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アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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秩父多摩甲斐国立公園 奥多摩

48件の記事があります。

2020年07月10日#秩父多摩甲斐国立公園 70周年記念 第1弾!!

秩父多摩甲斐国立公園 小林真弥美

みなさん、こんにちは。

奥多摩自然保護官事務所の、小林です。

今日は7月10日金曜日。

何の日でしょう?

      \ なんと!の日。納豆の日。ないわ~の日!/

残念!!カモシカさん!

正解は・・

秩父多摩甲斐国立公園が指定された日であり、

誕生してから70年目を迎えた記念すべき日なのです!!

さて、今回から「70周年記念」と題してシリーズで書かせて頂きます!

秩父多摩甲斐国立公園のあんなことやこんなこと、教えちゃいます!!

予定では↓

第一弾:公園概要と四季ごとに見る魅力

第二弾:数字で見る秩父多摩甲斐国立公園

第三弾:70年間で変わった動植物の希少価値

第四弾:遊び方教えます。

では、秩父多摩甲斐国立公園についてご説明したいと思います。

秩父多摩甲斐国立公園



こちらが秩父多摩甲斐国立公園の形です。

何の形とも言いがたい形ですね。

指定年月日:1950年(昭和25年)7月10日

面積:126,259 ha

構成都道府県:東京都、埼玉県、山梨県、長野県

構成市町村:秩父市、小鹿野町、青梅市、日の出町、あきる野市、檜原村、奥多摩町、丹波山村、小菅村、甲州市、山梨市、甲府市、甲斐市、北杜市、川上村

指定されるに至った特徴として、

・標高2000m級の山々があるのに火山が1つも無い!

・千曲(ちくま)川、笛吹川、多摩川、荒川の源流部がある!

・至る所に渓谷があり、地域ごとに異なる地質が美しい!

・首都圏から近く、ハイキングから登山まで楽しめる!

などが挙げられます。

どこに行っても綺麗な景色、木々や花が見られると言っても言い過ぎではありません!

そこで!地図上に示した場所の春夏秋冬の風景をお見せ致しましょう。

① 春

「奥多摩湖」東京都奥多摩町

ふじ越しに見る奥多摩湖、最高ですね。

緊急事態宣言で自粛が促される前には、「奥多摩湖」がナビ検索回数1位になったくらい、この湖はみんなが行きたくなる場所なんです。

昨年の台風でしばらく水がかなり濁っていましたが、ようやくエメラルドグリーンの水に戻ってきました。

東京都民の飲み水はこの癒やしの湖から来ているのです。

② 夏

 「朝日岳」山梨県甲府市

日本百名山の金峰山から国師岳の間にある朝日岳。

山頂付近は岩がごろごろしていて、空を見上げるとまっすぐ伸びる木が空に映える!!

標高1500mから2000mのこの主稜部には、コメツガ、トウヒ、シラビソなどの亜高山性針葉樹林が原生しています。

奥多摩の東京都水源林等では人工林が目立ちますが、奥秩父に来れば野生の生き生きとした針葉樹が見られます。

③ 秋

「御岳昇仙峡」山梨県甲府市

渓谷を流れる川の中にある、十数個のユニークな名前が付けられた巨大な岩々を見つつ、渓谷沿いを進めば「仙娥滝(せんがたき)」という圧巻の景色が楽しめる、御岳昇仙峡(みたけしょうせんきょう)。

岩肌が白く、その岩の斜面に生える松との色合い、雰囲気のマッチングが最高です。

どの季節に行っても楽しめるという点では公園内でトップ3に入るかもしれません!(小林調べ)

④ 冬

「雲取山」東京都奥多摩町

東京都で最高峰2017mの雲取(くもとり)山。

今年4月には70cmも雪が積もったそうです。

健脚な方だと日帰りで、ゆっくり登りたい方は山小屋で一泊。

同じ道を通りたくない方は、秩父の三峰山を縦走するのも良くあるコースですね。

###ここで歴史振り返りタイム###

現在、名称は「秩父多摩甲斐」となっていますが、国立公園に指定された当初は

「秩父多摩」国立公園だったんです。

※阿蘇"くじゅう"、富士箱根"伊豆"など、他の国立公園でも名称の変更が行われていました。

何故変更になったかというと、

秩父=埼玉県

多摩=東京都

○○=山梨?

