ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

RSS

富士箱根伊豆国立公園

338件の記事があります。

2021年12月28日ー2021年を振り返ってー

富士箱根伊豆国立公園 沼津 刑部美鈴

こんにちは!沼津管理官事務所の刑部です。

あと数日で2021年も終わりとなりますが、皆様は今年を振り返っていかがでしたでしょうか?

私は2月に沼津管理官事務所のAR(アクティブレンジャー)に着任し、新しいことに色々と挑戦した一年でした。毎年思うのですが、一日や一週間は長くても一年を通してみるとあっという間に終わっていくのですよね。年を重ねるごとにそのスピードが増しているような気がするのは、私の思い過ごしではないと感じています。今回は今年一年を振り返り、心に残っている巡視を紹介しようと思います。

まずはこちら

着任後初めての巡視 田貫湖から

田貫湖には、ふれあい自然塾という2000年にオープンした環境省の直轄施設があります。

田貫湖を一周できる散歩コースやキャンプサイトもあり、田貫湖のデッキからは上の写真のような逆さ富士が見られる日もあります。冬は空気が澄んでいるので富士山の全景が見られる日が夏より多いように感じます。

同じ静岡県でも、西部出身の私からすると富士山がこんなに大きく見える事に感激しました。田貫湖周辺には長者ヶ岳という富士山の見える山や、小田貫湿原などもあり自然を楽しむのにはおすすめの場所です。

それから、やはり忘れられないのは富士山!

▲こちらは富士山山頂より ご来光の瞬間

今年の夏は週に1回程のペースで、富士山に設置している登山者カウンター管理等のために巡視を行っていました。

日本一高い山ですが、標高だけでなく歴史的・文化的な面でも素晴らしいのが富士山。知れば知るほど奥の深い山だと思います。山頂だけではなく、麓に広がる自然休養林、歴史ある須山口登山歩道や村山古道、一度といわず何度も登りたくなる魅力がある山です。

来年は是非山頂だけではなく、麓の自然や歴史を探索してみるのもおすすめです。

▲山頂よりみた影富士

今年もAR日記をお読みいただきありがとうございました。

また来年もAR日記を引き続きよろしくお願いいたします。それではまた来年!

ページ先頭へ↑

2021年12月27日2021紅葉の箱根路を訪ねて (箱根地域)

富士箱根伊豆国立公園 山口光子

皆さん、こんにちは。

富士箱根伊豆国立公園管理事務所の山口です。

新型コロナウイルスの猛威がいったんの終息気配を見せ始めた11月、2年ぶりの箱根地域自然に親しむ運動イベントが実施されました。環境省主催の「紅葉の箱根路を訪ねて」にて、箱根パークボランティアがお客様に富士箱根伊豆国立公園内の自然や歴史を紹介しました。

【コース上の景観スポット:お玉が池と下二子山(特別保護地区)】

久しぶりの開催に、運営側も新型コロナ感染症対策を行いしっかり準備しましたが、お客様たちご自身も各自でマスク着用やアルコール消毒用品を持参頂く様子が見られ、安全なイベント実施にご協力頂きました。開催を待っていたリピーターの方、初めて参加頂いた方、それぞれの皆さまに紅葉の箱根路を満喫、体感頂けたと思います。

【紅葉観察】

【落ち葉を踏みしめてのハイキング風景】

当日は天候にも恵まれ、参加した全員が十二分に箱根の自然を楽しむことができました。やはり、豊かな自然の中をゆっくり歩くことは最高の贅沢です。国立公園らしい景観も存分に味わって頂けたのではないでしょうか。

【芦ノ湖湖畔を通過する参加者たち】

【コース上の景観スポット:富士山と箱根神社平和の鳥居】

富士箱根伊豆国立公園箱根地域の魅力は、関東近辺から足を運びやすい立地にもあります。withコロナの時代に、こういった利点を活かして何度も足を運んで頂くことで、有名な観光スポット巡りに加え、箱根の新たな魅力を深く、ゆっくり体感していただくことができるのではないでしょうか。2022年度の「箱根地域自然に親しむ運動」も現在計画中です。新型コロナウイルス感染症の様子を伺いながらの開催は続きますが、来年もこの自然に親しむ運動へのご参加をお待ちしています!

