんミュージアムHP

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2019年12月24日伊豆山稜線歩道『仁科峠~天城峠』

富士箱根伊豆国立公園 沼津 山田優子

みなさま、こんにちは。沼津管理官事務所の山田です。

朝晩の気温が一桁の日が続いていますが、日中は20℃を越える日があったり、この辺りではまだキレイに紅葉している木が見られたり、お隣の山梨県では大雪が降ったり変な感じの年末です。

夏の終わりから数回に分けて伊豆山稜線歩道を紹介してきましたが、今回の日記では、まだ紹介していない仁科峠から天城峠のスポットなどを紹介したいと思います。

まず、仁科峠の標高は800mほどで展望台があります。"富士山がある風景100選"に選ばれた場所の1つです。

展望台から富士山の方に目を向けると、眼下に牧場があり、天気のいい日は放牧された牛が草をはむ姿や鳴き声を聞くことができます。力が抜けてゆったりとした気持ちになると思います。カメラの望遠や双眼鏡を使って見るのもオススメです。

「仁科峠の駐車場」から15分程度クマザサに覆われた歩道を歩くと展望台に行くことが出来ます。

【 仁科峠展望台より(10月31日撮影)

仁科峠から天城峠に向かう途中に、「(ねっ)()岳山頂の池」があります。この日は霧に包まれていて幻想的でした。「猫越」は「ねっこ」と読みます。なかなか読めませんよね。名前の由来は、この付近が根っこで覆われているからや、噴火の際に猫が驚いて越えたなど諸説あります。

猫好きな私は、「猫」の漢字なので、猫が関わる何かが由来になっているのではないかと勝手に思っています。

この池はかつて火口湖だと言われてきましたが、最近の調査で溶岩の上に出来た池だということが分かりました。池では水生植物のヒルムシロが生えていて、池をのぞき込むと見ることが出来ます。初夏の頃には、池の脇の樹木に天然記念物のモリアオガエルの産卵も見られます。

猫越岳を進み、猫越峠を越えるとブナの森になります。ブナの巨木が点在していて思わず目を奪われます。

【 猫越岳山頂の池 】

【 ヒルムシロ 】

【 ブナの巨木 】

天城峠の手前では、歩道から富士山を眺めることが出来ます。冬の山は植物も少なく咲いている花もあまりないので、登山をしない方が多いと思いますが、いいこともあるんですよ。

下の①の写真のように落葉した木の枝の隙間から頻繁に富士山を眺めながら歩く事が出来ます。草木が芽吹く頃は②の写真ように木の切れ間から時々見えるくらいです。利用者も少なく歩きやすいですし、冬の空は空気が澄んでいて遠くまでよく見ます。

【 古峠~天城峠で見える富士山① 】※落葉後に富士山が見えるポイント

【 古峠~天城峠で見える富士山② 】※一年中富士山が見えるポイント

今年は一度天城山で積雪がありましたが、現在は伊豆山稜線歩道、天城山の全ての歩道に積雪はありません。気温も例年より高めです。ただ、朝晩と日中の寒暖差が大きいので脱ぎ着出来る服装がおすすめです。霜が降りた歩道が日中の温かさで溶け滑りやすくなっている場所もありますので、橋や階段等気をつけて通って下さい。冬は富士山が見えるポイントが多いので、歩きながら富士山を見ていると滑落の危険があります。写真撮影等は立ち止まって行うようにお願いします。

今日まで3回にわたって伊豆山稜線歩道を紹介してきましたが、全体的に歩きやすい場所が多く、明るく開けた稜線と、天城山に近づくにつれて山らしい森の中を通るので、登山初心者の方でも、登山経験者でも満足できると思います。稜線上に"富士山がある風景100選"に選ばれた眺望ポイントがあったり、季節の花々を見られる場所もありますので一年を通して何度も訪れたくなる場所です。

ここ数日、読みにくい気候が続いていますので積雪があった場合は、しっかりとした雪山装備で無理のない登山をお願いします。

▼富士箱根伊豆国立公園"富士山がある風景100選"

http://kanto.env.go.jp/to_2017/post_94.html

▼伊豆山稜線歩道ガイドマップ

http://kanko.city.izu.shizuoka.jp/form1.html?pid=2406

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2019年12月23日年末の大掃除!(箱根地域)