あれ?

国立公園の中で一番範囲が広いし利用者数もほぼ半数を占めているのに、山梨要素が名称に含まれてないぞ!

山梨県のイメージを持ってもらえるように「甲斐」を入れて欲しい!

と山梨県から陳情があり、約4年かけて2000年に実現しました。

あれ?長野は?

と思いましたか?

実は長野県もその後「千曲川源流」や「南信濃」などを名称に入れるよう要望したそうですが、

それでは文字数が多すぎてしまうことと、長野県は川上村しか公園内に含まれておらず、利用者数もそれほど多くなかったため、承認されなかったそうです。

@photo

カラマツ林の紅葉 (川上牧丘林道)山梨県山梨市

さいごに

私がアクティブレンジャーになってから思ったことですが、

そもそもどの場所が国立公園か、ということはあまり知られておらず、また利用する方の大半は「国立公園だ」と意識して訪れていないと感じました。

国立公園は、景観を守りつつその場所を多くの方に利用してもらうために、自然公園法という法律で指定されています。

法律で定められたルールがありますが、利用者の方がそのルールを知らずに、枝を勝手に折って持って帰ってしまったり、補修工事や建物を建てたりする時、自治体や工事を請けた業者が知らずに違反してしまっていることもあるのです。

正しく守られ、楽しんで頂くためにも

「ここが秩父多摩甲斐国立公園だよーーー!!ここにはルールがありまーーす!」

と知らせていかなければならないと思いました。

#秩父多摩甲斐国立公園

#秩父多摩甲斐70th

#70周年記念

#雲取山

#朝日岳

#御岳昇仙峡

#奥多摩湖

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2020年06月19日山の上からどろん。

秩父多摩甲斐国立公園 小林真弥美

みなさん、こんにちは。

奥多摩自然保護官事務所の小林です。

奥多摩事務所の周りでは、ツバメのヒナが巣立ち始めました!

一軒にひとつ巣があるんじゃないかというくらい、あちこちに巣を作っていましたが、

そろそろそんな時期も落ち着きそうです。

え?

ツバメってこんなシルエットだったっけ?

いいえ、これは

ドローンでしたーー!!

今年の8月に国立科学博物館で開催される予定の

「国立公園 -その自然には物語がある-」

(引用:https://www.kahaku.go.jp/news/exhi_schedule/ ) 

という企画展に向け

秩父多摩甲斐国立公園の各地域の見所を昨年から2ヶ年かけて、ドローンで撮影しており、

その撮影に同行してきました!

※撮影には特別な許可を得ています。

○昨年の撮影場所

・瑞牆山(みずがきさん)、廻り目平(まわりめだいら)<長野県・川上村>

・御岳昇仙峡(みたけしょうせんきょう)<山梨県・甲府市>

○今回の撮影場所

・金峰山(きんぷ・きんぽうさん)、北奥千丈岳(きたおくせんじょうだけ)<山梨県・甲州市、山梨市>

・西沢渓谷<山梨県・山梨市>

・鳩ノ巣渓谷<東京都・奥多摩町>

・日原 梵天岩(ぼんてんいわ)<東京都・奥多摩町>

山の岩肌と渓谷の壮大さを、感じて頂ける映像を撮って下さりました!

