ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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富士箱根伊豆国立公園 箱根

192件の記事があります。

2020年09月02日箱根の植物発見(8月)

富士箱根伊豆国立公園 高木俊哉

AR日記をご覧の皆様、こんにちは。

箱根事務所の高木です。

今回は、8月の巡視の中で見つけた目を引く植物たちの紹介をしていこうと思います。

ツチアケビ

まずは、ツチアケビです。

初めてこの植物を見たときは、真っ赤な唐辛子かウインナーかのような姿にとても驚きました。

箱根では、広葉樹林のうっそうとした環境で目にする印象です。

真っ赤な部分は果実で、結実する前は対照的にやや地味な黄色い花を見ることが出来ます。

ヤマユリ

次に、ヤマユリです。

花の直径は20㎝程の大きさにもなり、箱根地域でも道路沿いや登山道など比較的多くの場所で目につきます。

高さも1m程になるので、とても目立ちますね。

花も真っ白な色に淡い黄色い線がとても綺麗です。

ヤマホタルブクロ

最後に、ヤマホタルブクロです。

ホタルブクロの変種で、花の色がやや濃いことや「がく」の間の反り返りがないことで同定できるようです。

花びらが分かれていない合弁花で、ふっくらとしていて可愛げがある花です。

箱根では、登山道沿いや道路沿いでも見ることができます。

箱根地域では、これから秋に向けて、夏とは違ったさまざまな植物を見ることが出来ると思います。

ぜひ涼しい箱根で、3密には気をつけつつ秋を堪能してみてください。

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2020年08月28日白浜巡視清掃

富士箱根伊豆国立公園 山口光子

皆さん、こんにちは。

富士箱根伊豆国立公園管理事務所の山口です。

お盆は過ぎたというのに、日本列島各所で酷暑が続いていますね。

それでも、箱根事務所は室内にいると涼しく、扇風機でこの夏を過ごしています。

さて、箱根には芦ノ湖という湖があり、その湖畔に「白浜」という場所があるのをご存じでしょうか。

【芦ノ湖 白浜】

【白浜看板】

芦ノ湖西岸コース散策路の近くにあり、休憩するには素敵な水辺です。

対岸の駒ヶ岳という山を、きれいに見ることが出来ます。

カヌーのアクティビティに地元の観光ガイドさんたちが利用していたりもします。

先日はこの白浜の清掃に行ってきました。

BBQゴミの放置が全国で問題となっている昨今、この白浜でも出てしまいました...。

【置き去りのごみ】

BBQのごみ以外にも、釣りの道具が放置されていました。

(この糸に絡んだり、針を飲み込んだりして、水鳥が命を落としてしまいます。)

白浜は、国立公園の特別地域に指定されており、このような地域では自然公園法により、

テント設営には事前に許可を得る必要があります。(宿泊を目的としたテント設営は禁止です。)

また、火気の使用もBBQを含めて禁止となっています。

ですが、この白浜では最近そのような利用が増えているようです。

全部禁止と看板を設置したら、このような利用は無くなるのでしょうか?

でもそのような看板だらけの白浜は、果たして美しいといえるのでしょうか?

そして、本当にゴミの放置をやめてもらえるのでしょうか?