富士箱根伊豆国立公園 箱根 池田興平

いよいよ今年も残すところわずかとなりました。

年末と言えば「大掃除」をする人も多いかと思いますが、先日(12月6日)、箱根地域ではゴミの美化清掃として不法投棄防止一斉パトロールを行いました。

例年この時期に、富士箱根伊豆国立公園箱根地域におけるゴミの不法投棄防止・美化向上を図るため、関係行政機関や事業者に呼びかけ実施している活動です。

当日は各機関で手分けをしてパトロールしながら、不法投棄されたゴミを回収していきました。

今年度も残念ながら、道路の脇や下などにはゴミが散乱していました。

プラスチックゴミや工場の機械部品、生活用品などあらゆるゴミがありました。

ゴミの中にはガラスの破片も混ざったりしているので、怪我しないよう注意しながら作業を行います。


ゴミを捨てるのは簡単でしょうが、それらを拾い集める労力は大変なものです。

私の班では、2時間ばかりの間に、なんと1トントラックの荷台がいっぱいになる程のゴミを回収しました。

作業の後、各機関が回収したゴミの計量と分別を行い、ゴミ処理場へ運んでいきます。

今回の参加団体は10機関及び11事業者の計65名で、拾い集めたゴミの総重量は約934㎏となりました!

今年も尽力いただきました関係機関及び事業者の皆様には、この場を借りてお礼申し上げます。

ご協力誠にありがとうございました。

(今年度の参加機関・団体、及び事業者は以下の通り)

【機関・団体】

林野庁東京神奈川森林管理署 神奈川県(県西地域県政総合センター 自然環境保全センター箱根出張所 県西土木事務所小田原土木センター) 箱根町 御殿場市 裾野市 神奈川県公園協会 自然公園財団箱根支部 環境省富士箱根伊豆国立公園管理事務所   計10機関・団体

【事業者】(五十音順)

芦ノ湖スカイライン株式会社 伊豆箱根交通株式会社 伊豆箱根バス株式会社 伊豆箱根鉄道株式会社 小田急箱根ホールディングス株式会社 株式会社小田急リゾーツ 箱根観光船株式会社 箱根ターンパイク株式会社 箱根登山バス株式会社 箱根ロープウェイ株式会社 株式会社プリンスホテル 計11事業所

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2019年12月20日【開催報告】パークボランティア研修会(箱根地域)

富士箱根伊豆国立公園 箱根 山口光子

はじめまして!

2019年12月より富士箱根伊豆国立公園管理事務所に着任しました山口と申します。

今回ご縁があって箱根地域で働くこととなりました。

箱根と言えば、豊かな自然と温泉のイメージです。

大地のパワーを時折温泉に浸かっていただきながら、

これからこの箱根地域で、人と自然をつなぐ架け橋のような活動を

お手伝いできると嬉しいです。

よろしくお願いします。

今回は、12月8日(日)に行われた、

箱根地区パークボランティア(以下:PV)研修会のご報告です。

普段お客様に箱根の山々を案内するガイド、インタプリターとして活動する

PVの皆さんが、次年度に向けてガイド力向上を目指して研修参加しています。

皆さんは「ネイチャーゲーム」をご存じでしょうか?

ちょっとした遊びを自然の中で行うことで、

身近な自然の新しい魅力に気がついてしまう、

「見て聞いて感じて5感を養う」自然観察手法のひとつです。

まずは、自らお客様になって、ゲームを体験。

講師は公益社団法人日本シェアリングネイチャー協会青木先生です。

ゲームの開始時から、熱心に質問をするPVが多く、

青木先生も圧倒されてしまうほどでした。

初めて会ったお客様とガイドは、会話1つ1つにも緊張が漂います。

この壁を、出来るだけ早く取り払うとお客様の楽しい時間は増えます。

ネイチャーゲームの手法が役立つはず!

大まかにきれい!美しい!と見ていた樹木が、

樹皮に実は菱形の模様があってきれい!

なんだかいいにおいが樹皮からしてる!

この木はこんなことを言っているかもしれない!