ページ先頭へ↑

2021年12月18日お汁粉よりも甘い場所「下田市須崎 爪木崎海岸」

富士箱根伊豆国立公園 下田 齋田滉大

みなさん、こんにちは。お正月に食べるおせち料理やお雑煮が楽しみでならない齋田です。

地元千葉県のお雑煮といえば、はばのりや青のりをたっぷりと振りかけた「はば雑煮」が一般的ですが、伊豆半島の南部では、お雑煮に「かき菜」と呼ばれる野菜を入れる家庭がほとんどです。

聞くところによると、中国地方の北部では、お汁粉のように甘い「小豆雑煮」を食べる風習があるそうです。新年早々幸せな気分になれそうですね。

さて、今回の日記では、お汁粉に負けないくらいに甘い香りが漂う伊豆半島の人気スポットをご紹介します。

そんな夢のような場所があるのは、下田市須崎に位置する爪木崎。夏場はたくさんの海水浴客で賑わいますが、冬の季節にはたくさんの花々が海岸沿いを彩ります。

【爪木崎海岸のニホンズイセン】

写真は去年の1月上旬に撮影したものです。今年も12月上旬頃から元気いっぱいに咲き始めました。

今シーズンの開花はほぼ例年並みのようで、年明け頃には甘くやわらかい香りに包まれながら一足はやい春の訪れを感じることが出来るはずです。

ぽかぽかとした陽気の下でぼーっと景色を眺めていると、まるで南の島にいるような気分にさせられます。

ちなみに、左手に広がる赤色は前回の日記にてご紹介した「クリスマスツリー」です。

この真っ赤な植物はアロエの里だけでなく、伊豆半島各地の海岸沿いにぽつりぽつりと自生しています。

アロエの里で見られるおよそ3万株のツリーの様子はこちらの日記をご覧下さい。

下田市須崎の爪木崎海岸では、1月中旬から2月上旬頃にニホンズイセンの花が見頃のピークを迎えます。

気になるアクセスですが、伊豆急下田駅からバスに揺られること、わずか15分程で辿り着く事が出来ます。

さらに、12月20日から131日までの期間には「下田市爪木崎 水仙まつり」の開催に合わせた臨時直行便が運行するようです。冬の景勝地としての人気の高さがうかがえますね。

伊豆半島では珍しいアクセス抜群の絶景スポットなので、空いた時間のちょっとした散策にもおすすめです。

年末年始は伊豆半島の下田で一足はやい春の訪れを感じてみてはいかがでしょうか?

来年も富士箱根伊豆国立公園伊豆半島地域のアクティブ・レンジャー日記をよろしくお願いします。

ページ先頭へ↑

2021年12月03日アクティブ・レンジャー写真展inプラサヴェルデ<沼津エリア>

富士箱根伊豆国立公園 沼津 山田優子

みなさま、こんにちは。沼津管理官事務所の山田です。

今日の富士山は麓の方まで真っ白です。頭の方だけ白い富士山も好きですが、真っ白の富士山も迫力があって美しいです。あっという間に12月ですね。今年やり残した事はないですか?私はカレンダーに予定を書き込みながらやり残しがないように年明けを迎えたいと思います。

今回は、本日12月3日(金)より沼津エリアにて開催している"環境省 アクティブ・レンジャー写真展inプラサヴェルデ"のご案内をしたいと思います。

関東地方環境事務所管内には、6つの国立公園、15の国指定鳥獣保護区があります。それらの地区に配置された環境省職員「アクティブ・レンジャー」が日々の業務で撮影した一枚をご紹介します。