そんなドローンの飛ばし方▼


↑西沢渓谷・三重の滝にて

左に見えている方が操作人。

ゲーム機のコントローラーのようなものに、タブレットをつないで操作をするそうです。

ドローンには、この操作盤から直線距離でしか電波が届かず、

また、枝にぶつかったらすぐに落ちてしまうので、このような渓谷では特に慎重な操作が必要になるそうです。


巨大なアブが飛んでいるのかと思うくらいプロペラが回ると巨大な音がするので、

音が小さいドローンが開発されると良いかもしれませんね。

上空を飛んでいると、猛禽類やカラス等が追いかけたりしてくることもあるそうです。

▲西沢渓谷 三重の滝(この先通行止め)

今回の撮影動画が完成しましたら、またAR日記にてお知らせしたいと思います。

それまで楽しみにお待ち下さい。

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2020年04月30日#STAY HOME 「奥多摩植物観賞会」

秩父多摩甲斐国立公園 小林真弥美

みなさん、こんにちは。

秩父多摩甲斐国立公園、奥多摩自然保護官事務所の小林です。

撮影は少し前にはなりますが、、

奥多摩では冬芽が芽吹き、開花があちこちで進んでいました。

地味!なのにかわいい!なのに目につく!奥多摩の植物をお見せします。

まずはこの花!

「ニリンソウ」

ニリンソウというからにはイチリンソウとサンリンソウもあります。

花が2輪つくからニリンソウ?3輪だからサンリン・・いいえ。そうとは限らないのです。

花が1輪と決まっているのはイチリンソウだけなのです。なんとまあ。

葉っぱもかわいいですよね。

この葉っぱは、毒を持つトリカブトの葉に良く似ているので、

山菜であるニリンソウと間違えてトリカブトを食べちゃう人もいるらしいとか・・・

※ちなみに「イチリンソウ」の葉は「ニリンソウ」の葉より細くて切れ込みが深いので

あまり似てはいませんが、秩父多摩甲斐国立公園の指定植物なので採らないように注意して下さい。

続いてはこの花!


「イワウチワ」

花が扇風機みたいだから「ウチワ」なのか?でも昔は扇風機なんてなかったはず・・

と思っていたら、「葉」がうちわみたいだから、という理由だそうです。およよ。

今年は例年より咲いている数がだいぶ少なくない?という声が多数寄せられています。

場所によっては、マナーを知らない人が大勢見に来たことで、

踏まれたり地面が削れて少なくなったのではないか、と思われるところもあります。

高山植物に興味を持ってもらえるのは国立公園として限りない喜びですが、

気軽に行ける場所だからこそ 歩道をはみ出ての写真撮影は植物を殺すことになる、と

声の出せない植物に代わって私からお知らせします。

さて、まだまだあります、次の植物は??

おっと?チョウがいました。

「スジグロシロチョウ」です。

近寄っても全然逃げないんです。

寝てるらしいです。チョウも昼寝です。ぐーーっと。

花なのに花感が薄いシリーズでいきます。

「イロハモミジ」

モミジって花咲くんや・・という第一印象からの米粒くらいの花!小さい!

写真中央の房の真ん中の花びらが開いているのですが、見えますでしょうか??

この咲いてるのか咲いていないのか分からないところがモミジらしくて素敵ですね。

「フサザクラ」

この赤い房を触ると、花粉がぶわぁぁあっとでてきます。

色んな花粉の飛ばし方があっておもしろいですね。

そして「はなびらが無いと花という感じがしない」というのは花への偏見なのかもしれません。

そろそろ花は見飽きた・・・

そんな方に一息、

「アオゲラ」

下から見ると白い幹と同化して、でかいこぶがあるように見えましたが、このいかにもふわふわそうな羽毛・・・奥多摩で良くみかけるキツツキ目のアオゲラでした。

さて、気を取り直してひっそりシリーズ

「イカリソウ」

これは花の形がイカリに似ているから、という名前の由来です。

私は蜘蛛にしか見えません。

なんだか由来の話ばかりしていますね・・

花の色が違ったので、違う種類かと思ったのですが、このほかにも同種で白色のものがあるそうです。

「コチャルメルソウ」

そろそろみなさんも分かってきたでしょうか?

この名の由来は?