使う人たちのマナーが問われます。

美しい自然を保全しながらの使用を、皆さんに心がけてもらえると嬉しいです。

掃除をし終えると、ご褒美のようにカワセミが飛んできてくれました。

これはうれしい!芦ノ湖に喜んでもらえた気分です。

【カワセミ】

今後も定期的に、巡視清掃をしていきます。

自然の中で遊んだ後は、お弁当も水筒も、持ってきたものすべてを必ず持ち帰ってください。

何かを持ち込むのではなく、そこにある自然そのものを堪能してはいかがでしょうか。

きれいな白浜を、きれいなままで、誰もがずっと利用できますように。

マナーを守って自然と上手に付き合い、喜びや感動を分けてもらいましょう。

【清掃後の白浜】

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2020年08月11日箱根に夏到来

富士箱根伊豆国立公園 山口光子

皆さん、こんにちは。

富士箱根伊豆国立公園管理事務所の山口です。

今年の長かった梅雨が終わりましたね。そして梅雨明けと共に、暑い夏がやってきました。

7月31日、偶然ですが芦ノ湖で毎年行われる湖水祭に遭遇しました。

【屏風山と芦ノ湖に浮かぶ御供船】

箱根の夏の催事として、例年行われる湖水祭 は1263回目。

今年は小規模開催となり、通常は船の数が3隻ですが、今年は1隻での開催です。

芦ノ湖の守り神である九頭龍明神を崇めるお祭りだそうです。

箱根ビジターセンター周辺や仙石原湿原も、植物の様子が様変わりしています。

【仙石原湿原周辺】

先日まで咲いていたオカトラノオに変わり、ヌマトラノオが咲き始めました。

そこに様々な種類のチョウが乱舞していますよ。

【ビジターセンター周辺】

ビジターセンター周辺では、タマアジサイが咲き始めました。

小さなタマのようなつぼみがはじけると、アジサイらしい花が観察できます。

園芸品種のアジサイとはまた、別の趣がありますね。

タマアジサイは日本の固有種だそうです。

また、最近ビジターセンター周辺では草刈りを行いました。

この草刈り、実はただ刈るだけではありません。作業者の皆さんや各所の公園関係者が協力して、希少な植物たちを守りながら、実施されています。箱根湖尻地域にお越しの際は、ビジターセンター周辺の園地ものぞいてみてください。

引き続き、新型コロナウイルス感染症対策を継続中です。箱根がある神奈川県は、現在警戒アラートが発令中ですので、ソーシャルディスタンスを保って、公園の利用にご協力ください。

※今年度の箱根地域における環境省主催「自然に親しむ運動」イベントは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を踏まえすべて中止の運びとなりました。何卒ご了承ください。

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2020年07月13日梅雨の箱根植物

富士箱根伊豆国立公園 山口光子

皆さん、こんにちは。

富士箱根伊豆国立公園管理事務所の山口です。

今年の梅雨は、本当によく降りますね。箱根もかなりの雨量です。

この雨による被害が少ないと良いのですが。

なかなか巡視にもいけず、もやもやする日々が続いています。

さてそんな中、箱根パークボランティアさんたちは、新型コロナウイルス感染予防の観点から中止していた活動を一部再開しています。先日7月10日金曜日にも、ビジターセンター周辺の「自然情報収集活動」が行われていました。感染症予防の対策をしっかりと行い、皆さんそれぞれ密を避けて、自然情報を収集しています。その結果が、ビジターセンター内の一角に貼り出され、お客様たちへの情報提供となっています。

この日の成果を直接聞いて、私も思わず公園内へ観察に行ってみました。

パークボランティアさん方に、丁寧に場所を教えて頂けたので、すぐに出会うことが出来ました。

【オカトラノオとウラギンヒョウモン】

雨の止み間に、給蜜に来ていました。

どちらも珍しい植物・蝶というわけではありませんが、この季節らしい旬の生き物です。

【カキラン】

この時期に柿色の可愛らしい花をつけることから、この名が付いています。

神奈川県では絶滅危惧IB類になっているラン科の植物です。

私は初めて目にすることが出来ました。

【木性ベンチの側面が、不思議な赤色に】

こちらをよく見てみると・・・

【イオウゴケ】

通常はもう少し、硫黄が噴出するような火山帯にあるはずの地衣類です。

大涌谷という火山帯が近いので、箱根ビジターセンターでも観察できてしまったようです。

別名モンローリップ、マリリンモンローのようなセクシーな唇という名を持つ生き物です。

こちらも私は初観察でした。

パークボランティアさん方の「自然情報収集活動」のおかげで、私も簡単に季節の生き物たちに出会うことが出来ています。こういった案内は重要ですね。梅雨の季節でも、箱根ビジターセンターでは誰もが気軽に散策を楽しめる工夫がされています。近くを通った際には、是非一度立ち寄ってみてください。新しい発見があるかもしれません。