会場には、各アクティブ・レンジャーの選りすぐり一枚が展示してあります。写真以外にも「アクティブ・レンジャーとはどんな仕事をしているのか?」紹介したパネルや、写真を撮影したアクティブ・レンジャーの紹介などもありますので、併せて見ていただき、国立公園の事やアクティブ・レンジャーについて少しでも知っていただければと思います。

【 プラサヴェルデ外観 】

会場は、沼津駅の北口から直結していますので、駅利用の際や、会場内でのイベントのお帰りの際、また年末年始(12/29~12/31は休館)に沼津周辺に帰省や旅行を予定されている方は、寄り道していただけると嬉しいです。

展示スペースのエントランスギャラリーは、ガラス張りで外からも見えます。開放的な空間は美術館を思わせる雰囲気があり素敵です。会場5階には屋上庭園とテラス席があり、天気が良ければ愛鷹山塊の後ろに富士山を見ることが出来て気持ちいい場所です。

【 プラサヴェルデ屋上庭園様子 】

開催場所/開催期間

<場 所>

プラサヴェルデ(キラメッセぬまづ1階)エントランスギャラリー(静岡県沼津市大手町1-1-4

<期 間>

123日() 16()午前9時~午後10

(休館日12月14日、1229日~1231日)


【 会場の様子 】

沼津管理官事務所からは、富士山の麓に広がる豊かな森と、春の天城山で芽吹き始めたブナと桜の共演の2点を展示しています。


【 足下に広がる世界 撮影:刑部 】


【 祝祭 撮影:山田 】

普段から頻繁に国立公園内の巡視をするアクティブ・レンジャーならではの珠玉の一枚をぜひ会場でご覧になって下さい。お待ちしております。

▼キラメッセぬまづアクセス方法

https://www.plazaverde.jp/access/

▼開催案内

http://kanto.env.go.jp/to_2021/2021_6.html

ページ先頭へ↑

2021年11月30日一足はやいクリスマスツリー?「下田市白浜 ○○○の里」

富士箱根伊豆国立公園 下田 齋田滉大

みなさん、こんにちは。プレゼントは貰うよりも贈る方が楽しく感じる齋田です。

プレゼントを選んで当日に渡すまで、相手が喜ぶ顔を想像するとわくわくして仕方がありません。

さて、今回の日記では、海辺に広がるクリスマスツリーをご紹介します。

ツリーが見られるのは、伊豆半島を代表とするビーチ「白浜大浜海水浴場」のすぐそばにある海岸です。

夏は磯遊びを行う地元の子どもたちで賑わいますが、寒い冬にはツリー目当てに多くの観光客が訪れます。

冬の下田を観光したことのある方はすでにピンときているかもしれませんが、しばらくお付き合い下さい。

冬の伊豆半島の海辺でどのようなツリーが見られると思いますか?

ヒトデやウニのトップスターではありません。ヒントは温暖な伊豆半島ならではの、あの植物です。

昔は万病の妙薬とされ、「医者いらず」と呼ばれていました。なんと刺身でも食べることが出来ます。

植物好きのみなさんはもうお分かりでしょうか?

今回ご紹介するクリスマスツリーの正体はこちらです!!

【キダチアロエ(下田市白浜アロエの里)】

青い海を背景に真っ赤にそびえ立つおよそ3万株のクリスマスツリー。もとい、キダチアロエ。

アロエの花をこの日記で初めて見たという方は、そのビジュアルにびっくりしたのではないでしょうか?

一つの花茎だけでもインパクトがあるキダチアロエがこれほどまでに群生する様子は、まさに圧巻ですね。

都会の街中に輝くイルミネーションを観に行くことも素敵なクリスマスの過ごし方ですが、伊豆半島で大自然からのプレゼントを探してみるのも楽しいかもしれません。

下田市白浜アロエの里では、12月上旬から1月下旬頃にキダチアロエの花が見頃のピークを迎えます。

気になるアクセスですが、伊豆急下田駅からバスに乗り、わずか20分程で辿り着く事が出来ます。

秘境にある絶景スポットが多い伊豆半島の中では抜群のアクセスの良さですね。

撮影機材を担いだ気合いを入れての見学はもちろん、空いた時間のちょっとした散策にもおすすめです!