と、より細かい部分に感覚が研ぎ澄ますと、

新しい世界が見えてくるのです。

不思議ですね、ネイチャーゲームって。

時間がたつと、PV皆さんから童心に帰ったような笑顔が溢れ、

ゲームは大変盛り上がりました。

使っているフィールドはいつもの自分たちの庭、

箱根ビジターセンター周辺なのですが、

これまで気がつかなかった新たなポイントが見えてくる!!

それは楽しくて仕方がありません。

こんな発見があるのねと、皆さんが驚かれていました。

この日味わった新しい感覚、楽しさを、

今度はお客様に味わってもらい、笑顔になってもらうことが研修のゴールです。

来年もたくさんのお客様に、もっともっと箱根の魅力が伝えられますように!!

春からのシーズン開始に向けて、次年度の観察会計画も着々と進行中です。

箱根ファンの皆様も、これから訪れてみたいなと思っている皆様も、

是非来年の自然観察会やイベントへの参加を楽しみにしていてください。

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2019年12月20日海辺に広がる小さなツリー?

富士箱根伊豆国立公園 下田 齋田滉大

みなさん、こんにちは。ショートケーキの苺は最後までとっておく派の齋田です。

12月もとうとう終盤に差し掛かり、待ちに待ったクリスマスが近づいてきましたね!

下田の街中では、普段に増して子どもたちの笑い声が響き渡り、鈴の音やトナカイの足音さえも聞こえてきそうな程にクリスマスムード一色です。

さて、今回の日記では、そんなクリスマスにちなんで伊豆半島の海辺に広がるツリーをご紹介します。

ツリーがみられるのは、伊豆半島の東海岸に位置する下田市白浜の「アロエの里」です。

ここは伊豆半島を代表するキダチアロエの群生地であり、県内外から毎年多くの観光客が見物に訪れます。

植物好きのみなさんの中には、すでにピンと来ている方もいらっしゃるかもしれませんが、今回ご紹介するクリスマスツリーの正体はこちらです!

【真っ赤なクリスマスツリー(キダチアロエ)】

青い海が広がる遊歩道沿いには、およそ3万株のクリスマスツリー。もとい、キダチアロエの花。

今年は台風による高潮の影響で株数が減少しているものの、これだけのアロエが群生する様子は圧巻です。

街中に輝く装飾やイルミネーションの灯りを見に行くのも素敵な過ごし方の一つですが、自然の中にクリスマスを探しながら散策するのもなかなか乙なものです。

今年の冬は、伊豆半島下田に真っ赤なツリーを眺めにきてはいかがでしょうか。

自然の中でみつかる新しい発見が、自分への最高のクリスマスプレゼントになることと思います。

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2019年11月25日アクティブ・レンジャー写真展inキラメッセぬまづ<沼津エリア>

富士箱根伊豆国立公園 沼津 山田優子

みなさま、こんにちは。沼津管理官事務所の山田です。

今朝の富士山は麓の方まで雪化粧をしていましたが、日中は暖かく積もった雪が溶けそうです。寒暖差が激しいですね。冬の富士山は夏より大きく見え、存在感があります。何度見ても美しいです。

今回は11月20日(水)より沼津エリアにて開催しました"環境省 アクティブ・レンジャー写真展inキラメッセぬまづ"のご案内をしたいと思います。

関東地方環境事務所管内には、6つの国立公園、14の国指定鳥獣保護区があります。それらの地区に配置された環境省職員「アクティブ・レンジャー」が日々の業務で撮影した一枚をご紹介します。

会場には、各アクティブ・レンジャーの選りすぐり一枚が展示してあります。写真以外にも「アクティブ・レンジャーとはどんな仕事をしているのか?」紹介したパネルや、写真を撮影したアクティブ・レンジャーの紹介などもありますので、併せて見ていただき、国立公園の事やアクティブ・レンジャーについて少しでも知っていただければと思います。

【 プラザヴェルデ外観 ガラス越しに外から見ることも出来ます 】

今回の会場は、沼津駅の北口から直結していますので、駅利用の際や、会場内でのイベントや映画鑑賞のお帰りの際に立ち寄っていただけると嬉しいです。

展示スペースのエントランスギャラリーは、ガラス張りで外からも見えます。開放的な空間は美術館を思わせる雰囲気があり素敵です。会場5階には屋上庭園とテラス席があり、天気が良ければ富士山を見ることも出来て気持ちいいですよ。