「湖尻」にある箱根ビジターセンターHP →http://hakonevc.sunnyday.jp/

今後の親しむ運動イベント情報 →http://hakonevc.sunnyday.jp/shitashimuundou.html

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2020年07月08日箱根地域のシカ調査 後編

富士箱根伊豆国立公園 高木俊哉

AR日記をご覧の皆様、こんにちは。

箱根事務所の高木です。

前回の記事では、センサーカメラの設置等を紹介しました。

今回も、後編として引き続きシカ調査について紹介します。

さて、前回までは藪の中をがさがさと入り道なき道を進み、クモの巣や泥を浴びながらデータ回収したところまでをお伝えしたと思います。

まさしく野生動物の気持ちになったつもりで、急斜面のけもの道をじっくりと歩きました。

そんな苦労を乗り越え、実際に撮影できた画像がこちらです。

シカカメラ目線

カメラ目線ですね。。。

シカ若め

こちらは角が生えています。

やや小さく見えるので、少し若いオス個体でしょうか。

シカ以外にも様々な動物が撮影されていました。

イノシシ

イノシシです。

ずんぐりとしていて迫力があります。

キジつがい

キジのつがいです。

私はペアでいるところをあまり見たことがありませんでした。

このように様々な動物が撮影できていましたが、実は全てがうまく記録できているわけではありません。

霧や風で動く植物に反応して撮影してしまうこともしばしば...

シカだけが写っているようなことは自然ではありそうもないですね。。。

これらの得られた情報を基に箱根地域でシカの害が減り、より良い共生が出来る未来があることを望むばかりです。

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2020年06月25日箱根地域のシカ調査 前編

富士箱根伊豆国立公園 高木俊哉

AR日記をご覧の皆様、こんにちは。

梅雨の肌寒さと合間の焼けるような日照りに翻弄されている、箱根事務所の高木です。

実は先日、帰り際にイノシシの幼獣を見かけ、

人生初めての野生のイノシシかつ箱根での目撃でしたので、テンションが上がってしまいました(一瞬でしたが...)。

しかしやはり、大型の野生動物と人の生活の営みが交錯するような状況はあまり思わしくはありません。

適度な距離感を保ってより良い共生が望まれますが、今日、各地でイノシシやシカによる多方面への被害が発生しており、ここ箱根地域も例に漏れずです。

今回は、そんな箱根地域でのシカ対策の一環、センサーカメラによる調査について触れたいと思います。

まず、センサーカメラとは

センサーカメラ

このような野生動物の調査にはよく使われている設置型のカメラです。

前方で動くものを感知すると、勝手に撮影を行ってくれる優れもの!

そのセンサーカメラは、箱根地域の調査では芦ノ湖周辺及び仙石原湿原に設置されています。

仙石原湿原は、一部が国の天然記念物にも指定されている希少な神奈川県唯一の湿原です。

希少な植物が生育しているため、シカなどの動物に踏み荒らされてしまう等の影響から守り、

生態系の多様性を維持しようと周りには侵入防止策も設置しています。

詳しくはこちらのページもご覧ください。

さて、そんな24時間稼働してくれているセンサーカメラの稼働確認、記録されているSDカードの交換の為、作業に向かいました。

仙石原

こちらは、仙石原湿原の中(一般には立ち入り禁止です)

道は無く1、2mの藪で生い茂っており足下は見えず、

おまけにところどころにイノシシが掘ったと思われる穴(まさしく落とし穴でした)で足を取られ、

何度も声にならない声を上げました。。。

こちらは芦ノ湖の西部に位置する、三国山という山です。

登山道から外れた急斜面の中にも設置してあるので、気をつけながら作業を行います。

このような一見道なき道でも、動物にとってはけもの道にもなります。

そうやって、人知れず(知られている?)生息しているシカ達の状況を調査する為、このようにセンサーカメラを仕掛け現状把握を行っているのです。

今回は、実際の現場の雰囲気をお伝えしました。

次回に続きます。

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2020年06月22日「箱根仙石原湿原植物群落」保全活動(箱根地域)