今年の冬は伊豆半島の下田に真っ赤なツリーを眺めに来てはいかがでしょうか?

ページ先頭へ↑

2021年11月17日箱根ビジターセンターでAR写真展開催中(箱根地域)

富士箱根伊豆国立公園 山口光子

皆さん、こんにちは。

富士箱根伊豆国立公園管理事務所の山口です。

現在箱根ビジターセンター内にて、「環境省 アクティブ・レンジャー写真展 

‐アクティブ・レンジャーが見つめる世界‐」を開催中です。

期間は10月30日(土)より11月28日(日)までとなります。

【2021年AR写真展告知ポスター】

日光や南アルプス、さらには小笠原諸島までを含む関東地方の

アクティブ・レンジャー(AR)が、写真を通して国立公園内や

国指定鳥獣保護区の雄大な自然や動植物を紹介しています。

【展示会場の様子1】 

【展示会場の様子2 会場外の景観も美しいです】 

会場を覗いていると、箱根の自然情報や他の国立公園の情報も新たに得られ、

楽しそうに写真を眺めるお客様の声が聞こえてきます。

「今度はこの公園も訪れよう!」とパンフレットを手に取る方も多いです。

仙石原のススキ草原や大涌谷観光など、箱根の湖尻地区周辺を訪れた際には、

箱根ビジターセンターへ是非お立ち寄り下さい。

天気が良ければ箱根ビジターセンター周辺の散策もおすすめです。

紅葉や生きものたちとの思わぬ出会いがあるかもしれません。

箱根ビジターセンターHP⇒http://hakonevc.sunnyday.jp/

【箱根ビジターセンター駐車場から見える外輪山の風景】

【周辺で出会えるかもしれないツチグリという菌類(キノコ)】

ページ先頭へ↑

2021年11月17日少し早い大掃除『東海自然歩道』

富士箱根伊豆国立公園 沼津 山田優子

みなさま、こんにちは。沼津管理官事務所の山田です。

ここ数日快晴のお天気が続いています。毎日富士山がとてもキレイです。今年も残り2ヶ月を切りました。年末が近くなってくると忙しくなり気持ちが焦ってきます。私は毎年大掃除を日中の気温の高いこの時期に全て終わらせてしまいます。カーテンの洗濯も空気が乾燥しているのでよく乾きますし、動きやすくおすすめです。掃除した後の状態を年末まで持続出来るようにがんばります。

さて、今回は落葉の進んだ東海自然歩道を大掃除してきたので、その様子を紹介したいと思います。

「東海自然歩道」は、東京高尾山から大阪箕面を結ぶ全長約1,700kmの長距離歩道です。日本の美しい自然や貴重な文化財を守り、多くの人々が足で歩いて自然の魅力にふれる健全なレクリエーションと情操教育の場として、昭和45年から整備されてきました。

今回はその中で、富士宮市北部にある静岡県と山梨県の県境根原入口からA沢貯水池までの区間の標識や木橋を1日かけて掃除しました。


▼国土地理院地図引用

まずは案内看板です。かなり汚れています。現在地やコース、周辺の情報などが書いてあり重要な看板です。看板に付着した土を水拭きで丁寧に落としていきます。土が落ちたら乾拭きで仕上げます。