開催場所/開催期間

<場 所>

キラメッセぬまづ(プラザヴェルデ内)1階 エントランスギャラリー(静岡県沼津市大手町1-1-4)

<期 間>

11月20日(水) ~ 12月18日(水)午前9時~午後10時

(休館日11月28日(木)、12月5日(木)、12月9日(月))

【 会場の様子 】

沼津管理官事務所からは、天城山のブナと、富士山の御来光の写真の2点を展示しています。


【 雨木の森の双子 撮影:松岡AR 】


【 拝む人、来たる光 撮影:松岡AR 】

普段から頻繁に国立公園内の巡視をするアクティブ・レンジャーならではの珠玉の一枚をぜひ会場でご覧になって下さい。お待ちしております。

▼キラメッセぬまづアクセス方法

https://www.plazaverde.jp/access.html

▼開催案内

http://kanto.env.go.jp/to_2019/2019_12.html

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2019年11月25日紅葉前線は今年もやってくる♪

富士箱根伊豆国立公園 下田 齋田滉大

みなさん、こんにちは。久方ぶりに開いた文庫本に落ち葉の栞を見つけた齋田です。

身に覚えはないのですが、何故だか心が温まった気分です。他にもないか本棚を探してみようと思います。

さて、11月も後半に差し掛かり、朝晩の冷え込みがぐっと強まってきましたが、お変わりないでしょうか。

各地で紅葉が見頃を迎えたニュースをみると、深まる秋をしみじみと感じますね。

温暖な気候で知られる伊豆半島でも、一足遅れて紅葉の話題をちらほらと耳にする季節となりました。

今回は、これから見頃を迎える伊豆半島の代表的な紅葉スポット「河津七滝」をご紹介します。

河津七滝は、天城山の麓を流れる渓谷沿いに位置する代表的な七つの滝の総称です。

読みは「かわづななだる」。七滝は「ななたき」ではなく、「ななだる」と読みます。

古くは、水が上から垂れる様子を「垂水(たるみ)」と表現していたので、その名残なのかもしれません。

渓谷沿いには歩道が整備されており、片道約1時間程度で七つの滝を巡ることができます。

(※台風15号の被害により、現在は歩道の一部に立ち入りを制限している箇所がありますが、歩道内から全ての滝の見学が可能です)

【歩道の案内看板】

こちらの写真は初景滝(しょけいだる)。

真っ白な糸を下ろすような滝筋と手前に座るブロンズ像がなんともいえない雰囲気を醸し出していますね。

先の台風による流木や落枝がまだまだ残りますが、徐々に本来の美しさを取り戻しつつあります。

紅葉が見頃を迎える頃には、周囲の木々が紅く色づき、より一層魅力的な景色となるそうです。

さて、滝の前に腰を下ろす二体のブロンズ像、何をモチーフにしたものかわかりますか?

【初景滝(2019年11月中旬に撮影)】

近現代文学ファンの中にはピンと来た方も多いのではではないでしょうか。

伊豆半島を舞台とした川端康成の青春文学「伊豆の踊子」に登場する、主人公の「私」と踊子の「薫」です。

河津七滝の周辺には福田家や旧天城トンネルなど、作中の重要な場面で登場する名所が盛りだくさんです。

これからの季節は紅葉を眺めながらの聖地巡礼も文学好きにはおすすめですよ!

また、河津町では12月10日(水)までの期間、観光イベント「伊豆天城路河津秋まつり」が開催中です!

町内各所で「伊豆の踊子文学祭」や「紅葉ふれあいまつり」といった魅力的なイベントが実施されるほか、河津七滝では、「伊豆の踊子との記念撮影」や「なぞなぞウォークラリー」を楽しむことができます。

「伊豆天城路河津秋まつり」の詳細はこちらから。

今回ご紹介した河津七滝の紅葉の見頃は11月下旬~12月上旬です。

温暖な気候をもつ伊豆半島南部での一足遅い紅葉狩りはいかがでしょうか。

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2019年11月20日【開催報告】自然観察会「紅葉の箱根路を訪ねて」(箱根地域)

富士箱根伊豆国立公園 三瓶雄士郎

こんにちは!富士箱根伊豆国立公園管理事務所の三瓶です。

箱根の一大観光地「大涌谷」が先週15日(金)に開放され、紅葉も見頃をむかえ、例年同様の賑わいを取り戻しつつあります。未だ10月の台風19号の傷を癒えぬ中、この賑わいは嬉しく思います。