富士箱根伊豆国立公園 箱根 山口光子

皆さん、こんにちは。

富士箱根伊豆国立公園管理事務所の山口です。

今回は今年で12回目となる、箱根ならではの自然を守る特別な作業「箱根仙石原湿原植物群落」ヨシ刈りを紹介します。普段は人の立ち入りが禁止されている特別区での活動ですが、環境省へ作業参加依頼があり、箱根町教育委員会生涯学習課の皆さん、そして箱根湿生花園の職員皆さんと、一緒に作業させていただきました。

昭和9年、箱根仙石原湿原はノハナショウブの群生地として、国の特別天然記念物に指定されました。80年ほど前の箱根では、地元の人たちがヨシやススキを刈り取って、日常生活の中でかやぶき屋根に使ったり、家畜の餌にして、野焼きや草刈り作業が盛んに実施されていました。それが自然に、湿原の維持管理に繋がっていたのです。

ですが、昭和45年以降、生活様式が変化して草刈りや野焼きが行われなくなると、残されていた湿原では「植生遷移」が進みました。驚くべきことに、人の利用がなくなった湿原は約50年で、ノハナショウブの群落や貴重な湿原性植物が消えて、ハンノキの森に変化し始めたのです。実は箱根仙石原湿原は、人との関係性があって今に残されてきた、貴重な湿原だったというわけです。

【野焼きしない実験区はハンノキが成長し、森に変化している/説明者は箱根湿生花園スタッフ様】

これではいけないと、箱根町では平成元年から野焼きを再開しました。しかし野焼きを繰り返すうちに、野焼きだけでは成長の早いススキやヨシが先に繁茂して、背丈の低い湿原性植物は成長が難しいことがわかってきます。

【左:2020年3月の野焼き様子  右:ヨシ刈り前6月の様子】

そこで平成21年から、有識者との相談も経て、以前は生活の中に根付いていた「ヨシ刈り」を再実施することが実験的に開始されました。それが今回私たちが関わった作業です。


【刈り取り作業の様子/写真は箱根町職員様より提供1】

作業前に10m四方の方形区を5箇所設置し、その中で刈り取り作業を行いました。

背丈の高いヨシを30本1束にまとめ、刈り取っていきます。

最終的には、刈り取った本数と、その重量を記録し、これまでのデータと比較します。

草刈り中は、むやみやたらに足跡をつけないように、気を遣います。

足元には、実際に湿原生植物が生きています。


【足元に観察されたモウセンゴケ(絶滅危惧Ⅰ類)】


【方形区外で観察された、可憐なトキソウ(絶滅危惧Ⅰ類)】

刈り取り後の方形区はこのような状態です。

【青い枠内にはヨシが無くなる/写真は箱根町職員様より提供2】

本来の自然の景観「箱根仙石原湿原植物群落」を後生に残す為に、このような活動が箱根では実施されています。7月には更に開花調査も予定され、箱根町の人たちによってこれからも継続されていきます。いつか、ノハナショウブの群落が再び日常に戻る日が来ることを目指して。大変ながらも、素敵な活動でした。アクティブレンジャーとしてこの活動に、今後も関わって行きたいです。

今回は普通では立ち入れない仙石原湿原の様子を紹介しましたが、「箱根湿生花園」に足を運ぶと、湿原の植物たち、そしてそこに暮らす生き物たちに出会え、学ぶことが出来ます。是非こちらにも足を運んでみて下さい。

箱根湿生花園HP ⇒ http://hakone-shisseikaen.com/

湖尻にある箱根ビジターセンターは、6月1日より開館しました。

駐車場も使えるようになっています。

ただし、状況が変わった際には変更がありえます。

箱根を訪れる際には情報を確認してお越し下さい。

「湖尻」にある箱根ビジターセンターHP →http://hakonevc.sunnyday.jp/

今後の親しむ運動イベント情報 →http://hakonevc.sunnyday.jp/shitashimuundou.html

県境をまたいだ移動が徐々に再開されています。ただし、まだ油断は禁物です。

新たな感染者増加の無いように、各自の安全対策実施がこれからは重要です。

ソーシャルディスタンスと手洗いうがいは再度心掛けていきましょう。

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2020年06月11日石仏群と千条の滝 (箱根地域)