看板の汚れは土や蜘蛛の巣がほとんどなので、掃除の時は箒と水と雑巾を持参します。

before】

  ↓

after】

見違える程キレイになりました。同じ要領で矢羽根看板や案内柱も拭いていきます。

次は木橋の落ち葉を掃除していきます。落ち葉に隠れた木橋が傷んでいないかなど、箒で落ち葉を掃き同時に確認して行きます。

before】

 ↓

after】

この時期は、落ち葉を掃いても1週間もしないうちにまた木橋が落ち葉でいっぱいになってしまいますが、木橋の状態を確認するためにも必要な作業です。歩道に落ちている枝なども乾燥していて、踏んだ時に折れて飛んでくることがありますので、歩きながら出来るだけ歩道脇によけていきます。その他にも歩道上に倒木があれば切断し安全に通れるようにします。1日掛けてかなり歩きやすい歩道になりましたが、自然の中にある歩道なので、これからも定期的に安全確認をしていきたいと思います。落葉の進む秋から冬は植物は少ないですが、遮るものが少なく歩道上から四季の中で一番富士山がよく見え、雪化粧した富士山が目の前に見えたときは何度見ても目を奪われます。


【 歩道上から見える富士山(A沢貯水池周辺にて撮影)】

紅葉の時期の山は、落葉で歩道の踏み跡が分かりにくく道迷いしやすくなります。何度も行っている山でも地図やGPSなどを持参して下さい。標高の低い山はまだ紅葉が楽しめそうですが、日が短く太陽が沈むと急に冷えてきます。無理のない行程で計画し楽しんで下さい。

ページ先頭へ↑

2021年10月27日プルースト効果と呼ぶそうです「伊豆半島から見る夕日」

富士箱根伊豆国立公園 下田 齋田滉大

みなさん、こんにちは。久方ぶりに袖を通したセーターの匂いに懐かしさを隠せない齋田です。

特定の香りを嗅いだときに遠い昔のような心もちがするのは、なんだか不思議な気分ですね。

この季節は、金木犀や古本等の匂いをきっかけに、いつかの思い出が蘇る方も多いのではないでしょうか。

さて、今回はそんな懐かしさを感じる伊豆半島の秋の景色をご紹介します。

秋の香りを共有することは難しそうなので、美しい景色から感じる懐かしさや伊豆半島の自然の魅力について、写真を通してお伝えできればうれしく思います。

*緊急事態宣言が解除されたため、伊豆半島で出会える昆虫シリーズは連載をお休みさせて頂きます

まず初めにご紹介するのは、大きな奇岩で有名な黄金崎より望む夕日です。

【黄金崎より望む夕日】

やわらなか西日を受けて黄金色に輝く岩肌が眩しい、西伊豆町宇久須の黄金崎。

安山岩が温泉水や地熱等によって変質したことで、このような黄金色の岩肌になったと言われています。

その美しさもさることながら、学術的にも非常に価値が高いらしく、昭和63年には「黄金崎のプロピライト」として静岡県の天然記念物に指定されました。

また、環境省の「富士山がある風景100選」に選定されており、富士山の展望地としても有名です。

この日は北の空が雲に覆われてしまい、残念ながら富士山を見ることはできませんでしたが、晴れた日には写真右上部に富士山を望むことができます。

さて、突然ですが、みなさんは岩の形が何かの生き物のように見えませんか?

面長な顔立ちに、ぴんと立った耳。立派なたてがみもあります。波に濡れた鼻先は柔らかそうです。

もうお分かりですね。この岩は動物の馬の形にそっくりなことから、「馬ロック」と呼ばれています。

私は岩のくぼみが大きな瞳のように見えるのですが、みなさんの目にはどのように映っているでしょうか?

黄金崎へは、修善寺駅よりバスで70分、黄金崎クリスタルパークにて降車後、徒歩15分で辿り着くことができます。

続いてご紹介するのは、伊豆半島を代表する夕日スポット、大田子海岸より望む夕日です。

【大田子海岸より望む夕日】

伊豆半島が誇る夕日の名所、西伊豆町田子の大田子海岸。日本夕日百選に選定されています。

海に浮かぶ大きな奇岩は、沖よりの左側から順に男島・女島(2つを合わせて田子島)、男島と女島の手前にそびえる怪獣のような岩はメガネッチョ(ゴジラ岩)と呼ばれています。