さて、今週19日(火)に箱根地域自然に親しむ運動自然観察会「紅葉の箱根路を訪ねて」を開催しました。当所主催の自然観察会は今期ラストのものです。昨年は雨天中止になってしまいましたが、今年は開催日を例年の2週間後に設定したおかげで、紅葉が見頃を迎えたうえに、雨上がりのため、空気が澄んでおり、ベストコンディションでの観察会となりました。

【散策コース】

この観察会では江戸時代に作られた旧街道を通り、景観が素晴らしいお玉が池と二子山の麓を通って精進池に向かう歴史と自然をテーマにした観察会です。写る景色は全てどれも美しく、終始見応えある楽しい観察会となりました。

【朝日差す旧街道杉並木】

 

【紅葉の箱根路】

【下二子山とお玉が池】

【彩る道を進み参加者たち】

来年度も同様に箱根の自然に親しんでもらえるような観察会を計画していきたいと思います。3月頃に情報が箱根ビジターセンターホームページ(http://hakonevc.sunnyday.jp/index.html)アップされますので、またお申込み、ご参加いただけると幸いです。

〈今回のイチオシ写真〉

【暁の箱根と望む雲海】

 箱根でもっとも有名な景勝地。霧がかる芦ノ湖に朝日が当たることで、とても幻想的でした。

 また、右の雲海は左写真の富士手前に写る山の尾根より撮影した写真です。

 同日でも変わった風景を見られて大満足な朝でした。

最後に・・・

私事で恐縮ですが、今年度11月末で富士箱根伊豆国立公園管理事務所のアクティブ・レンジャーを退職する運びとなりました。これまで、私の日記をお読みいただきありがとうございました。

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2019年11月20日アクティブ・レンジャー写真展開催中です in 富士吉田市民会館<富士五湖エリア>

富士箱根伊豆国立公園 小西 美緒

こんにちは。
車窓からの色づく樹々を楽しみながら出勤する季節になりました。

本栖湖畔の森(2019年11月9日)


富士五湖管内で今年度3回目の「アクティブ・レンジャー写真展」を開催中です。前回、前々回は観光客が多い場所で開催しましたが、今回は地元の方々の文化活動の拠点となっている、富士吉田市民会館の図書館前スペースでの展示になります。

富士箱根伊豆国立公園内や隣接する地域に住んでいる地元の皆さんに、国立公園のことや私たちアクティブ・レンジャーの活動を少しでも知っていただけたらな、と思っています。


<開催期間>2019年11月15日 ~ 12月15日 9:00 ~ 18:00
<場  所>富士吉田市民会館1階図書館入口前スペース(山梨県富士吉田市緑ケ丘2-5-23)
 アクセス方法はこちら      http://www.mfi.or.jp/fcpa/access.htm

 写真展の詳細についてはこちら  http://kanto.env.go.jp/to_2019/2019_13.html


富士五湖からの今年の作品は下記の2点です。

2017年11月7日撮影@山中湖

秋から冬にかけて長い期間、ダイヤモンド富士を見ることができるスポットとして有名な山中湖で、
一瞬を狙いましたが、あいにくダイヤモンド富士としてはイマイチでした。ただ、思いがけず印象的な雲に出会えました。

2019年2月7日撮影@精進湖


こちらは冬の精進湖での朝霧を撮った作品です。朝日で富士山が赤く染まる紅富士(べにふじ)を撮りたかったのですが、残念ながらこの日は赤く染まらず、その代わり、幻想的な霧が少しずつ広がっていく様子を見ることができました。

なかなか狙い通りにはいかないです。でも、想像もしなかった景色に出会うことができるのが、自然の魅力ですね。


今回は関東地方環境事務所管内のアクティブ・レンジャー20名が撮影した28点の作品の他に、富士山の自然や文化、諸問題についても写真で紹介をしています。


写真展に作品としては出す機会がないけれど、でも実は知って欲しい部分などをピックアップしていますので、是非見ていただきたいです。

少しだけここで紹介します。

登山シーズン中の登山道に大量に放置された金剛杖

軽装登山者(富士山には本当に色々な人がいます、、、、)