富士箱根伊豆国立公園 箱根 山口光子

皆さん、こんにちは。

富士箱根伊豆国立公園管理事務所の山口です。

5月下旬になり、神奈川県の緊急事態宣言が解除されました。

箱根館内の登山自粛願いも解除となり、梅雨の時期を目前に、少しずつですがハイカーが戻ってきています。

実際の状況把握も兼ねて、巡視を行いました。

【「石仏群と歴史館」⇒「鷹巣山」⇒「小涌谷駅」 片道約6km程度のルート】

このコースの見どころは、鎌倉時代の遺跡「石仏群」です。

元箱根石仏群として国重要文化財にも指定されています。

富士箱根伊豆国立公園の中でも、箱根独特の景観です。

【磨崖仏二十五菩薩(西側)】

この石仏群周辺は、箱根を通過する国道1号線(旧東海道)沿いで最も標高が高く、寒くて風が強い場所です。そして、700年ほど前の鎌倉時代から旅人が往来する旅路でありながら、当時は周囲から噴煙が上がり、噴石も転がる荒野でした。箱根越えで最も過酷な場所「地獄」と呼ばれたそうです。その地獄を、旅人が無事通り抜けられるようにと、祈りを込めて噴石に石仏が彫られ、今もその姿を眺めることが出来ています。

ありがたい石仏です。

コロナ禍の中で、早くこの混乱が治まりますようにと、ついお祈りしてしまいました。

実は国道沿いにもあるのですが、意外と気が付かず皆さん通過しています。


【国道1号線沿いからも見える、磨崖仏二十五菩薩(東側)】

巡視は平日だった為、まだ人出は少なかったですが、途中数組のハイカーさんたちとすれ違いました。

それぞれ少人数で、皆さん気を使いながらのハイキングを心掛けているようです。

少しお話をした、よく箱根を訪れるというハイカーさん。

写真をとってもいいよ!と言われ、背中をパシャリ。

緑が本当に気持ちよさそうでした。

【鷹巣山山頂付近】

このコースのもう一つの見どころが「千条の滝」です。

【千条の滝】

昨年の台風被害で壊れた部分は修復され、今はとてもきれいです。

滝も美しいのですが、その上に大きなイタヤカエデの木が立派に育っていて、これがまた素敵。


【コゴメウツギ】

道中はコゴメウツギのかわいらしい花も、至るところで咲いていました。

まもなく梅雨、そして夏の盛りがやってきます。

箱根の山々は新たな季節に向けて、また変化をしていくのでしょう。

楽しみですね。

湖尻にある箱根ビジターセンターは、6月1日より開館しました。

駐車場も使えるようになっています。

ただし、状況が変わった際には変更がありえます。

まだまだ安心せずに、ソーシャルディスタンスと手洗いうがいを心掛けていきましょう。

箱根を訪れる際には情報を確認してからお越し下さい。

「湖尻」にある箱根ビジターセンターHP →http://hakonevc.sunnyday.jp/

今後の親しむ運動イベント情報 →http://hakonevc.sunnyday.jp/shitashimuundou.html

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2020年06月08日箱根の動物発見(5月)