大田子海岸ではほぼ年間を通して夕日を楽しむことができますが、春分と秋分の頃には男島と女島の中央に太陽が沈み、幻想的な光景を見ることができます。中でも、メガネッチョの大穴に夕日が重なる構図は有名で、全国の夕日を集めたカレンダーや海をモチーフとした写真集等で使用されることが多いです。

うるんだ赤い硝子球のような夕日が海の果てに沈んでいく様子は、言葉では表現することのできないほどに情緒的ですね。

私はこの景色を眺めるたびに、子どもの頃に友達と自転車で遠出をしたときの思い出が蘇ります。

大田子海岸へは、修善寺駅よりバスで80分、大田子にて降車後、徒歩3分で辿り着くことができます。

伊豆半島から見る夕日はいかがでしたか?

懐古の情に浸りがちな秋の季節に、是非一度、伊豆半島の真っ赤な夕日を眺めにお越し下さい。

夕日のあたたかさや潮風のやわらかさ、波の音、浜辺の湿った匂いが、きっとみなさんを懐かしい気持ちにしてくれることと思います。

咳エチケットの徹底やソーシャルディスタンスの確保等の基本的な感染症対策に努めながら、伊豆半島の豊かな自然を存分に満喫しましょう!

ページ先頭へ↑

2021年10月26日秋の箱根白浜(箱根地域)

富士箱根伊豆国立公園 山口光子

皆さん、こんにちは。

富士箱根伊豆国立公園管理事務所の山口です。

気温が下がり、秋晴れの青空が美しい季節になってきました。箱根事務所の直轄地「白浜」からは、芦ノ湖を挟んで対岸に、箱根のシンボル「駒ヶ岳」の素晴らしい景観が眺められます。

【白浜から見える駒ヶ岳】

この秋、白浜には可愛らしいピンクの花が咲いていました。その名は「ウナギツカミ」。タデ科イヌタデ属の1年草になります。

【ウナギツカミ】

かわいい花とはギャップのあるその名前に、なぜウナギツカミ??と不思議に思いませんか?面白い名前の由来は茎にあるこちらから。

【茎に並ぶトゲトゲ】

このトゲがあれば、ウナギも逃がさずつかめるかも?と、付いた名のようです。実際触ってみると、トゲがはっきりと感じられます。ざらついて衣服にも絡みつきます。もしこの植物に出会って触ってみようという時には、小さなお子さんは怪我をしないように、十分気をつけてください。

実はこの面白い名前だけは、以前植物に詳しいパークボランティアさんから教わっていました。どんな植物だろうと想像していましたが、白浜で出会った実物は、思った以上に可愛らしい花でした。ちなみに、近縁には「ドジョウツカミ」や「ウナギツカメズ」という種もあるそうです。またいつか出会ってみたいものです。

一方で、白浜には残念ながら、まだゴミを残して帰る人たちが少数ですが見られます。

【燃え残りの炭や木材】

このところ目立つのは、直置きの焚き火に加えて、焚き火台を持ち込んで行う焚き火です。箱根地域においては、国立公園であることを踏まえ、特定の場所を除き火気の使用は控えていただいており、白浜においては禁止されています。そして、燃え残りを放置するのはゴミの置き去りと同じ行為です。キャンプやアウトドアの遊びが流行している昨今、おしゃれな焚き火を楽しむ方が増えている様ですが、炭などの燃えかすを必ず持ち帰る習慣作りを提案します。アウトドアメーカーで片付けまでの普及啓発を促進してもらえないか、真剣に考えてしまいます。

芦ノ湖の水が澄んで、気持ちよく釣りを楽しむ人たちが増えるシーズンです。最近の白浜は、少しゴミが減ってきており、気のせいかもしれませんが、ハイカーや釣り人たちのマナー向上を感じています。先日は巡視の際に「ゴミを拾って帰りますよ」と話される方たちにお会いした、嬉しい出来事もありました。やはりきれいな浜の維持には、利用者一人一人の協力が欠かせません。