はい、楽器のチャルメラに似ているから。

・・鳥より名前の由来が安直な気がします。

さいごに

コロナウイルス感染拡大防止の政府方針を受け、秩父多摩甲斐国立公園内の関係市町村では、施設・駐車場等を閉鎖しており、この連休中は公園内の利用を自粛して頂くようお願いしています。

皆さんが一刻も早く秩父多摩甲斐国立公園に来られるよう、今はおうちで自然を楽しめる環境を作っていきたいと思います。

山への愛は失わずにどうか安静にお過ごし下さい。

*「#STAY HOME」について*

信越地方環境事務所から動き出した「#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。

現在、新型コロナウイルスの感染拡大防止のための外出自粛により、国立公園を訪れていただくことができない状況です。このプロジェクトは、来訪を楽しみにされていた方に向けて、また、収束後に国立公園の美しい自然や文化を満喫したいと思っている多くの方に向けて、国立公園の魅力をインターネット上で多く情報発信し、外出自粛の促しを進めていこう、というものです。

早期収束に向け、みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

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2020年04月13日奥多摩にもさくら

秩父多摩甲斐国立公園 小林真弥美

みなさん、こんにちは。

奥多摩自然保護官事務所、アクティブレンジャーの小林です。

最近の秩父多摩甲斐国立公園は梅の季節が過ぎ、桜が咲き乱れ、木によっては葉がだいぶ出ております。

鳥たちの巣作りも見るようになり、さえずりもあちこちから聞こえてきます。

冬の鳥は鳴き声が地味、どこかでそう聞きましたが、やっと綺麗な声を聞ける季節がやってきましたね。

いつもいつも鳥のことばっかりでは、秩父多摩甲斐の様子が分からないと思うので、今日は山の写真を載せよう!!・・・・と思ったのですが、

桜にぶらさがるメジロちゃんを発見してしまってはお見せしないわけにはいきません!

びよーーーーんと伸びて花の蜜を吸うのです。

ヒヨドリが来て、20羽ほどのメジロの群れが散り散りになってしまったりして、一本の桜の取り合いが起こっていました。

一見地味で遠目からみると黒っぽく見える、おしりのちょんっと上がったちびっこい鳥、

説明文が長くなるほどかわいくて綺麗な声でさえずる、

「ミソサザイ」です。

この国立公園では渓谷が多く、埼玉、東京、山梨ではそれぞれの特性ある渓谷を見ることができます。

埼玉は「中津峡」、東京は「鳩ノ巣・御岳渓谷」、山梨は「御岳昇仙峡、西沢渓谷」等が有名です。

そんな水があるところに行けば、声の主に出会えます。

普段耳にしないきれいな声を聞いたら、それはミソサザイかもしれません。

このミソサザイも絶賛巣作り中で、人口岩壁についた苔の中に枝を集めて巣を作っていました。

そんな中、奥多摩にある本仁田山(ほにたやま)の巡視中におもしろいものを見つけました。

もしかしたら珍しくないかもしれませんが、何かお分かりでしょうか?

茶色い地面をずっと見ながら歩いていると、黄色いものは目立ちます。

小指の爪くらいちいさいサイズです。

恐らく「コガネニカワタケ」というキノコだろうと分かりました。

※以前は「粘菌」と誤って紹介していましたので、修正致しました。

こちらは3/27に奥多摩の川沿いに咲いていたここら辺では珍しい桜、丁字桜(ちょうじざくら)です。

私は初めて見たのですが、萼の部分がチョウジ(クローブ)みたいに細長い円柱になっているので、丁字桜、らしいです。花びらがちいさくてかわいいですね。

この秩父多摩甲斐国立公園には私がお届けできていない草花がまだまだあって、5月頃にはツツジも見頃になってもう目が離せない!

自宅で過ごしましょうというお達しが出ている中でなかなか山に来られないかもしれませんが、このブログで奥多摩の春を伝え、一刻も早くみなさんが奥多摩に来られるように願っています。

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2020年02月21日これであなたも冬鳥マスター

秩父多摩甲斐国立公園 小林真弥美

みなさん、こんにちは。

秩父多摩甲斐国立公園 奥多摩自然保護官事務所 アクティブレンジャーの小林です。

赴任して約3ヶ月が経ち、ようやく土地勘がついてきました。

冬山は葉っぱが無く、寂しくなりますが、雪が積もれば話は別です。

雪ってどうしてこんなにテンションがあがるのでしょうか?!