富士箱根伊豆国立公園 箱根 高木俊哉

AR日記をご覧の皆様、こんにちは。

箱根事務所の高木です。

最近は雨が降ることも多くなり、春が明けて季節の変わり目を感じるような日が続いていますね。

今回は、最近行った巡視の中で出会った動物たちをご紹介したいと思います。

トカゲ

【ヒガシニホントカゲ】

歩いていると道の脇をカサカサッと動く影を見つけました。

よーく目を凝らしてみると、いました。

まだ幼体で尾が青いですね。

同じ爬虫類のヤモリと間違われてしまうこともありますが、トカゲは体に光沢があるのでそこが一番の見分け方のポイントになるかと思います。

ハンミョウ

【ハンミョウ】

青赤緑の美しい色に白の斑点、長い肢と大きな顎。

肉食で2㎝前後のオサムシ科、春過ぎから10月頃まで見ることが出来るようです。

よく地面を歩いていて、人が近づくと飛んで少し先に逃げる習性から「ミチオシエ」や「ミチシルベ」の異名があります。

この時も、少しばかり道案内をして頂きました。。。

ハンミョウ

いかつい顔をしてますね。

オオセンチコガネ

【オオセンチコガネ】

こちらも登山道の目立つところを歩いていました。

2㎝前後のセンチコガネ科、観察時期はハンミョウと同じのようです。

背面は光沢のあるブドウ色、近畿では青や緑の個体もいるようですが、

写真では色が完全に伝わらないのが残念です。

糞に集まるいわゆる糞虫なので、動物の糞を探している途中だったのでしょうか。。。

シカ

【ニホンジカ】

休んでいたのか、反芻をしながら座っていました。

カメラの撮影音に驚き、この後すぐに走って逃げてしまいました。

実は箱根にもシカがいます。

個体数増加による影響も出てきているようで、当事務所でも神奈川県唯一の湿原

仙石原湿原などを守るための対策を地域と協力して行っています。

このお話については、また次回の更新でお話しできればと思っています。

皆さんも身の回りの動物たちに思いを馳せて頂く機会になればと思います。

<ご注意>

緊急事態宣言が解除され、地域の公共の駐車場も開放されるようになってきましたが、

未だ感染症の収束にもなっておらず感染拡大の第2波も懸念されています。

県外からの来訪自粛やマスクの装着などは怠らず、一刻も早い感染症蔓延の収束と皆様

が自然に触れ楽しめることを願っております。

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2020年05月22日箱根GW明け5月の植物② (箱根地域)

富士箱根伊豆国立公園 山口光子

皆さん、こんにちは。

富士箱根伊豆国立公園管理事務所の山口です。

前回に引き続き、今回も箱根でこの時期見頃の植物を紹介します。

コロナ禍は、少し落ち着いてきたようにも見えますが油断は禁物です。

何より箱根のある神奈川県は、まだ緊急事態宣言の解除が行われていません。

駐車場が閉まっているところも多いので、もう少しご自宅でお楽しみください。

今回の紹介はこちら。

【ブナの新緑】

ブナの木が一斉に芽吹いています。実は箱根周辺には、貴重なブナ林が残っているのです。

戦後の復興時、日本では木材の需要が増えました。その時ブナの木は、木材使用には適さない(腐りやすく、曲がりやすい)と伐採され、代わりにヒノキやスギが日本の山野には多く植林されました。ブナ林とヒノキ林の違いは、時間がたった今、顕著に現れています。

【台風災害後のヒノキ林地帯】

【同じ散策路のブナ林地帯】

材木としては役に立たないといわれたブナですが、今は「森の女王」と呼ばれます。大量の落ち葉で豊かな土壌を作り、そこに植物が多く根を張ることで土砂崩れを防止したり、ブナ林全体が高い保水力を持って森のダムとなり、山全体の環境を守っていたりもします。

5月という芽吹きの季節に、ブナ林での森林浴は最高に気持ちが良いですよ。

【ブナ林】

頭上だけでなく、足元にも目を向けると。

素敵な花たちもこの季節、箱根で咲いています。

【コイワザクラ】

【チゴユリ】

ぜひ来年にはブナの新緑やこの花たちを五感で味わってもらえますように。

今はSTAYHOME、写真で癒されてください。

箱根では現在も、公共の駐車場がほぼ閉鎖されています。

期間は5月31日までですが、場合によっては延長もありえます。

ご注意下さい。

「湖尻」にある箱根ビジターセンターHP →http://hakonevc.sunnyday.jp/

今後の親しむ運動イベント情報 →http://hakonevc.sunnyday.jp/shitashimuundou.html

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