秩父多摩甲斐国立公園は72周年！！

2022年07月10日

秩父多摩甲斐国立公園小林真弥美

みなさん、こんにちは。
奥多摩自然保護官事務所アクティブ・レンジャーの小林です。

ハンノキのパワーを感じる場面ですね。
樹名板がかけられてからどのくらいの年月が経ったのでしょうか。
秩父多摩甲斐国立公園の歳とどちらが長いでしょう。

さて、本日72歳になった秩父多摩甲斐国立公園を改めてご紹介しましょう。
東京都、埼玉県、山梨県、長野県にまたがるこの公園は、
昭和25年の7月10日に、国立公園に指定されました。

さて、いきなりクイズ！
秩父多摩甲斐国立公園は日本で何番目に指定されたかご存知ですか？
＊ヒント
・1934年に瀬戸内海、雲仙、霧島国立公園などが一番初めに指定された
・日本にある国立公園は全部で34個

チッチッチッチ・・・・・

チーン

答えは、16番目でした！
当たりましたか？

続いて、
形はこんな形。

形はこれで覚えられたかと思います。
愛着が沸いてきましたか？

さてさて、
東京都の多摩川や埼玉県の荒川、山梨県の笛吹川（富士川）、長野県の千曲川(信濃川)、これらの源流がどこにあるかご存知ですか？

存ぜぬ、という方にご紹介。
これら「全て」の源流が、秩父多摩甲斐国立公園の森の中にあるのです！
４つの川の源流があるということは、それだけの水を蓄える森があるという豊かさを表しています。
みなさんの近くに流れていませんか？？
その川はこの秩父多摩甲斐国立公園の森へと続いています。
川の源流を探しに是非遊びに来て下さい。

源流ツアーも行われていたりしますが、私のおすすめは千曲川源流のみちです。毛木平駐車場から甲武信ヶ岳へ登る道です。
ほとんどが川沿いを歩き、春は新緑にお花、秋には紅葉も見られ、起伏もそこまで激しくないので、時間は少しかかりますが、私のお気に入りのコースです。

みなさんに素晴らしい場所だと知ってもらえることが、
国立公園がこれからもあり続けていくうえで大切です。
仕事が忙しくて休日は寝てばかり、暑くて外に出たくない、という方も、森の中は意外に涼しくリラックスできるかもしれません。
熱中症にはお気を付けてお越し頂ければ嬉しいです。

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

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