奥多摩の山には雪がまだ残っています。

是非この雪を見に足をお運び下さい(^^)

さて!

今日は山梨県、甲府市の千代田湖と、そのほとりにある「武田の杜」から、冬鳥の情報をお届けします!

初めて行ったのですが、もうそれは野鳥がわんさかいて、道も歩きやすく、天気も良く、最高の場所でした!

鳥好きにはたまらない場所です!

ではまず珍しい水鳥からご紹介します!!

この子のお名前をご存じでしょうか?

じっとこっちを見てる姿が超CUTEですね!!

「ミコアイサ」というカモです。

湖の真ん中に何かが神々しく光ってる!と思ったらミコアイサでした。

ちなみに!!(第一弾)

これは雄なのです。

雌は・・・

こんな色をしてます。

雄よりは目立ちませんが、それでもどこか目新しさを感じます。

この日、この湖に雄3羽と雌1羽を発見しました。

まだ見たこと無い!という人は是非見に行ってみて下さい!!

続きまして!

この子は良くご存じの方も多いかもしれません。

「ルリビタキ」です。

山にいる青い鳥といえば、オオルリ、コルリ、ルリビタキの3連単でないでしょうか?

コルリとオオルリは青・黒・白しか色がありませんが、

ルリビタキちゃんはこの 青とオレンジ の組み合わせがきれいですよね。

私が歩いていると、目の前を一度通過するように飛んで近くの木に止まってくれました。

そんなに写真のモデルになりたかったの?と問いかけると、

「違うし」とそっぽむいちゃいました。

でもこの背中も、様になってますよね(-=-)

このどや感、伝わってますか??

ヒタキの仲間はしっぽをフルフルっとさせるのが特徴でもありますが、この子のしっぽも揺れてるのがわかりますね。

ちなみに!!(第二弾)

この脇のオレンジ、見覚えがありませんか??

そうです、ルリビタキの雌です。

この前にぶら下がっている実をホバリング(空中停止)して食べていました。

ヒタキの仲間は雌雄で色がちがうのもが多いのも見所です。覚えるのが少し苦労ものですが・・

そして最後!!

これだーーれだ!?!?

ヒントは、この文鳥のような太い黄色いくちばしと灰色の背中!

・・正解は!

ちらっと見てる、「イカル」さん。

イソヒヨドリやコマドリなどの鳴き声もきれいですが、個人的にはイカルの声が上位に食い込むくらい好きです。

「おきくにじゅうしーー」と鳴いてるように聞こえます!

木の高いところが好きで、だいたい木のてっぺんの方にいますが、この日はこの実を食べに、低木や地面に降りてきてました。

団体で行動することも多く、私が発見したときには6羽くらいでいました。

このほかにも、

アトリ、アカゲラ、シロハラ、カンムリカイツブリ、スズガモ

に会うことができました。

(全写真2020/01/22撮影)

これでみなさんも武田の杜に、いや、そうとは言わずバードウォッチングしに行きたくなったんじゃないですか??

是非天気の良い日にお近くの国立公園に鳥を見に来がてら、自然の中で日々のストレスを解消しに来て下さい!!

お待ちしております。

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2019年11月13日新人アクティブレンジャーごあいさつと活動報告

秩父多摩甲斐国立公園 小林真弥美


みなさん、はじめまして。

私、この度11月1日から秩父多摩甲斐国立公園のアクティブレンジャーになりました、

小林真弥美(こばやしまねみ)と申します。

少し自己紹介をすると、

出身:京都

年齢:23

好きな動物:鳥

趣味:バードウォッチング、サックス、ギター

好きなもの:お菓子、漫才、邦ロック

こんな感じでしょうか?