もちろん地元の方でなくても、立ち寄ることができますので、観光のついでにぜひお立ち寄りください。

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2019年11月19日紅葉の『天城山』

富士箱根伊豆国立公園 沼津 山田優子

みなさま、こんにちは!沼津管理官事務所の山田です。

朝晩だいぶ冷え込むようになり秋らしくなってきましたが、それでも日中は20℃以上ある温かい沼津です。寒暖差で体調を崩さないように気をつけましょう。

今回は、巡視に行った天城山の紅葉がまさに見頃だったのでご紹介したいと思います。

日本百名山の一つである天城山は、伊豆半島最高峰の万三郎岳(1,406m)をはじめ、万二郎岳(1,299m)、遠笠山(1,197m)など伊豆半島のほぼ中心を東西に貫く連山です。東西の山稜部が富士箱根伊豆国立公園に指定されています。ブナやヒメシャラなどの原生林に覆われ、新緑や紅葉の季節はとくに美しい場所です。

春に、アクティブレンジャー日記で伊豆の固有種である「アマギシャクナゲ」の紹介しましたが、今回は前回とは別のコースで紅葉の天城山を紹介したいと思います。

何度か日記で紹介している伊豆山稜線歩道より続く、旧天城トンネル(天城山隧道)をスタートとした「八丁池コース」を紹介します。

今回は、旧天城トンネルをスタートし"上り御幸歩道"で八丁池を目指し、"下り八丁池歩道"、"下り御幸歩道"を通り戻ってくるコースで歩きましたが、八丁池周辺には登山道が色々ありますので、時間や行ってみたいポイントなどを踏まえてコース決めをするといいと思います。

どのコースも休憩を入れずに、所要時間が5時間以上かかります。この時期の天城山は16時を過ぎると暗くなってきます。17時には真っ暗になるので、余裕を持った行程で計画して下さい。

▼天城山ハイキングマップ

【 旧天城トンネル(天城山隧道) 】

明治38年に開通した旧天城トンネルは、川端康成の小説「伊豆の踊子」に登場します。石造りのトンネルは445.5mで日本の石造りトンネルでは一番長く、道路トンネルとして初めて国の重要文化財に指定されています。苔むして趣のあるトンネルの中に入ると薄らと電気が灯り冷たい空気が流れています。何百年もの歴史がここにあるのかと思うと感慨深い場所です。このトンネルの脇が登山道の入口になっています。


【 落ち葉の絨毯(11月12日撮影)

登山道は、所々色とりどりの落ち葉の絨毯で彩られています。歩いているとフカフカして気持ちいいですが、湿っていたり落ち葉が積もりすぎていると滑りやすく、歩道が狭い場所もありますので景色を楽しみながらも足下の確認はお忘れなく!!

【 八丁池と富士山(11月12日撮影)

写真のタイトルを見て富士山?と思われた方がいるかもしれませんが、池の中央付近の山の稜線が高くなり始めた辺りに白く雪化粧をした富士山が顔を出しています。天城山は眺望のある場所が少ないですが、天気のいい日は見晴台から、八丁池、富士山を望むことが出来ます。

八丁池は標高1,173mにある池で、「天城の瞳」の愛称で呼ばれています。池の周囲が八丁(870)あることから名付けられたと言われていますが、実際は580mほどしかないそうです。

何度か訪れていますが、池の色は天気や季節によって毎回違う色に見えます。天然記念物の「モリアオガエル」産卵地としても知られています。「モリアオガエル」の保護のため、池の周りは半周ほどで通行止めになっています。

【 カエデとブナの紅葉(11月12日撮影)


【 紅葉の天城山(11月12日撮影)

森の至る所で、写真のような紅葉を見ることが出来ます。例年より一週間以上遅い紅葉になりましたが台風にも負けず見事に紅葉しています。ブナの巨木やヒメシャラの原生林に覆われた森を歩き、秋の美しい天城山の紅葉をぜひ見に来て下さい。

現在、台風15号、19号の影響で路線バス(八丁池線)が運休しておりますので、お出掛けの際は交通手段等の確認をお願い致します。

▼伊豆市観光情報サイト(天城山を歩く2019)

http://kanko.city.izu.shizuoka.jp/form1.html?pid=5025

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