楽しく遊んだ後には、片付けまで率先して実施下さい。マナーを守って、美しい国立公園を大切に利用していきましょう。

【環境省で配布をしているパンフレットの抜粋】

ページ先頭へ↑

2021年10月15日【富士山がある風景100選】富士山を見ながら休憩しませんか?(伊豆半島地域)

富士箱根伊豆国立公園 沼津 山田優子

みなさま、こんにちは。沼津管理官事務所の山田です。

伊豆半島では秋の風が吹いています。日中の気温が高い日でも風は冷たく気持ちがいいです。過ごしやすい季節になり車で伊豆半島へ行く計画をしている方や、どこかに行きたいなと思っている方におすすめの、伊豆スカイライン沿いで富士山を眺めながら休憩&プチハイキングが出来るスポットをいくつか紹介したいと思います。

熱海峠から天城高原へと伊豆半島の東側を進む伊豆スカイライン沿いには、駐車場や眺望デッキが整備されている場所が多く、ドライブの休憩に最適です。また、富士箱根伊豆国立公園指定80周年を記念して国立公園内および周辺地域の代表的な眺望地を選定した「富士山がある風景100選」に選ばれた富士山の景勝地がいくつかあります。晴れた日は伊豆諸島から房総半島まで眺められる場所もあります。寄り道して休憩して行きませんか?

<滝知山園地・伊豆スカイライン滝知山展望台> 富士山がある風景100選 NO.099

滝知山園地は駐車スペースも広く、ベンチやテーブルがありゆっくり富士山を眺めながら休憩が出来ます。富士山も美しいですが相模灘と駿河湾を同じ場所から両方眺めることが出ます。そして、この場所から西側の海岸線を見るとキレイな曲線を描いています。地図と実際の地形を見比べてみるのも面白いです。夜は夜景もおすすめです。気に入った景色の見えるベンチでゆっくり休憩して下さい。

【 滝知山園地からの富士山 】

【 滝知山園地から西側の眺望 】

【 沼津方面の市街地と海岸線 】

<玄岳> 富士山がある風景100選 NO.100

玄岳(くろたけ)周辺にはいくつか駐車スペースがあります。記念写真を撮ったり、案内看板を見ながら眺望を楽しんで下さい。玄岳に登るにはその中の西丹那駐車場から道路を渡ると登山口の看板があり山頂まで行くことが出来ます。(横断歩道がないので気をつけて渡って下さい)山頂まで15分程ですが、山道を歩ける靴や服装が安心です。山頂付近からは沼津アルプスや伊豆三山などの山々がよく見えます。


【 西丹那駐車場 】

【 玄岳山頂 】

<巣雲山園地>

巣雲山園地もベンチがあり、富士山を正面に見ながら座って休憩が出来るようになっています。駐車場から道路を渡ると、巣雲山の頂上へ向かう登山道の入口とトイレがあります。(横断歩道がないので気をつけて渡って下さい)山頂までは木製階段を15分程登ると行く事が出来るので、体力とお時間に余裕があれば登ってみて下さい。山頂には展望台があり、富士山や箱根、天城の山々など360度大パノラマが広がっています。虫の声とススキが風に揺れる様子に癒やされますよ。


【 巣雲山園地様子 】

【 巣雲山山頂様子 】

伊豆半島の紅葉はこれからです。紹介した富士山を眺められるおすすめスポットも旅の目的地に加えてもらえると嬉しいです。ぜひ参考にして下さい。

++++++"富士山がある風景100選"とは +++++++++++++++++++++++++++++++++++++

富士箱根伊豆国立公園指定80周年記念事業の一環として、国立公園内と周辺地域の代表的な富士山の展望地を"富士山がある風景100選"として選定しました。
その他の選定地などの情報につきましては以下URLからご覧下さい。

▼富士箱根伊豆国立公園「富士山がある風景100選」

http://www.env.go.jp/park/fujihakone/topics/100.html

ページ先頭へ↑

ページ先頭へ