以前は中古車売買の会社で働いていましたが、念願の自然に関わる仕事ができてとても嬉しい日々です。

秩父多摩甲斐国立公園に来たのはこれが人生初ですが、既に紅葉や多様な生物種の虜になってます。

早く一人前のアクティブレンジャーになって、この地域を盛り上げていきたい所存です。

さて!!

早速、就任2日目にして行われた「こどもパークレンジャー」についてご報告します!!

こどもパークレンジャーというイベントは、子ども達がパークレンジャー(海外のパークレンジャーと日本のレンジャーは少し違いますが)になりきって、生物調査をしよう!というものです。

▲アイスブレイクタイム

国立公園についていくつか問題を出して、クイズ番組みたいに選択肢の場所に移動して交流しました。

また、家から集合場所の御嶽駅に来るまでどのくらいかかったかを、30分、1時間、等と書かれた紙を地面に置いて、当てはまる場所に立つ、といった参加者の方同士も仲良くなれるような取り組みも行いました。

▲エビフライを探せ!?

「これを探してください」と任務を課せられたこどもたちが必死に地面の上を探します。

エビフライって何?

そう思いますよね。

これです。

本当にエビフライみたいじゃないですか?!

実はこれ、松ぼっくりなんです。

松ぼっくりの中にある種をリスちゃんが食べた跡なんです。

器用に食べますよね。

これがたくさん落ちている場所で見張っていると、リスちゃんに会える可能性が高いそうですよ。

次に!

命を運ぼう のコーナー。

ひっつき虫を軍手に集めて、ルーペで観察しました。

  

ひっつき虫にもいろんな種類があること、どんな動物につくのか、等、

楽しみながら学んでもらいました。

そこで!

つぎはこれを探してみて?のコーナー

これは一体何?から始まり、丸い部分に穴が開いてるものを探してもらいました。

  

「これは、あのカエデの木の種なんだよ」

「誰が食べてるでしょう??」

かなり分かりやすいヒントのもと、

ムササビのしわざだと答えが出ました。

ムササビは体が大きいけど細い枝の先にとまって、種をたぐり寄せて食べるそうです。

私たちは売られているものを買って、調理して食べますが、

自然界の生き物たちは、自分で獲りにいかないといけません。

そんな生き物たちが食べ物に困らず、住む場所も奪われないように、私たちが干渉しすぎないようにしていきたいですね。

今回のイベントを通して、子ども達、そして親御さん達が、

森との共生について考えて頂けたなら、このイベントは成功だったのではないかと思います。

自然の保護と利用、そのことについて知ってもらえるイベントを今後もやっていきたいと考えております。

みなさんもご都合が合えば是非ご参加ください!!

事務所スタッフ一同お待ちしております。

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2019年07月25日梅雨の大菩薩嶺

秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓

先週18日に、梅雨空のなか山梨県の大菩薩嶺に行ってきました。


(かつて青梅街道の最高地点だった大菩薩峠)

峠から山頂までの稜線は、東側が多摩川の源流域で東京都の水源林になっています。

山梨県内ですが、東京都が所有している山林です。


この日は西側の甲府盆地からどんどん雲が上がってきており、稜線はちょうど雲の通り道になっていました。天気が変わり続けるため、雲の流れが面白いです。

大菩薩嶺は日本百名山になっており、稜線の見晴らしが良いことから、登山者に人気があります。

晴れた日には、富士山や南アルプス、甲府盆地などを望むことができます。


(2016年5/13撮影)

夏の花はまだ咲き始めでした。

これから8月に向けて開花が楽しみです。

(シモツケの花)

下山時は雨に降られてしまいましたが、霧に包まれた森が幻想的でした。

登山される際は、急な雷雨など天候の変化に十分注意して下さい。

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2019年06月27日毛木場のベニバナイチヤクソウ

秩父多摩甲斐国立公園 奥多摩 野崎 拓

毛木場園地は長野県川上村の埼玉・山梨との県境近くに位置しており、千曲川源流で日本百名山としても有名な甲武信ヶ岳の登山口として多くの登山者に利用されています。


毛木場園地の周辺にはベニバナイチヤクソウの群生地があり、毎年6月頃に見頃を迎えます。

観察した614日はまだ5部咲きでしたが、多くの開花が見られました!


