アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]
初めまして!
2009年11月11日
沼津
初めまして。
2009年11月から、沼津自然保護官事務所のアクティブレンジャーになりました橋本和加子です。
沼津は「海も山も近い、自然豊かな場所」なだけでなく、日本一の山・富士山にも関わることができる地区なので、楽しみながら頑張ろうと思います!宜しくお願いします。
先日、天城山皮子平マメザクラ保護協議会の「マメザクラのモニタリング木観察」や「シカ食害比較用防護柵内観察」などの現地調査に参加するため、「皮子平」という伊豆・天城山脈にある火口跡(万三郎岳から八丁池への天城縦走路途中にある戸塚峠から少し下った場所)へ行ってきました。
皮子平までは車と徒歩で向かいます。遊歩道入口で車を降り、そこからモニタリング場所まで歩きます。その間、炭窯の跡や赤い実が目立つ「ミヤマシキミ」、樹皮がつるっとしている「ヒメシャラ」の林、そして「天城一の大ブナ」などを見ることができました。
1時間弱歩いて皮子平のマメザクラ群生地場所(火口跡)に到着です。
周囲をマメザクラの木とアセビに囲まれた平地のこの場所は、標高1100メートルほどですが、まだ紅葉を見ることができました。
ここでは5本のモニタリング対象のマメザクラを、1本ずつじっくり観察していきます。
マメザクラはだいぶ衰弱していて、状況的には厳しいということでした。でも「新芽発見」という嬉しいニュースもありました。何とか頑張って、来年きれいな花を咲かせてほしいものです。
次は「シカ食害比較用防護柵内観察」ですが、ここでは調査のためにシカ避けの柵を3箇所に設置しています。
柵の外側には植物が少ないのに、柵の中は植物が生い茂っています。よく見ると、柵の端の方にはシカの食べ跡が見受けられました。シカも必死なのですね。
この調査結果をもとに、今後の対策が検討されます。
今回、初めてこのような調査に参加したのですが、地域の方々の一生懸命な気持ちがひしひしと感じられました。
これからもっと知識を増やして、地域の方たちと一緒に自然保護に努めていこうと改めて思いました。
余談ですが、皮子平火口跡からの帰り道、1匹のモグラを見ました。落ち葉の上を駆けていく姿はとても可愛らしかったです。私たちから逃げるため(?)一生懸命走ったそのモグラは、落ち葉をかき分けて土の中へ。姿が見えなくなる速さには驚かされました。
天城山皮子平火口跡
2009年11月から、沼津自然保護官事務所のアクティブレンジャーになりました橋本和加子です。
沼津は「海も山も近い、自然豊かな場所」なだけでなく、日本一の山・富士山にも関わることができる地区なので、楽しみながら頑張ろうと思います!宜しくお願いします。
先日、天城山皮子平マメザクラ保護協議会の「マメザクラのモニタリング木観察」や「シカ食害比較用防護柵内観察」などの現地調査に参加するため、「皮子平」という伊豆・天城山脈にある火口跡(万三郎岳から八丁池への天城縦走路途中にある戸塚峠から少し下った場所)へ行ってきました。
皮子平までは車と徒歩で向かいます。遊歩道入口で車を降り、そこからモニタリング場所まで歩きます。その間、炭窯の跡や赤い実が目立つ「ミヤマシキミ」、樹皮がつるっとしている「ヒメシャラ」の林、そして「天城一の大ブナ」などを見ることができました。
1時間弱歩いて皮子平のマメザクラ群生地場所(火口跡)に到着です。
周囲をマメザクラの木とアセビに囲まれた平地のこの場所は、標高1100メートルほどですが、まだ紅葉を見ることができました。
ここでは5本のモニタリング対象のマメザクラを、1本ずつじっくり観察していきます。
マメザクラはだいぶ衰弱していて、状況的には厳しいということでした。でも「新芽発見」という嬉しいニュースもありました。何とか頑張って、来年きれいな花を咲かせてほしいものです。
次は「シカ食害比較用防護柵内観察」ですが、ここでは調査のためにシカ避けの柵を3箇所に設置しています。
柵の外側には植物が少ないのに、柵の中は植物が生い茂っています。よく見ると、柵の端の方にはシカの食べ跡が見受けられました。シカも必死なのですね。
この調査結果をもとに、今後の対策が検討されます。
今回、初めてこのような調査に参加したのですが、地域の方々の一生懸命な気持ちがひしひしと感じられました。
これからもっと知識を増やして、地域の方たちと一緒に自然保護に努めていこうと改めて思いました。
余談ですが、皮子平火口跡からの帰り道、1匹のモグラを見ました。落ち葉の上を駆けていく姿はとても可愛らしかったです。私たちから逃げるため(?)一生懸命走ったそのモグラは、落ち葉をかき分けて土の中へ。姿が見えなくなる速さには驚かされました。
天城山皮子平火口跡