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関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

箱根GW明け5月の植物② (箱根地域)

2020年05月22日
富士箱根伊豆国立公園

皆さん、こんにちは。

富士箱根伊豆国立公園管理事務所の山口です。

前回に引き続き、今回も箱根でこの時期見頃の植物を紹介します。

コロナ禍は、少し落ち着いてきたようにも見えますが油断は禁物です。

何より箱根のある神奈川県は、まだ緊急事態宣言の解除が行われていません。

駐車場が閉まっているところも多いので、もう少しご自宅でお楽しみください。

今回の紹介はこちら。

【ブナの新緑】

ブナの木が一斉に芽吹いています。実は箱根周辺には、貴重なブナ林が残っているのです。

戦後の復興時、日本では木材の需要が増えました。その時ブナの木は、木材使用には適さない(腐りやすく、曲がりやすい)と伐採され、代わりにヒノキやスギが日本の山野には多く植林されました。ブナ林とヒノキ林の違いは、時間がたった今、顕著に現れています。

【台風災害後のヒノキ林地帯】

【同じ散策路のブナ林地帯】

材木としては役に立たないといわれたブナですが、今は「森の女王」と呼ばれます。大量の落ち葉で豊かな土壌を作り、そこに植物が多く根を張ることで土砂崩れを防止したり、ブナ林全体が高い保水力を持って森のダムとなり、山全体の環境を守っていたりもします。

5月という芽吹きの季節に、ブナ林での森林浴は最高に気持ちが良いですよ。

【ブナ林】

頭上だけでなく、足元にも目を向けると。

素敵な花たちもこの季節、箱根で咲いています。

【コイワザクラ】

【チゴユリ】

ぜひ来年にはブナの新緑やこの花たちを五感で味わってもらえますように。

今はSTAYHOME、写真で癒されてください。

箱根では現在も、公共の駐車場がほぼ閉鎖されています。

期間は5月31日までですが、場合によっては延長もありえます。

ご注意下さい。

「湖尻」にある箱根ビジターセンターHP →http://hakonevc.sunnyday.jp/

今後の親しむ運動イベント情報 →http://hakonevc.sunnyday.jp/shitashimuundou.html