この群生地は気軽に観察できる反面、写真撮影などによる踏み跡で植生の衰退が目立ってきています。


植物が弱って育たなくなると、裸地化によって斜面が崩れたりする原因にもなります。

より多くの人が気持ちよく道路や園地を利用できるように、写真撮影など行う際は道路から外れないようお願いいたします。

周辺では、他にも多くの植物の開花が見られました。


(ツマトリソウ)

(シロバナヘビイチゴ)

帰りに信州峠(長野と山梨の県境)を越え、北杜市のみずがき湖ビジターセンターに立ち寄りました。

もうすぐ終わってしまいますが、ビジターセンターでは6/30まで「山の日記念 環境省アクティブ・レンジャー写真展-国立公園・野生生物の姿- 」を開催しています。

写真展開催案内前回の日記

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2019年06月13日北杜市で「アクティブ・レンジャー写真展」開催中!

秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓

みなさん、こんにちは。

現在、山梨県北杜市にあるみずがき湖ビジターセンターで「山の日記念 環境省アクティブ・レンジャー写真展-国立公園・野生生物の姿- 」が開催中です。


(みずがき湖ビジターセンター)

関東地区で活躍するアクティブレンジャーが撮影した、動植物や風景の写真を展示しています。

開催案内の詳細はコチラをご覧ください。

http://kanto.env.go.jp/to_2019/2019_2.html

みずがき湖ビジターセンターの周辺には、増富温泉や本谷川渓谷、みずがき山自然公園など見所が沢山あります。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

(本谷川8/29撮影)

本谷川は平成の名水百選「金峰山・瑞牆山源流」に含まれています。


(みずがき山自然公園10/30撮影)

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2019年06月06日荒川の源流部を歩く

秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓

皆さんこんにちは。

少し前になりますが、524に十文字峠から入川渓谷を巡視してきました。

簡単に現地の様子をご紹介したいと思います。


(十文字峠の長野側にある乙女の森のシャクナゲ)

かつて信州と武州の交流の要所となっていた十文字峠(標高1970m)は、現在は多くの登山者が訪れます。

人気の理由は6月上旬頃に開花するアズマシャクナゲですが、この日は残念ながら開花には早かったようです。


十文字峠から埼玉県側に下ると、急峻な岩場と苔むした原生林の道がしばらく続きます。

コケの絨毯に癒やされつつ踏まないよう気をつけて歩いていると、途中で栃本方面と川又方面に歩道が分かれます。

入川渓谷へ向かうには川又方面に進むのですが、この道は沢沿いのため危険な箇所が多く距離も長いことから、十分な装備と時間が必要になります。特に地図・コンパスやGPSは必携です。



下っている途中、標高1300m辺りでアズマシャクナゲの開花に出会いました!

6月現在では、十文字峠も見頃を迎えているかもしれませんね。


(柳避難小屋付近の沢)

急峻な地形のため、至る所で迫力のある沢の景観を楽しむことができます。


(一級河川荒川起点の碑)

最後まで気の抜けない登山道を下り、赤沢吊り橋を渡ると、入川と赤沢の合流部に着きます。

暗くて写真は撮れませんでしたが、2本の川の流れがぶつかる光景は圧巻でした!

この合流部には、荒川起点の碑が設置されています。

源流は更に上流の甲武信ヶ岳になりますが、一級河川としての起点はこの場所になるようです。


入川と赤沢の合流部から下流は、かつて木材を運んでいた森林軌道跡が残されています。

落石等に注意は必要ですが、勾配もほとんどなく気軽に渓谷を歩くことができるため、オススメの歩道です。

入川渓谷へは最寄りの川又バス停から徒歩30分ほどです。

川又へは西武秩父駅や三峰口駅からバスで向かうことができます。

入川と赤沢の合流部より上流は、十分な登山経験と装備のうえ通行してください。

また、入川渓谷に来られる際には、事前に道路状況等の情報収集をお願いいたします。

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