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関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

都心から近くの大自然(箱根)

2018年07月12日
箱根

関東甲信地方は観測史上最速で梅雨明けしたようですが、

箱根ではまだ雨が降る日が続いております。

そんな中、今回は貴重な晴れの日に金時山に登ってきました。

画像は公時神社方面の山頂付近から撮った写真になります。

金時山の風景

ご覧下さい。この眺望を。

中央左にグリーンの芝の様に見えますが、こちらが仙石原ススキ草原です。

秋になるとススキが黄金色に染め上げ、多くの観光客が訪れるスポットでもあります。

また、雲の配置や空気の層によって青色が微妙に違うあたりなど、初夏を感じて美しいなぁと思います。

もうすぐ山頂ですが、足を止めて思わず深呼吸をしてから出発しました。

金時山は箱根外輪山の最高峰(1212m)で10万人超の登山者がいる人気の山です。

さて今回の目的は、その金時山の登山者カウンターのデータを回収することです。

最近は雨が続いていたので、約一ヶ月半ぶりのデータ回収となりました。

こちらが実際に使っている登山者カウンターです。

登山者カウンター

登山者カウンターはバッテリーと太陽電池によって稼働します、通常は太陽で利用しているのですが、曇りや雨天時などではバッテリー稼働に切り替わります。

金時山には6つの登山口(公時神社、矢倉沢峠、乙女峠、南足柄、夕日の滝、足柄駅)があり、その中で山頂付近の公時神社、乙女峠、南足柄の3つそれぞれにルートにカウンターを設置しています。

一番人気のコースは公時神社ルートで、一ヶ月の登山者数の平均をして8,000人程が登り、特に多くの登山者が訪れるのはGWや紅葉シーズンの11月になります。

金時山の登山道では動植物との出会いに恵まれました。

シモツケ

淡い紅色の【シモツケ】

ニホントカゲ

尻尾が取れた【ニホントカゲ】

季節ごとに出会う動植物が違うので、登る度に新鮮なのも登山の醍醐味の一つですね。

富士山

雪解けをした富士山、金時山山頂にて。

7月に入って雨も続く中、富士山が見られるのは珍しい事なので、運が良かった!

ぜひ、箱根に来た際は金時山に登りにいらしてください!