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関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

トキ出前授業

2023年07月18日
佐渡 右田京子
皆さん、こんにちは
佐渡自然保護官事務所の右田です。

佐渡も梅雨でジメジメ、ムシムシしていますが、最近は無事に巣立った今年生まれの幼鳥が田んぼで無器用に餌採りをしている可愛らしい姿が見られるようになってきました。そんな様子が見られると心が晴れ晴れしてしまう今日この頃です。
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畦を歩く幼鳥
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採餌する幼鳥
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空を見上げる幼鳥

行谷小学校に行ってきました

トキの繁殖期も落ち着いた7月6日、佐渡市立行谷小学校に菅野ARとともに出前授業に行ってきました。3、4年生を対象とした出前授業で、テーマは「トキ」です。
今回はその様子をお伝えします。
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お出迎えの素敵なウェルカムボード
行谷小学校は「日本一のトキの学校」という合言葉をかかげ、全校でトキの学習を進めています。そして、学んだことを活かして、子どもたちは佐渡市のトキの展示施設であるトキの森公園で、来館者にトキについて説明するトキガイドの活動を行っています。そんなトキに詳しい子どもたちへの授業は身の引き締まる思いでした。
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私の説明の様子   
まずは私たちアクティブ・レンジャーの仕事の内容を説明しました。日々行っているトキのモニタリングについて知っていただくために、子どもたちにトキの足環を見てもらいながら、野外でのトキの観察やトキの個体識別を簡単に体感していただきました。
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トキの足環の説明 
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足環を見る様子
足環を見た子どもたちからは『意外と大きい!』などの声が聞こえました。足環の大きさから実際のトキの足の太さも想像していただけたのではないかと思います。
次に、今期のトキの子育ての映像やクイズを使ってトキの生態について説明しました。
子どもたちは元気良く手をあげて一生懸命クイズに答えていました。
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子どもたちがクイズに答える様子
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トキの卵とニワトリの卵の比較 
菅野ARは、現在500羽を超えるトキが生息できる佐渡の環境について、子どもたちに説明しました。トキのエサとなる生き物がなぜたくさんいるのか、地域の方々がどんな取り組みをしているのかなど、子どもたちは真剣に話を聞いてメモを一生懸命とっていました。
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菅野ARの説明の様子
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真剣にメモをとる子どもたち

子どもたちによるトキの森公園でのトキガイド

行谷小学校の子どもたちは7月27日・28日・31日の3日間、佐渡市のトキ展示施設であるトキの森公園でトキガイドをされるとのことです。
今回の授業も含め今まで学んだことをクイズなどで楽しく解説してくれます。
かわいらしく優秀なトキガイドが迎えてくれるこの機会に、ぜひトキの森公園へ足をお運びください!